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消毒(殺菌)反対派と賛成派

「in deep」の岡氏は不潔大好き人間なので、下記記事の内容を信じるのも危険に思えるが、まあ、ひとつの説として考慮してもいいのではないか。私は消毒大好き人間で、たぶん「ブリーチ」などの使用量は平均の2倍から3倍くらいあると思う。湿度の高い土地に住んでいるので、カビ取りをしないと浴槽などすぐにカビだらけになる。

(以下「大摩邇」記事から一部引用)


医学博士の故藤田紘一郎さんが、2018年1月のプレジデント誌でのインタビューで以下のように述べています。コロナ前のことで、これは「インフルエンザや風邪などの対策」としての話です。


2018年1月18日のプレジデントより藤田紘一郎さんの言葉


人間の皮膚には、表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌をはじめとする約10種類以上の「皮膚常在菌」という細菌がいて、私たちの皮膚を守ってくれています。


彼らは私たちの健康において、非常に重要な役目を担っています。皮膚常在菌は皮膚から出る脂肪をエサにして、脂肪酸の皮脂膜をつくり出してくれているのです。


この皮脂膜は、弱酸性です。病原体のほとんどは、酸性の場所で生きることができません。つまり、常在菌がつくり出す弱酸性の脂肪酸は、病原体が付着するのを防ぐバリアとして働いているのです。


皮膚を覆う弱酸性のバリアは、感染症から体を守る第一の砦です。


president.jp


 


このプレジデントの記事のタイトルは、「"手を洗いすぎる"と風邪を引きやすくなる」というものでした。その通りなんです。


ちなみに、藤田紘一郎さんが推奨する「感染症予防対策」は以下です。


 


「両手を軽くこすりながら、流水で10秒間流す」


 


石鹸は決して使いません。消毒剤は論外です。


流水だけで洗い流す。


この理屈は、たとえば、まあ…実際には、石鹸はウイルスを殺さないですが、一応殺すとして、「石鹸や消毒剤で消毒して、ウイルスと常在菌が同時に死ぬとする」とした場合、何らかの感染症が流行している時には、環境中にいくらでもその病原体はあるわけであり、あるいは、エクソソーム経由でいくらでもやってきます(エクソソームについては最近のこちらの記事をご参照下さい)。


つまり、「病原菌は、またすぐに手や体に付着する」のです。


ウイルスなどの病原体は、いくら消毒しても、すぐに付着が始まるのですが、


「石鹸の使用後や消毒した後は、守ってくれる皮膚の常在菌が手の平にいない」


のです。


藤田博士は、


 


> 病原体のほとんどは、酸性の場所で生きることができません。


 


と述べていますが、この「バリアが消える」のです。ウイルスに対して、手の皮膚がフリーエリアとなってしまう。消毒剤を含むうがいをすると、喉がウイルスのフリーエリアになる。


死んでしまった皮膚常在菌が復活するには、時間がかかります。


結局、このメカニズムからは、ひとつのことしか言えません。


 


「石鹸や消毒剤を使えば使うほど、ウイルスの攻撃にさらされやすくなる」


 


ということです。


これは、感染症と共に「傷」にもいえることで、「傷口を殺菌すると、傷を治す細胞までも殺してしまう」のです。


ずいぶん以前の記事ですが、以下は「傷を消毒してはいけない」ということを知った時のものです。


[記事] 怪我の功名から得た「傷と止血の対処の真実」について。今までの傷治療に対しての医学常識は根本が間違っていることに気づき
 In Deep 2016年6月16日


 


以下はある病院のウェブサイトですが、このようにちゃんと考えて下さっているお医者さまたちもたくさんいます。


(ある医院のウェブサイトより)


> 消毒液は悪い菌を殺しますが、創を治す細胞まで殺してしまうため創自体を消毒するのは間違いで、創の周りだけを消毒するのが正解ですが、菌やウイルスは至る所に居て無菌にできるはずが無いので消毒自体が無意味で、水道水で洗浄するだけで十分ですが、いまだに大学病院などでも不勉強な医師達が創を消毒しています。

> ポビドンヨードうがいは、喉に炎症がある時は同じ理由で逆効果で、予防的にも口内の善玉菌まで殺されて免疫が下がり、逆に風邪に引きやすくなりますので使用してはいけません。


kaneshiro-honest-clinic.com


 


人間の身体というのは、


 


・有害な病原体から各部位を守るシステム


・損傷した部位を自己修復するシステム


 


を共に備えています。


しかし、実際には現代医療は、「その自然のシステムに逆らった方法」でおこなわれており、だから、状況が改善しない。


現世人類の歴史は 16万年程度でしかないにしても、その中で絶滅しないで増え続けてきたのは、この「最強の身体システム」のお陰です。本来であれば、人類という存在は、地球の生物の中で究極的な進化の形を持つものだったのです。


現代医療とその概念が、それを破壊し続けている気がします。

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放射能含有食品の実験場となった日本

「スプートニク」から転載。
日本人自体は、福島県産品と他の食品の区別がつくのかねwww


(以下引用)

【解説】各国の日本産食品の輸入規制 原発処理水放出でどうなる?

福島第一原発 - Sputnik 日本, 1920, 03.07.2023
東京電力福島第一原子力発電所からの処理水放出をめぐり、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は、4日に来日して安全性を評価する報告書の内容を政府に説明する。現在、福島県産を含む日本産食品の輸入規制には各国によって違いがあるが、今夏にも始まるとされる処理水放出はどのような影響を及ぼすのだろうか。

今も続く輸入規制

福島県や農林水産省によると、日本産の食品の輸入を規制しているのは12カ国・地域となっている。最も厳しいのは中国で、関東産や東北産の食品を広く輸入禁止にしているほか、その他の地域からの食品にも放射性濃度の検査証明を義務付けている。香港やマカオも福島県産の全食品の輸入禁止を続けている。
また、韓国や台湾も一部の福島県産食品の輸入を禁止。また、欧州連合(EU)加盟各国やロシアなども検査証明書の提出を義務付けている。また、米国や英国、カナダ、インドネシア、マレーシアなど43カ国は、福島第一原発事故の後に輸入規制を実施したが、すでに解除している。

各国でわかれる対応

聯合ニュースによると、韓国の政府・与党は3日、処理水放出に関する懇談会を開いた。そこではIAEAが安全性を認めたとしても、「国民が安心できるまで」は福島県産水産物の輸入禁止措置を続ける方針が示された。
また、中国はこれまでに「放射能汚染水」の海洋放出は誤っているとして、度々計画の中止を訴えている。共同通信によると、3日にも中国外務省の汪文斌報道官は、「IAEAは処理水放出計画にお墨付きを与えてはならない」とけん制。措置緩和は当面見込めそうにない。さらに、香港マカオでも、処理水が放出されれば当局が更なる輸出規制の強化を進める可能性があると現地メディアが報じている。
一方、EUは処理水放出を前にして規制撤廃に動いている。これまでの各メディアの報道によると、EUは先月末から規制を完全撤廃する方向で最終調整を進めており、実現すれば福島県産の魚やキノコ類などの検査証明が不要になる。
野村農林水産相は3日、来日したEUのヤヌシュ・ヴォイチェホフスキ農相(農業担当欧州委員)と会談。EUの日本産食品に対する輸入規制の早期撤廃に向けた協力を要請した。
福島第1原発を巡っては5月末~6月初めにかけてIAEAの調査団が来日した。スプートニク通信はこれまでに、放出を懸念する国内外の声や専門家の意見をまとめた。
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最高血圧142で高血圧www

いや、最高血圧平均が142の人たちが「高血圧患者」とされているのが驚きなのだがwww
「ふふふ、奴らは我ら高血圧症組の中で最弱の連中よ」「わしは170じゃ」「わしは190じゃ」「わしは200じゃ」

(以下引用)写真が意味不明だが、そのまま載せる。ラットか、フクロウか? 脳か?



       
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体を上下動させて脳に適度な衝撃を与えることで、高血圧が改善するとの研究報告を、国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)などが発表した。軽いジョギング程度で得られる衝撃に相当するという。
成果をまとめた論文が7日、国際科学誌に掲載される。

 高血圧の患者は、国内に約4300万人とされる。減塩や禁煙などに加え、適度な運動も予防や改善につながる。ただ、なぜ運動すると血圧が下がるのか、詳しくは分かっていない。

 沢田泰宏・同センター臨床研究開発部長らの研究チームは、座面が上下に動く椅子を製作した。研究では、20~80歳代の高血圧の27人に、週3日毎回30分、この椅子に座ってもらい、軽いジョギングと同程度の衝撃を脳に与えた。開始前の最高血圧は平均142だったが、1か月続けると同133まで低下した。

 チームは、ラットの実験で、頭を上下させることで、脳内の体液が動くなどして血圧が下がることを突き止めていた。人の脳でも同様のメカニズムが起きたとみている。

 小川渉・神戸大教授(糖尿病・内分泌内科)の話 「運動が続かない患者でも、脳に適度な衝撃を与えれば、血圧が改善できる可能性を示した成果で、興味深い。治療に生かすには、大規模な臨床試験などでさらなる検証が求められる」

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d589ba821f5042cca09a9017840b4857dfc2a30

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自閉症者は殺されるべきか

「自閉症」は精神障害(病気)とされているが、その多くは単に精神的傾向(気質)でしかないと私は思っている。つまり、克服可能だし克服する必要も無い。むしろ、上辺だけの社交性で世間を泳ぎまわっている連中より精神の深度が深く、思索に優れている傾向すらあるかもしれない。昔の隠者や聖者、宗教者にはその種の人が多かったはずだ。たとえば鴨長明や吉田兼好など。そして、隠者的生活は、幸福にもつながることがあるのも当然である。自分を不快にする他者がほとんど存在しないのだから。(私は「自閉症」の医学的定義を知らないので、ここに書いた内容は的外れかもしれない。まあ、私は「精神病」とされているものの大半を疑っているのだが。クラウス・シュワッブやビル・ゲイツなど、ほとんどのサイコパスは、社会で大きな顔で生きているのである。)

(以下引用)

オランダで、自閉症や知的障害の人たちへの「合法的な安楽死」が大規模に進行していることが英国の研究で明らかに

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/netherlands-doctors-are-euthanizing-people-with-autism/
<転載開始>

オランダで2001年4月に議会上院で安楽死合法化の議論が始まった頃、
ハーグのオランダ政府庁舎の外で祈る抗議者たち (2002年に可決される)。nypost.com

オランダ版 T4作戦が粛々と進行中

現在、カナダと欧州のいくつかの国では、「政府主導の安楽死」が、大変に増加しています。


カナダについては、2022年の以下の記事で書いたことがあります。


[記事] 異端が排除される狂気の時代に、カナダの新しいT4作戦による大量死を眺め見て、さてそれをどう感じるか
 In Deep 2022年12月21日


 


カナダでは、「国民の総死亡数の 3.3%が安楽死によるもの」という段階にまでなっていますが、デイリーメールには以下のようにありました。カナダの安楽死幇助プログラムには「 MAiD 」という名称が正式につけられています。


(英デイリーメールより)


> 世界で最も寛容な政府の自殺幇助プログラムを利用するカナダ人の数が増加し、昨年だけで 10,000 人以上になったばかりだ。

> この数字は、死亡したカナダ人の総数の 3.3%に相当し、前年から 32.4%増加した。

> 実際、カナダの安楽死法は非常に寛大であり、病状が末期である必要はない。

> カナダ政府は、その MAiD を精神障害者、さらには潜在的に子供にまで拡大しようとしており、ケベック医科大学は重病または障害のある新生児の安楽死を合法化するよう求めている。


dailymail.co.uk



もともとは、末期的な病気などで延命できない人たちへの安楽死政策という名目だったものが、今回報じられた報道では、


「自閉症や知的障害の人たちが多数、安楽死させられている」


ということが英キングストン大学の調査でわかったというものでした。


先ほどリンクしました In Deep の記事に出てきました、ナチスドイツの T4 作戦 (知的障害者たちを組織的に殺害した案件)と同じことが、カナダでは「紳士的に」行われているということのようです。


こういうことに対しての評価はさまざまでしょうし、私も特に論評するつもりはないですが、T4作戦当時なら「殺されていた側」にいた子どもだった私としては報道に反応する傾向はあります。


なお、オランダで安楽死が合法化されたのは 2002年だそうです。


英国の研究を報じていた米ニューヨークポストの記事をご紹介します。

研究によると、オランダの医師たちは自閉症や知的障害のある人々を安楽死させている

Netherlands doctors are euthanizing people with autism, intellectual disabilities: study
NY Post 2023/06/29


自閉症やその他の知的障害のある複数のオランダ人たちが近年、医師が彼らの苦しみが通常の生活へ戻るために治療不可能な障害であると判断した後、医師による自殺幇助によって死亡したことが研究者たちによって判明した。


オランダの安楽死事象に関するキングストン大学の調査によると、2012年から 2021年にかけて、オランダでは自閉症または知的障害者と自認する 40人近くが合法的に安楽死された。


自らの希望で殺害された 30歳未満の 5人が、自閉症を自らの命を絶つ決断の唯一または主な理由として挙げていることが英国の研究で判明した。


こうした事例を受けて、専門家たちは、医師が自殺志願者に致死注射をして殺害することを認める法律が、2002年に可決された当初の意図から大きく逸脱しすぎているのではないかと疑問を呈している。


ベルギーのゲント大学の倫理学者で公衆衛生教授のカスパー・ラウス氏は、医師による自殺幇助が合法であるオランダとベルギーでは、過去 20年間で医師による自殺幇助を求める患者のタイプが大きく変化したと述べた。


オランダが安楽死を合法化した最初の国となったとき、議論の焦点は自閉症患者ではなく、がん患者に集中していたとラウス氏は語った。


患者が安楽死の対象となるには、「耐えられない」肉体的または精神的苦痛を引き起こす不治の病を患っているなどの厳しい要件を満たす必要があるが、最終的に誰が安楽死の対象となるかを決めるのは医師だ。


オランダ政府の安楽死検討委員会によると、この研究が焦点を当てた、この約 10年間で、オランダでは 6万人近くが安楽死を決意したという。同委員会は透明性を高めるため、これらの死亡のうち 900件に関する文書とデータを公開した。


キングストン大学の研究者はこれらの 900例を調査し、そのうち 39例が自閉症または知的障害を持っていたことを発見した。39人のうち 18人は 50歳未満だった。


患者の多くは、耐え難い孤独を含め、精神的、身体的、加齢に伴うさまざまな病気を自らの命を絶つ理由として挙げている。


しかし、8人は苦しみの唯一の原因として、社会的孤立、対処法の欠如、変化に適応できないこと、刺激に対する過敏症など、知的障害に関連する要因を挙げた。


報告書の主執筆者の一人であるキングストン大学の緩和ケア専門家アイリーン・タフリー・ワイン氏は、自閉症者の命を終わらせることの倫理に疑問を呈した。


「これらの人々が苦しんでいたということは私の心の中には疑いの余地がありません」と彼女は言った。「しかし社会のほうから、彼らを助ける方法はない、死んだほうがましだというメッセージを送ることは本当にそれでいいことなのでしょうか」


研究で引用された 8人のうちの 1人は 20代の自閉症の男性だった。記録によると、彼は幼少期から不幸を感じており、定期的にいじめを受けていたと報告した。


この男性は「社会的な接触を望んでいたが、他の人とつながることができず」、「何年もこの道で生きなければならないのは忌まわしいことだった」ため、最終的には死にたいと決心した。


研究によると、オランダの医師たちは症例の 3分の 1で、自閉症や知的障害のある人に「改善の見込みはない」と判断したという。


ケンブリッジ大学自閉症研究センター所長のサイモン・バロン・コーエン氏は、こうした障害を持つ人々が自らの命を絶つという決断を十分に理解していないのではないかと懸念した。


同氏は、彼らがさらなる支援を提供されず、代わりに安楽死させられたことは「受け入れられることではない」と述べた。

 

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気温33度での体育の授業

リレーというのは「全力疾走」が前提であり、気温33度でやらせるものではない。昔ならともかく、現代では常識だろう。

(以下引用)

【速報】小学校で熱中症か「体育のリレー中」児童17人が気分不良訴え12人搬送 大阪・東成区


配信

MBSニュース

「神路小学校」(大阪市東成区)



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ウィルス=エクソソーム=「細胞のウンコ」説

「大摩邇」所載の「in deep」記事だが、この記事の内容(熟読していないが)の大半が仮説のようなものなので、私も自分の仮説を書いておく。
エクソソームは、「細胞の微小老廃物である」というのが私の仮説だ。(細胞自体が生命活動をしているのだから、老廃物を生じるのは当たり前だ。)まあ、雲古のようなものだろう。だが、雲古でも健康被害を与えることもあるから、他の細胞や他の生物に何らかの影響は与えるだろう。
いわゆる「ウィルス」と呼ばれているのも、エクソソームなのではないか、とも思っているが、両者の電子顕微鏡写真は撮影に成功しているのだろうか。要するに、ウィルスによる病気とされているものは、一般的な意味・用法での「ウィルス」とは無関係である可能性もあるというのが私の考えである。もちろん、何の根拠も無い仮説である。
だが、

「唾液、血漿、母乳などを介して、mRNA は伝達され、他者の細胞に取り込まれる可能性が非常に高い」

ということが事実なら、ウィルスとエクソソームは同じか酷似した存在ではないか。ウィルスが「生命体と非生命体の中間」とされるのも、ウィルスが細胞老廃物でしかないからではないか。つまり、雲古のように生物体内にあるが体外にも出る存在だ。そして雲古と同じく「生物に寄生しているように見え」「自己増殖はできない」わけである。

なお、私は妄想や仮説こそが文明の進歩の土台だと考えている。科学であれ宗教であれ「定説」や「真理」という「何とか無謬説」こそが人類を低次元に留める。

今思いついたが、私のこの説は「エクソソーム」という言葉から無意識に「エクソダス(脱出)」を連想し、そこから「糞を出す」を連想したような気がする。www

(以下引用)

「ヒトの唾液、血漿、母乳のエクソソームにはRNAが含まれている」という2011年の論文を読んで、今後の社会を考える

In Deepさんのサイトより
https://indeep.jp/exosomes-contain-rna/
<転載開始>

1983年に初めてエクソソームの放出が確認された際の画像。rupress.org

最も大きな問題はエクソソームにあるのかなと

私が、エクソソームという名称を知ったのは、ほんの 2年前のことで、パンデミックや、その後の接種キャンペーンの中で知ったものでした。


どんなものかといいますと、東京都健康長寿医療センターの説明ページがわかりやすく書かれていると思います。一部抜粋させていただきます。太字はこちらで施しています。


エクソソームとは何?


エクソソームは細胞から分泌される直径50-150 nm(ナノメートル:10億分の1メートル)の顆粒状の物質です。その表面は細胞膜由来の脂質、タンパク質を含み、内部には核酸(マイクロRNA、メッセンジャーRNA、DNAなど)やタンパク質など細胞内の物質を含んでいます


エクソソームは細胞外小胞の一種とされており、細胞外小胞にはエクソソームのほかにマイクロベシクル、アポトーシス小体があり、それぞれ産生機構や大きさが異なります。



 


エクソソームはどんなことをしているの?


細胞から分泌されたエクソソームは細胞と細胞の間に存在するだけでなく、体液(血液、髄液、尿など)にも存在しており、体中を循環しています


エクソソームの重要な機能として注目されているのは、細胞間の情報伝達に使われているということです。前述のようにエクソソームはその内部に核酸、タンパク質などを含んでいます。分泌した細胞の核酸(マイクロRNA、メッセンジャーRNA)がエクソソームを介して受け取り側の細胞に伝達され、機能していることが報告されたことから、エクソソームは細胞間のコミュニケーションツールとして働いていると考えられています。


tmghig.jp



これだけの部分では、「その本人の体内で循環して、RNA や DNA などを伝達している」というような感じがするかもしれないですが、


 


「あらゆる外部の細胞とコミュニケーションしている」


 


ことが今はわかっています。


少なくとも「体液や分泌物からの伝達」は日常的に起きていることだと考えられます。


たとえば、最近、2011年の医学論文を知りまして、「ヒトの唾液、血漿、母乳のエクソソームには RNA が含まれている : マクロファージによる取り込み」というタイトルのものですが、概要から抜粋しますと、以下のようになります。




 

論文「ヒトの唾液、血漿、母乳のエクソソームには RNA が含まれている : マクロファージによる取り込み」より

Human saliva, plasma and breast milk exosomes contain RNA: uptake by macrophages
ncbi.nlm.nih.gov 2011/01/14


概要


バックグラウンド


エキソソームは、多数の細胞によって生成されるエンドサイトーシス (※ 細胞が外部から栄養物質や情報分子を取り込む機構)起源の 30~ 100 nm の膜小胞である。


それらは、抗原提示を含む多様な生物学的機能を媒介することができる。最近、エクソソームには機能的な RNA が含まれており、他の細胞に送達できることが示された。したがって、エキソソームは、細胞との表面間の相互作用、または細胞への機能的 RNA の送達のいずれかによって、生物学的機能を媒介する可能性がある。


私たちのこの研究の目的は、ヒトの唾液、血漿、母乳のエキソソーム中の RNA の存在と、これらのエキソソームがマクロファージによって取り込まれるかどうかを判断することだった。


方法 (※ 方法はあまりに用語が難解ですので、割愛します)


結果


3つの体液すべてのエクソソームで RNA が検出された。血漿エキソソームで検出された RNA の一部は、mRNA として特徴づけられた。


この結果は、健康なヒトにおけるエキソソームの特性評価を拡張し、ヒトの唾液および血漿エキソソームにおける RNA の存在を確認し、母乳エキソソームにおける RNA の存在を初めて報告する。


この結果は、唾液と母乳のエクソソームがヒトのマクロファージに取り込まれる可能性があることも示している。


結論


唾液、血漿、母乳中のエクソソームにはすべて RNA が含まれており、いくつかの供給源のエクソソームに RNA が含まれているというこれまでの発見が裏付けられた。


さらに、エキソソームはマクロファージに容易に取り込まれ、エキソソーム RNA が細胞間を行き来できるという考えが裏付けられた。




 


ここまでです。


少なくとも、


「唾液、血漿、母乳などを介して、mRNA は伝達され、他者の細胞に取り込まれる可能性が非常に高い」


ということです。


これは、2011年の研究で、ずいぶん以前から知られていたことなのですね。


一昨年から、「妊娠されている女性」や「授乳されている女性」については、接種について非常に注意深くなるべきであることを書いていましたけれど、この 12年前の論文を読んで、「伝播はほぼ確実」だと言えることがわかりました。


[記事] 授乳中のお母さんたちへ
 In Deep 2021年9月4日


 


つまり、すでに現在、「エクソソームによる大規模な《他者同士の細胞間の mRNA の情報伝達》が続いている状態かもしれない」ともいえそうなのです。


血漿はともかくとしても、赤ちゃんとお母さんなどのコミュニケーションは常に「唾液や母乳」で媒介されます


それがどんな RNA であろうと、親(あるいは子ども)が持つ遺伝子は、エクソソームを介して、近い関係にある人たちの間で「共有される」ようになっていくのだと理解します。


 


問題は、


「自然の mRNA の寿命は大変に短いが、人工の装飾がされた mRNA (たえば、ファイザーやモデルナ等によるもの)は、大変に寿命が長い」


ということです。


2017年にサイエンスに掲載された論文では、


 


「(自然の) mRNA の半減期の中央値は約 2分だった」


 


とあります。


それがどんなものであれ、自然の mRNA であれば、その程度の時間で、わりとあっという間に分解・消滅してしまうのです。


ところが、ファイザー社などが、シュードウリジンというもので修飾した(組み換えた) mRNA の寿命は、いろいろと研究はありますが、2022年3月に発表された研究では、


 


「接種 60日後にリンパ節で mRNA を発見した」


 


とあり、本来は 2分程度で消滅するものが、2ヵ月後まで残っているような頑丈な構造を得たのです。もう何倍とか何十倍の差ではなく、途方もない差なのですが、この「 mRNA の強さ」が問題だと思われます。ずっとスパイクタンパク質の生産を続ける。


今のところは、いつ消滅するのかがわかった研究はありません。


これについては、以下の記事で記しています。


[記事] 「メッセンジャーRNAではなく、これは modRNA」と知り、納得する、巨大な人類への悪意とその顛末
 In Deep 2023年4月25日


 


その頑丈な mRNA から作られるスパイクタンパク質には、さまざまな作用がありますが、代表的なものとして以下のようなことがあります。


 


・ヒトヘルペスウイルスを再活性化させる (記事


・血管内皮への影響 (記事


・ミトコンドリアの損傷 (記事


・免疫の抑制との関係 (記事


・神経疾患や精神疾患と強く関係するMAOというものに結合する (記事


 


他にもいろいろとありますけれど、こういう影響が徐々に浸透していきますと、たとえば、乳幼児など小さな子どもの場合、時間の経過と共に健康に関する問題として表面化してくるものだと思うのです。


最近の記事で、南米やインドで、子どもを中心に感染症の爆発が収まらなくなっていることを取り上げさせていただきました。


[記事] 南米の状況は次の日本の冬を示唆している? ブラジルをはじめ多くの国で小児のウイルス性感染症の爆発により公衆衛生上の緊急事態に
 In Deep 2023年7月3日


[記事] インドで子どもの発熱患者数が急増中。原因は報道により様々で、詳細は不明ながら、複数のウイルスが同時に流行中の模様
 地球の記録 2023年7月5日


 


日本でも現在、子どもの感染症の急増がおさまらなくなっています。


ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱など、日本各地に5つの感染症アラートが発出中 (2023/07/04)


感染症アラートが発出されているのは、ほぼすべて「子どもと赤ちゃんの病気」です。


 


エクソソームのこのような働きを改めて思いながら、今年の秋からの「接種に関する厚生労働省の指針」を思いますと、次第に事態はどうにもならなくなっていく可能性があるのではないでしょうか


エクソソームの働きというのは、本来は、自然と自然、あるいは「人間と他の生物」が遺伝子などの情報を共有し、共に地球上の生物として、何らかの、そして「かなり根本的な生命の情報の共有」を行ってきたものだと思います。


たとえば、先ほどご紹介した 2011年の論文の中に、以下の部分があります。


> この結果は、唾液と母乳のエクソソームがヒトのマクロファージに取り込まれる可能性があることも示している。


 


これは、


「お母さんが赤ちゃんに授乳するという行為そのものが、《お母さんの遺伝子的要素を赤ちゃんに伝えている》」


と言えると思います。


お母さんが赤ちゃんにオッパイをあげるだけで、お母さんの遺伝要素が子どもに受け継がれていく。母乳の栄養素の重要性とか、そういうことを超えて、「遺伝子の要素を子に伝えている」ことになると。


そのような、かなり根本的なメカニズムの中に、人類史上初めて人工的なものが絡んだということになりますが、この代償はどこまでのものとなるのか… 。


 


ちなみに、冒頭の写真は、初めてエクソソームが確認されて、論文に掲載された際の画像ですが、これは、


「今から 40年前の 1983年の論文からのもの」


なのでした。


エクソソームの働きがわかったのは、2007年のことだったそうです。


ずいぶんと以前から、このエクソソームというものの存在と働きはわかっていたようです。


「なるほど、そこに介入したか…」


と、納得するなりできなかったりしながら、目に見えぬエクソソームの働きを想像する日々です。


世代まとめて宇宙からバチがあたるようなことをしてしまったのかもしれません。


今後社会がどうなっていくのかは、時間が示してくれるはずです。


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夏風邪と冬風邪の同時流行

「大摩邇」所載の「in deep」記事の一部である。「免疫力の低下」云々は岡氏の持論なので、それが正しいかどうかは読者が判断すればよい。とにかく、「夏風邪と冬風邪の同時流行」という異常事態が生じているらしい。(私は風邪とインフルエンザを区別する必要があるとは考えていないので、雑な書き方をしている。岡氏もその点では似たようなものだ。厳密には風邪がウィルス性のものかどうかも疑問だが。どこからもウィルスが入りこまない独居生活でも、気温変化で簡単に風邪はひく。)
ただ、風邪など、寝ていれば自然に治るものであり、それが流行したからといって大騒ぎするほうがよほど問題だと私は思っている。学級閉鎖にでもなれば子供は喜ぶだろうがwww



(以下引用)


そして、本当に異様だなと思えるのは、現在は夏である日本で、「冬の感染症も夏の感染症も共に流行している」ということかもしれません。


日本では、沖縄が子どもの感染症の流行で最も大変な状況となっていますが、同じような地域が次第に拡大しているようです。


以下は、愛媛県の感染状況のグラフで、「冬風邪の RSウイルスと、夏風邪のヘルパンギーナが、ほぼ同じ曲線を描いて増加している」ことが示されています。


過去10年の平均との比較です。


今年のRSウイルス()とヘルパンギーナ()感染報告数の推移

愛媛新聞


愛媛県のRSウイルス感染が過去10年比で14倍 (2023/07/02)


 


南米では、かなりの地域で、今後「各地で非常に寒い冬が見込まれている」と報じられていまして、その中で、現在のような子どもの感染症の危機が拡大するのではないかという懸念が当局から発せられています。


では、秋以降の日本はどうなると予測するのが妥当でしょうか


今現在すでに通常の流行を超えるような子どもの感染症が爆発している日本で、「冬になったら、それが治まる」というように考えられるかどうかということです。


私はどうしてもそうは考えられないのですが、それには、壊れた免疫が回復するしかないとは思いますが、原因が原因だけに、秋からの季節はさらに厳しい結果を伴うのではないでしょうか(免役が壊れた原因の推定はここでは書きません)。


秋には以下のような事態が迫っています。


[記事]実験場と化した日本 : 世界で唯一、生後6ヵ月からの赤ちゃんに「本物のBNT162b2」を接種する方針が決定した日本…
 In Deep 2023年6月21日


 

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プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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