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マスクが苦手な人のために





マスクをすると耳の後ろが痛くなる、という人へのお役立ちアイデアである。
クリップだと人目が気になるという人は自分で他の工夫をすればいい。しかし、私も耳が痛くてマスクができない人間だが、こういう工夫をしようとは思いもしなかった。
「魔法使いサミー」の主題歌ではないが、「呪文と頭は使いよう」である。





















































































































































































































マスク クリップ 耳に関連した画像-02

マスク クリップ 耳に関連した画像-03


<ネットでの反応>

おおおー!!!めっちゃ助かる解決法ですね!!!

お金もかからない良いアイデアですね!

眼鏡をつけてマスクすると外す時に一緒に外さなきゃならなかったから名案かも

天才!!この知恵 頂きました

私は金属アレルギーなのでクリップは使えない。使い終わったマスクのゴム使えばそのまま捨てられるし、ホームセンター行けばオーバーヘッドのマスク売ってるからそれを使う。見た目が気になるなら紐やヘアゴムの端くれだとか何でも工夫して使えばいい。


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古市の「終末期医療削れ」論

  1. 容量に余裕があれば、問題になっている古市憲樹と財務省の友人(笑)の対話の部分も後で転載しておく。ただし、私自身は終末期医療というのは(当人の意識がちゃんとあるかどうかによるが)その患者の家族に経済的余裕が無い場合は、家族にとっては地獄ではないか、という気がする。また、高齢者の死亡1年前の医療費が高齢者医療費の1割強というのはけっして小さい数字だとは思わない。医療界からのこうした声は、高齢者医療に携わる医療者の「ポジショントーク」ではないか、という気もする。まあ、古市は大嫌いだから、彼が馬鹿だと示す話は大歓迎ではあるがwww
  2. 津田大介‏認証済みアカウント @tsuda 12月28日
  1. こういう現場からの意見を見ると、古市の終末期医療削れ論のソースが「財務省の友人」であったことの意味の重みもグッと深くなるね。
  1. 日福大名誉教授の二木立氏は「終末期医療費」の比率を殊更高く見積もる言説を「トンデモ」と断じ、高齢者の死亡前一年間の医療費は、高齢者医療全体のの1割余りであること、また死亡前一カ月の医療費は、上述のような急性期の結果も含んだとしても全医療費の3%に過ぎないことを明らかにしています。
  1. 恐らく、死亡転帰のレセプトの医療費金額しか見ていないのでしょう。レセプトだけでも、よく読めば診療経過や病名から、それが死を避けがたい終末期医療なのか、救命に手を尽くした急性期医療の結果としての「終末期」なのかはある程度区別できると思いますが。
  1. これはよくある誤解なのですが、「終末期医療」、特に高齢者の終末期はそれほど医療費はかかっていません。医療費が特に高騰するのは、比較的若く回復の期待がある患者さんで、結果的に最後の一カ月になってしまった場合です。そこを削ることは、実際には助かる可能性のある人を見捨てることになります


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スタンダール症候群と脳卒中

これは珍しく有益な知識だと思うので多くの人が知っておいたほうがいいだろう。
スタンダール症候群などと言うと、恋愛関係の何かかと思いそうであるwww
スタンダールの「恋愛論」は高校生のころに読み、「結晶作用」には感心した。今でも、恋愛の本質はそれだと思っている。逆に言うと、相手に「あばたもえくぼ」とならないなら、それは恋愛ではなく、おそらく何かの打算による付き合いである。



(以下引用)



【男と女の相談室】美容院のシャンプー中に「命の危険」 首を長時間後ろにそらす姿勢が怖い

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富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   あまりに気持ちがよくて思わずウトウト。美容院や理容室のシャンプーでリラックスする人は多いが、洗髪が終わった後にめまいや冷や汗、頭痛などがして気分が悪くなったことはないだろうか。


   実はソレ、首を反らした状態で洗髪することで起こる脳卒中の前兆なのだ。命取りにつながる恐れがあるので、くれぐれもご注意を。

  • この気持ちのよい体勢が脳卒中を招く(写真はイメージです))
この気持ちのよい体勢が脳卒中を招く(写真はイメージです))

仏の文豪スタンダールもあわや命の危機に

   この症状、医学的には「美容室脳卒中症候群」(ビューティーサロン・ストローク・シンドローム)と呼ばれる。あの名作「赤と黒」「パルムの僧院」などで知られる仏の文豪スタンダールにちなみ「スタンダール症候群」ともいわれる。スタンダールがフィレンツェのある聖堂を訪れた時、高い天井や窓に描かれた名画の数々を見上げている最中、至福感と同時に激しい動悸に襲われ、卒倒寸前になった。スタンダールがこの時の恐怖を「イタリア紀行」に書き残したので、医学用語として定着した。


   高い所ばかり見上げる姿勢を続けると、首の動脈が圧迫され脳への血流が止まるので、動悸、めまい、吐き気、失神などが起こる。これと同じ症状が美容院のシャンプー台の上で起こる。東京医科大学整形外科では、ホームページの「脊椎班だより」の中で「スタンダール症候群」のコラムを設けて注意を呼びかけている。


   それによると、発症のメカニズムはこうだ。首の後ろ側には小脳や脳幹、後頭葉などへ血液を運ぶ椎骨動脈がある。これは椎骨と密接につながっているため、洗髪で長時間首を後ろに反らせていると、血管が圧迫される。その結果、脳に行く血流が一時的に減ってしまう。すると、血小板の流れが滞り、小さな血の塊の「血栓」がたくさんできる。


   洗髪が終わり、首を元の位置に戻す時、せき止められていた血流が一気に脳へ流れると、血栓が押し流され脳のすみずみの毛細血管に入り、詰まらせてしまう。これが脳卒中だ。頭痛や吐き気、めまい、手足のしびれ、冷や汗、首や後頭部の痛みや違和感が起こったら要注意だ。美容院では何でもなくても、帰宅後に倒れるケースも多く、重症の場合は命を落とすこともある。


シャンプー中に気になればすぐに美容師に声をかけよう

   全日本美容業生活衛生同業組合連合会では、全国の美容院に(1)洗髪中は首への圧迫を避ける(2)首を左右に振らない(3)洗髪後にチェアを起こす時はひと声かけて首に急激な負担をかけない、などの注意を呼びかけている。しかし、利用者も次の点を注意したい。


   (1)洗髪中にふらふらする、吐き気がする、手足がしびれるなどの違和感を覚えたら、我慢せずに美容師に伝えて、休ませてもらう。


   (2)それでも症状が改善しない時は、すぐに神経内科や脳外科を受診する。


   (3)血栓は、水分不足から起こるので普段から水分をまめにとる。特に二日酔いの時は脱水症状になるので、美容院に行く際は注意する。


   (4)美容院に行く前に、肩甲骨や首を動かして首周りをストレッチをする。


   (5)美容院によっては首の負担を軽くする台を使用しているところもあるので、問い合わせる。


   いずれにしろ、シャンプー中に気になることがあれば、遠慮せずに美容師さんに声をかけよう。




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トイレの蓋は蓋として使うためにある

まあ、こういう知識は(理屈で考えてもたぶん正しいと思うので)なるべく多くの人が共有したほうがいいかと思うので、拡散に協力しておく。
大腸菌は拡散しないほうがいいが、有益な情報は拡散するわけだ。
あるいは、この知識によって、大腸菌汚染で死ぬ運命だった人を何人か救うかもしれないわけで、こういうのも世間へのひとつの貢献であり、功徳というものだ。




さんがリツイート

【悲報】トイレのフタを閉めずに流すと水の勢いで菌が拡散し全身大腸菌まみれになることが判明
ノロウイルス感染者のトイレで流す時は必ず蓋閉めるって看護の友達が言ってたわ









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高血圧の基準の変化でまた患者が大量発生か

「in deep」から記事の一部を転載。海外記事の翻訳である。
私は、高血圧の薬は「のぼせ」が起こった時にだけ飲んでいる。若いころからのぼせ癖があって、かなり悩まされてきたのである。耳が赤くなるのなどもよくある。別に興奮状態でなくても頭がのぼせるというのは、少々不愉快だし、耳が赤くなっているのは何となく恥ずかしい。まあ、血圧のせいかどうかは知らないが、40歳を過ぎたころから降圧剤を飲むようになって、その後はのぼせ癖はほとんど起こらなくなったので、たぶん高血圧が原因だったと思う。
今は降圧剤の服用をやめていて、のぼせ癖や耳が赤くなることもよく起こるのだが、ほとんど引き籠りの生活なのでふだんはまったく差し支えはない。ただ、その状態で買い物などに行くのも嫌なので、降圧剤を臨時に飲むわけだ。

なお、高血圧の人間には鬱病は少ないらしい。それは、たぶんそうだろうな、と思う。血圧と性格というのを調べてみると面白いかもしれない。


(以下引用)



「アメリカの新しい高血圧のガイドラインである 130 / 80 には何の問題もない」



ということを突き止めたことに関しての医学メディアの記事です。




No benefits from new U.S. blood pressure guidelines, according to study
medicalxpress.com 2018/11/27


研究によれば、米国の新しいガイドラインによって勧告されている血圧の早期治療にはいかなるメリットもない


高血圧はどのような時に危険なのだろうか? 医学協会は、これに対して幅広い答えを提供している。 たとえば、アメリカでは、患者たちはドイツにおいてよりも、はるかに早い段階で高血圧とみなされる。



しかし最近の研究により、ドイツ・ミュンヘン工科大学のふたりの教授、カール・ハインツ・ラドヴィグ(Karl-Heinz Ladwig)氏と、ヘルムホルツ・ツェントルム・ミュンヘン(Helmholtz Zentrum München)氏は、患者に早期の高血圧治療を行っても致命的な心臓病のリスクは低減しないと結論づけた。



それどころか、早期の高血圧治療は、患者たちの精神的健康に悪影響を及ぼすことさえあることがわかった。



アメリカ心臓病学会は、2017年に高血圧ガイドラインに新たなカテゴリーを追加した。それは「ステージ 1高血圧症」というものだ。



この新しい基準の下では、医師はこのカテゴリー( 130/80 以上の血圧)の患者には、治療を施すよう勧められている。



しかし、欧州心臓学会では、この130/80 以上の血圧の範囲は「高い正常血圧」と定義されており、具体的な治療は推奨されていない。



ミュンヘン工科大学の心身医学と心理療法の専門家でもあるミュンヘン教授は以下のように説明する。



「米国のガイドラインの背景にある考え方は、可能な限り早く血圧を下げることであり、患者たちに診断を提示することによって、彼らがより健康的なライフスタイルを採用するようにと促す意味はあります」



 



疑わしい動機づけの要因



ラドヴィグ教授と彼のチームは、約 12,000人の患者のデータを用いて、高血圧に関してのドイツの状況を評価した。



この研究の最初の論文著者であるセーリャン・アタソイ(Seryan Atasoy)氏は、「さまざまな高血圧症の人々の間で心血管疾患(CVD)死亡リスクを、心血管疾患に影響を及ぼすリスク要因の中で、私たちは 10年間にわたり調査しました」



アタソイ氏は、ふたりの教授の下で免疫学者として働いている。



調査の結果、アメリカで新たに作成されたカテゴリー「ステージ 1高血圧症」の患者たちはの心血管疾患による死亡リスクは、正常血圧の患者よりも有意に高くはなかったのだ。



ラドヴィグ教授は、「動機づけの効果も疑問に思っています」と述べる。



アメリカとヨーロッパのガイドラインの両方で治療が推奨されている高リスクカテゴリー「ステージ 2高血圧症」の患者は、心臓病で死亡するリスクが非常に高いと同氏は説明している。(※訳者注 / ステージ 2高血圧症の数値は、おそらく 140 / 90 以上だと思われます)



「同時に、喫煙や運動不足などのリスク要因が、そのグループではるかに多く見られているということは、多くの人々が、高血圧という診断にもかかわらず生活習慣を変えていないことを示しています」



 



血圧を下げる薬が危険なうつ病を引き起こす可能性



生命に危険なほどの高血圧の人々は、通常の血圧の人々よりうつ病の発生率は一般に低いが、しかしその中で、うつ病発生率が有意に高いグループが見つかった。



それは、重症の高血圧を治療するために血圧を下げる薬を投薬されている人たちのグループだった。



うつ病あるいは抑うつ状態の人は、高血圧の投薬治療は受けていない人たちのあいだでは、全体の3分の1だったのに対し、投薬を受けていた人たちは、その約半数が、うつ病あるいは抑うつ状態だった。



この理由について、ラドヴィグ教授は以下のように言う。



「これはラベリング効果と見なされるべきだと確信しています。人は、「あなたは病気だ」と公式に分類されると、精神的健康に影響を受けるのです」



 



アメリカの新しいガイドラインはより多くの病人を生むことを意味する



「米国心臓病学会は高血圧と診断された成人の割合が 32%から 46%に増加すると計算している」とラドヴィグ教授は述べている。



ラドヴィグ教授によれば、この新しいガイドラインの血圧のレベルの人たちは、心血管系の潜在的な致命的リスクを引き起こす危険性はさほど高くはなく、診断や治療による改善を期待されるような状態ではない。しかし、このガイドラインは(あなたは病気の状態だと指摘されることで)心理的ストレスに対処しなければならない人が 14%増えることを意味する。



こうした理由から、ラドヴィグ教授は、ヨーロッパにおいて、アメリカのガイドラインを採用することは重大な間違いであると考えている。

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科学と医学

別ブログにも引用して載せた文章だが、作家山本弘の脳梗塞体験記の一節である。
これほど健康に気をつけている人間でも脳梗塞になる理不尽を彼は「確率の問題だろう」と結論しているが、あまり論理的な結論とは思えない。たとえば、親や祖父母や近親者に脳梗塞になった人はどのくらいいたか、という遺伝的な部分も考察すべきだろう。
邪推すれば、血糖値を抑える薬や、テクネシウムシンチという、「放射性元素を血管に入れて調べる」手法が原因になった可能性もあるわけだ。たとえ半減期が1日だろうが、その間に体に重篤な影響を与えないと断言はできないのではないか。山本氏は科学に強いことを自負しているSF作家だが、医学は科学ではない。科学まがいのものでしかない。現在行われている先端的医療そのものが人体実験みたいなものだ。医学論文の多くが後になっていい加減なものだったとされているのである。ただし、西洋医学の基礎的部分(と言うか、効果が長年の間に検証されている治療)はもちろん信頼していい。
なお、この文章の後の部分で山本氏が、脳梗塞の前兆だったのではないか、と書いている、物忘れが多くなったことや尿失禁など、単なる老化現象でしかない、と私は思う。



(以下引用)





 僕がこんな事態を招いたのには、何か決定的な前兆があったのだろうか。



 僕は数日に一度、美月の帰りが遅い日など、自宅での一家団欒の夕食をあきらめ、外食で済ませている。だが別に暴飲暴食をしているわけじゃない。近所のラーメン屋や鉄板焼の店、あるいはコンビニで売っている夜食ぐらいのものだ。



 普通の日は家で食べている。普段食べないような豪勢な食事なんて、月に一度くらい、東京に行ったときに食べるささやかなご馳走ぐらいのものだ。(秋葉原の『肉の万世』のロブスターは特にお気に入り)



 妻はかつて、僕がポテトチップスを食べるたびに渋い顔した。塩分の取りすぎだと。確かに一袋に一グラムの食塩は多すぎる。最近、僕はその悪癖をあらため、いっぺんにポテトチップスを食べないことにした。



 甘いものが昔から好きだ。医師から血糖値が高いとよく警告されていた。だが常人に比べて何倍も高いわけじゃないし、血糖を抑える薬も飲んでいる。何にせよ、いきなり破滅的な影響が出るとは考えにくい。



 それに僕は酒も煙草もやらない。信じられないほど健康な人間のはずなのだ。僕より不健康な暮らしをしている人間はいくらでもいる。





 しかも僕は、今年の一月、吹田市の国立循環器病研究センターで、レントゲン、CTスキャン、MRIなどで徹底的に検査を受けた。脳などの機能に異常がないことを確認してもらうためだ。



 そう言えば、テクネシウムシンチという珍しい検査も受けた。テクネシウムという特殊な放射性元素を血管に入れ、詳しく調べるものだ。テクネシウムの半減期はきわめて短く、たった一日で使えなくなってしまう。シンクロトロンなどで作ったものを運んできて、その日のうちの使い切るのだそうだ。そんなに半減期が短いということは、たちまち他の元素に変わってしまうので、安全なのだ。



 しかし、テクネシウムシンチを行っている部屋に気になるところがあった。部屋の入り口には「RI室」と書いてあるのに、RIとは何の略なのか書いてないのだ。ラジオアイソトープ(放射性同位元素)の略に決まってるのに。



 それに看護婦が血管に注射する時に、「お薬の注射を入れます」としか言わなかった。世の中には科学にうとい人もいる。「放射性同位元素を入れます」と正直に言うと、不安に思う人もいる。それを警戒したんだろう。



 僕みたいに、『日経サイエンス』を毎月読んでいて、テクネシウムシンチなんて言葉を知ってる人間の方が少数派だろう。放射線は大量に浴びると危険だが、X線など医療に用いる程度の量なら心配はいらない。僕などはむしろ、あまり聞いたことのない珍しい元素を体内に入れられると知って、わくわくしてしまったのだが。



 何にしても、精密検査では何も発見されなかった。



 脳梗塞は医師にも予知できない突然の出来事だったのだ。




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高齢者が降圧剤を飲むと危険性もある?

マスコミが降圧剤使用の危険性を書いたのは珍しい。少なくとも、ネット以外でこれに触れたのを私が見たのは初めてだ。医薬界が厳しく言論統制をしていたのではないか。
高齢者が降圧剤を使うのは、脳に必要な血流が足りなくなる危険性があるのではないか、というのは私の推測だったが、医者からもそれを裏付ける意見があったというのは、私自身の推測が当たったのを少し誇らしく思わせる。
ただ、私自身、医者に行くのはやめてはいるが、前に貰った薬が残っているのを、あまりに高い血圧が続いたり、気になる頭痛があった時などに飲んで血圧を下げてはいるのである。ただ、たいていの場合は180以上の高い血圧が続いても、数日もすれば160台くらいに「低く」なるのである。血圧にはそういう周期性があるような気がするが、当然、「年齢+100」が正常血圧だという判断だ。
引用記事の末尾が切れて、修正もできない(この1年ほど、そういう「異様なコピー事故」が多く、ブログを書くのに難渋している。)が、これだけでもだいたいは分かるだろう。引用記事は「週刊ポスト」のもので、MSNニュースに載ったものだ。

(以下引用)













降圧剤を服用する人が激増か © SHOGAKUKAN Inc. 提供 降圧剤を服用する人が激増か

 これまで、上が140に届かなければ大丈夫といわれていた高血圧の基準が、2019年4月の高血圧治療ガイドライン改訂で、130に引き下げられそうな雲行きだ。もし診断基準が変更されると、現在は4300万人と推計されている日本の高血圧患者数は、6300万人と激増し、日本人の半数が高血圧患者となってしまう。


 そうなると、来年4月以降、降圧剤を服用する人が増えることも予想される。現在すでに70歳以上の2人に1人は降圧剤を飲んでいるとされるが、それがさらに増えることになるのだ。


 すでに服用している人はより多くの降圧剤を処方される可能性が高い。高血圧の予防治療を専門とする新潟大学名誉教授の岡田正彦医師が指摘する。


「これまで140で正常とされた血圧を130まで下げるのは簡単ではありません。数値を10ポイント下げるために、医師は降圧剤の処方を増やすと考えられます。症状によって差はありますが、降圧剤が1種類増えることになるかもしれません」


 しかし、降圧剤には副作用リスクが伴う。


「そもそも高齢者は、加齢とともに血管が固くなって血流が下がるのを防ぐために血圧が上がるので、血圧が高いのは当たり前です。それなのに130が目標値だからと無理に降圧剤を使って血圧を下げると、脳や腎臓に十分な血流が届かず、老化が進んで命を縮める恐れがあります」(岡田氏)


 診断基準についての研究を行なう東海大学名誉教授の大櫛陽一・大櫛医学情報研究所所長が、福島県郡山市で約4万人を対象に6年間の追跡調査をしたところ、もともと血圧が180/110以上で降圧剤を使った人は、使わなかった人よりも、総死亡率が5倍になった。


「治療の目標値をめざして無理に血圧を下げたことが原因と考えられます。降圧剤を使って血圧を20以上下げるのは危険なのです」(大櫛氏)


 2007年に東海大学医学部などが行なった調査では、薬で血圧を下げている高血圧患者は、薬を飲んでいない人と比べて脳梗塞になる確率が2倍になると報告された。近年は降圧剤の薬効が高まり、薬が効きすぎてしまうという問題も指摘される。


「最近は2種類以上の血圧の薬が入った『配合剤』が増えています


が、新しい薬のため、複数の薬を同時に服用した際の“相乗効果”による副作用は未知数です。薬が効きすぎると血圧が下がりすぎ、脳に血流が届かず一時的な失神による転倒や転落、交通事故のリスクが増します。記録上は事故死ですが、実際は血圧低下による失神により転落死や交通事故死を迎えた方は相当数いると思われます」(岡田氏)



 経済的な負担も増す。よく使用される降圧剤のARBは1錠100円程度。血圧を130まで下げるため薬が1種類増えるとして、年間3万6500円の支出増になる。



※週刊ポスト2018年10月26日号







が、新しい薬のため、複数の薬を同時に服用した際の“相乗効果”による副作用は未知数です。薬が効きすぎると血圧が下がりすぎ、脳に血流が届かず一時的な失神による転倒や転落、交通事故のリスクが増します。記録上は事故死ですが、実際は血圧低下による失神により転落死や交通事故死を迎えた方は相当数いると思われます」(岡田氏)


 経済的な負担も増す。よく使用される降圧剤のARBは1錠100円程度。血圧を130まで下げるため薬が1種類増えるとして、年間3万6500円の支出増になる。


※週刊ポスト2018年10月26日号










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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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