
運動してるのになぜ短くなるのか
3: ぶーんと飛躍するななC⊂( ●▲●)⊃ 2017/11/07(火) 06:36:50.50 ID:YOhdNqSk0
元木とかいい例
気の赴くままにつれづれと。
医療における自己決定権は幻想か
1 自己決定権の定義
自己決定権とは、病気の治療において、最終的な判断を下す権利は患者にあるということである。
2 自己決定権はなぜ必要なのか
1の定義からすれば、自己決定権の正当性には疑問の余地は無いように見える。自分の体を治療するのであり、金を払うのも自分なのだから、その治療の方法の決定、あるいは治療をするかしないかを決定する権限は当然患者自身にあると、常識では思われる。
その常識が医療の世界ではこれまで通用していなかったというのが、自己決定権の議論が生じてきた理由である。つまり、治療方法の判断は医者が行い、治癒困難な、あるいは治癒不可能な病気の治療を継続するかどうかも医者が判断していた。
インフォームド・コンセントの概念の浸透により、医者が患者に病状や治療方法の説明を行い、患者の同意のもとに治療を行うことが一般化してきたが、たいていの場合は患者は医者の言うがままに同意しているのが実状だと思われる。
3 自己決定権を否定する根拠
自己決定権を否定する議論の論拠もまた、こうした医療の現状、つまり、インフォームド・コンセントが有名無実であるという点にある。
なぜなら、患者には自分の病気や治療法についての専門的知識は無いのが普通であり、医者の説明の大半は理解できないはずだからである。良心的な医者が精一杯に説明しても、結果は同じようなものだろう。
また、患者の意識が正常でなく、あるいは患者が幼児であったなどの場合は、こうした「説明と同意」は不可能になる。
4 3への反論
自己決定権を否定する論拠が3のような理由であるならば、これは否定の論拠にはならないと思われる。「インフォームド・コンセントは難しい」という前提と、「自己決定権は不要だ」という結論は論理的には結びつかないからである。ある事柄を為すための手段が困難であることは、その事柄が不要だという結論にはつながらないはずだ。
たしかに、現在の自己決定権は有名無実かもしれないが、病気治療において患者の意思が何よりも優先されるべきであるという思想そのものは否定できないはずである。
したがって、問題は自己決定の前提であるインフォームド・コンセントをいかにして実質のあるものしていくかという技術的問題にあり、「自己決定権は、現在は機能していないからやめてもいい。いや、やめよう」という考えは、自分の体の所有者は自分であるという、人間の最低限の人権を奪う非人間的思想だろう。
5 脳死と自己決定権
脳死が人の死かどうかという問題は、自己決定権とは無関係な話である。自己決定権と脳死が関係するとすれば、自分の死後に臓器提供をするという「自己決定」をした場合だけであり、その場合は当然、本人の意思で臓器提供をするのだから、何の問題も生じない。
6 尊厳死と自己決定権
自己決定権と大きな関係があるのは、尊厳死の問題である。不治の病で近い時点での死が確実だと思われる場合、脳死状態で体だけが生かされることを拒否して、すべての医療行為を停止させること、つまり自ら人間としての尊厳を保った状態で死ぬことを選ぶことについて、それを否定することは困難だろう。人間を神の被造物とするキリスト教やユダヤ教やイスラム教などでのみ、「神から生命を預かっただけの存在である人間には自殺の権利は無い」という考えが有効なのであり、自分の生命は自分のものであるという常識的立場からは、尊厳死を選ぶことも当然に正当な権利と見なされる。
7 結論
現実の医療の場における自己決定のあり方が無内容なものであるという批判は正当なものかもしれない。だが、それによって自己決定権そのものの正当性までが否定されるとは私は思わない。たとえ多くの自己決定が形式的なものでしかなくても、人は最終的には自分で決めたというだけでも慰められるだろうし、自分の病状や治療法について正確に理解した患者ならば、当然ながら「説明と同意」それに「自己決定」は絶対的に必要である。
一部の事例だけを根拠として、疑いえない根本原則までも否定するという議論は、世の中の人々を迷わせ、せっかくここまで進歩してきた医者と患者の関係を過去の野蛮な状態に戻すことだと私は考える。
この3年ほどの間に、インフルエンザのワクチンを射っていないことを公言しにくくなった気がしている。非ワクチン接種者は、「他人の迷惑を考えないエゴイスト」「常識知らず」「無根拠の楽観にもたれかかって生きる愚か者」「甘ったれた個人主義者」ぐらいに見なされるようになった。つらい。
岐阜県の土岐市立総合病院(350床)で、入院患者10人と看護師2人がインフルエンザに感染し、このうち80代の女性患者が25日夕に死亡した。病院は院内感染だったとして、27日に発表した。
病院によると、今月15日に入院患者1人がインフルエンザを発症。24日には看護師2人と入院患者4人が発症し、うち感染症で入院した女性1人が25日夕に死亡した。死因は感染症の悪化だった。26日までに計12人が発症し、病院は同日午前に東濃保健所(同県多治見市)に報告。全病棟で家族以外の面会を禁止した。
伊藤昭宏院長は「1人の方がお亡くなりになったことは大変重く受け止めている」とコメントした。
あちこちから桜の便りが届くようになり、すっかり春めいてきました。就職や転勤で心機一転という方も多いかと思います。
この時期に会社などで必ず行われる行事に「健康診断」がありますね。40歳を過ぎたくらいから、「高血圧ですね。再検査しましょう」と言われる人が増えてくるものです。
ほとんどの人は自覚がないので、高血圧だと指摘されると「え、オレが高血圧?」と驚き、うろたえるものです。
高血圧がなぜよくないと言われているのか、知っていますか? 高血圧は「脳溢血」を引き起こす要因とされていたからです。
確かに戦後の日本にとって、脳溢血は死に至る恐ろしい病気でした。栄養状態が悪く、血管がもろかったため、高い血圧に耐えられず出血を起こしやすかったからです。
しかし、その常識は実は時代遅れのものです。
現代では、脳溢血は激減しています。栄養状態が改善されて細胞の膜が丈夫になり、血管も強くなりました。もろく破れやすい血管は、過去のものとなっているのです。
それにもかかわらず、過去のイメージだけが根強く残っており、多くの医師は「高血圧は降圧剤で下げる」という戦後から延々と続く治療を続けています。なぜなら日本の医師免許は、一度取ったら更新する必要がないからです。最新の医学を勉強しなくとも、誰も咎めはしません。
さらにここに、商業が絡んでくるから厄介なことになります。
あなたの血圧が、現在では高血圧とされる150だったとしましょう。その数値は、20年前なら「正常」だったと言うと驚くでしょうか? 多くの人は、「高血圧」と言われて初めて数値を気にするようになります。以前の基準値がどうだったかは知りません。そこがねらい目なのです。トリックがあるのです。
ズバリ、高血圧症の犯人は「基準値」です。高血圧症の判断となる基準値は、2000年までは実質、収縮期(上)が180mmHgでした。つまり170台の人でも「正常」であるとされていたのです。ところが驚くことに、2008年までのわずか8年の間に基準値が50下げられて、130mmHgになったのです(特定健診・特定保健指導)。
その結果、何が起こったのか? 高血圧症と診断される患者が激増し、降圧剤の年間売上高は2000億円から1兆円以上に急増しました。今や降圧剤は巨大産業です。「やっぱり降圧剤は効かなかった」と言われると、困る人がたくさんいるのです。
血圧の基準値が、いかに恣意的なものであるかを証明するエピソードがあります。2014年、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は高血圧に関する新基準を発表しました。それは、健康診断時の高血圧判定基準が、「上147mmHg、下94mmHg」という従来の目安より大幅に緩和された数値でした。
人間ドック学会の主張の根拠は、「これまでに人間ドックを受診した150万人のデータを統計的に分析した結果、上147mmHg、下94mmHgの範囲内の人の95%が健康であった」というものです。
ところが、日本高血圧学会がこれに猛反発したのです(日本高血圧学会は「高血圧治療ガイドライン」という冊子を発行し、実質的に高血圧の基準値を決めている、大学の医療研究者が委員を務める組織です)。基準値が勝手に引き下げられては、多くの「お客様」を失うことになります。医療機関や製薬会社にとっては大損失なのです。
問題はそれだけではありません。血圧を下げる降圧剤は、あまり意味がないだけではなく、脳溢血に代わって日本人に増えてきた「脳梗塞」のリスクを高める作用があるとわかってきたのです。
かくいう私も、かつては「高血圧には降圧剤を処方するのが当然」だと思っていました。
しかし降圧剤を投与されているのに、脳梗塞を起こす患者さんがたびたびいることに私は気が付きました。
降圧剤を飲んでいた「のに」、脳梗塞が起こったのではなく、降圧剤を飲んでいた「から」、脳梗塞が起こったのではないか? 私は疑念を持つようになりました。
それを裏付ける研究が発表されたのは2006年のことです。東海大学医学部名誉教授の大櫛陽一氏は、福島県の住民4万人を対象にした研究で、「血圧を薬で下げている人は、薬を使わない人より脳梗塞が2倍になる」というデータを発表したのです。
脳梗塞とは、血栓(小さな血の塊)によって脳の血管が詰まる病気です。血管が詰まりかけると、心臓はポンプの圧力を上げて、血の塊を吹き飛ばそうとします。血圧を上げることで、脳を守ろうとするのです。「高血圧が脳梗塞の原因」ではなく、「脳梗塞を治すために血圧を上げている」状態なのです。
血流が弱いと、詰まった血栓を取り除くことができません。つまり血圧を下げる薬を飲むことは逆効果であり、命を危険に晒すことだと言えるのです。
医者の言うことはすべて正しいと、患者さんは信じてしまいがちです。しかし中には不勉強な医者や、金儲け主義の医者がいることも事実です。生活習慣を改めたり、ストレスを取り除く努力をしたりせず、安易に薬に頼ろうとする患者さんにも問題はあると思います。
健康なのに薬の服用を勧められたら、疑ってみる勇気も必要なのです。
とはいえ、健康診断で「再検査が必要です」と言われたら逆らえないのがサラリーマンの悲しい性ですよね。そうならないために、正しい血圧の測り方を伝授しましょう。
① 必ず10分ほど安静にした後で測る
肉体労働をした直後に血圧を測ると高い数値が出てしまいます。それだけではありません。健康診断の会場まで長い距離を歩いたり、階段を駆け上がったりしただけでも血圧は上がります。十分に身体を休めてから測りましょう。
② 心が安定している状態で測る
ドキドキしたり、悲しんだり、イライラしているときでなく、リラックスしているときに測ってください。慌てたり、焦ったりしても血圧は上がります。ストレスは血圧にてきめんに影響するのです。
③ 椅子に座って測る
椅子に座って心臓と同じ高さに血圧計を置いて測ってください。健康診断などでは立ったまま測ることがありますが、座って測る血圧のほうが正しいと覚えておいてください。
④ 右腕を十分まくって測る
左腕だと心臓から近いため血圧が少し高く出てしまいます。服の上から測ると熱が十分伝わりません。きちんと腕まくりするか、上着を脱いでから、右腕で測ってください。
ここで述べた私の意見はちょっと過激に聞こえるかもしれませんが、すべて医学的な裏付けのあることです。商業主義に翻弄されて、日本の医療はおかしなことになっているのです。
問題の本質を見極め、真に健康な生活を送るための知恵を、『やってはいけない高血圧治療 ドクター歴48年のベテラン医師が告発する薬漬け医療の闇』(KADOKAWA)という著書にまとめました。健康診断で言われたことを鵜呑みにして、安易に薬を服用する前に読んでみてください。