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医療業界と製薬会社の救世主としての高血圧基準www

高塔氏の「徒然なる闇鍋話」から記事の一部を転載。
まあ、私が何度も書いてきた話と似ているが、私などより書き方が面白いし、詳しい。昔は(と言ってもさほど昔でもないが)高血圧は上が180以上だったんですよ、皆さんwww


(以下引用)



ちなみに、初めて献血した時から、私の血圧値はほぼ変わらない。
 ただ、献血時に配られるパンフレットの数値ばかりが変動し、数年前、私の血圧は『ついに定期検診が必要』な状態になってしまった。
 と、いうか……血圧130以上で高血圧と書かれてるパンフレットを見て、私は首をかしげた。
 初めてもらった献血のパンフレットには、高血圧は上が180以上と記載されていたのを覚えているからだ。
 まあ、その数値はすぐに170になり、気が付けば140になっていて……そしてとうとう130に。
 ああ、患者を製造してるんだなあ……と苦笑するしかない。
 その頃、製薬会社の一番の売れ筋は高血圧治療薬というか、降圧剤だということを知っていたからだ。
 薬を売るために患者を増やす。
 そのために、基準を厳しくする。
 医者は定期的な患者が増え、製薬会社も薬が売れる。
 そして国民は健康になる。
 これが、ウインウインの関係だ。(笑)



(中略)
 
 しかも、この診療指針にはこんな逃げ道が用意されています。

『この目標値が妥当かどうか、現在のところエビデンス(証拠)がない』

 汚い、さすが汚い。(笑)
 根拠のない数字を目標にするのか。
 この結果……高血圧患者が国民の4%から24%に増加したと推定されるそうな。
 いやっほう、約3000万人の高血圧患者が出来上がりました。
 医療費削減が叫ばれている昨今、厚生労働省にはこの数値を訂正する動きはなさそう。
 製薬会社における一番の売れ筋は、『血圧を下げるお薬』、つまり、降圧剤……そりゃそうだろうと思う。
 しかし、このあと、我々はさらなる驚きを知る。

『この目標値が妥当かどうか、現在のところエビデンス(証拠)がない』

 ツッコミどころ満載のこの逃げ道。
 なんと、この逃げ道を斜め下に使用するのである。
 正常血圧の水準を、上129と発表。
 献血のパンフレットの、上130はこの新しい基準を受けての数字だ。
 そうか、根拠がなかったから、条件がさらに厳しくなってもおかしくないよね。
 うーん、さらに患者の数を増やそうとするとは、医者と製薬会社も大変なんだなあ……。
 そう、医療報酬改定が世間を騒がせていた頃だ。(笑)
 人が、愛を取り戻すために戦うように、彼らは金を取り戻すために戦う。

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専門家詐欺

「in deep」から記事の一部を転載。
要するに、医療業界全体による医療詐欺が公然と行われる時代にすでに入っている可能性が高い、ということだ。ただし、すべての医療がそうだというわけではもちろんない。「ある種の病気(癌や高血圧、インフルエンザ、精神病など)に対して、治癒できる根拠のない医療を問答無用で強制される」ことが当たり前になる、あるいはなっている気がする。
癌になる機序もはっきりしないのに、癌治療のためのワクチンが出てくるなどというのは筆者の言うとおりおかしいのだが、そのおかしさに気づかない人が世間の大半である。
まあ、我々だって宇宙の始まりを自分で見てもいないのに宇宙はビッグバンから始まったなどと信じたりするわけだし、専門家が揃って詐欺を行えば、太刀打ちはできない。原発など安全だ、と何十年も言われていたし、いまでも再稼働しようとしている。



(以下引用)


そのうち人生の大半が医療にリードされる時代となる可能性もあるのだから


最近は、「ガンのワクチン」だとか、「まだガンになっていない超早期の発見と治療」とかの発表や報道がとても多く、場合によっては、そう遠くない時に、そういうものが「実現化される可能性」が常にあります。



冷静に考えてみてほしいのですが、「どうしてガンになるか」も「どうしてガンが成長するか」も「よくわかっていない」のに、ワクチンができたり、早期発見を促したりしているのかということは、実は奇妙なことなのです。



ガンの「ワクチン」についての報道

livescience.com



超早期のガンの追跡発見についての報道

statnews.com



こういうような報道の内容は今回は特にご紹介しないですけれど、日々こういうものが出ていますので、そのうちまとめてご紹介するかもしれません。



 



現実として、「ガンとは何かということを医学はまだ掴んでいない」という時点にも関わらず、いろいろなものが開発されている。



そして、実用化される中では、そのうち、



「ガンのワクチンの義務化」



というような概念が出てこないとも限らない。



是非は書かないですが、子宮頸ガンのような問題も現実にある中で、そのような「義務」が今後増える可能性もあり得ると思います。



それが「選択を許さない義務」となる可能性も。



たとえば、下の記事で書きましたように、イスラエルでは、「男子への子宮頸ガンのワクチンも義務化されている」のです。





また、最近のイギリスでは、「国民の女性《全員》の乳ガン遺伝子検査」が医学界から推奨されていることも今年の英国の報道で取りあげられていましたので、イギリスで、「全国民の遺伝子スクリーニング」がおこなわれる日も遠くないかもしれません。





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平時の軍隊の利用法

私は大学で落第を繰り返し結局中退したアホだが、大学の体育だか保健体育だかの授業の小論文提出の課題で、「日本医療界の手術用血液不足を解決する方法を考えよ」というものがあり、それに、「自衛隊員というのは自然災害や戦争が無い時は訓練以外することが無いし、健康そのものの若者なのだから、自衛隊員に血液提供を義務付けたらいい」と書いて優を貰ったことがある。細かく言えば、血液提供をしたら3日くらいは訓練免除で休暇も与えたらいいわけである。それなら、400CCどころか1Lくらい提供する猛者も出てくるのではないかwww まあ、100CCごとに1日の休暇(訓練免除)としたらいい。
税金で無駄に健康な若者を飼育しているのだから、それくらいの役に立ってもらわないと、戦争の時しか働きません、では存在価値がない。馬鹿な自衛隊幹部が野党議員に言った言葉ではないが、それこそ自衛隊員のほうが「国賊」だろう。国民の命を救うのが自衛隊だ、というのなら、平時にも人命を救ってもらいたいものだ。


(以下引用)




献血=血液は無料で提供するもの という悪しき観念

1: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:01:11.71 ID:CCMxir0Ka

人体にとって非常に大事な血液を無償でやりとり。それを提供する人物は人徳者と見なされる違和感
金で売買されるものやろう



引用元: http://hawk.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1524373271/

2: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:01:38.39 ID:IYpkZoKZa

カブトガニさんだってボランティアで血液くれてるぞ


3: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:01:43.36 ID:gDodyVg20

オリンピックの雑用をボランティアにやらせる国だししゃーない


4: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:01:53.46 ID:8w5IVjKb0

売血したらクソみたいな血を売ってくるゴミがおるからあかん


38: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:08:25.23 ID:vMHqUAKa0

>>4
検査しろよ


5: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:01:54.57 ID:E8U6actc0

人身売買が捗るのでダメです


6: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:02:27.09 ID:NE2zV0gG0

ワイ治験マニア高みの見物


7: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:02:51.26 ID:HBDGkLS+0

好きにすればいいだろ
提供したくないならするなよやりたいやつが勝手に提供してるだけなんだから


13: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:04:10.71 ID:CCMxir0Ka

>>7
血液を提供しない奴は心が狭いんじゃ無いかとさえ思わせるようなプレッシャーのかかる献血の呼びかけはやめるべきね


73: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:14:14.82 ID:zWCR0OHc0

>>13
そういうことを気にするのは心が狭いからだよ
別にいいじゃん狭くて
自信持てよ


8: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:03:06.45 ID:o5P4mqibp

売血した結果やぞ


9: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:03:33.64 ID:4VryZRWF0

血液は1パック10万くらいするんやろ


10: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:03:42.27 ID:B6lYOE/Nd

売血って歴史があるからな



183: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:31:31.36 ID:XSBWaoFM0

日本で輸血用血液を売血で賄っていた当時、金銭を得るために過度の売血を繰り返していた人たちの血液には黄色い血との俗称がついた。
黄色は肝炎の症状である黄疸、また血漿自体の色が黄であることから、赤血球数が回復しない短期間で再び売血することにより、その血液が黄色く見えたことに由来する。きっかけとなったのが、ライシャワー事件である。

1960年代初頭には、まだ感染症の検査が不十分だったことに加え、売血者はそのほとんどが低所得の肉体労働者であった。
この層では覚醒剤の静脈注射が蔓延しており、注射針による肝炎ウイルス感染が広がっていた。血液を買い取る血液銀行と売血者双方のモラルは低く、加えて売血者集めは暴力団の資金源でもあった。こういったことから貧血や明らかな肝障害を無視しての雑な売血が横行していた。

結果としてウイルスに汚染された輸血用血液が出回り、医療現場では輸血後肝炎が頻発していた。
輸血時に肝炎を合併するリスクは一説には20%もあったとされ、当時は医師達もこれを、手術の際などには当然甘受すべきリスクとしていたほどである。


はえー


185: 名無しさん 2018/04/22(日) 14:32:37.98 ID:5pNydPsh0

昔は売血で体壊す貧乏人がたくさんおったからな


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喫煙者の激減と反比例する肺癌患者の増加

私は常習的喫煙者ではないし、概して煙草が体に良くないだろうことは十分に分かっている。しかし、世界的な喫煙弾圧の風潮がどうにも気に入らないので、下のような記事を時々載せるのである。別に喫煙を勧めはしないが、多くの人間が煙草をあれほど毛嫌いする(特に受動喫煙の被害などという戯れ言を言う。)のも異常である。
煙草の効用もあるのであり、あれは一種の「簡便な禅」だと私は思っている。喫煙の際の穏やかな気分は非喫煙者には分からないし、またヘビースモーカーも案外分かっていないのではないか。煙草を吸うと、瞑想的な平和な気分になるのは私だけだろうか。
それはともかく、喫煙者が世界的に減少しているのに、肺癌患者数は激増しているというのは、喫煙弾圧の陰に何か陰謀がある(つまり肺癌の真の原因を隠すために喫煙迫害をしてきた)ように思われる。
私が引用しようとした記事が「文字数が多すぎる」とかでほとんど引用(拡散)できないこと自体、陰謀を感じる。わずか10行ほども引用できず、しまいにはタイトルさえも引用できない。コピーだと引用も無理なようなので、ここに書く。「肺がんは喫煙者だけがなる病気ではない」という記事で、坂田亮太郎記者が順天堂大鈴木教授にインタビューした記事である。




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健康のためなら死んでもいい

こういう記事タイトルを見たら、記事を読む前に、「でも、事故で死んだらお終いでしょ」と思ってしまう。自転車に乗って安全に走れるような環境のところなどほとんど無いだろう。自転車は自動車と同じ扱いなのだから、自動車道を走るわけで、接触転倒したら自動車に轢かれて即死だ、というイメージしかない。
なお、「健康のためなら死んでもいい」は竹熊健太郎原作の漫画(「猿マン」か)に出てきたセリフらしい。


(以下引用)




呼吸器科医師「健康に効くのはトラック一杯の薬より一台の自転車」

no title
1: 名無しダイエット 2018/04/04(水) 00:30:46.11 0
自転車に乗れば健康になれる
no title
no title
no title
no title
no title
エリート中のエリートである心臓外科医も自転車通勤
no title

副院長位の医師も自転車通勤
no title

自転車通勤であらゆる健康診断数値が正常化した医師のレポート
no title






2: 名無しダイエット 2018/04/04(水) 00:31:50.90 0
自転車はエコでヘルシーな最強のモビリティなのに物凄く嫌われてるよね 

8: 名無しダイエット 2018/04/04(水) 00:41:46.47 0
継続して自転車乗れる人は健康だから
継続してお年寄りでもジョギング出来る人は健康だから
逆に健康に効くのが自転車やジョギングとは言えないかもしれない
ダメな人は脱落していなくなるから

11: 名無しダイエット 2018/04/04(水) 00:44:23.35 0
周りに迷惑をかけてまで趣味に没頭するのやめてくれ
健康が気になるならウォーキングにしとけ

15: 名無しダイエット 2018/04/04(水) 00:51:58.91 0
まず自転車は逆走(右側通行)やめろ
夜間はライト点けろ(やたら眩しいライトはやめろ)
信号や一時停止を守れ
スマホ弄りや片手運転やめろ


23: 名無しダイエット 2018/04/04(水) 01:01:31.70 0
これな
no title

32: 名無しダイエット 2018/04/04(水) 01:04:57.74 0
>>23
こう言ってた主人公が自転車にハマっていくって話なんだが

29: 名無しダイエット 2018/04/04(水) 01:03:38.87 0
no title

33: 名無しダイエット 2018/04/04(水) 01:05:02.15 0
>>29
自転車短命過ぎ怖い


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病人を増やすには「病気」を作ればいい

誰でも思うことだろうが、こんなのが病気なら人間はみな病気であるwww
まあ、それで精神科に来る患者が増えれば精神科医は大喜びであるわけだ。


(以下引用)





t1awet1awtewat6a1w

  

1: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 20:59:29.29 ID:UFtZW3pXd
no title

2: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:00:30.46 ID:UlKNd0lga
ワヰやん

5: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:01:30.63 ID:ZPpMz1kX0
普通の人やんけ

6: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:01:30.76 ID:3px4NpvX0
どこが病気やねん

8: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:01:39.58 ID:Qw5TqnVT0
日本人全員病気やん

13: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:02:36.31 ID:zd2rxskf0
どうして?

15: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:03:20.01 ID:iPYHK8j8d
人間という病気

17: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:03:56.84 ID:ekO4FYZpd
普通やんけ!

19: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:04:16.02 ID:iQU0UU9D0
この画像の破壊力

22: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:05:10.90 ID:uehtH0fpF
ネッコかわええ

24: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:06:08.94 ID:1RbQJqJ+a
ネコ(意味深)

35: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:07:41.53 ID:U5SM2d/ia
現代人の87%がかかってそう

36: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:07:44.26 ID:mutyycB/0
若者叩きたいだけやろこの番組

40: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:08:06.87 ID:MV2ugvJla
人じゃなく猫やからセーフ

42: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:08:15.03 ID:v8JGmbAI0
ネコに怒鳴るって人間としてどうなのさ

43: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:08:41.90 ID:AUDTu7V3d
絵に無能キャラ感あってええな

49: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:09:34.30 ID:7rVIGl3vd
電話猫すこ

52: 風吹けば名無し 2018/04/05(木) 21:09:57.75 ID:F6tqoFdp0
社内でこれになったとか言って診断書持って来たやつ居て草生えまくった




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必要な医療と不要な医療

「阿修羅」から転載。
がん治療に関しては過剰治療というより不要治療である場合が多いのではないか。老人の場合などは治療のプラスマイナスを考えれば、ほとんど不要だと思う。
高血圧治療については、私は不要だと思っているが、私も頭痛やのぼせなどがある場合は降圧剤を飲むこともある。その原因が血圧にあるのかどうかは知らないが、まあひと月に1回飲むか飲まないかという程度だ。老人の場合は血圧は高めで構わない、という説を私は採用しているのである。いずれにしても、高血圧については何が真実なのか分かったものではない。
自己診断はするな、と専門家はよく言うが、自分の体を一番知っているのは自分である。自己診断こそが第一の対策だろう。不摂生をしたら体にてきめんに不都合が生じるわけで、自分自身をモルモットとし、ネットなどをうまく利用すれば、現代人ならたいてい室町鎌倉時代の医者程度の診断や処方(まあ、健康法と言うべきか)はできると思っている。私にはそれで十分だ。

もちろん、病気や怪我の中には本物の医者でないと診断も治療もできないようなものがたくさんあるだろうが、生活習慣病などは自分で治せるはずだし自分で治すのが正道だろう。だが、現実には生活習慣病で医者にかかる人が膨大にいるのではないか。高血圧治療などその最たるものだ。そのために医者たちが「本物の病気」に手間も暇もコストもかけられない、というのが今の医療状況ではないか、と思う。




(以下引用)





死亡原因3位は「過剰な医療」…不必要な手術や薬服用等で年20万人が死亡
http://biz-journal.jp/2018/02/post_22328.html
2018.02.14 文=岡田正彦/新潟大学名誉教授 Business Journal



 


 三大死亡原因に関する衝撃的な記事が、米ワシントン・ポスト紙に掲載されました【注1】。これまでの公式統計では、日米で順位は少し異なるものの、がん、心臓病、脳卒中、肺炎のいずれかが死亡原因の上位を占めるとされてきました。しかし実際の死亡原因の「第3位」はそのどれでもなく、「過剰な医療」によるものだったというのです。データの出所は、同じ時期に発表された複数の論文でした【注2、3】。

 過剰な医療とは、いったいどんなものでしょうか? ある報告によれば、もっとも多いのが、不必要な薬を飲まされて生じた副作用によるもので、米国では年間10万6,000人がこれで死亡しているとのことです。また別の報告では、これらは病院内に限った推計であり、病院外での出来事も含めると、死亡者数は薬の副作用だけで年間19万9,000人に上るとしています。

 過剰な医療で2番目に多いのは、病院内で他の患者からうつる病気、つまり院内感染で、これによる年間の死亡者数は8万人です。病院は、細菌やウイルスなどの微生物に感染した患者が集まる場所であり、なかには繰り返し強い薬が使われてきたために、いかなる薬も効かなくなってしまった極悪の微生物を持っている人もいて、死亡率が高いのです。医師がきちんと手洗いをするようになれば、院内感染による死亡者数は減少するのではないかとも分析されています。

 3番目は、不必要な手術による死亡で、年間1万2,000人です。この点は、少し補足が必要かもしれません。たとえば盲腸炎の手術です。正確には虫垂炎といいますが、多くの人々がこの手術を受けてきたのはよく知られているところですが、ある調査によれば、手術を受ける人の割合が昔に比べて激減しているとのこと。必要がなく、かつ死亡リスクもある手術がつい最近まで行われていたのです。

 このように、後になってから必要がなかったと判断される手術は、いくらでも指摘することができます。がんについても同様で、本連載でも具体的な指摘をいろいろと行ってきたところです。

 ここまでは、医療の高度化・複雑化によって生じる避けがたいトラブルといえるかもしれません。一方、明らかな勘違いや伝達ミス、処置の不手際など、いわゆる「医療ミス」による死亡も無視できず、年間2万7,000人になると推計されました。別の研究者は、年間5万2,000人に達するとも報告しています【注4】。

■再発防止の壁

 医療行為がむしろ患者の死亡率を高めてしまっているわけですが、その背景には2つの問題があります。

 ひとつは、医療ビジネスが過熱するあまり、論文のデータが捏造されたり、正しい情報が意図的に捻じ曲げられて医師に伝えられたりしていることです。これがまかり通る理由としてワシントン・ポスト紙は、「たとえば飛行機で旅をするには、キャビンアテンダントからマニュアルに従った注意を受け、粛々と離陸の準備をするだけでよく、乗客にとって難しいことは何もない。しかし病院では一人ひとりに異なる医療が行われるため、患者から見て何が正しいのか判断できないから」と説明しています。

 もうひとつの背景は、単純なミスによる死亡事故が後を絶たないことです。不幸にして飛行機事故が起こった場合は、刑事訴追をしないという免責をパイロットに与えた上で事実を証言してもらい、事故の原因を解明し、世間に公表することが慣例となっています。そのことが再発の防止にも役立つわけですが、医療の場合は訴訟に発展してしまうことが多く、医師も病院もなかなか真実を語ることができません。そのため実態がよくつかめず、また再発防止にもつながってこなかったのです。

 どこの国でも、公式な死亡統計は医師が書いた「死亡診断書」に記載された病名を集計したものとなっていますが、本文で紹介したような一連の出来事は、病名とみなされないまま見過ごされてきました。医療を行う側にも受ける側にも、いま、意識の改革が求められています。

(文=岡田正彦/新潟大学名誉教授)

●参考文献
【注1】 Cha AE, Researchers: medical errors now third leading cause of death in United States. The Washington Post, May 3, 2016.
【注2】 Makary MA, et al., Medical errors – the third leading cause of death in the US. BMJ 353: i2139, 2016.
【注3】 Starfield B, Is US health really the best in the world? JAMA 284: 483-485, 2000.
【注4】 Greger M, Medical care: the third leading cause of death. NutritionFact.org Nov 10, 2016.



 




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コメント
 

1. 2018年2月16日 11:25:39 : ognRDQzdSk : YtUax@tRz3U[502]
本当にそうなのかもしれない、自分も高血圧ということで手を変え品を変え降圧剤をいろいろと処方され、相当な薬代を支払ってきた、2年前から降圧剤の服用をやめたところ身体の調子が非常に良い、本来、生物には恒常性維持機能があって身体は必要があって血圧を上げて身体の隅々までに血液が循環するようにしてくれていると考えるべきだ。それを強制的に薬で下げるのはよくないことである。


2. 2018年3月02日 21:27:14 : N0JuVH9iZA : 9oIP5DWuQPg[3]
癌で死んだって言うよりも抗癌剤で死んだ人の方が多い気がする。


3. 2018年3月03日 12:52:36 : OaZYRSsBmD : biBV35MSv4o[12]
>死亡原因3位は「過剰な医療」…不必要な手術や薬服用等で年20万人が死亡

特に大学病院は病気がなるどころか別の疾患を引き起こし永遠に通院することになります。私の友人は医療の実態調査をしていますが、病院側から薬を多めに出すようにマニュアル化していると言ってました。その理由は、患者を引き延ばしておくためです。


一方、高齢者が肺炎で入院した場合、救急で運ばれ医師は誤嚥性肺炎と診断する。
入院中、経験不足な看護師によってマニュアルどおり口や鼻から吸引器を入れて食道の残留物までもかき出す。やり過ぎる吸引によってそれが慢性化し、肺炎でも誤嚥性肺炎でもなく「吸引肺炎」を起こす。何度も何度も吸引を繰り返した挙句、体力がより低下し、栄養失調になり、飲み込む力が低下し、発声することもできなくなる。結果、遺漏にするか、栄養失調で死んで行くかです。病院は医療費のたくさん取れない高齢者には、死なせる方向に持って行ってます。


志のある医師は100人に1人いるか・いないかだと思います。




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