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81センチの海面上昇?

「in deep」記事を引用した「アンファニズム」の記事と、武田邦彦のブログを連続で引用する。毎日新聞の記事は読売の記事と同様に、海外記事、あるいはIPCC第五次報告書の受け売り記事だろう「デイリーメール」によれば、この報告書は信頼できないもののようだ。世界の気温は過去15年間にわたって上昇していないと言う。しかも、「in deep」管理人氏によれば、南極大陸の面積は広がりつつあるそうだ。
南極大陸の氷が溶ける以外に海面上昇の原因があれば(もちろん、月の引力による干満は別)知りたいものである。その南極大陸の氷が溶けていないのなら、海面上昇は起こらない、と見るのが当然だろう。そして、当然、「地球温暖化」など起こっていないのである。
「引用2」は別の観点からこの「81センチの海面上昇」云々を批判したものである。
なお、私はよく武田邦彦のブログを転載するが、彼の発言のすべてを肯定する者ではない。彼はもともと原発関係者であり、自然エネルギーに対して批判的発言をしている「化石エネルギー肯定論者」であって、私とは対立する面も多い。





(引用1)


地球温暖化詐欺はいよいよ風前の灯火か

「in deep」というサイトから転載。
私は昔、南極の氷が溶けたら地球の陸地のかなりな部分が水没する、という主張に疑問を感じて、自分で計算したことがある。南極大陸の氷の厚さ(地表部分全部、つまり海抜平均高度としてもいい)と、面積からその氷の体積を概数計算し、それを海の面積で割ればいい。その結果の数字は忘れたが、ほんの数センチ、おそらく2、3センチ程度しか上昇しなかったという記憶がある。少なくとも、毎日新聞のような81センチもの海面上昇はありえないはずだ。温度上昇によって水そのものの体積が少し膨張するにしても、これほどの膨張はありえないだろう。
なお、南極大陸の面積や地球の海の面積はウィキペディアで簡単に調べられる。ただ、自分で海面上昇の計算までやるような物好きはあまりいないから、こうした毎日新聞のヨタ記事が世間を騙すのである。ついでに言えば、学者連中は「地球温暖化詐欺」の共犯者だから、こうした嘘をあばくことは決してしない。槌田(誠?)博士や武田邦彦はその中では珍しい存在だ。


(以下「in deep」より引用)


ここから、英国デイリーメールの内容をご紹介します。


なお、この記事に出てくる「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の新しい報告書」というのは、この夏に、日本などのメディアでも、「温暖化が進んでいる」という表現で多く紹介されていましたので、そのような記事のひとつをご紹介しておきます。




IPCC:温暖化で海面最大81センチ上昇 報告書最新案
毎日新聞 2013.08.22

今世紀末の地球の平均海面水位は、最近20年間と比べて最大81センチ上がり、平均気温は最大4.8度上昇すると予測した気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会の第5次報告書案が22日、明らかになった。報告書の改定は6年ぶり。

人間の活動が原因で地球温暖化が起きている可能性は「極めて高い」(95%以上の確率)と踏み込んだ表現となっており、二酸化炭素(CO2)の排出削減が急務であることを示す内容。今後の温暖化対策の基礎資料となる。9月下旬にストックホルムで開かれる世界の科学者と政府関係者らの会合で最終調整した上で確定し、公表される。





デイリーメールの記事は、「この報告書の内容は温暖化を示していない」という主張です。

ここからです。


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World's top climate scientists told to 'cover up' the fact that the Earth's temperature hasn't risen for the last 15 years
Daily Mail (英国) 2013.09.20


世界のトップクラスの気象学者たちは、地球の気温が最後の15年間上昇していない事実を「隠蔽」することを促された


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▲ リークされた国連の文書によると、ベルギー、ドイツ、ハンガリー、そして、米国の政治家たちが最終草案への懸念を高めていることが示された。写真はニューヨークの国連本部。


気候変動に関する最も権威のある研究に取り組んでいた科学者たちは、世界の気温は過去 15年間にわたり上昇していないという事実を「隠蔽」するよう促されていたことが語られた。

リークされた「気候変動に関する国連の政府間パネル( IPCC )」の報告書によると、ベルギー、ドイツ、ハンガリー、米国の政治家たちから最終案についての懸念が提起されたことが示されている。この報告書は科学者数百人がまとめたものだ。

来週発行される報告書は、1998年が最も暑い年だったという事実に対処することが期待されており、科学者たちは説明に苦慮している。

この報告書は IPCC による6年間の作業の結果として、気候変動と、その要因について書かれたものとしての世界的な権威として見られるはずだ。そして、これは英国の「緑の政策」を含む各国の政府に対しての権威となる。

しかし、昨日から AP 通信上で閲覧することのできるリークされた文書によれば、この数年間の「地球温暖化の不足」に対して政治家たちは深い憂慮を示していることがあきらかにされた。

ドイツでは、わずか 10年や 15年の期間を見て判断するのは「誤解させる」ものだったとして、数十年から数世紀のスパンに焦点を当てるべきだということで、温暖化説の削除に向かっている。

ハンガリーでは、この報告書が、人的な要因による気候変動に否定的な立場の人たちにとって有利な材料になるのではないかと懸念している。

米国の代表団も議論に加わり、低いレベルでの温暖化が海洋によって吸収されることによって、さらに熱を低くしているという、科学者たちによる「仮説」を引用して、温暖化の不足を説明した。

これまでの最後の IPCC の「評価報告書」は 2007年に発行されたが、そこには、「ヒマラヤ山脈は 2035年までに溶けてしまうだろう」というような当惑させるような主張があり、これらを修正しなければならくなった後に、大きな論争の対象となってきた。

その後、 IPCC は「クライメートゲート事件」のスキャンダルにまみれる。しかし、最終的には不正行為が発見されることはなかった。

来週発行される今回の最新の報告書は 2,000ページに及び、ストックホルムにおいて、全世界 195カ国の代表団に提示される。

しかし、この報告書が6月に各国政府に発表されて以来、科学者たちの調査結果をまとめた政策立案者たちから何百もの異議が提出されている。

たとえば、この報告書には、 1998年から 2012年の間の温暖化の率は 1951年からの平均値の半分だったとされている。ここには、エルニーニョ現象やラニーニャ現象などの海洋のサイクルと火山噴火による冷却効果などの自然変動について記されている。

海洋の表面に関しての章を記したドイツの気候科学者、ステファン・ラームストルフ博士は、温暖化の減速への対処について、「公開討論」による圧力を感じ続けていたことを昨日認めた。

この報告は新しい調査ではなく、世界中の科学者によって行われてきたすべての作業の集大成であるため、会議では高度に争われる可能性がある。

また、報告書では、人間による炭素排出が地球温暖化を引き起こしているという説に対して、 2007年には「非常に可能性が高い」という表現だったものが「極めて可能性が高い」という表現に変わっているが、そのようなケースもあるかもしれない。

しかし、科学者たちは、 2000年から 2010年までの 10年間が暑さとしての記録を作ったのに、なぜ、それが 1998年の水準を越えていないのかということに対して説明する必要に迫られている。


IPCCのスポークスマンのジョナサン・リンは昨日、以下のように述べた。「これは数百人の科学者たちの働きによる4年間の集大成です。そして、これは政府が政策立案者のために、これを書いた科学者との対話の中で、明確かつ簡潔に、その概要を保証する機会を得ることになります」。



(引用2)


【意味も無い一面トップ】 「最大で81センチ」の「最大」とは?



「itimentoptdyno.378-(5:51).mp3」をダウンロード

つづく読売新聞のチョンボ!! 東大教授も大新聞も全滅!!
物事を予測するときには、さまざまな仮定が入る。現代の科学で判っていないこともあるし、もともと未来のことで現在ではまだ決まっていないこともある。
そこで、予測に幅がでる。たとえば地球温暖化の場合の将来予測では、「100年後に海水面が**センチ上がる」という場合にはもっとも可能性の高い値を示す。
読売新聞は2013年9月13日の一面トップの記事で、「海水面が最大で81センチあがる」と見出しを付けた。あるテレビ局の幹部が「81センチ上がるそうですよ」と新聞を渡してくれた。
ところが本文でも「最大で81センチ」ということだけ書いてあってどのぐらいの確率でIPCCが「最大で」と言っているのかがない。たとえば、実現確率が100分の1(1%)などということがある。
天気予報でも降雨が1%未満の確率の場合には、雨は降らない(0%)と表現する。生活をする上で、あまり気にするほどのことはないという意味になる。
だから、読売新聞の一面トップを飾った記事は「何の意味も無いデータが羅列してある記事」だったのである。読売新聞は科学部がないのだろうか?
他の例を少し挙げておきたい。たとえば、株価であれば常に暴落の危険性がある。でも株価が上昇することもあるので株を買う。もし新聞が暴落の危険性だけを確率も書かずに示せば、それは「情報として役に立たない」ということになる。
安全についても同じで、台風が直撃するかも知れないし、遠くに行くかも知れない。予想される台風の中心は可能性のある円で示してくれないと情報としては役立たない。
脅すだけの数値を使うのはそろそろ止めたいものだ。最近の新聞を見ていると、中日新聞はエネルギーのシッカリしたシリーズや、今でも福島原発の図を出している。東京新聞も同じだ。
今の所、日本で信用のできる新聞は、中日新聞と東京新聞だけになった。読み手が知りたいことが書いてあり、新聞が世論操作をしようとはしていない。
(平成25年9月14日)

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民主主義=資本主義?

「阿修羅」雑談板から転載。
雑談というよりは高尚な政治議論であり、昔の「阿修羅」の雰囲気が少し蘇って、懐かしい気持ちになった。あやみ氏(尾崎文美女史)は、トルコ在住の方で中東事情に詳しいだけでなく、深い知識や教養と強靭な理性を持っている方だと私は思っているが、下の議論では「彼岸楼」氏に私は肩入れしたい。
というのは、あやみ氏がなぜ「資本主義」と「民主主義」を同一視している、あるいは「民主主義は資本主義における支配階級の支配手段」と見做しているのか、その根拠がよく分からないからだ。(さらに、「民主主義」や「資本主義」に代わる、どのような政治形態や社会形態を想定しているのかも不明。)
もちろん、「ユダヤプロトコル」では、フランス革命はユダヤ支配層の操作によるものであることがほのめかされており、民主主義とはフランス革命の落し子なのだから、あやみ氏の言うことも、「ユダヤプロトコル」を根拠としての話なのかもしれない。しかし、「言うだけならどんなことでも言える」のであり、「ユダヤプロトコル」自体が偽書だという説もある。その語っている大衆操作手段は、恐るべき真実を語ってはいるのだが、そのすべての部分が真実だとは限らない。
少なくとも、私の考えでは、民主主義は欧米による中東支配の口実として利用されているとは言え、民主主義そのものは資本主義とそれほど親和性が高いとは思わない。仮にそうなっているのなら、それは不正選挙などを利用した「偽りの民主主義」だろう。
国民の間ではあれほど原発批判の声が高まっていた時期に、その原発行政の真犯人である自民党が衆院選や参院選であれほどの大勝利を得たのは、はたしてそれが民意だったと言えるのか。ならば、日本人は精神分裂症であるとしか言えないだろう。そして、あの二つの選挙が不正選挙であるならば、それは民主主義自体の非ではない。そう仕組んだ政治犯罪者たちに罪があるだけだ。
しかし、民主主義についてどう考えるにせよ、下の議論はなかなか面白い知的読み物になっているので、転載する次第である。紙上(ネット)議論とはこういうふうに礼儀正しく、丁寧な文章で行うものだ、という見本でもある。(それでも「やはり」を「はやり」などと書いてしまううっかりミスが起こるのが、ネットの危なさだ。)


(以下引用)



あやみさんは「民主主義」をどう定義しているのでしょうか。

http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/571.html
投稿者 彼岸楼 日時 2013 年 8 月 27 日 00:39:38: njbqC.Mf1PyZ2
(回答先: 民主主義は犠牲を求めて彷徨う 投稿者 あやみ 日時 2013 年 8 月 11 日 07:51:48)

 
 あやみさん、ご無沙汰しております。

 早速ですが、表題の件についてあやみさんのご見解を是非ともお聞かせいただきたく考える次第です。
 以前のレスのコメント欄でも指摘させていただきましたが、はやり“選言不完全の虚偽”乃至は“論点先取の虚偽”と云った陥穽に嵌まっているようにお見受けいたします。このままではトートロジー(同語反復)を繰り返すのみで延いては読者をミスリードすることにもなりかねませんし、断じてそれはあやみさんの本意ではあらぬでしょう。
 どうか、よろしくお願いいたします。
 Auf Wiedersehen.

 <参考URL>
 新しい酒を古い革袋に入れるな(マタイの福音書第9章17節)
 http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/312.html
 
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コメント

01. あやみ 2013年8月27日 05:58:59 : oZZpvrAh64sJM : N3tClO39CQ

彼岸楼さま お久しぶりです。フォローアップありがとうございます。
>“選言不完全の虚偽”乃至は“論点先取の虚偽”
はい、おっしゃるとおりです。私もそれを実感せざるを得ないのが現状です。
しかしこれは「民主主義」自体の持つ問題ではないでしょうか。
こんなものは真理でもなんでもないのです。人の手で作り出した政治手段の一つに過ぎません。
資本主義を実現するためには世界中にそれを支持させる必要がありました。それはもちろん労働し、生産をする市民を含みます。そのためには彼らが受け入れられる条件を提示する必要がありました。すなわちそれは指導者を投票により選ぶことができるという制度です。
資本主義に化粧を施して「美しく」したものが民主主義です。
または、資本主義というプログラムを正常に起動させるためのアプリケーションが投票そして人権などのさまざまな権利です。
市民は「支配をもくろむ」側からあらゆる懐柔・煽動・洗脳を受ける可能性があります。それはメディア・学校教育・社会からの圧迫・空気、全てです。アメリカが顕著な例であると思います。それが投票結果にもろに反映します。アメリカでは大統領選挙が近づくと他国に戦争を吹っかける。すると大統領の支持率が上がります。これは民主主義の弱点というよく言われますがそうではなく、それは民主主義の目的そのものです。

アラブの春において民衆が求めているのは「民主化」といわれています。これは実は欧米が勝手に定義したものであり、現実には解釈のズレがあります。
イスラム教徒たちは教徒として生き、教徒として死ぬことを目的としています。そしてそれを阻害する存在とは命を顧みずに戦います。彼らは今の世界に浸透してしまった「民主主義」という政治システムを(しかたなく)甘受し、それに沿ってイスラームの実現を求めているに過ぎません。今のエジプトの状況はまさにそれてす。
民主主義を否定するなら何を肯定するのか、ということになります。
あくまで漠然とした方法論を申し上げれば、
根っこの資本主義をまず壊さなければなりません、そうすれば、民主主義などという概念は煙のように消えるでしょう。資本主義を壊すには、資本主義者たちが本音と建前で使い分けている世界を検証する必要があります。前者が古代ギリシア、後者が新約聖書です。私が中東地域に首を突っ込むのはそのためです。
そこまで遡り、無事に現代に戻ることができれば少しはましな世の中になると思います。
いずれ記事にしようと思っていたことです。まだ時間がかかりますが、いずれお目にかけることができると思います。ありがとうございます。

02. 彼岸楼 2013年8月28日 16:03:46 : njbqC.Mf1PyZ2 : 08yK0sKAVQ

 あやみさん、レスをありがとうございます。

 仮初めにも此処は公開の場でありますから、“雑談板”とは謂うものの個人のブログを投稿(掲載)する以上はそれ相応の応答責任があると考えるのですが、如何でしょうか。
 そして、「民主主義」に関しての概念規定が無きまま、或いは「民主政・民主制」の構造と構造それ自体が内包する問題を解明せずして、その理非を問うことには違和感を禁じ得ません。
 先ず、私は「民主主義」を人類の歴史的所産であると捉えています。さらに、あやみさんにたいしては釈迦に説法の謗りを免れないかも知れませんが、「民主主義」の今日的な定義では“人民主権に基づく共同体(国家)経営の理念(政治思想)”と謂うことができ、その実現体(政体)が「民主政・民主制」になろうかと考えます。
 勿論、現状の「民主政・民主制」にはまだまだ不備な面が多々あり、あやみさんが再三指摘されているようにそれが「市場原理主義」の隠れ蓑或いは国際金融資本家による人民支配の道具と化している側面のあることが否めないが故に、その完璧性を言い募ることは困難でしょう。
 しかし、だからと云って曲りなりにも「民主政・民主制」の中に身を置いている我々が、その機能や手続き論の十全性の可否を問うことならばまだしも、完全に否定してしまうことができるのでしょうか。
 私も戦後生まれの所謂戦後民主主義の洗礼を受けて育った人間の一人です。有形無形に少なからずGHQの占領政策即ち民主化政策(日本国憲法の制定・婦人参政権・労働組合法・農地改革等)の影響を受けていることは間違いないでしょう。
 確かに、占領政策はその歴史過程の中で育まれたEthos(精神構造)に通底するアングロサクソン・アメリカンに固有の理念が色濃く反映したものですが、当時の日本の上層部にあった者達は敗戦を契機にそれを受け入れたのです。そして、良くも悪くも今日の日本があります。
 したがって、我々が「民主主義」を対象化(論評)する場合には少なくともこの二つのAspect(アングロ・アメリカンの精神構造と日本の上層部の伝統的な精神構造)をベースにして考察する必要があるのだと思います。
 >民主主義を否定するなら何を肯定するのか、ということになります。
 >あくまで漠然とした方法論を申し上げれば、
 >根っこの資本主義をまず壊さなければなりません、そうすれば、民主主義などという概念は煙のように消えるでしょう。<後略>
 資本主義に特有な生産様式(生産力&生産関係)において生産関係の改革には、おそらく「民主主義」が本来有するベクトルの方が馴染むのではないかと想われるのですが、さらには改革の主体の形成についてどうするのかと云った問題も視野に入れなければならないでしょう。
 >いずれ記事にしようと思っていたことです。まだ時間がかかりますが、いずれお目にかけることができると思います。ありがとうございます。
 あやみさんの論考に期待したいと思います。
 Auf Wiedersehen.


03. あやみ 2013年8月28日 20:49:05 : oZZpvrAh64sJM : N3tClO39CQ

彼岸桜さま こんにちは。
>、「民主主義」に関しての概念規定が無きまま、或いは「民主政・民主制」の構造と構造それ自体が内包する問題を解明せずして、その理非を問うことには違和感を禁じ得ません。

おっしゃるように「人類の歴史的所産(神を畏れることに背を向けた人類がその汚れた手で時間をかけて生み出したもの)」である民主主義です。これは真理などでないために普遍性も完璧性も携えていません。

>現状の「民主政・民主制」にはまだまだ不備な面が多々あり…

民主主義はいくら不備欠陥を補ったとしても人の世のための政治の制度になることはありません。なぜなら資本主義のゆりかごとして生まれたものはその本質が変わることはないのです。
私がいつも強く主張しているのは、民主主義を崇高なものと妄信することは、それを大義名分に掲げる強者が弱者に対しあらゆる非道をはたらくことを肯定し支援することになるということです。
古代ギリシアやカルタゴで、あるいは中世ヨーロッパにおいて、王と司祭は神の名を騙りその名の下で圧政を行いました。そして現在、大国が民主主義の名の下に行う侵略はこれと何の違いがあるでしょう?日本の政治はどうでしょう?
中東や旧ユーゴの惨状はお聞き及びであるかと思いますが、資本主義は彼らの不幸の上に成り立つ西洋の幸福です。そして民主主義は資本主義を成立させるためのシステムです。これは誰がいくら努力したところで変わりません。日本の中で中東に似た立場にあるのが東北です。沖縄です。
「投票による選挙政治」、いま民主主義と呼ばれているものの中で遂行されるべきはこれ以上でも以下でもありません。無理に付加価値をつける必要はないのです。そして選挙で選ばれた政治家は国民のため、次世代のために政治をしなければならない。それに必要なのは理念であってイデオロギーではありません。
日本(というか民主主義を崇拝する国)に異常なほど欠けているのはこの理念です。つまり日本の理念は民主主義というイデオロギーに食いつぶされたのです。

良くも悪くも日本という国があるとおっしゃいます。
今日の日本の姿は戦後導入された民主制度の影響は大きいものの、それ以前に日本という国を国として築いたのは民主主義とは縁もゆかりもない、石と木の根だらけの土を耕し、ただ日々の糧の恵みに手を合わせて生きた先祖たちです。日本が日本としてかろうじて残っているのは我々のなかの先祖の血のおかげです。
同じように良くも悪くも地球というものがまだ残っています。人類と、その次世代のための政治が求められています。
ご教示、感謝いたします。またよろしくお願いします。



(夢人追記)

「選言不完全の虚偽」という言葉を私は知らなかったので、ネットで調べると、「山師の勧め」という面白いサイトに出会った。そこには次のような例が「選言不完全の虚偽」の例として載っている。これで大体、理解できるようだ。おそらく、ドイツ哲学の用語かと思う。「選言」とは単に「選択肢」の意味と解していいようだ。どうも教養のありすぎる人の言葉は難しい。



二分法トラップ

  まず、多数ある選択肢の中の対立する二つの意見だけを強調して「AでなければBである」という二者択一を印象づけます。そして、Aを否定することで、Bを立証なしのまま正当化してしまう、という手口です。

  この極端な例を挙げてみましょう。
 1「常識を疑うのは学問の在り方として健全なことである。」
 2「常識を疑うのは非常識である。」
 3 従って「非常識が正しい。」

 上記2にトラップが仕掛けてあります。所謂、「選言不完全の虚偽」です。
 

空籤消去法

  二分法トラップと違い選択肢を適切に網羅しますが、実は「選択肢の中に正解がある」という前提自体が虚偽という論法。他を否定するだけで自説を証明抜きのまま肯定します。
 例:
 1「Aさんの引いた籤はハズレだった。」
 2「B君の引いた籤もハズレだった。」
 3 従って「最後の一つ、私の籤がアタリだ。」
  (実は、全部が空籤。)

 所謂「選言不適切の虚偽」です。













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ブラック企業特区でいいんじゃない?

今日は引用のみ。


(以下引用)



小田嶋隆 ‏@tako_ashi 9月20日
素手で核燃料を取り出す廃炉三勇士。 RT @azarashi_salad そして徴兵者によるフクイチ廃炉作業。
RT: 解雇特区を実効的に機能させるためには、失業者徴兵制とセットにする必要がある。「どうだ? 兵隊に行きたいか? それとも時給450円でもうひと踏ん張りするか?」









小田嶋隆 ‏@tako_ashi 9月20日
解雇特区を実効的に機能させるためには、失業者徴兵制とセットにする必要がある。「どうだ? 兵隊に行きたいか? それとも時給450円でもうひと踏ん張りするか?」ということになれば日本企業の国際競争力はうわなにをするくぁwせdrftgyふじこlp





小田嶋隆 ‏@tako_ashi 9月20日
「君には来月から魚釣島支店に転勤してもらうことになった」「は?」「不服か?」「……」「ガダルカナル出張所とどっちが良い?」未完






小田嶋隆 ‏@tako_ashi 9月20日
安倍ちゃんのことだから、尖閣を「解雇しやすい特区」にするかも。と、日本の一流企業の幽霊支店が、ざっと600ぐらい尖閣に登記することになる。で、首無しのゾンビ社員が防人になって国境の以下略






小田嶋隆 ‏@tako_ashi 9月20日
お国は人口の少ない赤字自治体を「解雇しやすい特区」に設定するはず。と、たとえば夕張あたりが特区になったとして、日本中のグローバル企業がこぞって夕張に名ばかりの支店を作るわけで、毎月何百人という首の無い社員がネオンの無い街角を浮遊している……というSFの著作権を主張しておく。








小田嶋隆 ‏@tako_ashi 9月20日
「解雇しやすい特区」ができると、アメリカのカップルがラスベガスだとかリノに出かけて離婚するみたいに、解雇ターゲットの社員をその特区に転勤させるみたいなペーパー転勤が増えるような気がするぞ。







小田嶋隆 ‏@tako_ashi 9月20日
ついでに「汚染水投棄しやすい特区」も作ったらどうだ?






小田嶋隆 ‏@tako_ashi 9月20日
カジュアルな解雇が企業の国際競争力を高めるって、こういうことを発案する人間が、最近話題の売国奴なんじゃないのか? http://digital.asahi.com/articles/TKY201309200403.html …






小田嶋隆 ‏@tako_ashi 9月20日
「解雇しやすい特区」なんていう婉曲な筋悪名称は捨てて、ここは一番「ギロチン特区」でどうだ? あるいは「使い捨て特区」。できれば「倍返し無罪のスパルタクス特区」とセットで。:「解雇しやすい特区」検討 秋の臨時国会に法案提出へ












(9月30日追記)「日刊ゲンダイ」電子版記事タイトルである。「ブラック企業特区」ではなかったが、「ブラック特区」で決まるのではないか。



竹中平蔵が画策する解雇自由「ブラック特区」構想



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森林問題と水害と利水・治水

「zeraniumのブログ」から転載。
書いているのがベンジャミン・フルフォードだから、話半分に聞けばいいと思うが、内容はとても面白い。特に、オーストラリアの首相交代劇の真相は私には初耳であり、実際、そういう裏事情があったのかもしれないな、とも思う。中国の「遺伝子操作出産」の話は、眉唾物に思えるが、世の中、何が起こるか分からないのだから、これも「真偽未定のデータ」として後続情報を待てばいいだけだ。
最近はケッシュ財団とかケッシュ博士とかによる、まさにSF世界のような発明・発見の話もあるし、政治の世界で言えば「陰謀論」的情報が現実世界に浸透しつつあるように見える。それらのうち何が真実で、何が嘘かはこれから分かることである。少なくとも、既成の科学や既成のアカデミー(学問世界)の学説だけが絶対的に正しい、という人間は、それこそガリレオ・ガリレイを宗教裁判にかけた連中と同様の「狂信者」だった、と未来では見做されるだろう。
砂漠の緑化という課題は、オーストラリアだけでなく、アフリカや中国でも必須課題であり、もっと大きく言えば、地球全体の課題である。緑は大地を水源に変えるものであり、緑が失われたら、降った雨は地上にとどまらずにすぐに海に流れ込む。その緑も針葉樹よりは広葉樹(照葉樹と言うのか?)の林の方が保水力が高く、現在の日本の大雨洪水被害も、その根本原因は、全国の山々の木々を、産業優先で針葉樹(スギ・ヒノキ類)に変えてきた、明治以降の政府の植林政策の歪みにあるのである。
近いうちに世界的な「水戦争」が起こる、という話がかなり前からあり、麻生総理の「水道民営化」は、それを織り込んでの「水道私物化」協力だろう。その企業が麻生の関わるものか、ユダ金かはどうでもいい話であり、問題は、我々庶民が「命の水」を一民間企業に奪われるという最悪の事態が起こる可能性がある、ということだ。
オーストラリアの水問題は、対岸の火事ではなく、近い未来の、いや、現在の日本にとっての鏡なのである。まさに「殷鑑遠からず」である。
森林問題と水問題は結び付いている。フクシマだけでなく、日本の抱える問題は多い。


(以下引用)



「水で走る車」を作ろう !
   現在、世界では、「封印された技術」について、権力者内部でも対立が生じている。
   つまり、「これまでのように封印して独占しよう」とする旧勢力と、「解禁して技術を使おう」とする新勢力の衝突である。それは今も裏側で激しい戦いを繰り広げている。

   2007年、オーストラリア首相にケビン・ラッド就任した。
   彼はそうした新しい技術を使って海水を真水に変え、自国の広大な砂漠を緑化する計画を立てた。オーストラリアは国土の37%を砂漠が占めているので、もしこの計画が実現すれば、それは革命的なことである。

   オーストラリアの諜報機関筋によると、この計画を水面下で進めようとしていたところ、ロスチャイルドやロックフェラー、J・P・モルガンなどのFRBの大株主たちから阻止されたという。つまりその計画を知った彼らが、ラッドを首相の座から引き摺り下ろしたのである。それは自分たちの石油利権を守るためであった。

   そして代わりに首相に就任したのが、ジュリア・ギラードという女性であった。
   彼女はイギリスのデヴィッド・キャメロンや、カナダのスティーヴン・ハーパーといった首相たちと同様に、闇の勢力から動かされている人物である。しかも就任までの経緯も非常に不自然であり、選挙もなく、党内の秘密会議で選出されたのであった。

   しかし今回はこれだけでは終わらなかった。
   新勢力の猛烈な巻き返しが始まり、オーストラリアの秘密警察もラッドを支援し、2013年6月、彼は再び首相に選ばれた。そして再び海水を真水に変える技術を解禁し、砂漠を緑化するために水面下で動き始めているのである。

   彼の計画が邪魔されずに、うまくいくかどうかはまだわからない。
   しかしこうした事実は、我々人類にとって勇気を与えてくれる出来事であり、大きな突破口になるものである。これまでにも画期的な発明をしたり、それを使って世の中を変えようとした人々は多く存在する。潰された人も多いが、ケビン・ラッドはその圧力に打ち勝った。彼に続いて行動を起こす人は、これからどんどん現れると私は考えている。

   すでに中国でも新しい動きが起きている。
   夫婦が子どもをつくるとき、男女の遺伝子の組み合わせを自分たちで選択することができるという技術である。それはあくまでも相互の遺伝子の「組み合わせ」を調整するだけなので、いわゆる遺伝子組み換えとは異なるものであり、倫理的な面においても異存はないと思われる。

   これが欧米で行なわれていれば、すぐに潰されたに違いない。
   支配する者たちは、自分たちを超えるような優秀な人間の出現を望んではおらず、できれば愚かで、洗脳されたままでいてほしいし、自分たちのために文句を言わず働いてほしいと思っている。

   これは私の友人の話であるが、アメリカのある病院で、生まれてくる子どもの髪の色や目の色を選べるサービスを実施していることを知った。それで彼女がその病院で子どもを産もうと考えていたら、まもなくしてその病院そのものが閉鎖されてしまったという。政府が潰したのである。

   しかし中国は国民に優秀になってほしいと考えているので、政府主導でこうした技術を推進している。そしてこうした流れはもう誰にも止めることはできない。オーストラリアや中国、そしてロシア、インド、ブラジルなど、欧米の支配が及んでいないこうした新興国から、封印されている技術がどんどん世に出て来るだろう。人々がこうした恩恵を受けるようになって国は発展し、やがて世界の中心はこのような国々へと移っていくことになる。

   日本では東日本大震災以降、原子力に代わるエネルギーの必要性が叫ばれていながら、実用化の兆しはない。たとえば自分のゴルフ場をすべて太陽光発電に切り替えようと考えた人がいる。そのほうがコスト的にも明らかに優れているので、すぐにでも導入に踏み切りたかった。ところが銀行が、頑としてお金を貸してくれなかったのである。これものちに詳述するが、「資金を断つ」というのが「暴力」「脅迫」と並んで、新しい技術を握りつぶす際の常套手段なのである。

   ソーラーパネルもいっこうに普及する気配がない。
   その原因はコストにある。本来ならもっとずっと安くつくれるものであるが、石油利権を握る者たちが原料であるシリコンの価格を吊り上げてしまったのだ。そもそもシリコンの材料は「砂」である。砂漠に行けば無尽蔵にある砂は、本来ただ同然である。

   2008年には、大阪のあるベンチャー企業が「水で走る車」を開発し、世界的に注目された。仕組みとしては水から水素を取り出し、その水素から電子を放出して発電するというものだ。たった1リットルの水で約1時間走ることができ、スピードも時速80キロまで出すことができた。you tube では実際に公道を走っている様子を見ることもできる。

   しかしこの画期的な発明も、あるときから急に音沙汰がなくなってしまい、現在ではそのベンチャー企業のウェブサイトも閉鎖されてしまった。この発明はロイター通信が世界中に報道し、日本でも「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京系)をはじめ、ニュース番組でも紹介されたものである。こうした不自然な状況を、「おかしい」と思わないほうがおかしいのではないか。

   ロシアでは、ヨーロッパの支配者に圧力をかけるために、自国の石油をヨーロッパにではなくアジアに輸出する方針に切り替えた。その煽りを受けたヨーロッパの石油精製工場は、次々と閉鎖に追い込まれている。こうした状況に対抗するために、ドイツ政府は燃費のよい自動車の大量生産を国内企業に許可した。それを受けてフォルクスワーゲン社は、わずか1リットルのガソリンで約100キロ走ることができる車をつくり、早速発表している。

   日本のトヨタなど、日本のメーカーであればどこでもそうした優れた技術力を生かして、どこよりも燃費のよい車を大量生産することができるだろう。しかし闇の権力に支配されている日本政府は、彼らの圧力によってそうした開発や販売を抑えられている。ドイツにさえ変化が起きているというのに、今や日本だけが旧態然とした中に取り残され、「技術の解禁」という世界的潮流から取り残されているのである。

   日本人の「モノつくり」の技術は世界最高水準にある。
   その技術力を生かせば、必ず日本人は人類を幸せにし、貢献することができる。この本は2009年に書いたものであるが、本書を復刊しようと思ったのも、日本のみなさんに改めてこの問題について考えてもらいたいと思ったからである。

   一つには政治の問題がある。
   ちょうどこれを書いているとき、テレビで政治討論をやっていたが、私はそれを見て憂鬱な気分になった。私たちが支配者にとって「家畜」だと言わんばかりに、「もっと美味しいエサがもらえるようにします」とか、「檻の広さをもう少し広くしてもらうようにします」とか、そんなレベルのことばかり言っていた。

   政治家がそんなことばかり言っているようでは、日本はいつまでも「家畜状態」から脱することはできない。「檻を破って自由にどこにでも行けるようにします」とか、「山や草原を自由に走り回れるようにします」とか、政治家たちはこうした大きなビジョンを持つべきなのである。

   政治家たちがこんな状態だからといって、私たちは彼らに足並みをそろえる必要はない。私たちは率先して動く必要がある。たとえば「水で走る車」の設計図はインターネットに出回っている。部品も簡単にそろうので、実際につくってみるといい。またこうした知識や情報を人に話したり、ブログに載せるだけでもいい。こうした小さなアクションが積み重なって、やがて誰にも止めることのできない「大きなうねり」になっていくのだ。


          『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』 
                   ベンジャミン・フルフォード著 イースト・プレス





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橋下浸水

1時間ほど前に書いて投稿したが、なぜか「公開」ができなかったので、再度試みてみる。二重投稿になるかもしれないが、そうなったら、後で削除する。以下がその本文。


「晴耕雨読」から転載。
橋下についてはもはや何を言う気もしないくらい私はうんざりしているのだが、マスコミ的には彼ほどネタを提供してくれるありがたい人物もいないのだろう、と思う。そして、「橋下的なるもの」は日本人の精神を着実に汚染しつつあるという内田樹の見方は正しいと思う。衆院選や参院選の時の安倍総理の言動は、明らかに橋下に学んでいた。そういう意味ではなかなか安倍総理も年に似合わず研究熱心である。(嗤)
大阪の現状を報告した言葉がある。これは日本の近未来でもあるだろう。




小田嶋隆 ‏@tako_ashi 9月15日

全域が橋下浸水で復旧の見込みが立っていません









(以下引用)



2013/9/19


「「とりあえずその場しのぎの嘘をつく」という風儀は今や官民挙げて日本人の基礎的マナーとなりました。」  その他

内田樹氏のツイートより。







世論調査では、安倍首相がIOC総会で「福島の汚染水は完全にブロックされている」と発言したことについて、「そうは思わない」が66%。

「発言通りだと思った」は6%。

内閣の支持者でも11%。

「嘘をつくことは政治家の評価とかかわりがない」ということが日本の常識になったようです。


「とりあえずその場しのぎの嘘をつく」という風儀は今や官民挙げて日本人の基礎的マナーとなりました。

「ダメもと」なんです。

とりあえず自分に都合の良いように話を作る。

反証を示されても嘘の資料や数字を出して、ぐずぐず粘って非を認めない。

そのうちみんな話に飽きる。

そのパターンです。

すでに久しく日本のメディアは政治家の「食言を咎める」という批評作法を忘れてしまいました。

だから、1年前はおろか半年前に言ったことでさえ、責任を取る政治家なんてもう見ることがありません。

そうやってどんどん言葉が軽くなってゆく。

>橋下 そして市長の役割は、各組織からの情報を基に、避難勧告、避難指示、避難命令、そしてその解除の判断をする役割。これは市長にしかできない。市長はこの判断するためにいるようなもの。それを自らがドタバタやっていては、肝心な判断ができない。

> で選挙ツイートをしてたと

大阪市長が災害対策の陣頭指揮をせず自宅でツイート三昧していたことにに批判の声が上がってますが、彼は「ちゃんとやっておけ」と下僚に断固と丸投げすることを「政治主導」と呼んでいます。

防災の具体的な対策なんか政治家は知っている必要がない。

それは行政官の仕事だ、と。

ですから防災対策に失敗があったら、彼は役人を罵倒しますよ。

「私は『ちゃんとやっておけ』と正しい指示を下したが、部下が正しい指示を実現できぬほど無能であった」と言って。




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東電の意図的汚染水放出

「陽光堂主人の読書日記」から転載。
見事な推理、見事な文章であり、一つも付け加えることは無い。
今さら汚染水を放出するなら、あの立ち並んだ汚染水タンクに何の意味があったのか。東電の無責任体質、ここに極まれり、である。



(以下引用)




不自然な台風の動きを奇貨として東電が汚染雨水を大量放出





 台風18号は懸念された通り、各地に大きな被害をもたらしました。最近は異常気象が頻発していますが、この台風も通常とは違う動き方をしています。

 可笑しな点を幾つか挙げると、次のの通りです。

 ① 台風から比較的離れていた近畿地方に雨雲が丸一日停滞した。

 ② 日本に近づくにつれ勢力を増し、そのまま愛知県豊橋市付近に上陸。

 ③ 日本列島を縦断したにも拘らず勢力は余り衰えず、北海道から離れると共に温帯低気圧に変化。

 ④ 各地で突風・竜巻が発生した。

 いずれも気圧の変化などで説明できるのでしょうが、単なる自然現象として片付けてよいのでしょうか? 上陸したのに勢力が衰えなかった点は真に不自然で、外部からエネルギーを注入されたのでしょうか?

1318-00.png

 台風は海寄りに進んでいるので、温かい海水からエネルギーを得たのかも知れませんが、主要都市や原発付近を狙ったかのような進路で、人為的なものを感じます。HAARPで操作された疑いもあります。

 京都や滋賀は水害に見舞われましたが、こんな大きな被害になるとは予想されていませんでした。特別警報のシステムが導入されて直ぐに適用された点も気になります。

 福島第1原発の液状化も懸念されますが、雨水が溜まったという名目で、どさくさ紛れに汚染水を放出してしまったようです。FNNは、本日付で次のように報じています。(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00254041.html)

   福島第1原発 規制庁の了解得ず地上タンク周辺のせきの雨水排水

台風18号による大雨にともない、東京電力は、原子力規制庁の了解を得ないまま、福島第1原発の地上タンク周辺のせきにたまった雨水を排水していたことがわかった。
8月に発覚した汚染水問題を受け、東京電力は、タンク周辺のせきに雨水などがたまった場合は、いったん別のタンクに回収したあと、放射性物質を検査し、基準を下回った段階で排水するマニュアルをまとめていた。
しかし、今回、せきの中の雨水が急速に増えたことから、マニュアル通りの手順を踏まず、原子力規制庁の了解を得ないまま、排水していたという。
これについて、東京電力は「緊急的な措置で、規制委員会には一方的に報告した」としている。

 排水した雨水に含まれる放射性物質は基準値以下と報道されていますが、どれだけ排水したかは明らかではありません。恐らく大量に放出したのでしょう。規制委員会に事後報告で済ませた点も怪しく、タンク内の汚染水も一緒に排出された疑いがあります。

 台風による雨で大量の水が海へ流れていますし、溜まり続ける汚染水は海に流すのが既定路線になっていますから、台風の襲来は絶好のチャンスで、これを逃す手はありません。東電が原子力規制庁の了解を得なかったのは阿吽の呼吸によるもので、規制庁の責任逃れを謀ったとしか思えません。

 東電が小手先の対策しか講じないのは、捻出できる費用に限りがあるからです。営利企業だから当然で、破綻処理すればそうした制約から逃れることができます。政府が東電を破綻させないのは株主や債権者を守るためで、セオリー通り破綻処理すれば銀行や大企業が大きな損失を被ります。そうなれば役人も天下りできなくなります。

 要するに政府は、既得権益層の利益を第一に考えているのです。政府が前面に出て汚染水対策を講ずれば血税が無制限に投入され、国民の負担は止めどなく大きくなります。

 しかしそうしたカラクリを知らない多くの国民は、政府の「積極姿勢」を歓迎しています。東電を早急に破綻させるべきですが、自公民が議席の多数を占めている現状では到底無理です。下手をすると、この国は東電と心中することになるかも知れません。





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人類補完計画は着々進行中

「マスコミに載らない海外記事」の記事前半だけを転載する。
中東での戦争状態の陰でこのような「文化遺産略奪」が行われ、それがその後の「歴史改竄」へとつながっていく、という事実にも我々は注意を向けるべきだろう。
「過去を支配する者は将来をも支配する」。
まさしくその通りであり、日本占領軍による「日本の文化伝統との断絶政策」によって日本人はそれまでの日本人ではなくなり、そして「国際化」を名目とした英語教育推進政策により未来の日本人はさらに別の人種へと変わっていくのである。「仁徳天皇陵」を観光地化しようという計画などが生まれるのも「日本人改造」計画の結果だろう。


「補完」とは補って完全にする意味だが、それはNWOにとって「完全な家畜」の意味である。





(以下引用)



ニコライ・マリシェフスキー

Strategic Culture Foundation

2013年9月4日 00:00

イラク、リビアとシリアでの最近の出来事には、注意深く覆い隠されている一つの共通要素がある。アメリカの‘解放者達’による博物館の略奪と、あらゆる地層の豊かな古代文化遺産の破壊だ。例えば、アメリカ人がバグダッドの博物館を略奪した後、略奪品の大半は西洋の闇骨董市で投げ売りされたに。これも、ヤンキーによる対ダマスカス軍事作戦の動機の一つだ。違法な骨董品取引は、麻薬取引に劣らず儲かると見なされている。

ところが、財宝の単なる略奪で全て終わりというわけではない。遥かに大きなものが危険にさらされているのだ。貴重な過去の人工物を選択的に破壊することによって、将来を支配するのだ ...シリアの首都は、世界で最も古い都市の一つ(6,000-8,000年の歴史があると考えている考古学者もいる)というだけでないことを忘れるべきではない。ダマスカスはイスラム教、ユダヤ教とプロテスタントの終末論上、極めて重要な都市だ。

過去を支配するものは、将来を支配する。現在を支配するものは、過去も支配する。イギリス人作家・評論家で、心理戦争の専門家、ジョージ・オーウェルのこの言葉は、世界中で知られている。歴史的なルーツを切断し、ある国の過去を変え、未来を支配することで、最も強固な国々さえ破壊しうる。

記憶喪失した人を想像願いたい。その人物は、他の人の所に行って、昔の自分は誰だったのか尋ねるのだ。尋ねられた人物は、質問した人物は、記憶を失う前は、自分の主人で、あらゆることでお世話になっていると答えることも可能だ。あるいは、質問した人物は、記憶を失う前は、自分の奴隷で、あらゆる世話をしてやっていたと答えることを可能だ。そして、もし記憶を無くした人物が、自分が一体誰だったのかを思い出せなければ、その人物は結局、残りの人生を、与えられた生活で過ごさざるをえなくなる。一つの国民全体に対して、そういうことをすることが可能だ。例えば、古代の知識の全保管所(博物館、図書館)破壊したり、内容を自分の都合の良い様に変えたりして、その国民の記憶を切り離すのだ。

現在、これに似た様なことが、地球規模で行われている。全人類の歴史を書き換える準備が進行中だ。アメリカによるイラク侵略後に、このプロセスは始まった。専門家達は、イラクの博物館(バグダッド、モスル等)の略奪を、今世紀最大の文化的大惨事と見なしている。これらの博物館は、先史、シュメール、アッシリア、バビロニア、イスラム時代の収蔵品を保管していた。アメリカ侵略後、約200,000点の芸術作品や文化遺物が、イラクの博物館や図書館から盗まれた。ウル、シュメール、バビロン、アッシリアの古代文明や、人類文明の揺り籠の一つメソポタミア他州の傑作を含め、こうしたものの大半は世界的に貴重なものだ。





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考えること
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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