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イスラエル問題はやがて「噛み砕かれる」か

「混沌堂主人」こと戴晋人氏のNOTE記事で、興味深い。氏は私とは天皇という存在について正反対の立場だが、氏のブログ「混沌堂主人雑記(旧題)」は実に目配りが広く、また他のブロガーが目を向けない方面にも目配りがあっていつも利用させてもらっている。ただ、記事タイトルが、いつも記事内容とはまったく無関係の天皇攻撃であるのはいささか辟易する。
記事中の「辛いぜ行こう」、じゃない、「火雷噬嗑(からいぜいごう)」は、「困難を嚙み砕く」が主意だと思うので、案外、世界の不幸と悩みの種だったイスラエルとアメリカが噛み砕かれるのではないか。
既に、プーチンはロシア政府の会議でパレスチナ側に立つことを表明したようだ。で、中国もアメリカ(その手先の日本や台湾)とわざわざ戦争をしなくても、ドル崩壊でアメリカは自滅すると予測されるし、イスラエルもこの非道義なガザ虐殺で世界に支持者を失っただろう。つまり、西側諸国(日本含む)はまとめて没落する運命であり、その泥船から日本が脱出できるかどうかが今の国家的課題である。


(以下引用)容量オーバーなので、末尾の変爻解説と途中の引用記事は割愛する。本文の空白の多い(容量を食う)部分も割愛。

世界は、すさまじい動き。易がつぶやく話・・。

戴晋人{遍照飛龍}
2023年10月23日 10:27


ちょ~と、易に今の世界情勢を聴いてみた。

「現今のイスラエルのガザ侵攻の世界情勢は、どうなの」

中ゼイ法で、やってみました。


火雷噬嗑  の 初爻 と 上爻 

 



初爻 校を履きて趾を滅す。咎なし


下の変爻は、大概「庶民・小人」を表します。


なので、これは、今の一般大衆。


王小人さんのツイートを見ても、そんな感じになるのかも・・・て予感。






単純な「自由と人権」て訳では無くなる。けど「咎なし」てことらしい。


緩いけど完成された「管制」が働く社会への移行かも?



「火雷噬嗑」とは「障害を打ち砕いて和合一致させる道」について説かれた卦(か)



と言いますから。



上爻 校を何いて耳を滅す。凶

易での上の変爻は、主に「支配層・指導者層・セレブ」を意味することが多い。


ので、これが、支配層・セレブ。






「火雷噬嗑」とは「障害を打ち砕いて和合一致させる道」について説かれた卦(か)ですが、それぞれの爻の意味としては「罪人」と「罪人に刑罰を与える役人」として書かれています。
罪人を裁いて(障害打ち砕いて)、平和的にする(和合一致させる道)のが火雷噬

の卦ですから、なんら違和感はありませんね。
そんな中この上爻は「相当な悪行を積み重ねてきた罪人」です。
ですので耳まで見えなくなるほど分厚い首かせを付けられてしまったのです。
改心のチャンスもことごとく受け入れず、ここまで来てしまったような者ですから、当然、凶であるべきなのです。




本当に「相当な悪行を積み重ねた罪人」なので、耳も首も失います。



変卦は、

雷地予

実は、これは諸葛孔明が南征の時に得た卦でもあり、吉祥のはずだけど・・




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再々掲載「ウクライナ戦争の今後を易に問う」

2022年6月、つまり1年以上前の易占「ウクライナ戦争の今後を易に問う」を再掲載する。厳密には同年3月の易占の再々掲載であるが、見事に当たっているようだ。私の易占(占断)は、希望的観測が多いので、当たらないことも多いが、これは珍しく当たっていると思う。まあ、易占が当たっているというより、解釈が妥当だっただけである。ウクライナ戦争はもはやNATO対ロシアの戦争になっており、つまり東西の戦争なのだから「この戦争は世界に拡大する」という解釈は「当たり」だろう。

(以下引用)

再掲載「ウクライナ戦争の今後を易に問う」

ずっと前に書いた「ウクライナ戦争の今後を易に問う」(3月2日掲載)という記事だが、再読するとなかなか面白いので再掲載する。八割がた当たっているのではないか? 私は頑固な平和主義者だが、「この戦争は正しい戦争である」という意見は変わらない。ウクライナの人にとっても正しい戦争なのである。つまり、キエフ政権(ネオナチ政権)の暴政・悪政から国民を解放するための戦争なのだから。

(以下自己引用)

ウクライナ戦争の今後を易に問う

ウクライナ戦争は、下手をしたら全世界に影響を及ぼす可能性も高いので、易に問うてみた。すると、驚いたことに、易の卦の中で唯一「戦争の卦」である「地水師」が出たのである。
問いは「世界にとってのウクライナ戦争の今後」である。
本卦は、「師は貞(ただ)し。丈人に吉。咎なし」である。
つまり、「この戦争は正しい戦争であり、冷静な判断力のある者(丈人、長老)には吉で、咎はない」ということだ。
ただし三爻は、「師あるいは屍を載す、凶」である。つまり、この戦争では死者が出る、ということで、当たり前と言えば当たり前だが、「世界にとってのウクライナ戦争」を問うたのだから、この戦争は世界に拡大する、ということになるのではないだろうか。
救いは、伏卦が「天火同人」で、和睦の卦、三爻の変爻が「地風升」で、世界はこの後繁栄に向かう、と判断できることである。(升は「昇」と同じで上昇を表す。)
つまり、この戦争が「第三次世界大戦」となっても、それによってDSのグレートリセットが頓挫し、全世界が「人口削減」と「奴隷化」から救われるのではないか、と私は判断する。ある意味、「世界を救う戦争」である可能性がある、ということだ。少なくとも、これで新コロ詐欺はほとんど中止されているという現実がある。欧州のワクチンパスポート停止は、ウクライナ情勢を読んでのものだった、ということだ。日本は蚊帳の外だから、まだワクチン接種推進などやっているがwww

ついでに、「日本にとってのウクライナ戦争」を占ってみたら、「天地否5爻」であった。「否」は八方塞がり的な悪卦だが、5爻は、「否を休(や)む」で、その状態もまもなく終わる、ということである。伏卦は「地天泰」、5爻の変爻は「火地晋」で、どちらも良卦。まあ、安部菅時代の、いや、小泉以降の日本社会の悪化もまもなく終わる、と解釈しておく。ただし、ウクライナ戦争に関しては日本はアメリカの手下となるわけだから、当然被害も受けることになる、ということである。下手をしたら自衛隊の海外派兵もあるだろうし、経済的にも大出費を強制されるだろう。すると、増税や、年金支給の減額などがありそう
とりあえず、参議院選で自公維勢力をできるだけ減らし、改憲をストップするのが大事だろう。

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来年の日本国民の運勢

来年、2023年の日本国民の運勢を易占してみたら、「雷沢帰妹 初爻」と出た。「往けば凶、宜しきところ無し」という卦辞で、あまり景気がよくない卦だが、この「往けば」というところが問題で、あまり積極的に何かをするのはお勧めできない、ということだろうか。そして、初爻の辞は「味方を連れて行けば、災いから逃れられる。びっこでも歩ける。往けば吉」と、本卦と反対である。まあ、「日本国民の運勢」という聞き方が悪かったかもしれない。曖昧な内容だ。
で、伏卦は「風山漸」という漸進の卦、初爻を反転させた変爻は「雷水解」で、困難事は解決するという良卦なので、あまり心配する必要は無さそうである。

(「高島易断」から転載)


雷沢帰妹 ■■


十円の表 十円の裏  百円の表 百円の裏



○沢の上に雷(かみなり)有るは帰妹なり。君子以て終りを永くし敝(へい)を知る。


占)為す事が正しくないので、弊害が発生する時。それゆえ、感情に任せて野心を起こしてはならない。


○小人に権力を握らせてはならない。小人の動きに警戒して、被害を蒙らないように防止策を講じるべきである。 ○何事も慎み深く始めて、終わりを考慮して弊害を予防すべきである。以上を怠ると、危険な事態を招き寄せることになる。 ○夫婦が不和になる時。 ○私利私欲に囚われやすい時。 ○妾を囲う(一義的な事よりも二義的な事)にはよい時である。 ○男女関係が乱れる(守られるべき規則を守らない)時である。


○何事も目先は良好だが、最後は凶運を招き寄せる。


○相手に何かを勧誘しても、相手は拒んで逃げ去ろうとする。


○喜んで動いて不正を犯しかねない。仲間割れや謀反行為があり、何事も調和できない時である。 ○やる事、為す事、最後の最後には失敗する。


○物価は始め下がって、その後は上昇する。 ○売買行為は勘違いによる間違いが起こる。


 


初九 ■■■●


○初九。妹(いもうと)を帰(とつ)がするに(てい)を以てす。跛(あしなえ)能(よ)く履(ふ)む。征(ゆ)きて吉。 ○妹を帰(とつ)がするに(てい)を以てすとは、以(もっ)て恒(つね)あるなり。跛(あしなえ)能(よ)く履(ふ)む。吉とは、相(あい)承(う)くるなり。


占)自分は付き人として正妻に付き従う時と認識すべきである。陽爻陽位で才能に秀でており、高邁なる志を抱いている。だが、慎み深いので表にはそれを現さない。従容として目上の人の命令に従い、丁重に事を進める。足が不自由な人のように丁寧に事を進める。以上のようであれば、多くの人々から信用を得て、大事な仕事を任されるようになる。温和にして幸福を招き寄せる時である。


○一緒に行動した人は全員失敗しても、自分一人は免れる時である。 ○颯爽と進み行きても盛運を招き寄せる事はできない。出世できても大した地位は得られない。何事も上官の命令に従うべきである。 ○女性として賢くあることが求められる。


○才能は乏しいが、仕事は一生懸命やるので、過ちは起こさない。足の不自由な人がじっくり物事に取り組むような時である。

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再掲載「日本の今後を易に問う」

7月28日の「易に問う」記事を再掲載する。
ほぼ当たっているのではないか。自民党の内部浄化は遅々としているが、安倍射殺によって社会が完全に覚醒し、マスコミが自民党腐敗の「事実」を少しずつ報道し始めたというのが物凄く大きい。すべて、山上烈士の功績である。

(以下自己引用)

「地雷復」=日本の復活。安部の死で、日本は健全化の道を進むだろう(補足あり)

久々に易を立ててみた。占ったのは「安倍がいなくなった後の日本(はどうなるか)」である。
出た卦は「地雷復5爻」で、艱難に満ちた時期(安倍時代)の後の卦としては最高である。

本卦は「復は亨(とお)る。出入疾無し。朋(とも)来るに咎なし。反復のその道、七日にして来復す。往くところあるに利(よろ)し」で、5爻は「敦復、悔いなし」である。「敦」は「厚い、手厚い」の意味。つまり、日本社会の回復は厚いものになる、ということだろう。
本卦の解釈だが、「亨(とお)る」は、日本国民の願望(日本の健全化)が通る、実現するということである。「出入疾なし」は、「日本」を主体として判断すれば、「外国との関係は上手くいく」、となるか。つまり、日中戦争の可能性は、安倍の死によって遠のいた、と私は占断する。高市やヒゲ佐藤あたりがいくら騒いでも、安倍の正体が全国民にバレた今では何の力も無いだろう。岸田も馬鹿でなければ、この状況で改憲に突進することはしないと私は見る。「台湾有事」とか「軍備増強」とかの馬鹿言説は力を失うだろう。「反復のその道、七日にして来復す」は、「日本の回復」はゆっくりと進む、ということだろうか。いきなり、野党が政権を取るというような、過去の民主党の奇跡のようなことは起こらないだろう。つまり、「自民党の内部浄化」が進む、と私は見る。その結果、(自民党内の屑議員が淘汰されて頭数的には)与野党の差が縮まり、権力者(与党)が謙虚に行動するようになるのではないか。公明党も、統一教会と同一視されないように、安倍路線(改憲路線)から距離を置くだろう。「往くところあるに利(よろ)し」は、日本を良い方向に変えていくいい機会だ、ということだろう。


(混沌堂主人が私のこの文章を引用して補足してくれたので、その一部を転載する。)
先に私・酔生夢人の解説を加えれば、私は「日本」という国の今後について占い、下の占断は個人についての占いという違いはあるが、日本を擬人化したら下の説明となるわけだ。ついでに言えば、「地雷復」は、初爻が陽である以外、その上の爻はすべて陰であるという卦である。つまり、「闇の中に最初の陽の光が見えてきた」状態であり、全体的には「雷」というエネルギーはまだ「地」の中にある状態でもある。だから世界(日本全体)が明るくなるのは時間がかかるわけである。で、下の解説は個人を占ったものだから、昔の人の占断らしく「徳」を重視した解説になっているが、それは実は国家でも同じであり、国家(政府・社会)が徳(道徳性・善性)を失ったら、すべてが闇の世界になるのである。それが、「新自由主義」世界だ、というのは私の考えである。「カネのためなら親でも子でも殺す」社会である。竹中平蔵のような人間が権力者の陰から国を支配する社会だ。原動力に「カネと盲信の違い」はあるが、性格的には統一教会と新自由主義集団は同じである。山上氏の家庭崩壊は、まさにその「闇の世」の代表的事例であり、そして山上氏の「その一発」が、闇の中の最初の曙光なのである。
(占例)某局の局長がやって来て、運氣を占ってほしいと請うたので、占筮したところ、復の五爻を得た。
易斷は次のような判断であった。
復は雷が地中にある象(かたち)、動き始める前の静けさの段階である。それゆえ、この卦を復と名付ける。
これを人間に当て嵌めれば、世知辛い社会の情欲に染まった人が、ひとたび悟るところがあって、本来具えている善き性質に復るということである。
今、占筮して五爻を得たので、自ら德を修めることを行なうべきである。多くの人が、そのようなあり方を支持するので、人として德を修める大義を保持すべき時である。
いやしくも人の上に立つ者が、志を清廉にして、公正に進む行く時は、多くの人がその姿を見て、自らのあり方を反省するのである。これを「敦(あつ)く復(かえ)る。悔いなし」と言う。
この爻を得た時は、自ら至誠の心を大いに発揮して、善き行いを実行するべきである。

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岸田総理よ、「霜を履みて堅氷至る」だよ

今、一番大きな問題は、岸田政権が安倍・統一教会問題を無視して逃げ切ろうとしていることだが、そこで「岸田政権の今後」を易に問うたところ、「坤為地初爻」という卦を得た。「坤為地」は全部の爻が陰という珍しい卦で、大地を象徴する。易では天に従属する性質だが、物を載せ、育み育てるのが大地である。つまり、脇役の卦で、地味で陰性な岸田にぴったりであるww
その初爻は、易をやる者の間では有名な「霜を踏みて堅氷至る」というもので、下の「高島易断」の解説にあるように、「小さい悪事を見逃せば、初霜が堅氷に至るように、やがて大きな悪事に至る」というものだ。岸田の改造内閣の性質を表す、これ以上の卦は無いだろう。
だが、これは私に言わせれば「積小成大」という、人生訓にも通じるものである。つまり、いい方向に行動するなら、「塵も積もれば山となる」大きな成果を得られるわけだ。
解釈するのも面倒なので、「高島易断」を解説した某サイトの解説をそのまま載せておく。

(以下引用)十円とか百円というのは、硬貨を使って易占する方法を示している。赤字部分は夢人による強調。岸田に関する占いとしては、赤字部分だけを読んだほうが分かりやすいと思う。


坤為地 ■■■■■■


十円の表 十円の裏  百円の表 百円の裏


○坤は、元(おお)いに亨(とお)る。牝馬(ひんば)の貞に利(よろ)し。君子往(ゆ)く攸(ところ)有り。先んずれば迷い、後(おく)るれば主を得(う)。西南に朋(とも)を得(え)、東北に朋を喪(うしな)うに利(よろ)し。貞に安んずれば吉。


坤(こん)の時は大いに成就する。メス馬のように、主(あるじ)に順うがよい。脇役の君子には、進むべき道がある。


先頭に立てば道に迷い、主(あるじ)に仕えれば、生涯の仕事に巡り逢える。西南(故郷)に居る時は家族や友達を大切にする。東北の地に赴けば(故郷を出れば)家族や友達と別れるが、それが進むべき道である。迷うことなく、脇役に徹すれば、幸を得る


○地勢(ちせい)は坤(こん)なり。君子以(もっ)て德を厚くし物を載(の)す。


大地に大地が重なるように、万物を、その上に載せている。これが坤の形。脇役の君子は、陰德を厚く積み上げて、あらゆるものを包容(ほうよう)する。


(占)人に当て嵌めれば、身体を養う衣食住だけ考え、心の德性に目を向けない。このような人は、貪るように人から奪い取っても、汚らわしいとは思わず、卑しくケチ臭い性格で、恥知らずである。この卦は本来「凶」ではなく、その人が無知蒙昧だから、物事に迷って凶運に至るのである。それゆえ、何事も調和することを心がけ、柔順に剛毅で明朗かつ見識のある人に随い、その教えを守れば、何事も成就するようになる。


○坤は「動静」の「静」の時。「静」であることが何よりも大切。


○人から命令を受ける。 ○人に使われる。 ○大勢の人と共同して利益を追求する。


○器量に欠ける時は凶。 ○急速に事を計ってはならない。


○人に先んずることなく、遅れて行なうことは、柔順にして吉。


○万事、命じられて行なうがよく、自ら進んで行なうことはよくない。志を守ることができない人は凶。 ○自分の職分を守って、妄りに動き求めなければ吉。


○散々苦労して、ようやく成功する。 ○大衆。 ○倹約。 ○卑賤で愚鈍。


○農家は田園を守って(本業を守って)、他の仕事をうらやましく思ってはならない。


○物価は安くなるので、買うと利益を得られる。 ○吝嗇。 ○偏執。


○柔和・温厚・安静・順直・謙譲・恭敬・貞節・丁寧など全て吉。


 


初六 ■■■■■●


○初六(しょりく)、霜(しも)を履(ふ)みて堅氷(けんぴょう)至る。


初霜(はつしも)を履む季節が来れば、やがて堅い氷が張る厳寒の季節が到来する。


小さな悪事を見逃せば、初霜が堅氷に至るように、やがて大きな悪事に至る。


(占)善悪の分かれ道に立つ時。善に進めば慶びと幸せを得るが、悪に進めば大きな災いを招く。小さな事が大きな事に発展する時。よくよく戒めなければならない。


 




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易と迷信

「混沌堂主人雑記(旧題)」経由で訪問した先のツィートだが、安岡正篤が易をやっていたとは知らなかった。まあ、「易経」は四書五経のひとつだから、東洋学者なら当然読んではいるだろう。しかし、細木数子は易とは無関係だろう。よく覚えていないが、「天中殺」がどうこうとかいうことをしきりに言っていたような記憶がある。「天中殺」など、「易経」の中には出て来ない概念で、高島易断かその分派が日本で勝手に作ったものではないか。ついでに言えば、日本出来の易には道教的な迷信がかなり混じっている気がする。ある日にはある方角が縁起が悪いとか何とか、あれは易ではないだろう。(ただし、卦辞の中で方角に言及することはあるが、それは何を占ったかによるのであり、特定の日に関係するわけではない。)まあ、平安時代から日本に俗流道教の迷信が流入したのだと思う。例の「方違え」などである。
なお、この前、私は宗教否定論を書いたが、あれは舌足らずな言い方で、「人間には分からないことがこの世界には膨大にある」し、その中にはおそらく人類が永遠に知り得ないこともあるだろう。たとえば「宇宙の果て」や「死後の世界」などだ。そう考えると宗教を頭から否定するのも間違いであり、ただ、それが社会的に悪影響を及ぼす場合には「カルト」として取り締まればいいだけだ。その基準はとても簡単で、信者にカネや奉仕活動(無償労働)を要求する宗教はすべてカルトである。(もちろん、結婚式や葬式などでの労働の代価は当然の報酬だ。)
ちなみに、私は易は「思考の補助線」として有益だと考えている。自分の頭だけからでは出て来ない発想が、思考を展開するのに役に立つからである。つまり、宗教ではなく、思考の道具だ。

(以下引用)の予定だったが、コピー不可の仕様らしいので、前説だけにする。

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「天地否上九」(否の終わり)→日本はほぼ確実に良い方向に向かうだろう

「混沌堂主人雑記(旧題)」記事だが、非常に面白い。
まったくの偶然だが、卦の示唆する内容が私が占った「地雷復」とほぼ同じである。
「天地否」は、普通なら凶を意味する卦だが、その第六爻(上九)は「天地否」の終焉を意味する、実に素晴らしい良卦なのである。これまでがまさに暗黒の時代であったことを「天地否」という卦は見事に示している。だが、その時代は終わりつつある。これほど勇気と希望を与える「悪卦(笑)」は無い。
まあ、易というのは「変化」を重んじる占断法であり、ある意味では人生哲学だ。その哲学の基本思想が「変化」なのである。陰は陽に変わり、陽は陰に変わる。幸運だけの一生も不幸だけの一生も無い。(財政的に幸福な一生を送る、大物の二代目や三代目も精神的に陋劣な人生を送ることが多い。)山上烈士の不幸な半生は、人類最高の偉業を成し遂げる原動力として、彼の「最大の陰」を「最大の陽」に変えたのである。おそらく、これからの彼には幸福な未来が待っていると期待したい。山上氏こそは「天命を得た大人(たいじん)」だろう。

乱を治め、否を救うのは、天命を得た大人である。

ちなみに、これからの日本はどうなるかというと、「天地否」六爻の陽を陰に変えた変爻「沢地萃(すい)」は「萃は亨(とお)る。王有廟を大いにす。大人を見るに利(よろ)し。亨る。大牲を用いて吉。往くところあるに利し」という卦で、非常に良い卦である。「萃」は集まる意味。つまり、日本はあらゆる意味で豊かになる、と見ていい。「大牲」は大きな生贄の意味だが、それが安倍だったら、もうこれ以上の生贄(暗殺)は不要だということになるwww
「廟」は祖先の墓だが、「有廟を大いにす」は日本の本来の伝統に帰れ、の意味とも取れるし、安倍の「国葬」を利用して、弔問外交で世界の和平につなげろ、とも取れる。(まさに世界の大物政治家:大人を見るに利し、である。)それでこそ安倍が生贄になった意義も大きくなるわけだ。と言うわけで、「安倍国葬」問題については、私は頭から否定しないでもいいかな、という気になっている。国葬への不満が国民に残るからこそ、安倍系議員問題や統一教会問題に蓋ができなくなる、という見方も可能だろう。安倍の正体がバレた以上、今さら、安倍の神格化はまったく不可能だろうからその心配は無用なのではないか。

ということで、易は、思考を展開・発展させる補助線として非常に有効なことがお分かりだろうか。

(追記)私の占った「地雷復5爻」の変爻は「水雷屯(ちゅん)」で、創成の悩みを表す。新しい世界が始まるので、苦労は多いということだ。「屯はおおいに亨(とお)る。貞(ただ)しきに利(よろ)し。往くところあるに用うるなかれ。候(きみ)を立つるに利し」つまり、新しい政府(政権)で内政に専念するのが吉、ということだ。これまでの政府が「不正」だらけだったのだから「貞(ただ)しきによろし」は当然だが、「貞」は「貞固」の意味もあるから、急激な改革(たとえば改憲)などはダメだ、となる。


(以下引用)

私も占断・・・安倍氏死去後の日本の様相。

2022 - 07/31 [Sun] - 11:46

「地雷復」=日本の復活。安部の死で、日本は健全化の道を進むだろう(補足あり)

私も占ってみた。
易に「安倍氏死亡後の日本はどうなる」と。
天地否  上九  
上記文抜粋
・・・・・・・・・・・・
水雷屯や山水蒙などは、初爻に一番その卦の意味を弱く置き、爻が進むにつれ意味が強まってゆきます。
地天泰や、この天地否などはその逆で、初爻において意味が強く、進むにつれ意味が弱まり上爻は既に次の機運が動くとみる見方です。
この二つの見方のどちらなのかということを卦を学ぶ時にまず考えてその爻の位置とか、位の当不当、応比などを総合して見て行けば、大体、間違いない判断ができるでしょう。
この否の上爻は、塞がって通じなかったのが、その意味が薄らいでゆき、否の時が終わろうとしている爻です。
泰の「城隍に復る」に対照されるところです。
「先には否がり後には喜ぶ」は、そのままの解釈です。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
抜粋終わり
上記文抜粋
・・・・・・・・・・・・・・
上九、傾否、先否、後喜、
上九(じょうきゅう)、否(ひ)を傾(かたぶ)く、先(さき)には否(ふさ)がり、後(のち)には喜(よろこ)ぶ、
この爻は否の終りにして、否もすでに傾き尽くして、まさに泰通に至ろうとするときである。
だから、否を傾く、という。
しかし、天下の否は、自ら傾き尽きるものではない。
乱を治め、否を救うのは、天命を得た大人である。
したがって、人力を尽くして心を用い、その後に安泰に至る、ということである。
ともあれ、これまでは否塞の乱世に憂い苦しんでいたのが、これより後は、否もすでに傾き尽くして泰通安寧の世に向かうのであって、楽しみ喜ぶときである。
だから、先には否なり、後には喜ぶ、という。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
抜粋終わり
まあ、多少の苦労はあっても、一息つけるようになると・・
否の終焉のはじめ・・・が、安倍氏謀殺だった。
お読みくださりありがとうございます。

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酔生夢人
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男性
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仙人
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考えること
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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