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円安とは「日本」の価値の低下である

私が「尊皇攘夷鎖国論者」であることは何度か書いてきたが、「鎖国論」は経済面だけの話、「攘夷」は「NWOやユダ金をやっつけろ」であり、「尊皇論」は「現憲法のまま象徴天皇制を維持しよう」という話だ。細かいことを言えば、経済面でも純粋な鎖国は無理だし、またアジア諸国とは親類のようなものだから交際してもよい、しかし、欧米諸国は世界の癌細胞であるから、断固として絶縁するべきだ、ということである。それは欧米によって破滅させられたアフリカや中東を見れば一目瞭然だろう。「脱亜入欧」どころか、正反対に「脱欧入亜」すべきだ、というのが私の考えだ。しかし、韓国と中国が「入欧」してしまったらしい今の状況では、もはや日本は本格的に鎖国する方がマシではないか、と今は考えている。もっとも、横井小楠ではないが、「これは今日の考えであり、明日になればまた別の考えになるかもしれません」と言っておこう。
とりあえず、今の世界ではロシアとベネズエラ、キューバ以外には交際を願いたいような国は無い。ロシアとベネズエラはエネルギー資源があり、キューバは医療大国であるから、つきあって有益な友人、「徒然草」の「物くるる友」ではないが、「お互いに有益な取引ができる友好国」になれるだろう。その反対に、こちらからすべてをむしり取ろうとする米国、韓国などとは断交するのがよい。ミャンマーなどへの投資も捨て金になると私は予言しておく。概して欧米諸国は根が山賊と海賊の国々だから、最初から交際拒否すべきだったのである。つまり、江戸幕府、いや、豊臣政権の頃からの欧米拒絶政策(鎖国)は正解だったのだ。当時から、鎖国の対象は、実は強欲凶暴な欧米諸国であったのだが、それをまるで日本が馬鹿なために引き籠りをしていたかのように学校の歴史教科書などは教えていたわけである。
さて、以上の話は、下の引用記事とはあまり関係はない。べつに下の引用をする意味もないのだが、最初はこの記事について書くつもりだったのである。だが、その前置きに「私の尊皇論」の意味を書こうとしたら、「鎖国論」に方向がずれてしまったのである。わざわざ書いたのを書き直すのも面倒なので、そのままにする。私のブログなどその程度のものだ。「行雲流水のごとく、湧くかと思えば消え、往いては永遠に帰るを忘る」阿呆な文章なのである。



(以下「武田邦彦」のブログから引用)


天皇陛下と円高


「shouwatennoutdyno.196-(9:23).mp3」をダウンロード

戦後しばらくして、それまで1ドル360円だった円ドルが、一気に240円ほどに急に円高になりました。これは一大事!ということで時の水田大蔵大臣が昭和天皇の所に急行し、「陛下、大変な円高になりました。これは日本の危機です」と言った。

昭和天皇は「そうか。日本人の価値が上がったと言うことだね。問題があるのか」と言われたという。水田大臣は答えることもできず、冷や汗をかきながら退出したとされている。

その後、さらにもう一度、円高があり120円になった。そうしたら日本に入る輸入品が3分の1の価格になり、日本人はお金持ちになり、日本の産業は大いに栄えた。

利権団体を背後にしている大臣と、日本国全体を見ておられた陛下の大きな差が現れた一場面だった。今では利権サイドの放送を続けるNHKに全国民がすっかり洗脳されてしまった。

(平成25年5月6日)



武田邦彦









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