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野党株暴落

川口順子罷免問題では、野党、特に民主党の幼稚さが際立っている。
私がアンチ自民党の人間であることはこのブログをお読みの方ならご存知だろうが、この件については下の自民党中川秀直の文章が簡にして要を得ている。私は中川秀直という政治家をよく知らなかったが、これが本人の書いた文章なら、この人はかなり頭のいい人だろう。ただし、頭がいいのは才人であり、政治家には才より徳(言い換えれば、誠実さと人民への愛情・責任感)が大事である。才人だらけの官僚が近代日本を滅茶苦茶にしたことを見れば、才を徳より上位に置く事の誤りは一目瞭然だろう。
いずれにせよ、民主党株はこれでまた大暴落である。まあ、小沢・鳩山と再度手を組む以外に浮上の道はあるまい。




(以下引用)*どこから取ったか忘れたが、多分「ヤフーニュース」である。




国益に資する




中川秀直


2013年05月08日 19:00



毎日の社説「川口氏の解任案」「大局を見ぬ野党の対応」で、「川口氏の行動は、形式的には参院のルールから外れている。しかし、尖閣諸島の国有化以降、日中両政府は対話に糸口を見いだせず、議員外交が待望されている。川口氏自身も陳謝しているのだから、ここは大局に立って、『ルール違反』は注意で済ませ、国会審議を促進するのが常識的対応ではないか。常任委員長の海外渡航自粛というルールが、時代に合っているのか再検討する必要もあるだろう」は、正論である。

川口順子参院環境委員長が、中国出張を国会の許可なく延長したため、委員会が中止になったとして、野党7会派が川口氏の解任決議案を参院に共同提出した。ねじれ国会故に、野党の賛成多数で可決される可能性大であるが、現憲法下の国会史上初めての事態となる。野党の対応は、国民の信を失うことになる。

川口氏が、中国出張を1日延期した理由は、25日に、前外相の楊潔篪国務委員との会談が実現することになったからである。川口氏は、出張の延長を国会に願い出たが、野党の反対で了承されず、川口氏は、会談を優先し、25日に予定されていた環境委員会での法案の趣旨説明は中止となった。

問われているのは、川口氏の行動が、国益に資しているか、否かである。日中間で、対話の糸口が見いだせずにいる中での、前外相の楊潔篪国民委員との会談は、千載一遇の好機であり、会談実現は国益に資したのである。

その川口氏を、野党7会派が、参院のルールを無視し、「国会軽視」したとして、解任するのを、民意は、国益に反した行為、党利党略の暴挙と見る。野党7会派の政党支持率は、軒並み一段下げとなるのではないか。(5月8日記)
















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