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金がなければ暴力があるさ

増田俊男の「時事直言」から転載。
デフォルトというのはそういうことである。つまり、家財に赤札を貼られて差し押さえを食らっても仕方がない、という状態のことだ。借りた金を払わなければ、そうなっても当然だろう。だが、世界最強の軍事力を持ったアメリカに対して、それができるか、というのが問題だ。結局は、暴力こそが現世の真の力なのである。通常は金、いざとなったら暴力、これがリアルな現実であり、その認識が無い人間は淘汰される。だからこそ、ヤクザという商売を選択するというのは、実は非常に賢い人生選択なのである。警官もいいが、あそこは厳格な階級社会だから、不平を持つことも多い。まあ、それはヤクザの世界も同じだ。
金か暴力か、が「世間」というものだ。だから、神秘主義者のkayさんは、個人は善だが、世間は悪である、というのである。
ともあれ、米国のデフォルトは、日本が米国の経済的ご主人さまであるという事実を明らかに示す機会だが、日本人にはそういう実感はまったくない。なぜなら、政治的には米国が日本のご主人さまだからである。




(以下引用)


1945年8月15日
第二次世界大戦日本敗戦!
アメリカが同年8月6日広島にまた同年8月9日長崎に原爆を投下したことで天皇陛下の玉音放送となり日本は連合軍に無条件降伏した。
以後日本は1951年サンフランシスコ講和条約締結(発効1952年4月28日)までマッカーサー元帥を総司令とするGHQ(連合国総司令部)の支配下に置かれ日本国は主権は喪失した。


1971年8月15日
アメリカのニクソン大統領は同日突如として1オンス35米ドルで交換できた金交換制廃止を宣言。以後今日までアメリカは自国通貨の米ドルを金の担保なしに自由に発行できるようになり、世界経済はバブルとバブル崩壊を繰り返すことになった。


2011年8月15日
同日はアメリカが、今やアメリカの銀行の役割を果たしている日本と中国が総発行額の50%以上保有する米国債の利払いをする期日である。
融通手形に当たる200兆ドルを超える新規国債発行枠が議会で認められないと同利払いは不能となる。

日本は1945年の8月15日の主権無きアメリカの被支配国から、今やアメリカの債権国になり、もしアメリカが日本に利払いが出来なければ日本はアメリカを「差押え、競売」も可能な国になった。
それなのに一体日本人はどれだけ日本を誇り、また対米優越感を持っているのであろうか。
日本は事実に即していない!


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