もっとも、最初の文章もそれなりに理屈は通っている。
私も「挨拶文化」を全肯定はしないが、「挨拶」だけで国別の価値観をすべて断じるのがおかしいのである。欧米は基本的に「個人主義」「能力主義」だから、挨拶をさほど重視しないというだけのことだろう。
後で、欧米的思考の本質である「合理主義」と「還元主義」(の欠点や欺瞞性)について考えてみる。あるいは、そこに欧米の衰退の本質があるかもしれない。まあ、基本的には「個人主義=利己主義」が問題だと思う。とすれば「挨拶」は「集団主義(和をもって尊しとなす)」の一面であり、完全否定はできないだろう。
(以下引用)
anond:20250608112910
■あいさつ文化って本当に必要か?
あいさつをしたつもりだったけど、はっきりしてなかったから無視されたと思われて、キャリアが危なくなったとか不合理にも程があるだろ。
そういうことがあるとあいさつは自分がはっきり伝わるようにみたいな変な慣習が出来て挨拶まわりだけで無駄な時間使うみたいなことが起こる。
基本をあいさつなしにして、用事あるなら話しかけるをデフォにした方が絶対効率いい。そもそもあいさつを上下関係の序列をはっきりさせるためにやらないきゃいけない儀式にするとかは論外。
追記
お前らが大好きな欧米じゃ、朝の挨拶なんて目が合った人とHiで終わり。さっさと仕事始めるのが普通で、頭下げて回るとか時間の無駄でしかない。
むしろそういうのを重視しすぎると、あっちじゃ逆に「中身スカスカだから媚びてんのかな」って思われる。
成果とか信頼とかで評価される社会と、挨拶の声の大きさとかタイミングで人間性までジャッジされる社会。どっちが合理的かは言うまでもないよな。
で、日本の場合はそういう礼儀の型だけでマウント取ってる人が一定数いる。挨拶ひとつで「社会人失格」とか言ってくるタイプ。でもさ、だいたいそういう人に限って仕事自体は大してできなかったりするんよね。やたら丁寧なだけで、判断遅いしレスも遅い。
あと念のため言っとくけど、これは挨拶ができないって話じゃない。挨拶文化そのものが不合理すぎるって話をしてる。
なのに勝手に「こいつ挨拶すらできないんだな」って早とちりして噛みついてくる人、だいたい地雷踏んでる自覚なさそうで怖い。そういう人って、仕事でも空気読みすぎて判断ミスったり、無駄な軋轢生んでそうなんだよな。
ぶっちゃけ、どうでもいい形式にこだわって、他人のアウトプットより先に態度を見てるような人たちが、生産性落としてるんじゃないの。
こっちは成果出すために働いてるんであって、挨拶の品評会してるわけじゃないから。
米のヤバさも欧のヤバさも周知となったここ数年。"欧米が〜"なんて下手に使うと情弱にしか見えなくなったよね