東京では石原という超右翼のサディスト老人が、神奈川では御用ジャーナリストの一人にすぎない黒岩が当選、北海道でも自民党公認候補が当選ということで、旧体制復活のためにはまことにおめでたい結果である。
これが日本国民の民度であり、もはや日本は滅亡したほうが世界のためではないだろうか。
もっとも、子供たちの未来を考えると、絶望しているわけにもいかない。「絶望の虚妄なること、希望に相同じい」とは魯迅の言葉だったかと思うが、まあ「希望も虚妄である」とはいえ、ここはJポップに溢れる「夢は必ずかなう」というアホフレーズを信じるしかあるまい。放射能に汚染され、津波と地震で破壊された大地を回復するという仕事が我々にはある。未来の子孫のためによりよい社会を作っていくという仕事がある。何もせずに「夢」と「希望」だけをもって生きたり、絶望したりする暇は無い。
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