「In Deep」から転載。
うっかり「In Dark」と書きそうになった。記事内容のせいかもしれない。
マスコミ報道は洗脳目的で報道記事内容が選択されることも多いが、こういう社会面記事にはあまり意図的選択は無いだろう。それだけに「社会の無意識的動向」がその中に隠れている可能性がある。「集合的無意識」と言うとまるでユングみたいだが、我々は常に外部の影響を受けて思考し、生活している以上、我々の無意識の中に共通した要素が出てくるのは当然だろう。
で、下記記事の中の「集合的無意識」は言うまでもなく「イライラ」である。我々は絶えずイライラしていて、それが何かのきっかけで暴発する。それが下のような事件である。それが「キレる」という奴だ。刺殺事件に限らず、最近頻発する自動車の暴走事件も何かをきっかけにして頭がプッツンして「キレた」事件のように思える。脱法ハーブがどうのこうのというのは本当の原因ではないだろう。世の中や自分の周囲が面白くないから脱法ハーブなどに手を出し、たまたまその時に事故を起こしたというところではないだろうか。
何も他人や社会のことを言うまでもなく、私自身もけっこうイライラ感はある。
さて、ではそのイライラ感の原因は何かというと、「In Deep」によると、宇宙線は人間の精神に影響を及ぼすらしいから、宇宙線の増加などの物理的影響かもしれないし、あるいは福島原発が日本中に撒き散らした放射能の思わざる副産物かもしれない。まあ、放射能を気にして日本中がイライラするのは当然だし、原発事故への政治の対応がそれに輪をかけてイライラさせてはいるが、ここでは放射能が物理的に人間の精神に影響を与える可能性のことを言っているわけだ。我々の精神にしたところで脳細胞やら脳神経の産物なのだから、そのDNAが放射能によって改変されれば精神も変わるのは当然だろう。
まあ、こんなのは例によって何の根拠もない駄弁だが、ほんのわずかでも可能性があるならば、それをも捨てないような態度こそが真に科学的な態度だろうし、現代の科学など、本当は宇宙の現象の1%も理解してはいないのだ。
参考までに、この「イライラ感」の土台となっている現代日本人の生き方とその結果について、昨日の「徽宗皇帝のブログ」引用記事から一部を再引用する。嫌な現実から目を背ける「日常幻想」的な表層意識と「本当はこのままではいけない」という無意識(深層意識)の矛盾が不安を生み、イライラ社会を作るわけである。
「このプロセスでは危険な幻想が生み出される。結局、社会的現実の提示がショーと化す限り、次第に忘却が進みリアリティーが失われてしまう。この結果、現実的であるはずの日常を生活者として生きることが、社会的な現実から目を背け、危機感をマヒさせることになる。
これは、日常の現実に生きることが、実は凄まじい幻想の世界に生きることになるというパラドックスを生むのだ。このプロセスが生み出すものは、日常的な現実が無変化のまままったりと続いて行くという日常幻想の継続である。
日本に生きる我々の多くは、この日常幻想にいわばからみ取られたような状態にあると言ってもよい。放射能漏れなどのような、どんな社会的な危機が起ころうとも、テレビはいつものお笑い番組やグルメ番組を流し続け、街のショッピングセンターには家族連れが買い物し、場末の酒場ではいつものサラリーマンが仕事の愚痴を言っている。こうした無変化の日常に籠もると、外部で何が進行していても、すべてが幻影のように見えてしまう。
これが不行動の原則が生み出した日常幻想の姿だ。これにからみ取られると、社会的現実に対するリアルな現実感覚は喪失してしまうのだ。この喪失は、さらに不行動の原則を強化し、社会問題ショーの上演を通した同じ循環を繰り返す。これは大変に危険なことだ。」
(以下「In Deep」より引用)
ところで、先日の大阪の通り魔の事件や、渋谷での刺殺事件は大きく報道されましたが、実はこの1ヶ月、「刺殺事件」は報道ベースだけで、10件以上あります。
日本って、こんなに刺殺事件が多い国でしたっけかね。
参考までにリンクしておきます。
「殺人」ではなく、「刺殺事件」だけです。
なので、殺人全体としてはさらに多いはすです。
大阪と渋谷の事件は除いています。
また、すごいと感じたのは、金銭目的や「強盗」は一件くらいしかないことです。
________________________________________
2012年 5月中旬から6月13日までの報道に出た「刺殺」事件
6月13日
・女性店員刺され死亡、刺した男は飛び降り重体 (読売新聞)
・20代男性刺され死亡=アパート隣室の男逮捕-名古屋 (時事通信)
6月9日
・広島市の路上で70歳男性が包丁で胸など刺され死亡 69歳男逮捕 (テレビ新広島)
6月2日
・同居していた男性の腹を刺した女逮捕 男性は重傷 (テレビ朝日)
5月29日
・5歳男児が刺され死亡、母は重体 無理心中の可能性/相模原 (神奈川ニュース)
5月28日
・一人暮らしの70歳男性殺される 食事中、背後から刺される? (時事通信)
・長男刺され死亡 父親を逮捕 東御市 (信濃毎日新聞) ※東御市は長野県
5月27日
・殺人:男性刺され死亡 同居の女を容疑で逮捕 -松山/愛媛 (毎日新聞)
5月23日
・男性従業員刺されけが 水戸の中古車店、男が逃走 (産経ニュース)
5月21日
・客同士のトラブルか、渋谷駅で男性刺され重体 メトロ副都心線 (産経ニュース)
5月17日
・72歳刺され死亡 部屋に物色の跡、複数の刺し傷 (スポニチ)
うっかり「In Dark」と書きそうになった。記事内容のせいかもしれない。
マスコミ報道は洗脳目的で報道記事内容が選択されることも多いが、こういう社会面記事にはあまり意図的選択は無いだろう。それだけに「社会の無意識的動向」がその中に隠れている可能性がある。「集合的無意識」と言うとまるでユングみたいだが、我々は常に外部の影響を受けて思考し、生活している以上、我々の無意識の中に共通した要素が出てくるのは当然だろう。
で、下記記事の中の「集合的無意識」は言うまでもなく「イライラ」である。我々は絶えずイライラしていて、それが何かのきっかけで暴発する。それが下のような事件である。それが「キレる」という奴だ。刺殺事件に限らず、最近頻発する自動車の暴走事件も何かをきっかけにして頭がプッツンして「キレた」事件のように思える。脱法ハーブがどうのこうのというのは本当の原因ではないだろう。世の中や自分の周囲が面白くないから脱法ハーブなどに手を出し、たまたまその時に事故を起こしたというところではないだろうか。
何も他人や社会のことを言うまでもなく、私自身もけっこうイライラ感はある。
さて、ではそのイライラ感の原因は何かというと、「In Deep」によると、宇宙線は人間の精神に影響を及ぼすらしいから、宇宙線の増加などの物理的影響かもしれないし、あるいは福島原発が日本中に撒き散らした放射能の思わざる副産物かもしれない。まあ、放射能を気にして日本中がイライラするのは当然だし、原発事故への政治の対応がそれに輪をかけてイライラさせてはいるが、ここでは放射能が物理的に人間の精神に影響を与える可能性のことを言っているわけだ。我々の精神にしたところで脳細胞やら脳神経の産物なのだから、そのDNAが放射能によって改変されれば精神も変わるのは当然だろう。
まあ、こんなのは例によって何の根拠もない駄弁だが、ほんのわずかでも可能性があるならば、それをも捨てないような態度こそが真に科学的な態度だろうし、現代の科学など、本当は宇宙の現象の1%も理解してはいないのだ。
参考までに、この「イライラ感」の土台となっている現代日本人の生き方とその結果について、昨日の「徽宗皇帝のブログ」引用記事から一部を再引用する。嫌な現実から目を背ける「日常幻想」的な表層意識と「本当はこのままではいけない」という無意識(深層意識)の矛盾が不安を生み、イライラ社会を作るわけである。
「このプロセスでは危険な幻想が生み出される。結局、社会的現実の提示がショーと化す限り、次第に忘却が進みリアリティーが失われてしまう。この結果、現実的であるはずの日常を生活者として生きることが、社会的な現実から目を背け、危機感をマヒさせることになる。
これは、日常の現実に生きることが、実は凄まじい幻想の世界に生きることになるというパラドックスを生むのだ。このプロセスが生み出すものは、日常的な現実が無変化のまままったりと続いて行くという日常幻想の継続である。
日本に生きる我々の多くは、この日常幻想にいわばからみ取られたような状態にあると言ってもよい。放射能漏れなどのような、どんな社会的な危機が起ころうとも、テレビはいつものお笑い番組やグルメ番組を流し続け、街のショッピングセンターには家族連れが買い物し、場末の酒場ではいつものサラリーマンが仕事の愚痴を言っている。こうした無変化の日常に籠もると、外部で何が進行していても、すべてが幻影のように見えてしまう。
これが不行動の原則が生み出した日常幻想の姿だ。これにからみ取られると、社会的現実に対するリアルな現実感覚は喪失してしまうのだ。この喪失は、さらに不行動の原則を強化し、社会問題ショーの上演を通した同じ循環を繰り返す。これは大変に危険なことだ。」
(以下「In Deep」より引用)
ところで、先日の大阪の通り魔の事件や、渋谷での刺殺事件は大きく報道されましたが、実はこの1ヶ月、「刺殺事件」は報道ベースだけで、10件以上あります。
日本って、こんなに刺殺事件が多い国でしたっけかね。
参考までにリンクしておきます。
「殺人」ではなく、「刺殺事件」だけです。
なので、殺人全体としてはさらに多いはすです。
大阪と渋谷の事件は除いています。
また、すごいと感じたのは、金銭目的や「強盗」は一件くらいしかないことです。
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2012年 5月中旬から6月13日までの報道に出た「刺殺」事件
6月13日
・女性店員刺され死亡、刺した男は飛び降り重体 (読売新聞)
・20代男性刺され死亡=アパート隣室の男逮捕-名古屋 (時事通信)
6月9日
・広島市の路上で70歳男性が包丁で胸など刺され死亡 69歳男逮捕 (テレビ新広島)
6月2日
・同居していた男性の腹を刺した女逮捕 男性は重傷 (テレビ朝日)
5月29日
・5歳男児が刺され死亡、母は重体 無理心中の可能性/相模原 (神奈川ニュース)
5月28日
・一人暮らしの70歳男性殺される 食事中、背後から刺される? (時事通信)
・長男刺され死亡 父親を逮捕 東御市 (信濃毎日新聞) ※東御市は長野県
5月27日
・殺人:男性刺され死亡 同居の女を容疑で逮捕 -松山/愛媛 (毎日新聞)
5月23日
・男性従業員刺されけが 水戸の中古車店、男が逃走 (産経ニュース)
5月21日
・客同士のトラブルか、渋谷駅で男性刺され重体 メトロ副都心線 (産経ニュース)
5月17日
・72歳刺され死亡 部屋に物色の跡、複数の刺し傷 (スポニチ)
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