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「アメリカ革命」は起こらないのか

「マスコミに載らない海外記事」より、ポール・クレイグ・ロバーツの記事である。いつもながら、こういう記事を訳してくれる管理人氏に感謝したい。
アメリカの経済的破産は明らかだし、今の社会システムではそこから脱却する可能性も見えない。ならば、ここに至った経済システムを変えるしかないはずだが、長い間の洗脳によって社会主義革命を起こすことを考えることもできない。一部の識者がアメリカの病弊を指摘しても、その「強欲資本主義」が変わることはないだろう。
つまり、彼らには「資本主義=自由主義」「自由=何よりすばらしいもの、絶対に失えないもの」という刷り込みが出来上がっているのである。だが、その自由とは、金持ちが好き勝手に振る舞えるという自由でしかなく、庶民には自由など本当は存在しないのである。政府に不満の声を上げれば、愛国者法によっていつでも「テロリスト」として逮捕でき、その場で射殺もできる。今のアメリカはそういう国なのである。
そういう点では日本のほうが、まだましかもしれない。少なくとも、何もしない人間が路上で警官に射殺されるということだけはないのだから。
しかし、それは階層化された地獄のやや上にいる人間が、下の地獄を見ての感想にすぎないだろう。今の日本は、社会格差(階級化)と貧困化がどんどん悪化しているのだから。そして、その根本原因を考えきれないほど国民が洗脳されているという点では日本もアメリカと同じである。


(以下引用)


アメリカ経済の不況は悪化しつつあるが、製造業や専門的サービス分野の、アメリカ中流階級の仕事が、外国に移され、外国人に与えられているので、そこからの回復は不可能だ。アメリカのGDP、消費者購買力も、税基盤も、ウオール街、株主や、大企業のCEO連中がもっと稼げるようにするために、中国、インドや、インドネシアに引き渡されてしまった。


外国で生産された商品とサービスが、アメリカに戻ってくると、それは輸入となる。貿易収支は悪化し、米ドルの交換価値は今後更に低下し、収入が低迷していたり、下落したりしているアメリカ人にとって、物価はあがる。


これは経済的な破壊だ。寡頭勢力が政府を支配した時には、必ずこれが起きる。経済の生存可能性を犠牲にして、有力者連中の短期利潤が極大化されるのだ。


アメリカ経済は、消費者需要で動いているが、22.3%という失業率、給与は停滞、落下し、消費者の債務負担が余りに大きいので、消費者は借金して、消費することはできず、経済を推進するものが皆無となる。


このジレンマへの、ワシントンの対策は緊縮財政の強化だ! メディケア、メディケイドや社会保障の削減、組合を潰し、仕事を海外に外注して(これは、労働力の余剰と、賃金の更なる低下をひき起こす)賃金を無理やり引き下げ、ドルを更に切り下げ、食糧とエネルギーの価格を押し上げれば、消費者の購買力は損なわれる。連邦準備金制度理事会は、札を印刷して、いかさま金融機関を救うことはできようが、アメリカの消費者を救うことはできない。


最後に、“赤字削減”に関しても、だまされているという事実に立ち向かって頂きたい。たとえオバマが、今後十年、4兆ドルの“赤字削減”策を実施したとて、現在の国債が、現在のものより4兆ドル減るということではないのだ。“削減”というのは、そうしないより、国債の増加が4兆ドル少ないということに過ぎない。どのような“赤字削減”をしようと、これから十年後の国債、現在のものよりもはるかに大きいのだ。

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金融緩和の金は社会の上の部分しか潤さない

これはこちらのブログではなく、「徽宗皇帝のブログ」に載せるような記事だと思うが、あちらは今日は二本も記事を載せたので、経済記事だが、こちらに転載しておく。まあ、いい記事だから、忘れないように保存し、皆さんのお目にもかけようということである。
まったく、崖っぷち社長という人は、物事の真実を、分かりやすく説明する天才だね。


(以下「崖っぷち社長のブログ」より引用)


よって、「通貨発行量」という意味では(補注:FRBの金融緩和によって米国は)確かにインフレに向かう。
当然のように、米ドルはさらに安値に向かって行くだろう。

しかし、アメリカ政府はその歳出の蛇口を締めさせられてしまったわけだ。
債務のやりくりはできても、そのカネは国民には向かわない。
結局、米国債の償還や利払いでカネがグルグルまわるだけのことで、焼け太るのは金融屋ばかりというわけだ。
つまり、一般国民の経済では、むしろカネが失われることばかりで、デフレに向かうわけである。

どっかで聞いたことのある話だと思った人も多いだろうね。
中央銀行が量的緩和を進めても、債券買い取りを行っても、全然デフレと通貨高が解消しない国があるだろ?
どことは言うまでもないだろうけどさ。

ずいぶん前に書いたことだが、市中のカネの量を増やせば、インフレにも向かうし、通貨の価値なんてカンタンに下がるのだ。
デフレには量的緩和、通貨高には為替介入なんてのは、まったくズレてるとしか言いようがない。

量的緩和とバラマキ大型歳出、このふたつがリンクして始めて、世の中にカネが流れ出すのだ。
国内のカネの量が増えれば、ここ数年、欧米が実証してみせたように、通貨の価値はガクンと下がる。
日本が経済問題を解決する方法はありえないくらいカンタンなのだ。

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権力に逆らう邪魔な人間は潰される

昨夜放映された「ベストハウス123」というくだらない番組がある。普段の私なら絶対に見ない番組だが、ザッピングをしている時に、たまたまメル・ギブソンの離婚の話が出ていて、しかもその「再現ビデオ」つまり、実際の事実の記録ではなく、番組制作者が事件の事実はこうであったと、俳優などを使って再構成したビデオを見て、そのあまりにもひどい印象操作に、ここには或る政治的意図がある、と思ったのでそれについて書く。

まず、メル・ギブソンという俳優についての「ウィキペディア」の説明記事を転載し、それから彼の出演映画のうち、彼が世界支配層の逆鱗に触れた2作品を紹介する。
昨夜の「ベストハウス123」では、すべて彼の離婚した妻の視点から描かれ、妻の言い分のみを事実としていたが、もちろん、それが事実かどうかなど分かるはずはない。番組で「DVの瞬間の決定的証拠」とされるものが公開されると何度か予告が出たので、いらいらしながら待っていたら、それがなんとボイスレコーダーに録音されたメル・ギブソンの怒声にすぎない。声で「暴力の事実」が分かるとは驚きだが、何と裁判所はそれを決定的証拠として、元妻の言い分を認め、メル・ギブソンは離婚裁判で敗訴したようだ。つまり、裁判所も世界支配層から意を含められていたということだ。
メル・ギブソンのDV再現ビデオも、その妻の言い分に基づいて、メル・ギブソンに対する悪意を籠めて作ったものであり、「メル・ギブソン似」の俳優が醜悪な表情で「妻似」の俳優に罵声を浴びせ、暴力をふるう有様ばかりを描いたものである。家庭内で起こった、誰も目撃者のいない出来事を「再現」できるはずもないが、番組制作者としては、要するにメル・ギブソンという俳優への反感を視聴者の心に育てて、そういう俳優が言うことやしたことは、何一つまともに聞くには値しない、と思わせればいいのである。番組中で使われたメル・ギブソンの実際の写真も、わざと彼が変な表情をしている瞬間の写真ばかりであった。
こうした「テレビによる洗脳」は珍しいことではないが、娯楽番組の中までも洗脳が入っているために、無知で、まともな批判能力の無い人間はこうした「情報」が頭の中にどんどん入り込んで、世界支配層がB層に望む「世界像」のイメージを形成していくのである。

では、メル・ギブソンについて説明する。


・まずは、メル・ギブソンの経歴と彼に対する「いじめ」を紹介する。最後にある「メル映画界復帰は絶望。キャストが猛反対」は、明らかに誰かが糸を引いている。

(以下「ウィキペディア」から引用)

経歴
アメリカ生まれだが、父親の事業の失敗で1968年に家族でオーストラリアに移住した。11人兄弟で育つ。ジェフリー・ラッシュとは大学時代のルームメイトだという。ジュディ・デイヴィスらと共にオーストラリア国立演劇学院で学び、1979年にアクション映画『マッドマックス』の主役でスターの座をつかんだ。オーストラリア映画で活躍した後、1982年にアメリカ映画初出演。『リーサル・ウェポン』シリーズなどで人気を確たるものにした。監督業にも乗り出しており、1995年の『ブレイブハート』でアカデミー監督賞を受賞している。2004年には、私財30億円を投じてイエス・キリストの最期を描いた『パッション』を製作。作品への評価は賛否が分かれたが、興行的には空前の大ヒットなった。
しかし、2010年7月、下記の恋人に対するDV騒動によりハリウッド大手の「ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント(WME)」はメルの代理人業を辞めることを発表。メルは事実上の解雇となった。また、この影響で予定されていた『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』への出演が中止になった[1]。
歴史スペクタクルを監督する際は、あまり知られていない役者を起用し、当時使われていた言語や衣装、時代考察に徹底的にこだわって制作をすることで知られるが、そのこだわりは歴史的リアリティよりも彼の個人的なイデオロギーを表現することに注がれる。そのため、アポカリプトを製作した際は、マヤ文明の研究家や関係者から激しい非難を受けた。
私生活
熱心な純潔運動家としても知られており、避妊や妊娠中絶への反対をメディアに公言している。
1979年に看護師のロビン・ムーアと結婚し、男の子6人、女の子1人の計7人の子供がいる。2006年から別居し、2009年4月離婚。その後、2009年5月、ロシア人の歌手オクサナ・グリゴリエヴァとの間に子供ができたことが発表された。2010年7月、オクサナへの暴言・暴行を行ったとされるテープが流出し、警察がドメスティック・バイオレンス(DV)として捜査を始めた。RaderOnline.comによると、オクサナの弁護士は元妻ロビンが「メルは絶対、暴力なんて振るっていないわ。結婚の最中も別れた後もね」と7月に証言したことに対して、法廷への出廷を求めているという。また、TMZ.comによると、ロサンゼルス地方検事は、メルのドメスティックバイオレンス疑惑とグリゴリエヴァのメルへの恐喝罪をセットで調査を行なう予定[2]。
また、2006年7月28日には、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊にあるマリブの幹線道路でレクサスLS430を運転中に飲酒運転および67km/h以上の速度超過などの疑いで逮捕されている。この際に警官に対し「糞ユダヤ人ども…世界の戦争は全部ユダヤ人どものせいだ」("Fucking Jews...Jews are responsible for all the wars in the world")などと反ユダヤ的な差別発言をしたとされる(Mel Gibson DUI incidentを参照)。逮捕後、ABCのTV番組に出演し「とても恥ずかしく思う。酒が入ると、物を見るときのバランスが悪くなって、間違いを犯してしまう。もう誰かを失望させるようなことはしたくない」と公式に謝罪した。なお、ギブソンは『パッション』製作時にユダヤ団体から強烈な抗議を受けていた。
双極性障害に罹っている。
資産・金銭
2010年12月、BANG Media Internationalによると、プライバシーが足りないとの理由からコスタリカに所有している豪邸を3,500万ドル(日本円で約28億7,000万円)で売りに出した。メルが所有している500エーカー(約61万2,000坪)の土地にはスタッフが常駐しており、ベッドルームが7部屋ある母屋のほか、2ベッドルームの家が2軒ある。それぞれの建物にはプライベート・プールが完備されており、ジャングルに囲まれた土地は一部ビーチにも面しているため、バケーションには最適だったが最近はパパラッチがコスタリカまでついてくるようになったという。この土地は2007年に2,580万ドル(約21億1,560万円)で購入した土地で不動産エージェントは「当初は保養地として購入したのですが、最近ではパパラッチが追ってくるようになってしまったんです」とコメントしている。メルはこの家以外にもマリブの邸宅を1,450万ドル(約11億8,900万円)で6月に売りに出している。[3]
『パッション』に関する論議
教皇空位論を信奉する、超伝統主義カトリック教徒としても知られ、その信仰の篤さは自宅近くの丘にチャペルを建設してしまったほどである。2004年2月公開の『パッション』(日本公開は2004年5月)では、イエス・キリストの処刑までの12時間をリアルに描いた。
公開前から、ユダヤ人団体などはこの映画が人々を反ユダヤ主義的な行動に駆りたてるのではないかとの懸念を表明していた。また、ネット上でも活発な論争が行われた[4]。
イエスへの拷問シーンが緻密に描かれているため、米国公開時にはキリスト教徒の女性観客が心臓発作で死亡する事件があり、また公開阻止デモが行われた。その一方で、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が「聖書の内容に忠実だ」とコメントするなど物議を醸している。
主な作品
公開年 邦題
原題 役名 備考
1977 青春グラフィティ
Summer City スカロップ 日本未公開
1979 ティム
Tim ティム 日本未公開
マッドマックス
Mad Max マックス
1981 誓い
Gallipoli フランク
マッドマックス2
Mad Max 2: The Road Warrior マックス
1982 危険な年
The Year of Living Dangerously ガイ・ハミルトン
特別奇襲戦隊・Z
Attack Force Z ポール 日本未公開
1984 ザ・リバー
The River トム・ガーベイ
燃えつきるまで
Mrs. Soffle エド・ビドゥル
バウンティ/愛と反乱の航海
The Bounty フレッチャー・クリスチャン

1985 マッドマックス/サンダードーム
Mad Max Beyond Thunderdome マックス
1987 リーサル・ウェポン
Lethal Weapon マーティン・リッグス
1988 テキーラ・サンライズ
Tequila Sunrise マック
(デイル・マキュージック)
1989 リーサル・ウェポン2/炎の約束
Lethal Weapon 2 マーティン・リッグス
1990 ハムレット
Hamlet ハムレット
バード・オン・ワイヤー
Bird on a Wire リック
エア★アメリカ
Air America ジーン・リアック
1992 リーサル・ウェポン3
Lethal Weapon 3 マーティン・リッグス
フォーエヴァー・ヤング 時を越えた告白
Forever Young ダニエル
1993 顔のない天使
The Man Without a Face ジャスティン・マクロード 兼監督
1994 マーヴェリック
Maverick マーヴェリック
1995 キャスパー
Casper 本人役 カメオ出演
ポカホンタス
Pocahontas ジョン・スミス
声の出演
ブレイブハート
Braveheart ウィリアム・ウォレス
兼監督・製作
アカデミー監督賞受賞

1996 身代金
Ransom トム・ミューレン
1997 ファーザーズ・デイ
Father's Day ピアス店の男 カメオ出演
フェアリーテイル
Fairy Tale: A True Story フランシスの父 カメオ出演
陰謀のセオリー
Conspiracy Theory ジェリー・フレッチャー
1998 リーサル・ウェポン4
Lethal Weapon 4 マーティン・リッグス
1999 ペイバック
Pay Back ポーター
ザ・シンプソンズ
The Simpsons 本人役 声の出演
2000 ハート・オブ・ウーマン
What Women Want ニック・マーシャル ゴールデングローブ 賞主演男優賞ノミネート

パトリオット
The Patriot ベンジャミン・マーティン
ミリオンダラー・ホテル
The Million Dollar Hotel スキナー
チキン・ラン
Chicken Run ロッキー 声の出演
2002 ワンス・アンド・フォーエバー
We Were Soldiers ハル・ムーア 兼製作
サイン
Signs グラハム・ヘス
2003 歌う大捜査線
The Singing Detective ギボン医師 製作
2004 パッション
Passion of the Christ - 監督
2006 アポカリプト
Apocalypto - 監督
2010 復讐捜査線
Edge Of Darkness トーマス・クレイヴン
2011 The Beaver ウォルター・ブラック 日本公開未定
脚注
1. ^ メル・ギブソン、映画界復帰は絶望的!『ハングオーバー2』への出演はナシ!キャストが大反対!シネマトゥデイ 2010年10月22日
2. ^ メル・ギブソンのDV事件、泥沼劇はいよいよ佳境へシネマトゥデイ 2010年8月20日
3. ^ http://www.cinematoday.jp/page/N0029246
^ キリスト受難を描いた映画『パッション』、ウェブ上の論争も過熱WIRED NEWS 2004年3月1日


(以上引用)


・次は「パッション」という作品についての紹介だ。メル・ギブソンが「反ユダヤ主義者」と目されるようになった作品である。これとその下に転記した「陰謀のセオリー」を重ねれば、メル・ギブソンが「ユダヤ国際資本」にとって不快な存在であったことは明らかだ。

(以下「ウィキペデイア」から引用)

ヨハネ・パウロ2世も試写を視聴し、周囲から「It is as it was(全て真実)」とコメントがあったと発表されたが直ちに打ち消された。教皇の秘書は後日、「確かに教皇はそう言われたが、単なる個人的な感想をメディアがおおげさに取り上げ、その結果映画の宣伝に誇大に使われるような恐れがあっては困るので否定した」と明らかにした。
イエスへの拷問場面は凄惨であり、観客の中には心臓発作を起こして死亡した女性もいた。日本でのレイティングはPG-12であった。
メル・ギブソンは「福音書に忠実な描写」としているが、「ユダヤ人が悪魔に挑発されてイエスの処刑を求めた」シーン等は福音書に基づくものではなく、ドイツ人修道女(福者)のアンネ・カテリーネ・エメリッヒ(1744年 - 1824年、日本ではアンナ・カタリナ・エンメリックとされることが多い)の著書『キリストの御受難を幻に見て』にしかないものであるとしてドイツ司教団などから「反ユダヤ主義に基づくもの」として批判されている。2003年12月に公開が予定されていたが、批判やバッシングを恐れて公開が延期されていたという。公開後は反ユダヤ主義という批判は沈静化した。ただイエスの描写についても凄惨さについては賛否がある。ユダヤ人を悪く描いていると欧米のメディアから叩かれた為か、イエスを預言者としては認めるが神としては認めないイスラム諸国でも上映され、好意的に取り上げられた。 この映画の上映時に言われたメル・ギブソンの反ユダヤ的志向については、上映時のユダヤ系団体からのバッシングがメル・ギブソンにユダヤ人への反発心を強め、後の人種差別発言の遠因になったともいわれる主張もあるが、ウィノナ・ライダーが既に1995年の時点でメル・ギブソンとパーティー会場で会った際にメル・ギブソン本人から「オーブン・ドジャーズ」との反ユダヤ的暴言を浴びせられた事を告白している。[2][3][4]

(以上引用)

・次は「陰謀のセオリー」の内容要約である。ウィキペデイアの下記記事では作品の雰囲気が掴みづらいが、要するに、世間で言われている「陰謀論」は、荒唐無稽な空想や妄想ではなく、まったくの真実である、という趣旨の映画だ。ここに監督のリチャード・ドナーよりも、主演のメル・ギブソンの考えが入っている、というのが私の考えだ。あるいは、この作品に出てから彼は「ユダヤ陰謀論」信奉者になったのかも知れない。いずれにしても、この作品を見てから「陰謀論こそが真実である」という考えに傾いた観客は多いだろう。そういう意味で、メル・ギブソンが世界支配層に憎まれる原因の一つとなった作品かと思われる。


(以下「ウィキペディア」から引用)

ニューヨークでタクシー運転手をするジェリー・フレッチャー(メル・ギブソン)。彼は夜な夜な、乗客たちに様々な陰謀論を語り聞かせていた。だが彼は、タクシー運転手になる以前の記憶が無い。ただ一つの記憶は、司法省(Department of Justice)の官僚であるアリス・サットン(ジュリア・ロバーツ)をストーキングし、その安否を毎日確認しなければならないと言うこと。そして彼のもう一つの顔は、毎月新たな陰謀論を発明して載せるニュースレター「陰謀のセオリー」を個人で編集・発行しているということ。
ある日、その取材のために政府ナンバーの車を尾行していたジェリーだが、それがCIAのものであることを突き止めた直後に拉致され、拷問を受ける。しかしそこで注射された自白剤により、彼の奥底に眠っていた戦闘・殺人術が目覚め、重傷を負いながらも脱出に成功する。
しかし記憶は戻らない。彼はその足で司法省のアリスに会いに行くが、そこで逮捕され、病院に収容される。アリスはCIAの医師ジョナス(パトリック・スチュワート)に同行させられ、ジェリーを取り調べるため病室に向かう。しかしアリスは、ジェリーが逮捕される前に言った拷問者の特徴(ジェリーが抵抗して噛み付いた鼻の傷)がジョナスにあるのに気づく。ジェリーの機転により、同室の患者がジェリーの代わりに死ぬ。ジェリーは急変したふりをして再び病院から脱出。アリスの車に忍び込み、二人でジェリーのアパートに向かう。
そこで秘めた思いを告白しようとするジェリーだが、そこもCIAの襲撃を受ける。しかし襲撃に備えて部屋に仕掛けた発火装置と脱出口やトラップにより、二人は脱出する。そしてアリスは、ジェリーがただの異常者ではないことを知る。だがその直後、アリスは彼のストーキング行為を知って激昂し、二人は別れてしまう。
アリスはジェリーのニュースレターの読者を調べ始めるが、一人を除いて全員が不審な死を遂げていた。そして残る一人の住所に行ってみると、そこはジョナスのオフィスだった。そこで彼女はジョナスから驚くべき事実を聞かされる。アメリカ史上有名な陰謀論「MKウルトラ計画」(CIAによる洗脳の研究)が実在し、ジェリーはその被験者として殺しの訓練を受けたこと、そして彼女が司法省に入省して以来追い続けている、判事だった父の死の原因が彼であること。
オフィスに戻ったアリスの元に、ジェリーからの誘い出しの手紙が来る。ジョナスはジェリーを捕まえるため、誘いに乗るよう勧める。だがアリスを連れ出したジェリーは、巧みに車を乗り換えて追跡を撒く。その目的は、失われた記憶を取り戻すため、最も古い記憶が残る場所、サットン判事が死んだ現場へ行くことだった。
そこで彼の死の顛末を思い出そうとするジェリー。激昂するアリス。しかしジェリーは、彼を守るためにここに来たこと、ジョナスの手下が犯人であることを思い出す。そしてそこで刷り込まれた命令が、アリスを守ることであったのも。
だが二人はCIAに見つかり、ジェリーは拉致され、アリスは逃げる。生まれ育った土地で持ち前の俊足を生かし、土地勘のない狙撃手たちを撒いてアリスは逃亡する。
アリスはジェリーを救うことを決意し、同じくCIAに協力させられていたFBI捜査官、ロウリー(キルク・カザート)の協力を仰ぐ。そしてジェリーが精神病院に監禁されていることを突き止める。突入、強制捜索を行なうロウリーとFBIのチーム。だがそこでジェリーはジョナスの凶弾に倒れる。アリスは父のみならず恋人までも自分から奪った男を、怒りを込めて拳銃の全弾を撃ち込み射殺する。
しかしジェリーは生きていた。ジョナス一味の残党全員が摘発されアリスの安全が確保されるまで、FBIの計らいにより証人保護プログラムを使って死を偽装し隠れることになる。彼の願望「彼女を遠くから見守る守護天使になりたい」は、一連の事件前よりももっと完全な形で実現することになるのだった。

(以上引用)


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自殺と他殺

コピーをしようとして、引用元を記入しようとしたら、もうどのサイトだったか忘れてしまった。というわけで、引用元を明記できないので、悪しからず。何しろ、ネタ元である「お気に入り」のサイトが無数にあるので、自分がどのサイトを見ていたか分からなくなることがあるのだ。
私は今の芸能界にはまったく無関心で、ロックなど大嫌いという人間だが、このTAIJIとかいう人物の死の記事を記録しておくのは、日本の警察や検察が、いかにいい加減なものか、あるいは積極的に悪の片棒を担いでいるかの証拠としてである。この場合はべつに政治がらみではないだろうが、芸能界はヤクザや暴力団を背後に持っており、警察がその暴力団やヤクザと癒着しているからこそ、こういう事件が簡単に自殺として処理されるのだと思う。ほんの少し前にも上原なんとかいうタレントの怪しげな「自殺」があったし、ホリエモン事件の時にも、堀江容疑者の会社重役が沖縄で不審死を遂げたが、その時も「自殺」として簡単に片付けられた。
要するに、警察が「自殺」として処理する事件のかなりな割合は「他殺」だろう、ということだ。

そういうわけで、私が死んだら、それは今のところ、「他殺」です。まあ、こんな無名人を殺しても何の得にもならないが、偉そうに公の場で社会批判をするうるさい人間はどんどん殺せ、という方針がいつ打ち出されないとも限らないから。もっとも、私はあまりこの世に未練や執着はないのだが。
子供にとっても、親は早めに死んだ方が、自立心が出ていいとも思っている。私が精神的に自立したのは、親が死んでからだった。
国家計画として、「自殺幇助機関」を作るのは、大いに賛成である。簡単に苦痛なく死ねて、家族にも迷惑がかからないなら、いざと言う時にはそこのお世話になってもいい。



(以下引用)


7月14日に米国自治領サイパン島で自殺を図り、病院に搬送後の17日に死亡したとされる人気ロックグループ「X」(現X JAPAN)の元メンバー・TAIJIの死をめぐり、不自然すぎる点が次々と浮上している。

 事件経過を振り返ると、7月11日、成田空港からサイパン島に向かう航空機の中で暴れたTAIJIを当局が業務妨害で逮捕、勾留。その後14日に留置所内のベッドのシーツで首吊り自殺を図り、病院に搬送された。16日深夜、TAIJIの母親と婚約者が同島を訪れ、取り付けられていた生命維持装置を切ることに同意。TAIJIは17日にこの世を去った。

 これがおおまかな事件経緯だが、明らかに情報操作された報道もあった。

 例えば、自殺を図って病院に搬送された際、一部では「意識ははっきりしており、命に別状はない」という報道もあったが、実際はすでに脳死状態だった。また口論となった相手も客室乗務員ではなく、本当はTAIJIに同行していた女性マネジャーのAさんだった。さらに27日発売の夕刊紙・東京スポーツでも報じられたが、首吊り自殺したと言われるTAIJIの遺体に首を吊ったら必ずできるうっ血の痕は確認できず、TAIJIの口元に粘着テープが貼り付けられたような痕が残っていたというのだ。

 これが事実なら"他殺"の可能性も浮上してくる。

 そんな中、マスコミが行方を追っているのがTAIJIに同行した女性マネジャーのAさんだ。

「事件後のAさんの動き方にも不審な点が多いんです。病院に運ばれたTAIJIさんから『俺は大丈夫』というメールが送信されているんですが、冷静に考えると脳死状態なのにメールなんて打てるわけがない。調べてみたら、AさんがTAIJIさんの携帯電話を操作して、日本の関係者にメールしていたんです。一体何のために......」(音楽関係者)

 検死結果も明らかになっていない。

「実は当局に身柄を拘束されたTAIJIさんの体から薬物反応が出たそうなんです。そのことも公表されていない」

 そう語るのはTAIJIのミュージシャン仲間だ。一説には「かなりヤバイところから購入していた」(同)という。薬物と他殺説――。そして事件後から行方をくらましている女性マネジャーのAさん。闇は予想以上に深そうだ。


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金のことは金のプロに聞け

円高になると、マスコミは必ず大騒ぎをして、このままだと輸出企業が潰れる、と声を揃えて言う。しかし円高で潰れた輸出企業などあるだろうか。日本の工業はもともと原材料のほとんどを海外から輸入している。円高になれば、原材料費が安く買えるから、有利になるはずである。もしも、海外で売った金を日本円に換えると損が出るなら、そのまま外貨で保持するか、海外での事業拡大をすればいいのである。それには円高が大きな利点になるだろう。
まあ、経済には素人の人間の意見だから、私の意見は無視していい。しかし、下記記事は、経済のプロ、というよりは金のプロ、増田俊男の意見である。円高は、まったく災いでも何でもない、むしろ慶賀すべき事態だと言うのだ。文句がある人は、増田俊男に文句は言ってもらおう。
私は、大学の先生や経済紙の記者の言葉など、まったく信じていない。彼らは、恐ろしいほどに無能なのである。彼らの言葉が当たったことは、過去、ほとんど無いはずだ。
下記記事の中で、日本国債の国内消化によって、実は政府が国債と市中金利の金利差を利用して財政赤字を軽減してきたという指摘は非常に面白い。金利など、素人にはまったく興味の無い部分だから、こういう指摘は目から鱗、という感じである。



(以下「時事直言」から引用)


何故戦後から一貫して円高が進行しているのだろうか。何故日本の国債残がGDP比200%になんなんとするのに円高なのだろうか。何故日本経済がいまだにデフレから脱却出来ないのに円高なのであろうか。本誌で何度も述べたが、国家の政策で日本の国債のほぼ100%は国民(銀行、企業、国民等国内)が保有している事実は大きな理由の一つである。つまり国際的に日本は世界最大の債権国であってアメリカのような債務国ではないということである。何より大きい理由は歴史的理由である。つまり政府と日銀が銀行、企業、国民に市場よりはるかに低い金利でほぼ100%の国債を持たせてきた国家基本政策にある。このいわば国家の国民に対する圧力(戦略)のことをFinancial Repression(日本語の正式な訳は分からない)と言う。要するに政府・日銀が国債を国民に持たせる度に市場金利と押し付け国債の金利差分だけ国債を返済したことになるのである。


この返済金資産は戦後から今日まで一切国の貸借対照表には現れない会計基準を採っている。だから国民は、日本は「借金で首が回らない」と信じこまされ続けているのである。これは明治以来の金融富国政策であり、国民から税金を取り続けるために何時までも続けなくてはならない日本の専売特許的秘策である。


市場は日本の財務省の貸借対照表より「事実」を見て動く。だから毎日、毎月、毎年円高になるのは「市場の常識」なのである。2011年も日本の輸出企業は輸出量を減らし国内にシフトしている最中に3/11となり、ありがたくも政府の30兆円規模の公共投資(復興投資)で内需が拡大されるので企業在庫ゼロのフル操業になろうとしている。そこへありがたくも超円高で超コスト・ダウン。それなのに日本の常識「円高は日本経済に悪」の声が聞こえる。
どうも何とかにつける薬はなさそうである。

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金がなければ暴力があるさ

増田俊男の「時事直言」から転載。
デフォルトというのはそういうことである。つまり、家財に赤札を貼られて差し押さえを食らっても仕方がない、という状態のことだ。借りた金を払わなければ、そうなっても当然だろう。だが、世界最強の軍事力を持ったアメリカに対して、それができるか、というのが問題だ。結局は、暴力こそが現世の真の力なのである。通常は金、いざとなったら暴力、これがリアルな現実であり、その認識が無い人間は淘汰される。だからこそ、ヤクザという商売を選択するというのは、実は非常に賢い人生選択なのである。警官もいいが、あそこは厳格な階級社会だから、不平を持つことも多い。まあ、それはヤクザの世界も同じだ。
金か暴力か、が「世間」というものだ。だから、神秘主義者のkayさんは、個人は善だが、世間は悪である、というのである。
ともあれ、米国のデフォルトは、日本が米国の経済的ご主人さまであるという事実を明らかに示す機会だが、日本人にはそういう実感はまったくない。なぜなら、政治的には米国が日本のご主人さまだからである。




(以下引用)


1945年8月15日
第二次世界大戦日本敗戦!
アメリカが同年8月6日広島にまた同年8月9日長崎に原爆を投下したことで天皇陛下の玉音放送となり日本は連合軍に無条件降伏した。
以後日本は1951年サンフランシスコ講和条約締結(発効1952年4月28日)までマッカーサー元帥を総司令とするGHQ(連合国総司令部)の支配下に置かれ日本国は主権は喪失した。


1971年8月15日
アメリカのニクソン大統領は同日突如として1オンス35米ドルで交換できた金交換制廃止を宣言。以後今日までアメリカは自国通貨の米ドルを金の担保なしに自由に発行できるようになり、世界経済はバブルとバブル崩壊を繰り返すことになった。


2011年8月15日
同日はアメリカが、今やアメリカの銀行の役割を果たしている日本と中国が総発行額の50%以上保有する米国債の利払いをする期日である。
融通手形に当たる200兆ドルを超える新規国債発行枠が議会で認められないと同利払いは不能となる。

日本は1945年の8月15日の主権無きアメリカの被支配国から、今やアメリカの債権国になり、もしアメリカが日本に利払いが出来なければ日本はアメリカを「差押え、競売」も可能な国になった。
それなのに一体日本人はどれだけ日本を誇り、また対米優越感を持っているのであろうか。
日本は事実に即していない!


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殷鑑遠からず

democracy nowというウェブマガジンから転載。動画が元になっているが、下の要約だけでも、内容は十分に分かる。
新自由主義という「残酷な資本主義」が世界にもたらす悲惨を、日本人はまだよく理解していない。この日本でも「小泉以前」と「小泉以後」では、明らかに一般民衆の生活は激変し、極度の貧困化が進んでいるのに、まだ米国のスパイ、売国奴の小泉や竹中を死刑にしようという動きさえない。それどころか、まだ小泉を評価する大馬鹿さえもいる体たらくだ。
まあ、あなたの周囲の人間に聞いてみればいい。小泉をどう思うかで、相手がB層か、まともな知識を持った人間かがわかる。
この新自由主義改革の第二弾がTPPである。これに参加すれば、日本は骨までしゃぶり尽くされるだろう。インドの悲劇は対岸の火事ではない。


(以下引用)


30分に1人が自殺:借金と新自由主義改革に苦しむインドの農民たち
タグ: インド 新自由主義 農業 遺伝子組み換え作物
放送日: 2011/5/11(水)
再生時間: 8分

驚くべき数字です。インドでは過去16年間で25万人もの農民たちが自殺しました。これは30分に1人の計算です。なぜ、こんなことが?インドの農民自殺に関する新リポート「30分ごとに:インドにおける農民の自殺、人権と農業危機」を共同執筆したスミタ・ナルラさんによると、インド農業を世界マーケットに開放した経済自由化が、大きな原因だといいます。自由化で国の農業助成が消え、農民は経費の増大に加えて収穫と利益の減少というダブルパンチに襲われています。
小規模の農家が借金地獄に陥り、絶望の末、自殺するのですが、借金で買った農薬を自殺に使うという、なんともやりきれない展開です。特にひどいのは、綿花農家。商品作物である綿花は多国籍企業による支配の影響を受けやすく、さらに遺伝子組み換え種子が導入されましたが、貧しい農民の手にはなかなか届きません。自殺は直訴の手段でもあり、農民たちは首相や大統領宛に遺書を書き、窮状を訴える最後の言葉が届くように願います。生存権や水や食物の権利、十分な生活水準や医療への権利など、政府は国民の人権危機に対処する法的義務を負っているのですが、自殺の広がりを防止する有効な対策は取れていません。多国籍企業を規制し、人権を中心にすえた農業政策の必要を、スミタ・ナルラさんは強調します。(大竹秀子)

英語スクリプトはこちら
ゲスト
*スミタ・ナルラ(Smita Narula) ニューヨーク大学ロースクールの人権グローバル正義センター(Center for Human Rights and Global Justice)研究員。"Every Thirty Minutes: Farmer Suicides, Human Rights and the Agrarian Crisis in India"(30分に一人が自殺 インドにおける農業と人権の危機)を共同執筆

字幕翻訳:大竹秀子/全体監修:中野真紀子/サイト作成:中森圭二郎

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