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Wild Magic 第一章(3)



私は彼女を雇うべきではない。彼女はまだねんねだ。この近辺には悪い噂が多いし、火の無いところに煙は立たないものだ。だが、私の魔術が夜には二人を守るだろうし、彼女は弓が使える。
「ダイネ!」彼女は呼んだ。
少女は去勢馬の耳の手当を終えた。こちらにやってくる。「はい?」
「今すぐあんたに言っておくがね、私は最近、荒野に住んで旅人を襲う怪物たちについてのたくさんの気味の悪い話を聞いている。伝説から来た話だと人々は言っている。私自身はこれまで一度も見たことはないが、それはこれからも見ないということにはならない。本当に私に雇われたいのかね」
ダイネは肩をすくめた。「そんな話は聞いてはいます。私は仕事が必要なのです、奥様。怪物に出遭うなら、出遭うだけのことです。私の家族は殺され、家は焼かれましたが、それは人間たちがやったのです」
「分かった。それなら、あんたを雇うことにする」クミールは言った。「あんたと私と私の犬で、さっき言ったように馬の群れを南に運ぼう。私は魔術の才があるから、夜には宿泊地をそれで守ることができる。一日に銅貨2枚、旅が完了したら銀2個を特別報酬に出そう。必要な出費は全部私持ち、毎日の雑用は二人で分担だ。酒や薬は禁止。私を見失って迷子になったときは、あんたは子供だから死ぬしかないよ」ダイネはくつくつと笑った。「旅の終わりには、私たちはトータールの首都に向かっていることになるだろうよ」



少女の顔が輝いた。「そこは、女騎士が王の騎士の中の第一人者であるところですか? 女の子が軍隊に入れるという、あのトータール?」
「あんたもそんな話を聞いてるんだね」クミールは呟いた。「女は普通の軍には入れないよ。女王の護衛騎士団だけだ。いったい、あんた、兵士になりたいなんて馬鹿なことを考えちゃいないだろうね」
ダイネは首を振った。「私じゃ無理だって知ってます。でも、女が騎士になれるなら、女を馬飼いやキャンプの雑用係りや、そういった仕事に雇うかも」
彼女の目は苦痛のにじむ希望に満たされた。
「本当のところ、連中は女を馬飼いに雇っているよ。少なくとも私をね。私は騎士たちの馬を担当しているのさ」
「まあ、すごい」少女はささやいた。「もしもあなたが私を王宮に連れていってくれるなら、私、何でもします」

 


オヌアはダイネの熱意に打たれて、その肩に手を置いた。「大丈夫さ。うまく行かなくても、何かの仕事には就けてやるよ。お前を立ち往生させるような目には遭わせないから。それで安心できるかい?」
ダイネは元気よく頷いた。「ええ、オヌアご主人様」
オヌアはたこのある手を差し出した。「なら、握手しよう。で、私を『ご主人様』なんて呼ぶのは無しだ。私の名はオヌアだからね」
ダイネはこの女性の力強い手を同様に力強く握り返した。「クミリ・ラデーのオヌア・チャムトングでしたね」彼女は言った。「私、覚えてます」
オヌアは微笑した。「たいへんよろしい。さて、あんたの馬は他の馬と一緒でいいのかい?」
「そうしない理由はありませんわ」ダイネは荷物と鞍をクラウドの背中から降ろした。

「お前さんのものを私のものと一緒にしておきなさい」オヌアは片隅に積まれたものの上にかかっている粗布(注:カンバスのことだが、カンバスの訳語は「帆布」となっており、ここではふさわしくないので「粗布」と訳しておく。「カンバス」というカタカナ語は使いたくないので。)を指さして言った。「そこなら安全だ。このポニーたちは番犬よりマシさ」
ダイネはクラウドを囲いの中に導き、自分の荷物をオヌアの荷物と一緒に保管した。荷物を置いてきた時には、クラウドが黄色い種馬に噛み付こうとし、純血種の鹿毛の雌馬を蹴ろうとしていたが、それをあやうく止めた。「行儀よくしなさい」彼女は命じた。「私がそう言っているのよ」
クラウドは耳を後ろに振り、後ろ足を試すように持ち上げた。ダイネは身をかがめ、馬の耳に何かをささやいた。雌馬は鼻を鳴らし、四つの足を揃えて立ったが、その様は、まるで自分は夏空のように罪は無い、と言いたげであった。
「何て言ったんだい」オヌアは少女を囲いから出しながら尋ねた。
「肉饅頭を作る男に売り飛ばすよ、って言ったの」


オヌアはくつくつ笑った。「それは私の母がよく私を脅すのに使った文句だよ。さあ、あんたと私の犬のタホイを引き合わせようかね」彼女は指を唇に当て、口笛で二つの短い音を出した。大きな物体が囲いの後ろの壁から飛び出してきて、ポニーたちの間を、その蹄や歯を、やすやすとかわしながらやってきた。柵の上を軽々と飛び越え、オヌアの足に体をこすりつける。自分の主人の尻までと同じくらいの高さで、灰色の巻き毛で包まれている。
「ポニーとほとんど同じくらい大きいのね」ダイネは掌を広げて差し出した。犬は機嫌悪そうに唸り声をあげ、彼女の指を嗅いだ。

 














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Wild Magic 第一章(2)

「私は馬たちを買っている。助手がいたんだが、そいつがここのある馬商人に、いい条件を提供されて、そこで働くことになり、彼を呼び戻す気にもならなかったんだ。もしお前さんが雇われてもいいというなら―まだ雇うとは私は言ってなかったが―お前さんは、私がこの馬たちを南へ連れていくのを手伝うことになる。3週間の旅だ。どつぼにはまらなければね。追いはぎに襲われたりせずに、他の連中より先んじて次の市にたどりつければってことだ。あんたと私と私の犬のタホイだけの旅だ。さて、囲いの中に入ってみてごらん。あんたが馬たちをどう扱うか見せてもらおうじゃないか」
ダイネは自分の雌馬、クラウドを振り返って見た。「そこにいるんだよ。他人なんかを噛んじゃだめ」彼女は厳しい口調で言って、囲いの柵をよじ登り、囲いの中に入った。
この哀れな娘は長い間一人だったのだろう、まるで馬が返事をすることができると信じているみたいに、馬に話しかけるほどに。オヌアは考えた。そして、柵の上に腰を載せて座った。



ポニーたちはダイネが彼らの間を歩いていくのを見守った。耳は後ろに倒して。彼女の近くにいる馬は彼女に噛み付くべきか、蹴るべきか迷っているように見えた。
その群れの王である黄色い種馬が小股に彼女の背後に歩み寄ったとき、少女は振り返って、その馬の鼻づらの下に両手を置いてその顔を持ち上げ、じっと見た。「だめですよ、旦那」彼女は強く言った。「私は騙されはしません。私は人間だけど、馬鹿じゃないです」種馬は後ずさろうとした。彼女は力づくに馬を跪かせ、その鼻孔に息をそっと吹き込んで彼女の匂いを覚えさせた。馬は足を引きずり、もじもじして、それから、降参の印に頭を下げた。
馬の主人たちだ、とオヌアは思った。彼女は馬の王への主導権を確立し、群れ全体への支配権を手に入れた。



馬たちを扱ってきた長い年月の間、彼女はこんな様子を見たことはなかった。この特別な血統の品種は激しやすいことで有名だったのだ。(彼女がそれらを買った理由の一つは、彼女の雇用者のためだった。)オヌアはこれまで馬との和平を達成してきたーある種の和平を―彼女の強さと、機知と、賄賂で。すべて、馬を扱う民はそんな風にやるものだ。ただこの子供だけは違った。ダイネはまるで彼女自身がポニーであるかのように、あの種馬に接した。より上位の馬として。
彼女は自分の家族のことでは嘘は言っていないし、逃亡者でもない―ただ、嘘をついたのは年齢のことだけだ。仮に私が彼女を放り出したら、彼女は面倒に巻き込まれるだろう。こうした可愛い娘を狙っている追いはぎはあちこちにたくさんいる。旅の道はそれほど安全ではないが、それが何だ?
彼女は少女がポニーたちの背中をなでながら、その間を動くさまを見ていた。ポケットから出したリンゴや砂糖のかけらを馬たちに与えている。彼女がこうした普通のやり方で動物たちを扱えるのを見て、オヌアは喜んだ。あの種馬を扱ったやり方は、一度見ればもうたくさんだ。


「乗れるかい」彼女は呼びかけた。
ダイネは柵の傍まで来た。「少し。鞍はあまり使わないけど、鞍にも乗れるし、餌の面倒も見られるよ」(訳注:look after tackが意味不明なので、こう訳しておく。)
「狩りや魚釣りや獲物の追跡はどうだい」
微笑が顔に灯ったが、その顔はあまりに細く、目はあまりに疲れている。「全部できるよ。しなければ、ここまで来られなかったし。ここまで来る間に出遭った人たちは信頼できそうになかったし、中には追いはぎのようなのもいた」
ダイネが柵の横木によじのぼると、その目に影が戻った。悲しみの影だ、とオヌアは思い、怒りを感じた。「もう、こんなことはうんざりかい?」
少女は首を振った。「私は油や綿布を持っているよ。『いちご』には耳ダニがいる。それほどひどくはない。―今、取ってやれば、群れ全体には広がらないと思う」



「どうして私は信頼できると思うんだい」
ダイネは肩をすくめた。「信頼してはいないよ。あなたは私を信頼できるって、どうして思えるの?」
「そいつは冗談なのかい」オヌアは厳しい声で言ったが、その目は笑っていた。彼女の最近の二人の助手にはユーモアのセンスは無かった。
ダイネは彼女に素早く笑いかけ、囲いの中によじのぼって入った。その手には陶器のビンと綿布を持っている。オヌアが驚いたことには、去勢馬の『いちご』が少女の傍に踊るような足取りでやってきたのである。もしも誰かがその朝に、彼女の受託馬の一頭が、自ら耳掃除のために誰かに頭を下げるだろうと言ったら、彼女はそいつ自身が病気だと笑い飛ばしただろう。

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第一章 ポニーを連れた少女(1)

最初に言っておくが、これは第一稿というか、未定稿であり、後で訂正すべき部分はたくさんあるが、その部分もそのままにしておく。そういう推敲課程も記録しておくわけだ。(夢人)
各部の間の空白部は原書のものではなく、翻訳の都合上空いたもの。決定稿ではその空白は無くなる予定である。



第一章 仔馬を連れた少女 2016/04/21 (Thu)


毎年、三月の終わりには、ガラの首都クリアでは大きな市が開かれた。東の国々の、彼女以外の数千もの人々と同様に、オヌア・チャムトンもそこに仕事のために行った。仕事とは、彼女の場合は仔馬たちを買うことである。この年は彼女はほかの交渉ごとがあり、それはうまく行かなかった。市に滞在した50日めの日の暮れるころには、彼女に必要な助けはもはや得られないように思えた。力になる人もなしに、彼女の家畜たちを南まで連れていくことになるのは、面白くない展望であった。 
「あのう、馬買い人のオヌアさんですか?」そう話しかけたのは、内気で田舎育ちに見える一人の少女だった。「あなたが人を雇うつもりだと聞いて。私は―」少し間を置いて、彼女は続けた「動物を扱うのがうまいんです。どんな動物でも」彼女はオヌアが彼女を観察する間、待った。緑に染めた羊毛の服を着て、スカートは長靴とレギンスが見えるくらいの短さだ。巻き毛の髪は頭巾で巻かれて、その余りが細い肩にかかっている。柔らかでふっくらとした唇が、彼女の繊細さを示している。顎はしっかりとしている。背中には矢の入った箙を負い、手には弦を外した弓を持っている。



(追記)別の場所でも書いたが、「仔馬」は「小型馬」の誤り。つまり「ポニー」である。固有名詞以外はなるべくカタカナ語を使いたくない(そうするとファンタジー性が薄れる)ので、つい「仔馬」と書いてしまった。いずれ全体を見直すまでは、そうしておく。今は、訳しながら考える、というその過程そのものを重視して、そのままにしておく。




「それはあんたのかい」馬買い人は弓を指差して言った。
灰青色の目が閃いた。「これ以外に持ち歩くやり方、知らないんです」
「ふん、弦をかけなよ」少女は言われてためらった。「そう思っただけさ」オヌアはからかうような口調で言った。「で、本当はいったい誰のだい」
少女は巻かれた弦糸を帯の間から取り出した。楽々と弦を弓の一方にかけ、足の前でもう一方をかける。弓の弦の一方を上げ、もう一方まで下げ渡して弦をきれいに張る。弦のかかった弓を彼女は握って体の横に持つ。二つの指で弦を耳のあたりまですらりと引き、射る姿勢を見せた。オヌアは、この少女が射手の篭手をはめているのに今気づいた。
「今は矢は箙の中だけど」少女はゆっくりと弦を射放しながら言った。「的が何だろうが、確実に射るよ」
オヌアはにかりと笑った。「感心したよ。私じゃあ、弓をそんなに大きく引けないね」


少女は弓から弦を外し、それを巻いて帯の間に収めた。「私もよ。最初は。これ、解体したの。でなければ、今でも引けなかったでしょうね」
「十字弓(クロスボウ、弩)だったの?」その質問はオヌアが意識するより先に口から出ていた。(この娘は雇いたくない。彼女をその母の元に送り返したい。彼女は家出娘に違いない。)
「ええ。奴らが来るの―」何かが彼女の目の中で羽ばたいた。彼女は下を向いた。「いえ、来たの。山賊たちが。私は羊たちを見ているしかなかった。だから、十字弓と長弓と投石器のやり方を習ったの。」―かすかな笑いが現れた。―「自慢しているんじゃないのよ」
(山賊たちが来たー)オヌアは考えた。(「来た」と言い換えたのは、彼女が家を離れるのは少しの間のことだと私に信じさせたいからだろうか、それとも家がもう無いからだろうか)
何物かがその少女の側に現れ、大きな茶色の目でオヌアを胡乱げに見た。毛に覆われた、山岳地特有の小型馬である。(訳者注:この章の題名にうっかり「仔馬」と書いたが、原語の「ポニー」は小型馬であり、仔馬とは別なので、今、訂正しておく。前に書いた部分の訂正は、気が向いたらする。)鉄灰色の雌馬だ。肉付きがよく、毛並みもよく手入れされて、荷物二つは容易に運べそうだ。




「あなたの?」少女は頷いた。「いくらの値で売るの?」オヌアは小型馬で一杯の背後の囲いに向かって身を動かした。「私は市にいるんだからね」
「私はクラウドを売れません。彼女は家族です。たった一人の」再びオヌアは悲しみの閃きを見たが、それはすぐに脇に押しやられた。
「あんたの名前は何かね」クミール(訳者注:何を意味するか不明。魔術的な何かだと思う。あるいは、「クミール」と「目の光」は同一かもしれない。)が小袋の中で彼女の指にくっつき、「目の光」と呼ばれる粉を探らせた。
「ダイネです。奥さん」柔らかな声が返ってきた。「ベラリダイネ・サッラスリ」
「目の光」はオヌアが自分の魔術の才を使うときにはその指を痒くした。「いま何歳だね、ダイネ」
「十五歳です」オヌアだけに見える赤い炎の輝きが少女の顔を取り巻いた。この嘘は悪い嘘ではない―顔をしかめるような気持ちで馬買い人は考えた―彼女はそう言うべきだと街路で学んだのだろう、だが、嘘は嘘だ。彼女は13歳ほどに見えた。




「どこから来たの?」
「スノウスデール、北の方。二週間ほど歩いたところ」
赤い炎は見られなかった―彼女は本当のことを言っている。オヌアはため息をついた。「あなた、逃亡者? 家から、あるいは悪い主人から」
「いいえ、奥様」柔らかな唇が震えた。「私には家族はいません。クラウドだけです」
今度も赤い炎は見えない。オヌアは手から粉を払い落とした。「私はオヌア・チャムトン、クミリ・ラーデーの」
ダイネは困惑した表情になった。「ク、ク、―何?」
「クミールは東に住む人々よ。ラーデーはクミリ部族の、1支族の名前」ダイネの困惑は少しだけ和らげられたようだ。「気にしないで。あんたは動物を扱うのが上手いと言ったね。こっちへ来な」彼女は少女を自分の囲いへと導いた。その中にはさまざまな色とさまざまな大きさの27頭の毛深い小型馬が動き回っていた。

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ワイルド・マジックについて

数日前に作った別ブログに書いている、「ワイルド・マジック」というジュブナイル(青少年向け小説)の翻訳を、ここにも載せておく。パソコンの調子が悪いうえに、ブログはサーバーや政府(世耕グループ)の意向でいつ、無断で閉鎖されるか分からないから、危険を分散しておこうというわけだ。せっかくやった頭脳労働(というより遊びだが)を無駄にしないためである。
まず、前置きだけ転載し、その後は少しずつまとめて転載する予定である。あらかじめ言っておくが、いつ突然終わりになるか分からない企画であり、そもそも、下の記事にあるように、物語の後半部分を私は持っていないのである。だいいち、原作も、4部作の第一作だけ書いて、他のシリーズに浮気して、こちらはほったらかしのようだ。まあ、田中芳樹的な作家ではないかww ならば、その第一部の、そのまた一部だけ紹介しておくのも、タモラ・ピアースとやらいう作家の日本での宣伝になるだろうから、著作権のことは大目に見てもらいたい。日本での翻訳者に私を指名するなら、それも考慮します。まあ、いつこちらが死ぬか分からないが。




「ワイルド・マジック」 前置き 2016/04/21 (Thu)
Tamora Pierceという作家のWild Magic (The Immortals Book 1)というのを、いい加減に、辞書もろくろく引かないで訳してみる。つまり、分からない単語や文は、適当に自分で創作するわけである。それなら、著作権にも抵触しないだろう。
タモラ・ピアースは、おそらく英国の児童文学者かと思うが、日本ではあまり知られていないのではないか。さきほどネットで少し調べたが、「女騎士アランナ」というのが知られているようだ。
実は、少し前に英国旅行をしたとき、そこのホステルの本棚に、破れて後半の無いこの本があったので、それを勝手に貰って帰ったのである。私は英語は喋れず、読めないのだが、少しだけ理解できる部分だけを読む限りでは、何だか面白そうだし、後半部分が破れていて読めない、というのも気に入った。
最初に地図があり、「トータール」という国が舞台らしい。海に面した国で、首都あるいは話の中心らしい町はコルス、海岸の町だ。その西にエメラルド・オーシャンという海が広がり、トータールから少し離れた西南にコパー諸島というのがある。
まあ、舞台説明は、小説自身の中でも行われるだろう。それでは、次回から始める。


(4.22追記)ウィキペディアから、この作品の表紙の解説を転載しておく。私が持っている断片には表紙は無かった。なかなか面白そうな表紙である。弓を引いているのは少年ではなく、少女。主人公である。作中ではズボンではなく、レギンスの上からスカートをはいている。レギンスとは何かは私は知らない。馬も、この絵だと普通の馬だが、作中では小型馬、ポニーである。作者は英国ではなく米国の人らしい。まだ最初の3ページしか訳していないが、これから城や竜がでてくるようなら楽しみだ。後ろの海がエメラルド・オーシャンだろうか。


The Immortals - Wild Magic.jpg
Original Simon & Schuster/Atheneum U.S. hardcover of the book featuring the title character





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HN:
酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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