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EU各国は同じベッドで別々の夢を見ていたが、夢は終わった

「株式日記と経済展望」に転載されていた「ビジネス知識源」というサイトの一節を孫引き引用する。
まあ、私の経済論なんて、ほとんど直感でしか語っていないのだが、少なくとも、私はネットに接する前から1929年の世界大恐慌は意図的に引き起こされたもので、それによって巨利を得た連中が現在の大財閥だと考えていた。学校教科書で得た知識を金科玉条とする羊の群れにはこの程度の推論さえできないのである。
で、まあ、今回のユーロ危機についても私の発言はほとんどが直感による推測だ。初歩的ミスもたくさんあるだろうが、しかし大筋と結論は、案外と正鵠を射ているのではないかと思う。でなければわざわざ自分のブログに書いたりはしない。そして、下記記事も私の書いてきたことと大筋では同じだと思うので、ここに引用するわけである。

(以下引用)

ユーロ(夢人注:これはEUの誤りだろう)と米国の金融機関は、ユーロであるため為替リスクがないのに金利が高いギリシア債を、好んで買っていたのです。しかも、ギリシア国債の残高は40兆円しかなく売買市場も小さいので、少数のプレヤーが、少ない資金で相場を動かすことができたのです。

ユーロ高のため、ギリシアは、財政赤字を続け、高い公務員報酬と、現役時代の90%の所得になる年金を払うことができていました。統一通貨のユーロに属しているということが、ギリシアに財政赤字を続けさせたと言っていいのです。

ギリシアが固有通貨のドラクマなら通貨が下がって、ユーロ建てのようにはギリシア債は売れず、政府の財政赤字にもブレーキがかかっていたでしょう。ギリシアはユーロに属したため、財政破産したと言っていいのです。

ギリシアをユーロに入れたことは、EU(欧州経済連合)の誤りだったのです。しかし、この誤りは、PIIGS 5ヵ国に共通したことです。

各国の税制と経済を統一しないままのユーロという仕組みそのものが、歴史上の誤謬でした。

EUは、これを認めたくない。このため、外部に向かっては、いつも、南欧債の損失見積もりでは「粉飾(ドレッシング)の発表」をしています。

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