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「専門家」と「アマチュア」のどちらが正直か

アマチュアの地震研究家である「東海アマ」氏の記事の一部で、ここに書かれたことはほとんどが正しいだろう。アマ氏の偏見と僻見は世界の政治に関してはひどいものだが、原発と地震に関しては専門家以上なのではないか。地震に関しては、ほとんどの大学の先生などは「原発村」に睨まれたら生きていけないので、嘘ばかりついていると見たほうがいい。
日本列島自体が地震の巣のようなものだから、どこに逃げても安全ということはない。そういう覚悟のうえで生きるとしても、しかし、そこに原発を作るというのは人類史上最大の愚行だろう。

(以下引用)

 中央構造線のような巨大断層で大地震が起きると、同じ断層上で複数の連鎖活動が起きる。
 2016年4月に発生した、複数の熊本地震が、その典型で、中央構造線上の震源が100Kmにわたって移動し、連鎖しながら活動した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%8A%E6%9C%AC%E5%9C%B0%E9%9C%87_(2016%E5%B9%B4)
 【震度7を観測する地震が4月14日夜(前記時刻)および4月16日未明に発生したほか、最大震度が6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生している。日本国内の震度7の観測事例としては、4例目(九州地方では初) および5例目 に当たり、一連の地震活動において、現在の気象庁震度階級が制定されてから初めて震度7が2回観測された。また、熊本県益城町で観測された揺れの大きさは計測震度6.7で、東北地方太平洋沖地震の時に宮城県栗原市で観測された揺れ(計測震度6.6)を上回り、国内観測史上最大となった。さらに、一連の地震回数(M3.5以上)は内陸型地震では1995年以降で最多となっている】

 巨大地震は、なぜ連鎖するのか?
 https://www.u-tokyo.ac.jp/biblioplaza/ja/E_00213.html

 以下一部引用
 2003年宮城県北部地震、2004年中越地震・2007年中越沖地震、2007年能登半島地震などは、日本海形成時の断層が再活動したものであることが分かってきた。
 2000万年から1500万年前の日本列島がアジア大陸から分離して日本海ができる時期には、広範な地域が引張性の力を受け、多くの断層が形成された。岩盤中の断層は一度形成されると弱面として長い間存続する。

 日本列島形成後も、伊豆-小笠原弧との衝突、本州弧と千島弧の衝突、沖縄トラフの拡大、沈み込むプレートの運動方向の変化など、様々な地学的な事件が発生してきたが、多くの断層が再活動を繰り返しながら、現在に至っている。
 こうした地質学的な知見は、震源断層の形状理解に有用である。大規模な反射法地震探査によって、1923年関東地震の震源断層が、これまで考えられていたより浅い領域に位置していることが明らかになった。
(紹介文執筆者: 地震研究所 教授 佐藤 比呂志 / 2019)
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 引用以上
 
 今回の震源分布は、まさしく日本列島断層の存在を裏付けるものになっている。
 上の赤い部分が今回の連鎖震源、明らかに佐渡島に向かって連鎖している。
 緑は実際に確認されている断層帯。水色は、日本列島断層が過去数十万年にわたって活動したことによって生成された「地溝帯」を表していると考える。
notojisin01






 なぜ、巨大断層沿いに、大地震が連鎖するのかといえば、古い断層内では、過去の活動によって固着した岩盤層が破壊されていて、容易に動くことができるからと考えられる。
 巨大な断層活動のエネルギーを、固着岩盤が伝播を阻止するので、より柔らかい地質に向かってゆくため、断層活動が同じ位置で累積するのだ。
 今回の150Kmにわたる連鎖震源域を見るだけでも、木村政昭名誉教授が提唱してきた「日本列島断層」の存在が浮き彫りになっている。
 だが、学会もメディアも、それに決して触れようとしない。

 簡単にいえば、中央構造線のような巨大断層は、地下構造がぐちゃぐちゃに柔らかくなっていて、地震エネルギーが容易に伝播するため、ひずみの貯まっている場所に連鎖地震を起こしやすい。
 https://oyaji-hige.seesaa.net/article/201604article_12.html

 だから、能登半島地震が日本列島断層という巨大断層によって引き起こされているとすれば、熊本地震のように大地震連鎖が起きる。
 それは東北方面の佐渡島かもしれないし、南西方面の福井県方面、とりわけ敦賀、若狭湾周辺で起きる可能性がある。

 もしも若狭敦賀でM7級が連鎖するなら、現在稼働している超老朽原発というべきPWR加圧式原発5基は、非常に危険なものになる。最悪、耐圧容器が割れて160気圧の放射能が莫大な量、環境に噴き出してくる。
 その被害は、フクイチ事故の比ではない。その100倍の単位になると予想されている。
 https://www.kepco.co.jp/energy_supply/energy/nuclear_power/info/monitor/live_unten/index.html

 京都は放射能汚染によって壊滅し、大阪も人間の居住不適環境になる。私の住む中津川市も、おそらく、とてつもなく汚染されるだろう。
 もしも、日本列島断層の存在が事実なら、若狭周辺の原発群は、すべてただちに廃棄されなければならない。
 そうなると数十兆円の費用がかかるので、関西電力は事故を起こすまで、運転を継続したい。そして日本列島断層の存在を、もみ消してしまいたいのだ。

 だが、本当に敦賀市の日本列島断層が連鎖活動したとすれば、原発破壊によって、その被害額は、数千兆円という天文学的数字になる可能性が強い。
 我々日本人は、日本列島に住めなくなる可能性が強いのだ。またはロシアと交渉して択捉国後にでも、まとまって移住しなければならなくなる。

 今回は、私の古いブログから、能登地震に関する問題を抜粋して紹介する。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5918175.html

 現在起きている能登半島の群発地震は、まさに日本列島断層の本格的活動である疑いが極めて強い。
 この日本列島断層は、過去に、どのような活動を行っているのか?
 https://www.npn.co.jp/article/detail/33715071/

 以下引用(週刊実話)
 2019年6月18日午後10時22分頃、新潟県村上市で震度6強の地震が襲った。気象庁によると、震源地は山形県沖で震源の深さは14キロ。地震の規模はマグニチュード6.7だった。山形県鶴岡市では6弱を記録した。
 「新潟、山形両県などを襲った今回の地震の震源付近は、北海道沖から新潟県佐渡島沖にまたがるプレート境界周辺でひずみが集中する一帯です。これまでも大きな地震が度々起きています」(サイエンスライター)

 同一帯は北米プレートと、ユーラシアプレートとの境界にある。南海トラフのようにプレートが沈み込む形ではなく、2つのプレートがぶつかり合っており、ひずみが集中しているのが特徴だ。

 戦後にこの一帯で起きたM7クラスの大地震は、1964年の新潟地震(M7.5)、’83年日本海中部地震(M7.7)、’04年新潟県中越地震(M6.8)、’07年新潟県中越沖地震(M6.8)などがある。今回の地震は東西方向から押し合う力が働いて起きた「逆断層型」。新潟地震や日本海中部地震も同様の逆断層型だった。

 武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏が言う。
「北海道、東北が乗っかった北米プレートとその西側にあるユーラシアプレートがぶつかっているわけですから、ひずみはできやすい」
 江戸時代にもM7級の地震は度々発生していたが、1833年の庄内沖地震以降は100年以上落ち着いていたという。

「庄内沖地震は山形県沖の日本海で発生したM7.5の地震です。7~8メートルに達する大津波が庄内地方、能登半島を襲い、多数の溺死者が出ましたが、その後は静穏期が続いた」(前出・サイエンスライター)

 ところが、’64年の新潟地震から地震が活発化した。
「日本海中部地震、新潟県中越地震、新潟県中越沖地震と続いていますから、ひずみが溜まっていることは間違いないようです。新潟県中越地震から3年後に新潟県中越沖地震が発生していることを踏まえれば、同じように数年以内に山形県沖で今回と同程度の地震が起こる可能性があります」(前出・島村氏)

 現在、地震の活動期にあるとされる日本。絶対安全な場所はなく、どこにいても震度5~6の揺れは覚悟しておかなければならないというのが、地震専門家らの一致した見方だ。

 琉球大学理学部名誉教授の木村政昭氏には独自で「日本列島断層」と呼んでいるものがある。東北沖の日本海を通り、石川・能登半島周辺から日本列島に入り込んで、北米プレートと大陸プレートの境界から近畿・四国地方を経て、西端は長崎・島原の雲仙普賢岳に達する巨大な断層だ。

 日本列島断層はさらに鹿児島から海に入り、沖縄、台湾にまで伸びている活断層と推定されるのだが、木村氏の「日本列島断層」説に照らし合わせると、台湾東部・花蓮で4月18日に起きたM6.1の地震もある意味、合点がいく。

 木村氏は1000㎞以上ある中央構造線よりも「さらに巨大な日本列島断層の想定が必要である」と指摘している。新潟・山形地震が起こった一帯も、実は日本列島断層にかかっており、昨年6月に発生した大阪北部地震、そして’95年の阪神淡路大震災も、日本列島断層沿いで起きているのだ。

 「力の根本は、伊豆・小笠原沖の空白地帯にあると思います。太平洋プレートが北米プレートを通じて押してきて、新潟・山形地震にもつながった。そもそも、大阪北部地震、3年前の熊本地震が発生したのも、同じ原因です」(木村氏)
 つまり、日本列島断層は広範囲に渡って影響を及ぼすと見られているのだ。

 「いまも、熊本で震度5の地震があるのは日本列島断層が活性化している証拠ですよ。裏を返せば、大阪北部地震の震源とは別の、日本列島断層付近の断層でいつ大きな地震が起きても、何ら不思議ではない」(前出・サイエンスライター)

 大阪北部地震はM7以上の地震が想定されている「近畿三角地帯」と呼ばれる活断層密集地帯で発生した。その三角地帯とは福井県の敦賀湾を頂点にして、兵庫・淡路島から三重県の伊勢湾を底辺とした地域。活断層が集中し、江戸時代前期に起きた寛文近江・若狭地震(1662年、M7.6)、現在の三重県や奈良県で被害が出た伊賀上野地震(1854年、M7)などを引き起こしている。

 「大阪北部地震は近畿三角地帯にあるうえ、3つの活断層、すなわち兵庫県神戸市北区から大阪府高槻市まで東西方向に走る『有馬―高槻断層帯』、大阪府枚方市から羽曳野市まで南北方向に走る『生駒断層帯』、大阪府豊中市から岸和田市まで南北方向に走る『上町断層帯』に近いのです」(同)

 歴史を紐解けば、1586年に天正地震が発生し、10年後の1596年には慶長伏見地震…。この2つの大地震も日本列島断層沿いで起きているのだ。

 「天正地震は日本海の若狭湾から太平洋の三河湾に及ぶ歴史上例のない巨大地震ですが、震源域もマグニチュードもはっきりした定説はありません。しかし、日本列島断層沿いで起こったのは間違いない。若狭湾はいまや“原発銀座”といわれる原子力発電所の密集地域で、もし巨大地震の再来があればとんでもないことになる」(同)

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 引用以上

 最後の方で述べられているように、戦国時代の天正地震、慶長伏見地震も、日本列島断層の活動であった可能性が強い。冒頭に紹介した能登群発地震は、もしかしたら天正地震の再来の前兆である可能性が小さくないのである。

 天正地震は、中部地方の地形に巨大な爪痕を残した。
 例えば、白川村の帰雲城崩壊地など、以下に紹介されている。
 https://www.weblio.jp/wkpja/content/%E5%A4%A9%E6%AD%A3%E5%9C%B0%E9%9C%87_%E8%A2%AB%E5%AE%B3

 1891年の濃尾地震は、天正地震と似た規模、被災地域だったといわれている。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BF%83%E5%B0%BE%E5%9C%B0%E9%9C%87

 両者は、同じ断層の活動ではないかと考える研究者も少なくない。 
 http://www.histeq.jp/kaishi_30/HE30_075_080_Hatori.pdf
 もしかしたら、今起きている能登半島の群発地震とも、なんらかの関係があるのではないかと疑われている。
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 以上、自分のブログからの引用

 能登半島地震は、もしかしたら天正地震(M8?)を引き起こした若狭湾~岐阜の日本列島断層巨大地震の前兆である可能性がある。能登地震M7.6が若狭M8にドミノする可能性が示されている。
 天正地震も、明治濃尾地震も、福井地震も、日本列島断層の連鎖活動である可能性が少なくないのである。

 もしも若狭で巨大な日本列島断層連鎖活動が起きるとすれば、日本人の多くが日本列島に住めなくなることを覚悟しなければならない。 

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年頭の大地震の与える教訓としての、原発の存在の可否

「阿修羅」からコメントを幾つか転載。政府や電力会社の言い分だけが真実で「反原発派」の発言はすべて陰謀論だ、と決めつける馬鹿もたくさんいるが、どちらが正しいという水掛け論をしろというのではなく、どちらの言い分もきちんと検証しろ、というだけの話だ。
私の立場は、毎度言うが、地震大国の日本で原発を作ること自体がキチガイ沙汰で、どこに作ろうが地震の可能性はある、というものだ。
さらに言えば、日本だろうがどこだろうが、地震の起こる可能性の無い土地は無いだろう。さらに、兵器の攻撃目標になれば必然的に大惨事になり、政治的狂信者のテロを受ける可能性もある。つまり、水力発電や火力発電、太陽発電、潮力発電、風力発電などで電力が作れるのだから、それを推進すればいいだけだ。原発は、廃炉費用なども含めれば従来の発電方法よりコストが低いわけでもない。原発自体が放射能汚染物質であり、廃炉にしたそれを安全に処理するには(安全に処理できるかどうかも疑問だが)大きなカネがかかるだろう。また、稼働中にも、毎日のように汚染水を海に流し、海洋汚染をしているのである。これは人類、とくに未来の人類への巨大な犯罪である。


(以下引用)



6. 赤かぶ[207123] kNSCqYLU 2024年1月02日 20:21:17 : 3M3JZGtRWo YVp5enVDSW1CVmc=[1178]  報告

7. 赤かぶ[207124] kNSCqYLU 2024年1月02日 20:22:10 : 3M3JZGtRWo YVp5enVDSW1CVmc=[1179]  報告

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地震被災復興支援と大阪万博の軽重

なるほど。言われればその通りだ。
コメ2は、いかにもありそうである。3も同様。

万博に使う金で石川支援しないの?

Category: 未分類  
1: 名無しさん 2024/01/01(月) 19:43:16.56 ID:SnypO9PS0


引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1704105796/



2: 名無しさん 2024/01/01(月) 19:43:40.13 ID:Ygfm2K6od
復興万博で支援金全部万博に行きますよ

3: 名無しさん 2024/01/01(月) 19:43:42.17 ID:sy7HTvkR0
復興増税するわ

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日本が破滅に向かう理由(巨額の政府負債と人口減少)

宋文洲のツィッターに載っていたジム・ロジャーズインタビュー動画である。
人口減少による税収減少は、どんどん増大する政府負債を返却不可能にする。つまり、税金は上がり、国民生活は窮乏化するしかない。やがては国家破産である。これが、人口減少と無能政府の未来である。


https://twitter.com/i/status/1719496509031641093

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社会が貧しかった時代の「見えない階級」と、現在の「見える階級」社会

「東海アマ」氏の新年の記事で、内容のほとんどに私は不同意だが、「読み物」としては面白いので転載する。とうとう「自分には超能力がある」とまで言い出したwww
しかし、アマ氏の記憶力には脱帽する。社会的事件の数々をよく覚えているものである。検事にでもなれば、権力の有力な手下になれただろう。
その異常な記憶力がまともな論理性と判断力を伴わないのが彼の悲劇だったのではないか。
彼の言う「正義」や「人情」など、彼の妄想だろう。1940年代に人々が「協力し合って」生きてきたのは、国民のほとんどが貧乏だったという「原始共産制的」社会だったからにすぎない。貧乏人は互いに助け合うしか生きる術はなかったわけだ。もちろん、伝統的文化(落語など)で得た精神も根底にはあるだろう。「寅さん」の作られた時代は、人情社会が滅亡しかかっていたからこそ、そういう「人情噺」が作られたのである。
人間が「自分の生存に有利なように」合理的に行動するのは当然であり、その結果がエゴイスト社会になるのは、実は「1億総貧乏人」社会から脱出した結果であると言える。「昔は良かった」と、この記事を読んでいるあなたは本当に思うのか? それは「昔の中のいい部分」だけを見ているからだろう。昔から、暴力と金力、つまり権力は社会を支配していたのである。

(以下引用)



 日本の未来を担う若者たちが、自分の地位や収入ばかりに関心を向けて、「正義」に強い関心を示さなくなっていることは、これまでも何回も指摘してきた。
 だが、「正義=合理性」を求める若者たちの意思だけが、歴史と未来を作り出してきたのだ。
 正義を求めないことは、未来を放棄していることに等しいと私は思う。
 社会を良くしたいと思わない人々が増えれば、間違いなく社会は悪くなるのだ。

 日本から人口増加が失われたのは2008年だ。だが、世帯数は、それでも増加している。つまり、大家族が減って、孤立した小家族が増えたということだ。
 人間社会にとって、もっとも大切なことは、助け合う連帯関係を持った集団がいるということだ。
 連帯のある国には未来がある。だが日本には連帯がない。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/902c09781864ff47765290e1362caee1c8119c8d

 今から半世紀以上前まで、日本社会には、たくさんの共同体互助会があった。
 家族ももっと規模が大きく、「大家族共同体」というべき互助会だった。
 これを「親族共同体」という血縁ネットワークが支えた。
 さらに、企業自体も「職場共同体」だった。それは「同じ釜の飯を食う互助会」でもあった。

 半世紀前、日本人は、今の何倍ものコミニュケーション環境に置かれ、人々の対話は桁違いに重い存在だった。
 これらの互助会が、「やっていいこと、悪いことの評価」 「困ったことを助け合う」社会を作り出していた。

 だから、互助共同体のネットワークにいれば、犯罪を犯すことも、窮乏に苦しむこともなかった。「みんなで、一緒に生きていた」からである。
 何か間違いがあったり、失敗したりすれば、家族・親族がすぐに親身になって助けてくれた。人々は、「助け合い」そのものを生き甲斐にしていた。
 人に対して優しくできることが、人生の意義そのものだった。

 親族共同体には、「おせっかいばばあ」という妖怪がいて、私のように結婚できない男が老人になるまで放置されることは許さなかった。他人の不幸を、寄ってたかって解決しようとしたのだ。
 「幸せは、みんなで享受するもの」だった。みんな、他人の幸せが嬉しくて仕方なかったのだ。

 そんな時代の、日本人の哲学、世界観、人生観、価値観をひとつの言葉で表すとすれば、それは「人情」と呼ぶのがふさわしいのではないかと思う。
 だから、古き良き時代の人情を求めて、人々は寅さん映画を見ようとした。
 人情を題材にしない映画やドラマなど見向きもされない時代だった。

 そんな共同体(互助会)社会が失われていったきっかけは、おそらくバブル経済だろう。70年代末から80年代にかけて、金儲けのチャンスに沸く時代がやってきた。
 大半が不動産バブルによるものだったが、そのボロ儲けを狙って、雨後の竹の子のように、組織詐欺師が沸いて出てきていた。
 まずは豊田商事、ネズミ講で有名な天下一家の会、法の華、アースウォルカー、ライブリイ、WAO、統一教会や創価学会の金集めも、ほとんど詐欺に類した手口だ。

 これは「人情より金儲け」という価値観の転換がもたらした時代の結実というしかない。詐欺に欺される人は、他人を助けるより、自分が金儲けで優位に立って他人を見下せるという願望を利用されたのではなかっただろうか?

 みんなが、人情などより、金儲けだけが人生最高の価値と信じる新自由主義の時代がやってきた。
 土台になったのは、私には学校教育における儒教的序列付け、学歴競争をもたらした競争主義ではなかったかと思う。
 人に序列をつける学校教育での価値観が、バブル時代になって金儲け競争の凄惨な社会を産み出したと考えているのは、私一人だろうか?

 やがて、序列付け価値観は、深刻な差別を生み出し、子供たちの間に陰湿なイジメをもたらした。私も暴力的なイジメを受けた世代ではあるが、それは在日朝鮮人問題と絡んでいた。だが、今のイジメは、学校教育の序列主義がもたらしている残酷なものに見える。
 あれほど「他人の喜びが自分の喜び」だった社会なのに、他人の苦しみが心地よいような荒んだ心情を子供たちにもたらしている。

 私も、相当にひどい誹謗中傷と嫌がらせを何十年も受け続けているのだが、私の場合は、反原発姿勢を嘲笑し侮蔑するものや、学歴問題を持ち出すものが多い。
 https://note.com/love2mac2002jp/
 いまどき、中卒という中傷を平気で行える神経は、たぶん、この人物の出自が韓国系であることを強く疑わせるものだ。

 精神のねじ曲がった、この人物も、おそらく陰湿なイジメの犠牲者だったことが窺えるが、この男は、自分へのイジメを、他人に転嫁することで、気分を晴らそうとする世にも矮小な人間性である。
 竹中平蔵が、和歌山市の下駄屋出身だったことに通じるものがある。

 問題の本質は、若者たちが「他人を見下す」ことが正義であるかのように洗脳されてしまっていることだ。
 他人を見下せる気分を味わうためには、大家族であっては困る。孤立した小家族で、美人妻、イケメン夫、高級車、豪邸というアイテムを得て、みんなが羨むライフスタイルを作りたい。人との助け合いなど、まったく興味がない。

 パレスチナで大虐殺があっても、ウクライナで民衆の苦難があっても、どこかで人々が飢えていても、何の関心も持てない。
 ただ、自分の生活を他人が羨むようなものにしたいことだけが、人生のモチベーションになっている。
 他人を見下せない人生に、何の価値もないと考えているのだ。
 「人間は、他人と連帯して生きている」真実を見失った若者たちばかりになった。

 この傾向が始まったのは、たぶん1980年代だと思われるので、すでに40年以上だ。
 こんな差別化の価値観に乗って、レクサスやロードスターというブランドが登場してきた。社会全体が消費税のために貧しくなった今では、たぶんジムニーとかNBOXになっているのかもしれないが。

 若者たちは、他人を見下すのに一生懸命で、自分たちがなぜ貧しくなっているのか、その本当の理由を知ろうとしないし、怒ろうともしない。
 日本社会の問題が消費税にあることを理解しようともしない。そして、若者たちの多くが、自分たちを苦しめている元凶の自民党や維新党を支持しているのだ。

 だから2024年になっても、消費税は廃止されないだろうし、若者たちの生活が向上することもないだろうし、生活苦から出産子育てを避ける風潮も止まらない。
 「人情社会」に回帰したいと願う若者は見当たらないし、ガザの大虐殺に憤る若者の姿も見ない。
 つまり、世界の人々に連帯して喜びを共有しようとする若者が見えない。

 こんなことでは、日本社会は、このまま崩壊に向かうしかないと確信するしかないのだ。日本人全体が、意図しない集団自殺に向かう運命しか残されていないように見える。
 何が正しくて、何が間違っているのか? どんな社会を目指さなければならないのか、ネット上を見ても、希望の持てるビジョンが、どこからも示されていない。

 何度も書くが、我々は、「人情社会」を復活させることしか、未来を生きることはできない。人々が連帯して、間違っていることを許さないと声を上げることしか、社会を変えることはできない。
 ガザやウクライナの現状に憤らなければ、我々自身が同じ運命に向かうしかないのだ。

 元旦、私は相変わらず一人で生きている。もっとも子供の頃、家族と一緒にいた以外は、ただの一度も、正月を他人と過ごしたことはない。
 まあ、落ちこぼれ人生だから仕方ないのだが、残念なことに、私は世間の女性たちから配偶者として選ばれないまま年老いてしまった。まあ婚活経験もゼロだが。
 だが、私にとって、正月は厳冬の山で過ごしていた方が快適だった。

 私には、わずかな超能力があって、ほんの少しだけ未来が見えるのだ。そして、今の私の耳には、日本が滅亡する跫音しか聞こえない。
 消費税廃止の機運が見えなければ、日本社会が元気を取り戻すこともできない。
 だが、未来を担う若者たちの誰からも、消費税をやめろという声が聞こえてこない。だから、日本社会は、このまま韓国とリンクして滅亡してゆくのだろう。

 今年か来年には、誰一人経験したことがない、恐ろしい天災がやってくると、たくさんの人が予言している。出口王仁三郎に至っては、日本人は3%も生き残るのが難しいと言った。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5967194.html

 2025年7月には、史上最悪の天災がやってくると竜樹諒が予言している。
 https://bunshun.jp/articles/-/58981

 日本が本当に良くなるのは、何もかも失って、1940年代のように助け合わなければ生きてゆけない社会になってからなのか、と私は思っている。
 高さ100mを超える津波が襲ってきて、何もかも破壊される。実は日本人は、そんな災厄を繰り返し受け続けてきた。
 だから、世界有数の優れた民族になったと考えている。
  
  このまま人口が増えなければ、地球社会の主役は、最大の人口を持つインドが担うことになるだろう。
 中国は確実に崩壊する。もしかしたら大半の人が死んでしまうかもしれない。
 もちろん、その前に、中国を脱出できる人々が大量に日本に移住してくる。韓国も同じだ。

 これから、我々は北朝鮮という国と民族が、この世から消滅するような事態を目撃することだろう。そして、中国は、自国崩壊の矛盾を台湾侵略に転嫁しようとする。
 そのとき、尖閣諸島で、戦後80年で初めての軍事衝突が起きる。その先は、日本本土への核攻撃も大きな可能性を持っている。
 2024年、中国共産党による尖閣侵略から日本社会は、動乱に叩き込まれると覚悟するべきだ。

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放課後悪魔クラブwww

引用記事の最後の一段が面白い。アメリカ人にとって共産主義は悪魔と同じか、それ以上に悪い存在だという固定観念があることが分かる。社会的貧困や暴力や犯罪(言い方を換えれば、資本主義におけるあらゆる悪)は容認しても共産主義だけは絶対的に否定する、というのがアメリカ人の精神らしい。この精神がどのようにして形成されたか、興味深い。

(以下引用)

米カンザス州立高校で「放課後悪魔クラブ 」の部活動が承認される

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/satan-club-everywhere/
<転載開始>

2016年のイースターにアリゾナ州に出現した高さ170mの噴水のシルエット。indeep.jp
(今回の記事とは関係ないです)

全米の小中高に広がる「放課後悪魔クラブ」の承認

最近は、欧米などで、学校のプログラムに悪魔関係の授業や、課外活動プログラムといったものが増えていますが、カンザス州のオレイス・ノースウェスト高校というハイスクールで、


「悪魔クラブ(サタンクラブ)の放課後活動が承認された」


と報じられていました。


学校承認の正式な部外活動です。


日本でいう「部活」ですね。そこに、悪魔崇拝を奨励するようなイメージをいだかせるクラブが学校から承認されたという話です。


現在、米国では全国の学校に悪魔クラブの設置が進んでいることを、今回ご紹介するエポックタイムズは伝えていますが、イギリスでも、10月に、大学で「魔女、魔術、オカルト科学の修士号の授与を開始する」と報じられていたこともあります。


(記事)英国のエクセター大学等が「悪魔の魔術の修士号」を制定する見込み
BDW 2023年11月6日


12月には、米アイオワ州の州都デモインにある州議会議事堂に「悪魔の祭壇」が設置されたことが報じられていました。


(記事)米アイオワ州議会の議事堂に宗教団体「悪魔教会」により「悪魔の祭壇」が設置される
BDW 2023年12月12日



アイオワ州の州議会議事堂に設置された悪魔の祭壇

wnd.com


米国の宗教的団体である「悪魔教会」が設営したものです。担当者は、この悪魔の祭壇は「約 2週間設置される」と述べていましたので、クリスマスシーズンまで設置されていたのかもしれません。


そんなこんなで、悪魔崇拝的活動が活気づく状況となっている米国で、カンザス州において、子どもたちの「悪魔崇拝クラブ」が始動したようです。


シュタイナー学派などによれば、地上に受肉したアーリマンが登場するのは、2030年過ぎとされていまして、時期的にもうすくですし、いろいろ準備も必要な時期にきているのかもしれません。


(記事)シュタイナーが「悪魔的存在が人間の姿に化身して地球に生まれるのは2001年」と述べていたことを知り、そのアーリマンが表舞台に立つ2033年までの「地球が悪魔に支配されるまでの」道のりを大公開しまーす
In Deep 2020年9月23日


カンザス州の悪魔クラブについて、エポックタイムズの記事をご紹介させていただきます。

カンザス州立学校が、生徒と保護者の反対を押し切って「悪魔クラブ」を承認

Kansas School Approves ‘Satan Club’ Over Objections of Students, Parents
Epoch Times 2023/12/27



カンザス州のオレイス・ノースウェスト高等学校。


カンザス州オレイス学区が部の創設にゴーサインを出した後、「悪魔クラブ (Satan Club / サタン・クラブ)」が、州立オレイス・ノースウェスト高校の課外活動に組み込まれることになった。


このクラブの承認は、子どもたちが悪魔崇拝を奨励されることを懸念し、他の生徒や保護者からの反対が強まる中で行われた。


悪魔クラブの停止を求める嘆願書には、この記事の出版時点で 7,800 を超える署名が集まっていた。


「最近、オレイス・ノースウェスト高校に悪魔崇拝/悪魔テンリスト・クラブを設立する計画があることを知りました。学校は悪魔の教化や物議を醸す行為の場ではなく、教育と成長の場であるべきだと私たちは信じているので、このことは私と私たちのコミュニティの他の多くの人たちを深く悩ませています」と、オレイス・ノースウェストの学生であるドリュー・マクドナルドさんは請願書を作成する際に書いた。


「私たちはカンザス州オレイスの関連当局、学校管理者、地区職員、地元の代表者たちに対し、悪魔クラブ承認の決定を再考するよう強く求めます。私たちは、それが子どもたちや地域社会にとって最善の利益ではないと確信しています」


署名者の中には、クラブに反対する理由としてキリスト教の信仰を指摘する人もいたが、一般的な道徳的懸念を挙げた人たちもいた。それでも、クラブの存在は合衆国憲法修正第 1条によって保護される可能性が高いことを認める人もいた。


「私はそれ(悪魔クラブの承認)に同意しませんが、彼らが集まることは米国憲法の修正第 1条の権利の範囲内なのです」と地元の保護者グレゴリー・オースティン氏は書いた。「他の学区では、法廷でこの戦いに負けています」


オレイス公立学校の広報副部長エリン・シュルテ氏はエポックタイムズに対し、志願者が 10人異状おり、関心のある生徒のサポートなど、必要な基準をすべて満たしていることを確認したため、学区がクラブを承認したと語った。


シュルテ氏はまた、学区の決定を正当化する根拠として連邦政府の平等アクセス法を挙げた。この法律は、学校が宗教、政治、哲学、その他の言論に基づいて生徒の課外グループへの平等なアクセスを拒否することを禁止している。


この規定によれば、学校が授業時間外に学校敷地内で非学術的なグループの会合を許可する場合、他の同様のグループも許可する必要がある。


オレイス・ノースウェスト高校にはすでにクリスチャンクラブの部活動「AWAKE」があり、学生たちが放課後に集まっている。


 


悪魔崇拝が台頭している?


この新しい悪魔クラブは、悪魔の神殿の推進の一環として近年、全米の公立学校に誕生している他の米国放課後悪魔クラブ (ASSC) のリストに加わった。


先月、ペンシルベニア州のソーコンバレー学区は、ヘラータウンにあるソーコンバレー中学校での放課後悪魔クラブの承認を取り消すという決定を巡って、悪魔教会(サタニック・テンプル)が起こした訴訟で和解した。


一方、メンフィス・シェルビー郡学区は最近、テネシー州コルドバのチムニーロック小学校に別の放課後悪魔クラブを設立することを承認した。このプログラムは 1月10日に始まり、春学期まで続く予定だ。


無神論的な宗教であると主張する悪魔教会は、12月26日のフェイスブックへの投稿でカンザスの悪魔クラブの承認を祝った。


悪魔教会のウェブサイトによると、悪魔クラブの提携クラブは「永遠の滅びの脅威から解放され、子どもたちが自分の興味を探求し、創造性を伸ばすためのスペース」を提供していると述べている。


悪魔教会は、子どもたちを悪魔崇拝に改宗させることに興味はないと主張しているが、代わりにクラブの活動を「自由な探求と合理主義」に集中させることを選択している。


しかし、弁護士エミリー・ミムノー氏のような批評家たちは、こうした主張は欺瞞的だと主張し、以下のように述べる。


「これらのクラブの主催者からのメッセージの一つは、『私たちは実際には悪魔崇拝を奨励しているのではなく、信教の自由と思想の自由を奨励するためにここにいる』というものです」


「私の意見では、それは毛主席が共産主義を推進するためではなく、さまざまな経済理論を探求するために共産主義クラブを設立すると言っているようなものです。それはまったくナンセンスであり、私たちはそのことを認識する必要があります」



<転載終了> 

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生活保護支給停止という「殺人未遂」行為

9か月分で32万円少しというのはひと月で4万円にも満たない金額で、それでどのように生きていけるのだろうか。おそらく、家族からの援助が無いからこそ生活保護受給になっているかと思われ、他に収入があったとも思われない。で、そのわずかなカネを支給停止したのは、ほとんど「殺人未遂」であると言っていいのではないか。
まあ、これは、記事に書かれた内容からの推測にすぎない(たとえば、今年5月から9か月分だと、来年1月分まで含まれ、少しおかしいようだ。)が、「生活保護受給者は裕福な暮らしをしている」という、ネトウヨ的ゴシップが完全に嘘だというのは、この記事だけでも分かるようだ。



(以下引用)


生活保護費9カ月分支給せず 市職員、男性の洗濯物で同居人の存在疑う


配信毎日新聞


三重県桑名市



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