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東京オリンピックと東京都知事選の関係

「ギャラリー酔いどれ」からの抜粋転載だが、元記事は「wantonのブログ」らしい。私は未見であった。
確かに、あの時点での東京オリンピック招致は「ありえない」発想だった。キチガイ沙汰と言っていい。その後の「猪瀬不正選挙」も含め、これは欧米資本による一連の「命令」だったと考えるのが自然だろう。
フクシマによって東京での土地価格を下げ、放射能汚染の事実を公式には隠蔽した上で五輪招致を実現。五輪会場や関連施設の建設は外国企業が主に請け負う、という構図か。(今日の「徽宗皇帝のブログ」参照)



(以下引用)





◆http://ameblo.jp/64152966/entry-11609246441.html
wantonのブログ 2013-09-08
◎東京オリンピック開催決定と「新銀行東京」の深い闇

より抜粋、


2011年4月12日
- 前日の東京都知事選挙で再選された、石原慎太郎が
2020年夏季オリンピックへ立候補の意欲を表明。


2011年4月12日といえば、311から1ヵ月後です。

あの時点で、東京へオリンピックを誘致というのは、
はっきり言って狂気の沙汰に思えます。
まさに、狂人の発想としか思えません。

日本がこの先、一体どうなるんだろうと多くの国民が震えていた時です。

何か特別に大きな理由があったと考える他はありません。
どうやら、石原個人は都知事から引退したがっていた節が見えますが、
しかし、それを許さない大変大きな問題を抱えていたと考えるのが自然です。


東京都政の闇は、とてつもなく深いようですが、
中でも一番考えられるのは、
実質的に破綻している「新銀行東京」の問題が考えられます。

これは、石原都知事が平成17年4月に提唱して創らせたものですが、
発足して数年足らずで破綻状態の体たらく。

石原ファミリーの口利きで、石原氏の秘書軍団、石原派の都議や区議、
伸晃、宏高両代議士事務所などが口利きをしていた実態が、
同行の「内部記録」に記されていた訳ですが、

公明党都議による創価学会系企業への融資の口利きまで出て来て、
この「新銀行東京」が、食い物にされていた実態が浮かび上がっています。


必見 ↓

新銀行東京融資に蠢いた闇金融ブローカーと、
貸し倒しの口利き屋・公明党都議会議員団の実体が明るみに
☆http://homepage3.nifty.com/57577-55716/index
 %82%C9%83%8A%83%93%83N%82%CC%83y%81%5B%83W/%90V%8B%E2%8Ds%93
 %8C%8B%9E%82%C9%8FW%82%E9%91n%89%BF%8Aw%89%EF.html



そもそも、この「新銀行東京」は、彼らの背後で蠢く
闇のカルトの連中が食い物にする為に創られたのではないのか
といった大きな疑惑があります。

東京都民の税金が食い物にされたと言い換えても良いと思いますが・・・

もし、これらの疑惑が徹底訴追され、解明される事になりますと、
それこそ、天地をひっくり返すくらいの大変な騒ぎになると思われます。

少なくとも、東京の自民も公明も壊滅的打撃を蒙るのは間違いありません。

しかし、それが行われる様子は見られません。

恐らく、彼らは、CIAなどの巨大勢力によって護られていると考えられるのです。

或いは、何等かの複数の裏取引があった可能性もあります。

東京都による尖閣購入発言もその一つと考えられます。

自民・公明や官僚天下り組織への利権横流しもあるでしょう。

そもそも、検察や警察などの枢要な上層部のかなりの人間は
カルト宗教の連中が仕切っていますから、
大抵のことは、何だって出来るでしょう。

マスコミだって押さえていますし、まさに、やりたい放題です。

都合の悪い政治家や知識人は、どんな些細なことでも
大袈裟にでっち上げられて大問題にして、当人を抹殺しようとする訳ですが、
こういった巨悪のものは、ほとんど許されるという摩訶不思議な国です、今の日本は。
取るに足らない尻尾切りを除いては・・・

ただ、東京都知事が他の人間に変わってしまいますと、
非常にまずいことになってしまいます。

もしかすると、そういった過去の巨悪犯罪が、次から次へと暴かれて、
徹底訴追された挙句、責任の追及が始まるでしょう。

何が何でも、都知事は石原派の人間でなければならないのです。
どんなことをしても都知事の椅子を死守する必要があった。

不正選挙なんて当たり前の世界なんです。

今年の都知事選で、猪瀬が空前の高得票を獲得して新都知事になりましたが、
石原の得票数を上回るなんて
普通に考えれば、誰だっておかしいと感じるのは当然でしょう。

私の読者の中に、元公務員の方がおられます。

ほとんどの選挙において、その業務を実質的に行っているのは、
実は公務員さんなんだそうです。

そして、一部の公務員は残念ながら、不正に関与して裏金をもらっているそうです。
こんなの当たり前なんですってよ。

特に、期日前投票は絶対にしないほうが良いとのことでした。

但し、告発者の元公務員の方の事は、極秘扱いです。
命が幾らあっても足らなくなりますから。


東京オリンピック誘致というのは、これらの過去の深い闇を覆い隠す為には、
絶対に必要だったのでしょう。

巨大利権の更なる分配ということで、権力者やマスコミ封じの為には、
どうしても金をばら撒き続ける必要がある訳です。

恐らく、その間に、「新銀行東京」のデタラメな融資の実態や口利き、
それにつらなる責任の所在をうやむやにするつもりなんでしょう。

東京都民は、そのツケを払わされ続けることになる訳です。

最後に、ある都議の方の自殺の件です。

私は、自殺をさせられたのではないかと考えています。
「新銀行東京」に関して、その深い闇を知る立場の自民党都議の方でしたが、
恐らく、この「新銀行東京」の闇を追及しようとしていたか、
或いは、何等かの取引材料にしようとして、
闇カルトの連中の逆鱗に触れたものと思われます。

まあ、当たらずとも遠からずというところではないでしょうか。

見せしめ

http://ameblo.jp/64152966/entry-10941801638.html






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大阪はすでに日本ではない、のかもしれない

「ネットゲリラ」から一部転載。
一番最後のコメントに注意。
「道州制」や「地方分権」の危険性をよく示したコメントだろう。つまり、「キチガイ首長」のやり放題、という、今の大阪府、大阪市の状況が全国規模で広がるのが道州制だ、ということだ。
私自身は、「税金を払っている人間に参政権が無いのはおかしい」ということで、外国人参政権には基本的には賛成だが、それは考えが甘いのかもしれない。「偽日本人」による反日的行為(「偽キムチ」という「ポスト英米時代」氏の用語はおかしいのではないか? あれは「偽日本人」と言うべきだろう。もっとも、私は彼がどういう意味で言っているのかは知らないのだが。)、たとえば「仁徳天皇陵電飾化計画」という恥ずべき計画などが現職の政治家の口から出るという状況、そしてそれがさほど問題視もされないという状況を見ると、外国人参政権問題(それはもちろん「在日朝鮮人参政権問題」なのだが)は、普通の良識や善意で判断してはいけないのかもしれない、と最近は思っている。





(以下引用)







橋下って結局小泉の劣化版

野次馬 (2013年9月13日 12:29) | コメント(0)



維新の党が、なんだか急速に勢いをなくしているというんだが、新党効果もここまで、という事だな。そもそもシンタロなんて遺物を担ぎ出した時点で予想されたんだがw シンタロも、昔は勢いがあったんだよ。首相候補ともてはやされて、でも、とうとうなれなかった。首相になれないどころか、自民党にも居られなくなって、出ざるを得なかった。中古のポンコツw 棺桶に両足突っ込んで、首だけ出してアウアウ言ってるボケ老人に頼るようでは先がないw







【橋下】維新の会結党1年、当初の勢い見る影もなし

1 アイアンフィンガーフロムヘル(やわらか銀行) 2013/09/12(木) 21:27:52.90 ID:VXmCKJlP0

日本維新の会の橋下共同代表が同党の結党を宣言してから、12日で1年が経過した。
自民、民主両党に対抗する「第3極」政党として、同12月の衆院選では54議席を獲得、衆院第3党に躍り出た。
ただ、太陽の党との合流は、政策の違いを棚上げしての帳尻合わせの色彩が濃く、合流直後から意見対立が表面化した。今年5月には橋下氏の慰安婦発言が国内外から批判を浴びて党の支持率が急落し、参院選では8議席にとどまった。

2 膝靭帯固め(関東・甲信越) 2013/09/12(木) 21:29:46.29 ID:CtYKH8eUO

こんなもんだろ

4 腕ひしぎ十字固め(東京都) 2013/09/12(木) 21:36:26.18 ID:sR9Q5u9U0

あれまだそんなもんだっけ?

5 不知火(やわらか銀行). 2013/09/12(木) 21:36:53.46 ID:ksWeux3c0

橋下も何の算段があって石原と組んだんよ

15 男色ドライバー(長崎県). 2013/09/12(木) 21:48:21.69 ID:KFgeEGwm0

>>5
算段なんて初めから無い
その時点で借ることの出来る「威」が石原だった、それだけ

6 アトミックドロップ(やわらか銀行) 2013/09/12(木) 21:38:32.46 ID:7+bMo4Vu0

選挙区で勝ったのが大阪と兵庫だけだもんな。
大阪都とかいう構想やめりゃいいのに、あれがあるから
大阪の利益団体にしか思えん。

9 ダイビングフットスタンプ(大阪府). 2013/09/12(木) 21:41:24.76 ID:iq37fPP20

「生徒になにかしたわけじゃない」「感覚の問題」
http://www.youtube.com/watch?v=uPmzWwE5xKA
45分前後からドゾー

12 バックドロップ(鳥羽) 2013/09/12(木) 21:44:16.36 ID:dShqISOSP

当初の勢いったって民主党の自滅が原因だしなあ

13 レッドインク(内モンゴル自治区). 2013/09/12(木) 21:45:03.55 ID:ACjIedWdO

何がしたい党なのか分からない
多分党員もわかってない
だから皆バラバラ
有権者は困惑

17 ダブルニードロップ(関西・北陸) 2013/09/12(木) 21:48:31.56 ID:jHsMby/dO

>>13
既得権益を潰すって言ってるじゃないですかっ!!!(自身は既得権にドップリと浸かりながら)

19 ファイヤーバードスプラッシュ(新疆ウイグル自治区) 2013/09/12(木) 21:51:01.84 ID:3aeOK/nf0

橋下って結局小泉の劣化版だったね(´・ω・`)

20 バックドロップ(鳥羽) 2013/09/12(木) 21:51:07.78 ID:dShqISOSP

政治の若返りを目指したのに老人達に乗っ取られてやんのな

22 ミッドナイトエクスプレス(やわらか銀行). 2013/09/12(木) 21:53:03.20 ID:pi4ajzR00

橋下は関西でどっしり根をはるべきだったのに
国政に欲を出した結果、かなり信用失ったよね

25 マスク剥ぎ(庭). 2013/09/12(木) 22:13:59.08 ID:dnthOsCf0

土佐勤王党ばりの下り坂だな

26 スパイダージャーマン(大阪府). 2013/09/12(木) 22:16:36.05 ID:27AxnHny0

一丁目一番地が地方分権推進の若手が中央集権推進の老人と組むからこうなる
近視眼的な話題作りと数議席のために大切な物を逃してしまいましたなぁ
合併当初から失敗だと言われてたけどその通りになったね

28 エクスプロイダー(チベット自治区) 2013/09/12(木) 22:25:01.47 ID:xViDUCAv0

橋本が集めた維新の議員やら民間登用のなんちゃらやらが有能すぎたんだろ

30 ツームストンパイルドライバー(大阪府) 2013/09/12(木) 22:32:01.98 ID:d62uyNjw0

>>1
失言放言のオンパレードで支持なんか上がるかい
先のセクハラ公募校長にしてもかばってこの発言だから・・・・
橋下「別に公募校長に甘いわけではないが、人間そんなに完璧なもんですかね。校長といっても神様じゃないですからね。そんなこと言い出したら大阪市の職員なんて全員辞めされられますよ。」
何もしてない職員を引き合いにだして同列と扱う
公募校長は犯罪者やで
いつまで職員を貶して人気を図るつもりや
下衆野郎

38 ストレッチプラム(内モンゴル自治区) 2013/09/12(木) 22:49:53.76 ID:y4S/bjRVO

>>30
橋下「別に公募校長に甘いわけではないが、人間そんなに完璧なもんですかね。校長といっても神様じゃないですからね。そんなこと言い出したら大阪市の職員なんて全員辞めされられますよ。」
だったら10分喫茶店で休憩した職員やタバコ一本吸ったバスの運転手を休職処分したのはあかんのとちゃう?
公募校長とずいぶん温度差がありますね。

40 アキレス腱固め(チベット自治区) 2013/09/12(木) 23:10:12.96 ID:D6tj9Clc0

>>38
だから、問題を起こした公募校長は減給、研修し直してから、もう一回という話に
なっているじゃないですか。

51 ジャンピングカラテキック(内モンゴル自治区) 2013/09/12(木) 23:55:02.07 ID:y4S/bjRVO

>>40
>だから、問題を起こした公募校長は減給、研修し直してから、もう一回という話になっているじゃないですか。

減給より停職処分の方が重いですよ。
かたやセクハラ(これ犯罪)かたや喫茶店で10分休憩

31 ジャンピングDDT(チベット自治区) 2013/09/12(木) 22:34:53.12 ID:lpW7DKWU0

維新がコケたのはともかく、みんなの党まで進んでコケに行ったのが意味わからんわ。
何がやりたいんだよ第3極は。共産党大躍進の流れじゃねーか。

33 グロリア(西日本) 2013/09/12(木) 22:37:56.31 ID:Lnk3P/gWO

ネトウヨご用達の極右政党になって、
日和見な自民党にカツを入れろ

35 ファイヤーバードスプラッシュ(WiMAX). 2013/09/12(木) 22:42:22.69 ID:ajTdfEw60

ここの地方分権だけは絶対に反対。
よく地方の知事レベルが不祥事や勘違い殿様や売国するニュースが出る。
やっぱり地方に残ってる人間のレベルは下衆で低いと感じるな。
簡単に女や金で国を売るわ。 地方分権は外国人の参政権に繋がり、絶対に国崩しとなる。
中韓のいい餌だわ。




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健忘症体質の日本人

「逝きし世の面影」から転載。
ついでに、私がこの筆者の文章の中で一番大受けしたものを(引用2)として再掲載しておく。一読で忘れるには惜しい文章である。
ブログというと「書きなぐり」の文章で十分、という人も多いし、私もだいたいはロクな推敲もせずに文章をUPしているのだが、「逝きし世の面影」などは文章にも芸がある。世間でよく読まれているブログの中には、情報は得られるが、文章は今一つ、というものも多く、私から見れば「娯楽性に欠ける」のである。
まあ、ネットを情報収集の場としか見ない人も多いのだろうが、友人とのおしゃべりを「情報収集行為」と考える人はあまりいないだろう。ブログとは「未知の友人との気楽な会話」でもあるのだ。
「敵への罵倒・悪口」だけが芸である、というブログも多い。そういうブログは「世直し」のためには大事なのだろうが、そういうブログばかり読んでいると疲れるし、こちらの頭のレベルが低下する感じもある。「逝きし世の面影」のような高度なユーモア感覚のあるブログは貴重だ。ハイレベルな笑いは頭脳をリフレッシュさせ、活性化する。(テレビの「笑い」の大半は視聴者を白痴化させるので、それとは話が別である。)




(以下引用)


『避けれない日本の無条件降伏』

マスコミではオリンピック開催決定で大喜びしている東京都民の姿が映し出されているのですが、報道している方は余り嬉しそうでない。
1941年12月8日(ハワイ時間12月7日)真珠湾のアメリカ太平洋艦隊を奇襲攻撃した時に、何も知らない一般大衆が熱狂的に歓迎したのです。
大衆は、以前から日本政府やマスコミ、御用学者などが好戦的なスローガンを流し続けていたので『開戦もやむなし』と洗脳されていたのである。
ところが日米の絶対的な力量差を知っている言論人(知識層)は、即座に日本の崩壊(敗戦)を覚悟した。
知識層ばかりか実は東条英機を筆頭に政府も陸海軍も天皇も例外なく全員が、日本に勝ち目が無い厳しい現実を知っていたので(口に出さないだけで)対米戦争はしたくなかった。
ところが『もう駄目だ』『日本が滅びる』と知っているのだが、全員が今まで大言壮語していた手前、今更弱音を言う訳にはいかず何となく日本滅亡に突き進む。
とうとう超えてはいけないレッドラインを踏み超えた1941年12月8日の日本と、72年後の2013年9月8日の東京オリンピック開催は規模こそ違へ、意味するところは同じだった。
引き返せないレッドラインを自ら踏み越えた日本国は破滅に向かってまっしぐらに突っ走っているのである。

『脳内妄想で暴走する安倍晋三首相と日本政府』

72年前の東条首相は日本の無敗神話を信じて、世界を敵に回して暴走した挙句日本を亡ぼしている。
今回原発の安全神話を信じて暴走する安倍首相ですが、内容的に少しも違いが無いのですから多分結果も同じに成る。
安倍首相ですが、世界(IOC委員やマスコミ)に向かって原発も放射能も安全・安心で、過去も現在も将来も一切心配ないと言い切って仕舞った。
ところが、現実は事故原発は今でも毎日40万キロリットルの水で冷やし続ける必要があり、給水を止めたくても怖くて止めれない『お手上げ』状態である。
1000トンの高濃度汚染水タンクは2日半で1基の割合で無限大に増えていく。
その場しのぎの安物(手抜き工事)なのは致し方ないが、汚染水のタンクは3~5年の耐久性しかない代物。
7年度の2020年まで、到底持たないのです。
何時かの時点で汚染水処理が完璧に行き詰るので、あとは海洋投棄しか解決策が無い。
しかし日本政府の放射能汚染水の海洋投棄は世界の世論を敵に回すことになる。
やったら最後、日本は世界から袋叩きに会いオリンピック東京開催どころの話では無い大騒ぎに発展する。
もう原発の汚染水処理が限界で、日本政府の手に余るなら破産宣告(無条件降服)での国際管理しか手は無いでしょう。
日本の破産宣告で、連合国軍に管理されていた68年前の日本(Occupied Japan)が実質的に復活する。

『日本国の本当の姿を知らない日本政府の不思議』

それにしても2020年7月24日の日付のオリンピック開催とは呆れる。
日本の東京の夏が亜熱帯である事実を失念しているのでしょう。
普通の夏季五輪は7~8月開催が常識だが、1964年の東京五輪だけは例外で、秋の10月に開催されているのですよ。
7月下旬とは日本では一番暑い時期で有り炎天下のスポーツ大会など論外で狂気の沙汰である。
半世紀が経過して東京のヒートアイランド現象は益々加速しているのでオリンピックに参加した世界のアスリートの熱中症による大量死が今から心配される。
もしも小学校の運動会を秋ではなく7月に開くと決定したら子供達の命と健康を心配する父兄が大反対で、大騒動に発展する。
日本で炎天下の猛暑が予想される7月24日に運動会を開くなど現実無視の脳内妄想であり、不真面目すぎて話にもならない。
東京五輪開催から半世紀が経ち、極度の病的な右傾化で日本人の良識が完璧に無くなっているのである。
今年の西日本は記録的猛暑で全国で三百数十人が熱中症で死亡するが、東京都だけで3分の1以上が死亡する。
西日本よりも少しは暑さがましな首都圏での熱中症の大量死亡ですが、放射能により免疫力とか抵抗力が落ちている可能性があります。

『東京オリンピック開催の決め手は安倍首相のプレゼン(ロイター)』

アルゼンチンのブエノスアイレス入りした東京五輪招致委員会トップの竹田恆和は福島第一原発の放射能を心配する記者団の質問に対して、『福島とは250キロ離れているので、東京は安全・安心、関係ない』と発言し顰蹙を買っていた。
竹田発言ですが『東京と福島第一原発の距離は220キロ』などの細かい間違いは置くとしても、福島が日本でないかのごとく喋る態度は不真面目で無責任であるばかりか非人道的である。
同じく早々とブエノスアイレス入りしていた猪瀬東京都知事は流石に地元だけに『福島は200キロ以上離れている』と距離だけは正確だったが、矢張り福島を切り捨てる無責任で非人道的な不真面目答弁を繰り返していた。
世界のマスコミを相手に念仏の如く東京は『安全・安心、心配ない』と言うばかりで、全ては安倍晋三首相に丸投げして、具体的な発言は一切無い。
何れにしろサンクトペテルブルグのG20を1日早く抜けてアルゼンチン入りする日本国首相の安倍晋三の口から直に『東京の放射能汚染の現状』や『福島第一原発の収束の可能性』を聞き出そうと、世界中のマスコミが準備万端、『飛んで火にいる夏も虫』とばかりに手ぐすね引いて安倍晋三を待っていた。
9月7日IOC総会で日本は最終プレゼンテーションを行ったが、冒頭挨拶の高円宮久子やアスリートたちは当然としても、猪瀬直樹東京都知事や竹田恆和JOC会長など責任ある立場の全員が福島や放射能に口を噤み、一切触れない。
全員が首相の安倍晋三一人に全責任を押し付けて(丸投げして)逃げたのである。
結果、日本国首相の安倍晋三が行うだろう『原発や放射能の発表』がよりいっそう世界の注目を集めることになる。
満場が固唾を呑んで見守る中で安倍晋三はプレゼンを行ったのである。
ところが、東京は『今も、2020年も世界有数の安全な都市』程度まではぎりぎりイエローカードで済むかもしれないが、口は災いの元。暴走してしまう。
『フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。』と言い切って仕舞った。
原発は制御されておらず福島は言うに及ばず東京でも放射能が影響し今後の破綻は確実なのである。
白々しい、100%の嘘八百。
一発退場処分のレッドカードが3枚以上重なる永久追放ものの失態(失言、暴言)を世界のマスコミの前で平然と行ったのである。
ロイター通信は、この真っ赤な嘘の安倍首相の最終プレゼンテーションが東京オリンピック開催の決め手となったと断定的に報じている。
日本でも9月9日の産経ニュースは 『決め手は安倍首相の「安心、安全」演説』とロイター同じであった。



(引用2)*赤字部分は筆者(夢人)による強調。


プロイセンの鉄血宰相ビスマルクの言葉として有名な、『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』であるが、実はビスマルクが賢者の条件とした『歴史に学べ』はもっと奥が深く意味が広い。
賢者の『歴史に学ぶ』とは、(自分自身を含む世界中の)『他者の失敗経験』から学ぶことであった。
対して愚者の『経験に学ぶ』とは、『自分たちの失敗の歴史の積み重ね』(経験)から学ぶことである。
ビスマルクの言わんとした意味は、『自分(ドイツ)の手痛い失敗だけではなくて、他人(世界)の失敗にも学べ』だったのである。
しかるに我が日本では、直近の自分自身の失敗体験さえも、『自虐史観である』と否定して済ましている。
『学ぶ』どころか、その存在自体さえ頭から否定するという凄まじさ。
日本の場合には『愚者』のレベルにも達していない幼児が、何かの間違いで政治を語っている。幼稚で恐ろしい勘違いである。
今回の韓国サポーターが掲げた巨大な横断幕は根本的な勘違いであり、正しくは『自分の経験さえ忘れた民族に未来がない』である。
このバカモンが。日本人をなめるな。
日本は根本となる次元自体が別で、そもそも常識的な世界基準とは出発点が違っているのである。
『歴史』を忘れるどころか、320万人の日本人の尊い命で購った『経験』さえ終われば即座に水に流して忘れるのである。
終わった過去(経験)どころか、2年半前に発生し現在も進行中の福島第一原発事故さえ大多数は忘れている。世界屈指の地震列島に54基もの原発をばら撒いた無責任極まる自民党が大勝利しているのが日本なのですよ。
如何だ。!参ったか。
日本人の大部分は、自分にとって都合の悪いことは『現在』さえ完全否定するのである。
ましてや68年も前の敗戦や100年も前の植民地支配など過去の手痛い失敗(経験)など夢のまた夢。
『歴史』も『経験』もひっくるめ、『終わった事』がまったく頭の中に無いのは当然過ぎる話である。


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君子は豹変できるはず

マドモワゼル愛さんの「日記」(というより、「毎日のメッセージ」であり、ブログだ。)から転載。
後半は内容がややスピリチュアルで、かつ無根拠な楽観主義のように見えるので、首を傾げたくなる人もいるだろうが、今のような「閉塞の時代」の日本にはこうした楽観主義のメッセージは、大きな効用があるだろう。実際、私も八方塞がりのような時代状況を見ながら、それほど悲観的な気分にもなっていないのである。
多くの人がペシミスティックに見ている「2020年東京オリンピック」にしても、むしろ八方塞がりの日本に風穴を開けるきっかけになるような気がする。必ずしも経済効果だけではなく、「世界の目が日本を監視する」「日本は2020年までにフクシマに一応の解決をする必要が出てくる」という考え方もできるし、何より、世間が明るくなるだろう。まあ、夕暮れ時に打ち上げる花火程度の効果しかないかもしれないが、少なくとも日本のスポーツマン、スポーツウーマンたちには励みになるだろう。
そして、オリンピックを機に日本を訪れる世界の人々は、自然に「フクシマの真実」「日本社会の真実」をも実見し、それを世界に伝えるだろう。日本政府は、日本国民の声を圧殺することはできても世界全体の声を圧殺することはできないはずだ。
つまり、例によって「外圧によってしか変わらない日本」という構図になるのだが、外圧だろうが内圧だろうが、日本が良い方に変わるならばそれでいい。
マドモワゼル愛さんは安倍総理と麻生副総理に何かの変化を感じているようだ。それは、アメリカ一辺倒から、ロシアや中国をも含めた、「本物の世界政治」への参加が日本の政治家でも可能なのではないか、という考えの萌芽ではないだろうか。お二人とも、その気になれば、歴史に汚名を残した政治家から、歴史に名声を残した政治家に今からでもなれるのである。彼らも残り少ない人生なのだから、考えを変えるなら「今でしょ」。それで殺されたら、政治家としては本望ではないか。

「君子豹変す」は、本来はいい意味で使っていたと聞いたことがある。



(以下引用)



■ 恥ずべきことの清算の時代 2013年09月07日(SAT)

一番、儲かる方法は、武器持って、武器がない民を遅い、奴隷にして、男は労働力にしてこき使い、女は売り飛ばす。

実際にそうやって近代国家はできてきたのだから、非常に恥ずべきことをやり、恥ずべき蓄財をしたわけです。

原住民を殺し、だまし、追い出す。わかりやすすぎるやり方。しかしこれはいけません。必ず清算の時代が訪れる。これからがそうだと思います。

医学がみんな悪いとは決して言いませんが、人を健康にするよりも不健康にさせておいた方が儲かるシステムでは、おかしなことが行われないとも限らない。

一番儲かるのは、薬漬けですから、一生薬を飲み続けるような人が多くなると儲かるシステムとなっていく。

棍棒で原住民をぶっ叩いて連れてくるやり方と、何も変わっていない。

経済も一見ビルが立ち並び、近代化は素晴らしいように見えるが、どのビルも大体は借金の塔だ。

土木工事などでも、国と一体化すれば、何が一番儲かるかというと、意味なくアスファルトを敷く、、、意味なくアスファルトを引っ剥がす、、、またアスファルトを敷く、、、を繰り返していれば、道も広場も儲けのために存在していることになる。そのためだけにある道や広場や公園が、日本のいたるところに見られる。

ひどいのは、日本は山国でもあるから、どこかの山を削ってしまえば、雨でもふればすぐに崩れが大きくなる。なんだかんだと言って工事をやれば、雨が降るたびにくずれるので、何度でも工事ができる。

皿に乗せた砂を交互に二枚の皿にただ移し替えるだけで金が入る。

この権化が原発だ。どんなに金がかかっても電気代に上乗せするだけでいいのだから、金を国から引き出すのにもっとも有効なやり方。

原発は専門家しか扱えないので、内情がわからなくさせる。なので、国は原発関係者のいいなり。金の力をたくさん作らせ、文句を言う人は脅すか消すか金を与えて黙らせる。

すぐに解体できないから、永遠に金を生むシステムとなるうえ、もっとすごいのは、壊れても危険だからと言って金をむしり取れる。

あと100億出さないと国がつぶれるよ、、と脅せるし、壊れた原発の修理解体には永遠に時間がかかるのだから、永遠に儲けられるじゃないか。

なおらなくたって知ったことじゃない。何かやらねばならないのだから、永遠にむしり取れる。

作っても儲かる、、動かしても儲かる、、、動かさなくても儲かる(点検や修理代とか言えばいくらでも出せる)
壊れても儲かる、、というより、壊れた際が一番永遠に儲けられる絵が作れる、、、

こう考えると、これまでのことがよく理解できるのではないですか。本当にそういうものになってます。

ただ、その金を出すのは国民。そして儲けるのは関係者のみ。要するに、多数の民の不幸と苦しみの上になりたっているのが、近代国家のなりたちそのものであり、現在の原発問題でもあるということです。

戦争も同様。AとBをどちらにも隠れてちょっかいを出して不信にさせ、用意したトラブルを起こせば、簡単に戦争に持っていける。

両者に両国に武器を売る。どちらも疲弊したら乗り込んでその地域の資源をかっさらう。その地の民は経済奴隷にすればいいと。今でもシリアでやりたがっている。

昔と何もかわっちゃいない、そのやり方が。いつも人の不幸の上にしか儲け口をさがすことができない。

しかし、もう完全に読まれてしまいましたね。これまでの恥ずべきことに対する清算の時代が訪れているのです。

企画された戦争によって命を失った人、、、家を失った人、、、故郷を失った人、、、企画された学問で薬漬けにされた人、、、抗がん剤の苦しみの中で世を去って行った人、、、原発の苦しみの中にある人、、、、非人道的な扱いで会社の中で苦しんでいる人、、、まだまだ悪魔的なことはたくさんあることでしょう。

それらのことで蓄財した人は清算の時を迎えるでしょう。どのような形での清算になるかはそれぞれでしょうが、時代の流れは変ったのです。

なぜなら、宇宙は深化発展するようになっていますから、古いものにとどまることには限界があるのです。すでに限界は過ぎています。

結局は、不幸や偽りや裏切りや憎しみなどの感情をエネルギーにしている宇宙的存在。それは人間も含む話しですが、それが一つの食事の方法です。

そしてもう一つの食事は、喜びを食べること。喜びをエネルギーにすることで、この二つはあまりに方向性がことなりますが、宇宙の本質は後者なのです。

閉じ込められた一定の場所においては、前者の憎しみや悲しみのえネルギーを食事にする世界となりますが、それだと窮屈で普遍性に欠けます。

もっと一般的で普遍的なものは、喜びなのです。人の苦しみをエネルギーにする時代から、喜びをエネルギーにする時代に変わろうとしています。

なので、悪い計画や悪事がうまくいかなくなってきているのです。これは本当に面白いように今、そうなりつつあります。

本来の食事方法に戻りつつあるのです。ですから、お金儲け自体でも、人をだましたり苦しめたりするよりも、喜ばせた方が儲かることになります。もうそうしないと儲かりません。武器を売ったってもうダメなのです。、

この意識改革は何をする場合にもこれから必要であり、重要なことです。

まずは自身の中に残る古いやり方や考え、意識を捨て去り、喜びをメインにした生き方の再構築が、開運の方法になっているのです。


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石油の「本来の」価格は1Lで1円?

「contemporary navigation」というブログから転載。
こういうところに目を付けて、自分で調べる、というところが素晴らしい。
特に解説の必要な記事ではないが、原油価格の上昇がこれほど極端なものだったというのは誰にとっても驚きだろうし、それを知らなかった人(私もそうだ)は新しい知見を得たわけである。そして、なぜこれほどの値上がりが可能だったかを考えれば、石油メジャーによる策謀、という結論が当然出てくるし、世界政治における中東の紛争もそこに真の理由の大半はある、と推定できるわけである。




(以下引用)




脱炭素社会は、エネルギーメジャーの陰謀




先日BSでOPEC(石油輸出国機構)についてやっていて、何気なく見ていたのだが、ある時、目が点になった。

それはOPECが作られた当時の原油の価格である。
1970年代前半に、原油の価格は1バレル(約159リットル)あたり、わずか 1.5ドルだったのである!!(1リットルあたりにすると約1円)

1.5ドル??


今、何ドル??
70ドルくらいかな。
えーと、50倍ですか@@


こりゃ、根本的におかしい。



物価の値上がりから考えれば、原油の価格の上昇は3倍から、多くても5倍
つまり、4.5ドルから7.5ドルの間くらいなのではないだろうか?


そもそも、原油を掘るというのは、基本的に温泉を掘るようなものだろう。
そこに原油があれば、設備さえあれば費用はほとんどかからないはず。



では、原油価格について調べてみよう。



何々

以下引用

1850年頃~ : 石油メジャーの時代。石油の需要が高まり油田の開発が盛んになると、開発から販売までを行う国際石油資本(石油メジャー)の力が大きくなり、国際石油資本が原油価格を支配した。

1960年~ : OPECの時代。中東の産油国により石油輸出国機構(OPEC)が結成されると、OPECが産油量と原油価格を設定するようになり、OPECが公示するアラビアンライト(Arabian Light)原油の公示価格が基準となった。

1973年 : 第一次オイルショック。第四次中東戦争により原油価格は約2~3ドルから10~12ドルに上昇した。

1978年 : 第二次オイルショック。この年のイラン革命、1980年のイラン・イラク戦争(タンカー戦争)を機に価格が30~40ドルまで上昇した。

1980年頃~ : 市場の時代。OPEC以外での原油生産が増えたことや、欧米に原油市場が誕生したことにより、原油価格は市場により決定されるようになった。OPECの価格は市場価格から乖離した高値となり、OPECは公式販買価格の設定を放棄し、原油価格は約20ドルに下落した。

1983年 : WTI先物がNYMEXに上場された。同時期にブレント原油先物がIPEに上場された。

1986年 : サウジアラビアがアラビアンライト原油の価格公示を廃止。中東原油の基準油種はスポット価格を反映するドバイ原油・オマーン原油に移り、ニューヨーク原油 (WTI)、ブレント原油とともに、現在も国際原油市場の指標とされている。ただし、現在はドバイ原油の産出量は減少し、主にオマーン原油が指標となっている[3]。

1999年 : アジア通貨危機の影響などで原油価格は9ドル台まで下落した。

2003年~ : イラク戦争を機に原油価格は上昇。中東情勢やテキサス州のハリケーン被害などによる供給不安、中国などの需要増大、サブプライムローン問題後の投機資金の流入などの影響と見られる暴騰が起こり、2008年7月には147.27ドルまで上昇した[4]。しかし2008年12月には、サブプライムローン金融危機による需要の低迷から、原油価格は30ドル台前半まで急落した。2010年4月、原油価格は85ドル付近まで再上昇している

以上wikipedia

値上がりの理由は、ほとんどが中東戦争。
なるほどね。。そのためのイスラエルか。。
ま、それはともかくとして


つまり、現在でも放っておくと、1バレルあたり9ドルくらいまで価格が下落するのである。

ということは、やはり、物価上昇率や、海底油田による技術的な困難性も含め、現在でも採算ベースは1バレルあたり5から7ドルあたり。

つまり、自前で原油を掘ると、70ドルの原油ではなく5ドルから7ドルくらいで手に入るという事なのではないだろうか??



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現今の政治論議の行き詰まりとその盲点

「阿修羅」から転載。
中に、私の愛好するブログらしきもの(そうでない気もするが)への批判があり、その部分はカットする。途中に出てくる雁屋哲批判にしても、雁屋哲がこうした天皇制批判の発言をしているという事実を私は知らないが、天皇制論議としては大事な事が論じられている部分なのでそのまま載せておく。
ここに抜粋した部分は、私が常々ぼんやりと考えていたことをうまく、明確に表している。
ただし、論旨や論拠が不明の部分(特に雁屋哲批判の部分)もあるので、その部分には「突っ込み」を入れておく。
なお私は、雁屋哲は一流の思索人(妙な言い方だが、手垢のついた「知識人」や「識者」や「思想家」とは少々違うニュアンスだと思って貰いたい。これらの「商売人」だけでなく、在野のブロガーなども「思索人」である。)だと思っている。特にマスコミに生きる人間でありながら「反原発言動」を堂々と行っていることには敬意を持っており、今日の「徽宗皇帝のブログ」にもその引用をしたくらいだ。彼が「反天皇制論者」であろうと、彼への敬意は変わらないし、天皇制についてはいろいろな考え方があって当然だと思っている。


(以下引用)*特に重要と思う部分は赤字にしておく。


グローバル勢力は天皇制と日本文化の破壊を狙う
http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/538.html
投稿者 裏の浦 日時 2013 年 9 月 08 日 14:40:00: tePdV.gYjMrNs


■あなたの本当の敵と、その狙い

相も変わらずTPP、原発、消費税、軍国化、監視社会化など国民騙しの政治が続く。
これらが少なからず「新自由主義」と「グローバル化」を進める国際大資本の
目論見を反映していることは言うまでもない。

果たして国際大資本が「完全な一枚岩ではなく、例えば軍産勢力と金融勢力、
一極主義と多極主義といった具合に勢力争いがある」のか、あるいは未だ根強く
「欧州とBRICsなど、国家間の争いの構図がある」のか、「じつは強大な資本家が
敵対する勢力の両方に資金を提供し、思うように操っている」のかは分からない。

しかし互いに出し抜き合おうとしている勢力同士も、共通の利益がある時は
やはり協力し合う。要は「新自由主義」と「グローバル化」を建前とした
「資本と情報統制による支配体制」を確立すること。あなたの生活を苦しめる
敵の正体が分からなくとも、その狙いは分かり切っているということだ。


■3つの支配体制

昔からあった2つの支配体制――即ち「文化、宗教的価値観、権威による統治」と
「軍事力による支配体制」、これらは「資本が全て」という歪んだ価値観を
99%の人間に刷り込むためには最大の障害だ。破壊するか、取り込む必要がある。
そのためには国際大資本は喜んで共謀するだろう。

もっとも、今や「軍事力による支配」は「資本と情報による支配」に吸収済みだ。
残る障害は「文化的権威」ということになる。狙われるのは欧州なら一部に残る
王室やローマ法王庁。中東ならイスラム文化。日本なら…そう、天皇制だ。


■詐欺師は一度手の内をバラしてから、改めて騙す

さて、政治ブログやツイッターを流して見ると「TPPも原発も消費税も間違い」
「金融支配やマスコミ、代理店による情報支配が元凶」「アメリカによる
支配体制から早く脱却すべきだ」と訴える人はいる。

で、抗議行動を起こせとなるわけだが、ではそうした論者が単刀直入に
内外の金融勢力や大企業、それと癒着する官僚やマスコミを攻撃するよう
呼び掛けるかというと、不思議とそうはならないことが多い。ここで何故か

1「マスコミも官僚も在日外国人が支配している」と矛先を排外憎悪に向ける。
2「○○党や政治家のAさんを応援しよう」と新しい御輿を担ぐ。
3「こんな日本からはさっさと逃げたほうがいい」と海外脱出を煽る。

となってしまうのである。しかし結局

1→アジア間の対立を煽ることになり、軍産勢力にも多極主義勢力にも得。
 さらには情報統制やデモ規制のいい口実になる。
2→奴隷頭を挿げ替えるだけのガス抜き、もしくは勢力間の主導権争い。
3→むしろグローバル化を進め、賃金抑制や民族対立、文化の破壊をもたらす。

わけで、じつはどれも新自由主義、グローバル主義者を喜ばせるだけだ。
平たい話が、これらは巧妙なミスリードなのである。しかし特に1は、
戦後の排外極右のイデオロギーや“匿名掲示板的なノリ”に合致してしまうため、
引っ掛かってしまい易いのかも知れない。


■天皇制が狙われる

さて最近、第4の誤誘導パターンが登場している。

4「こんな日本になってしまったのは、そもそも天皇制をはじめとする
 日本の文化伝統が間違っていたからだ」と言い出す。

というものである。かなり酷いこじつけだが、それでも1とは対照的に
戦後左翼のイデオロギーと合致するので真に受ける人間も出て来かねない。

見え見えと言うべきか、ここで出て来るのがリチャード・コシミズや
News-USのような「オカルト陰謀説」の論者だ。彼らが「天皇エタ」「裏天皇」
などと訳の分からない言葉を用いているのを目にしたことがないだろうか。

要はオカルト陰謀論者は、在日外国人に対しての憎悪扇動と全く同じ要領で
ずっと以前から天皇制の権威を貶めてきたわけだ。陰謀を暴くふりをしつつ、
むしろ日本解体の陰謀に加担していると言っていいだろう。

また原発事故の被害を言い募るネット著名人が突然、天皇制を批判する
発言をすることもある。原発事故で社会問題に興味を持った人は多いだろうが、
そうした人は原発問題以外には注意が向いていない。無警戒に乗じて安々と
偏った思想を刷り込めてしまうという寸法である。

しかし本当に厄介なのが、「美味しんぼ」の雁屋哲のような、そこらの
ネット右翼やオカルト陰謀論者よりずっと知名度のある人間による
天皇制批判である。また天皇制や貴族制を暗黙に批判するブログや
ツイッターアカウントも、それなりに日本史、特に明治維新のもたらした
矛盾に精通しているものがあって、以下のような批判を展開する。
________________________________________
明治維新は西洋列強に篭絡された国内勢力によるクーデターであった。

明治政府は天皇を旗印とし、国家神道を謳って廃仏毀釈や神社の統廃合で
日本各地の文化遺産や伝統を悉く破壊した。そして行き着いたのが、
自他国民に多大な犠牲を強いた昭和の戦争の惨禍である――
________________________________________

じつは筆者も、ここまでは同意見だ。しかしここからが違う。
________________________________________
欧米に呼応する国内支配層は、日本支配の旗印として天皇制を利用してきた。
だからその体制から脱却するためにも、天皇制の存在に疑問を持つべきだ――
________________________________________

果たしてそうだろうか?


■天皇制攻撃の詭弁

一見もっともなようで、じつは後半の説は2つの点で明らかに間違っている。
1つは「旗印」を掲げる人間は、その陰に隠れて悪事を働くわけだから、
いくら「旗印」を攻撃されても痛くも痒くもない。むしろそのための旗印だ。
明治維新の時点で、既に天皇制は権力者の責任回避のための盾だったわけだ。

もう1つは、先述したように天皇制を最も疎んじているのは他の誰でもない
国際大資本ということだ。ネット右翼がいつまでも中韓が敵だと
信じ込まされているように、日本人自身による天皇制への攻撃も
わざわざ本当の敵が喜ぶことを、その敵に騙されてやらされるに過ぎない。

雁屋は「戦後、GHQはうまく天皇制を利用した」と言うだろうが、
これは不正確な物言いだ。言うまでもないが、GHQは当初、天皇制廃止を
検討していた。しかしそれだと当時の日本人が徹底して抵抗することが
考えられた――だから「GHQは逆に、天皇制を利用した」のである。(夢人注:? 雁屋が「言うだろう」という、ただの想定に基づいて論じても無意味だし、「GHQはうまく天皇制を利用した」と「GHQは逆に、天皇制を利用した」がなぜ「逆に」なのか意味不明である。)

この文脈を語らずに「GHQは天皇制を利用した」とだけ強調するのは
あまりにもイデオロギーありきであろう。「天皇制を利用するだけして、いざとなったら切り捨てる」のがアメリカ外交筋の狙いである。雁屋の言動(夢人注:この「雁屋の言動」を明確に紹介しないと、意味が不明になる。少なくとも私には「雁屋の言動」が実際にどのようなものか、この文章からは理解できない。雁屋が「GHQは天皇を利用した」と言っているというだけなら、それは左右を問わず、ほとんどの人間にとって常識だろう。)はGHQの悪事を暴いているようで、逆にGHQの書いた筋書きをなぞろうとしている。
これではリチャード・コシミズとやっていることが同じだ。


■文化、文明なしに「資本支配」に対抗出来ると思うなかれ

先に述べたような「金融と情報操作による支配体制」に抵抗することが、
何よりも我々が生き残るための道となる。

そのためには「文化や価値観」の再構築が欠かせない。しかし文化も価値観も、
一朝一夕ででっち上げられる代物ではない。天皇制一つ取っても、
稲作や古典芸能、寺社文化、アジア交流史などと密接に結び付いている。

家の柱の1本であっても、安易に抜けばその家全体が傾きかねないように、
「天皇制だけを廃すればいい」という発想は、文化の成立過程を全く無視した
浅薄過ぎる考えだ(雁屋がそこに思い至れないのが不思議だ)。
むしろグローバル勢力の方が天皇制の日本文化に置ける重要性を知っている。
だからこそ天皇制解体を狙うと見るべきだろう。

筆者は、江戸時代以前の日本が完璧な価値観を持っていたと主張する気はない。
身分差別は今より苛烈だったし、公的な社会保障も存在しなかった。
しかし当時の日本は中国とも朝鮮半島とも適度な距離を保てていた。
資源を浪費することもなく、金貸しがここまで強い力を持ってもいなかった。

村八分もある一方で、時には村人同士協力して一揆を起こすこともあったし、
仏教の中にも平等や個性を尊重する思想はあった。神道の自然や祖先に対する
畏怖の念は、今日叫ばれる自然保護の重要性を先取りしたものだったはずだ。
こと価値観においては、今の日本より進んでいたところも多々あったと言える。

なおこの中で朝廷の果たしていた役割というと、洛中で歌を詠み、
稲荷に位を与え、京都の寺社を庇護するという、極々文化的なものだった
(もちろん寺社を保護したのは国体を護持し、外難を廃する目的もあった)。

それが明治維新によって瞬く間に「大量消費、工業重視」「アジア進出」
「財閥、金貸し」を是とする西洋発祥の近代資本主義に毒されてしまった。
天皇制も「文化的権威」から「国粋主義の旗印」に歪められたのである。

二百年ばかりの西洋型民主主義の利点と引き換えに、千年単位で築かれた
日本文化の長所(夢人注:「日本文化の長所」が「一揆」や、「仏教」の一面や「神道」の一面だけで、また朝廷の存在は「洛中で歌を詠み、稲荷に位を与え、京都の寺社を庇護するという、極々文化的なものだった」という程度のものなら、日本文化など大切にする必要などない、と思う読者が多いのではないか? )まで壊してしまうのは、どう考えても間違いだ。
まして西洋型民主主義の行き詰まりは欧米を見れば明らかである。
西洋型民主主義は、同じ西洋発祥の金融資本主義に勝てないでいるではないか。


■天皇制は現状維持が最善

「天皇バンザイ」の保守は、明治政府への回帰を企図しているに過ぎない。
しかし明治政府は日本の伝統の破壊者だから、そこに回帰しても結局は
グローバル左翼と同じくよき日本文化を破壊する。それが現在の自民党政権だ。

自民の別働隊である維新が、文楽をはじめ大阪の伝統文化を破壊したのは
その鏑矢だったと言えよう。また思えば相撲、歌舞伎といった日本文化に
マスコミがケチをつけ始めたのは、東北地震に前後していた。

我々が今しなくてはいけないことは、明治維新の矛盾と過ちを正しく認識し、
日本の文化、伝統を活用した日本型の民主主義を構築することだ。

その上で、こと天皇制に限って言えば、じつは現憲法下では明治維新以前の
政治力を持たない「文化的権威」に立ち戻っていることを指摘したい。(夢人注:この部分は私とまったく同意見)

運良くあるべき姿に戻って70年無事なものを今、ことさら攻撃する行為は、
廃仏毀釈以上の日本文化の破壊に繋がりかねないし、世界的に見ても
地域文化の多様性がまた一つ失われることを意味する。文化的多様性を
謳うなら、それぞれがまず自国の文化を守るのは当然ではないか。(夢人注:この部分もまったく私と同意見)


■それでも天皇制を「憎む」人へ

それでも個人的に天皇制への憎悪感情に囚われている人に問いたい。

天皇制を攻撃したところで、TPPや原発がどうにかなるのか。
それで庶民の生活が改善したり、自殺者が減ったりするのか。(夢人注:傾聴、傾聴!)

小泉や竹中がのうのうとしているのに天皇制だけ叩くのはどういうことか。
天皇制を利用する勢力は、それがなくなっても別の御輿を担ぐだけではないか。(夢人注:Hear hear!)

「日本の右翼が戦後ずっと情報操作に踊らされ中韓を憎むように仕向けられていた」と言うのであれば、自分達左翼(夢人注:この部分から、筆者が右翼陣営であることが推定できる。つまり私とは反対陣営。)も同様に「自国の文化を過剰に憎むように仕向けられていた」とは微塵も考えられないのか。

中国や朝鮮半島との友好を言うなら、それを牽引してきた天皇制を廃すれば
なおのことアジア交流の歴史を否定することになることが分からないのか。

イデオロギーの病理に囚われて、本当の敵を自ら利したり、生活すら苦しい
人々を救うことよりも自分の教条主義の満足に血道を上げたりする。
そんな愚行に走ってはいけない。

「日本の伝統文化を守りつつ、人々の日々の暮らしを重んじる社会」は可能だ。

いやむしろ「よその国と盛んに戦争しながら、日本の伝統文化を守る社会」や
「金融資本主義に毒されつつ、人々の日々の暮らしを重んじる社会」の方が
あり得ないのは明らかではないか。

「伝統文化」と「日々の暮らし」が二者択一の考えであるかのように
思わされているとしたら、それは自国の文化を知らないことに付け入られ、
「資本による支配」に都合のいい価値観を刷り込まれているということだ。

「最初から海外に逃亡済みのブルジョワ左翼」(夢人注:なぜ「ブルジョワ」が「左翼」?社会主義も共産主義もブルジョワを敵としているはずだが?)も「愛国と言いつつ日本を金持ちに差し出す奴隷頭保守」も、けしてあなたを守ることはない。
土地すらも核で汚染される今、この国に残って生き延びる方法、
国際大資本に抵抗する手段となるのは「文化と価値観」しかない。





■まず文化的素養を身に付けよう

(夢人注:ここに特定ブログ、ツィッターへの攻撃があったが、私の愛好し、尊敬する、或るブログへの攻撃のように見えるのでカットする。多分、別のブログだとは思うのだが、念のため、である。)



もちろん仏教は朝鮮半島伝来だし、密教は中国からもたらされたものだ。
こうした伝統文化に敬意を表することはむしろアジア友好に役立つ。
カルト保守の言う「親天皇、中韓敵視」も、グローバル左翼の言う
「反天皇、アジア友好」も、じつはどちらも根本的に歴史への無知から来る。

文化的基盤を持たない人間は、ただの知識の面はもちろん思考の基盤も
脆弱になり、他人に騙され易くなってしまう。

何も天皇制や宗教色の強いものでなくてもいい。和歌や俳句、民謡、
地元のお祭りといった身近な日本文化を見直してみることが大切ではないか。


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ネット(オンライン)社会の危険性

「晴耕雨読」から転載。
下記記事が述べていることの意味は深いものがあるが、時間が無いので、今は備忘のため転載するだけにする。
まあ、簡単に言えば、ネットに依存した現代社会は(ビジネス面も含め)非常に脆弱であり、危険に満ちている、ということだ。たとえばあなたの銀行預金がいつのまにか空っぽになっている、という可能性もある。あなたの病歴や図書館の閲覧履歴、ネット閲覧履歴などはもちろんいつでも政府は把握している。ただ、無力な、末端の人間は放っておかれているだけの話だろう。



(以下引用)





2013/9/8


「スノーデン氏の新たな暴露。 米英の盗聴機関はネットで標準的に使われている暗号を破っていた:藤原直哉氏」  憲法・軍備・安全保障

https://twitter.com/naoyafujiwara

スノーデン氏の新たな暴露。

米英の盗聴機関はネットで標準的に使われている暗号を破っていた。

それは企業のコンピューターをハッキングして、通信に使われる暗号鍵を盗みだす方法だ。

さらにコンピュータの裏口(バックドア)からも情報を盗んでいた。 http://www.theguardian.com/world/2013/sep

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さらに盗聴機関はスーパーコンピューターを使って暗号破りをやったり、テクノロジーの会社やサービスプロバイダーと結託して暗号を盗んでいた。

こうした結託は最も秘密のことにされた。

さらに商用の暗号ソフトにわざと虚弱点、裏口(バックドア)を組み込むことも結託してやっていた。

さらに英国の盗聴機関はホットメール、グーグル、ヤフー、フェイスブックの4大サービスプロバイダー上の暗号通信に入り込む方法を考えてきた。

そして暗号通信を識別し、瞬時に暗号破りを行うことができるそしてネットの暗号破りに成功したことを盗聴機関同士で、インターネットの安全とプライバシー破りに成功したとして祝っていた。

これはインターネットの基幹を揺るがすことである。

マイクロソフト社はアウトルック、Eメール、チャットサービスについて、暗号を迂回できるように米国の盗聴機関と協力してきた。

さらに米国の盗聴機関はアメリカ国立標準技術研究所が発行して2006年から世界中で使われているセキュリティー標準のなかに、盗聴ができる仕掛けを組み込んでいた。

しかし盗聴機関はすべての暗号を破れているわけではない。

強い暗号は依然として機能している。



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