最近はいつも不愉快なニュースばかりなので、今日は明るいニュースを紹介する。
太めの女性の皆さんへの朗報である。
苦しいダイエットや運動などしなくても、「痩せて見える」服ができるそうだ。
服の柄を3D加工し、胸を大きく見せたり、体形を痩せて見せたりできるとかいうような話だが、これが商品化されるのが待ち遠しい人も多いだろう。
記事タイトルが「怠け者と軍人のための洋服」というから何か、と思ったが、この服は「迷彩服」としてまず実用化されるらしい。べつに「怠け者」と「軍人」が同類という意味ではなさそうだ。
(「ロシアの声」から転載。)
怠け者と軍人のための洋服
タグ: サイエンス, 解説, 国内
ゴンチャロワ・ユリヤ 24.10.2012, 17:04
Photo: SXC
ロシア・サンクトペテルブルグの学者たちは、3Dの特性を持つ新たな布を製造した。この布でつくられた衣服は、体型の短所を隠し、長所を際立たせるという。
新たな布の製造で重要な役割を演じたのは、サンクトペテルブルグ国立電子工学大学のニコライ・サフィヤニコフ職員。
これまで、立体的な柄が描かれた布はなかった。サフィヤニコフ職員は、多くの実験を行った。そして、布を形成している糸の網目を「対角線」にするという方法を見つけた。加えて、布の表面に高低がつけられた。これらの効果と人間の視覚特性によって、柄は立体的なものとして認識される。
3D布の柄は、サフィヤニコフ職員が開発した特別プログラムによって作られるが、製造するのは一般的な機械だ。
サフィヤニコフ職員はこれまでにも布を使った実験を行っている。サフィヤニコフ職員は、電磁波、太陽フレア、電磁嵐などから「遮断」する布の特許を持っているほか、特別プログラムを使ってコード化された糸でつくられた布の特許も取得している。これにより偽物の流通を防ぐことができる。
サフィヤニコフ職員が3D布の開発を始めたのは2008年。3D布の特許は、サフィヤニコフ職員にとって「特許コレクション」の33番目の作品となった。
3D布は、軽工業とファッション業界のための新たな展望を開いている。サフィヤニコフ職員は、「立体的な柄が描かれたTシャツ、ブラウス、あるいはネクタイがあったら、どれほど効果的に見えるか想像してみてください!見る角度によって、立体的になったり平面的になったり、あるいは柄の一部が変化します。人間が動くと、この布の特質は特に効果を表します。3D布は、たとえ柄が描かれていなくても、デザイナーたちの関心をひくはずです。なぜなら、この布をつかって作られた洋服は、体型を細く見せることができるからです」と語っている。
このように、外科手術に頼らなくても、3D布でつくられたジャケット着ると、胸が大きく見せることもできる。またスポーツジムに通わなくても、この布で作られたワンピースを着れば、ウエストが細く見える。
ロシア・イワノワ州の工場は、すでに新たな布の見本を製作した。現在、大量生産に向けて準備中だ。3D布を使って最初に大量生産されるのは、軍人のための迷彩服になる予定。
太めの女性の皆さんへの朗報である。
苦しいダイエットや運動などしなくても、「痩せて見える」服ができるそうだ。
服の柄を3D加工し、胸を大きく見せたり、体形を痩せて見せたりできるとかいうような話だが、これが商品化されるのが待ち遠しい人も多いだろう。
記事タイトルが「怠け者と軍人のための洋服」というから何か、と思ったが、この服は「迷彩服」としてまず実用化されるらしい。べつに「怠け者」と「軍人」が同類という意味ではなさそうだ。
(「ロシアの声」から転載。)
怠け者と軍人のための洋服
タグ: サイエンス, 解説, 国内
ゴンチャロワ・ユリヤ 24.10.2012, 17:04
Photo: SXC
ロシア・サンクトペテルブルグの学者たちは、3Dの特性を持つ新たな布を製造した。この布でつくられた衣服は、体型の短所を隠し、長所を際立たせるという。
新たな布の製造で重要な役割を演じたのは、サンクトペテルブルグ国立電子工学大学のニコライ・サフィヤニコフ職員。
これまで、立体的な柄が描かれた布はなかった。サフィヤニコフ職員は、多くの実験を行った。そして、布を形成している糸の網目を「対角線」にするという方法を見つけた。加えて、布の表面に高低がつけられた。これらの効果と人間の視覚特性によって、柄は立体的なものとして認識される。
3D布の柄は、サフィヤニコフ職員が開発した特別プログラムによって作られるが、製造するのは一般的な機械だ。
サフィヤニコフ職員はこれまでにも布を使った実験を行っている。サフィヤニコフ職員は、電磁波、太陽フレア、電磁嵐などから「遮断」する布の特許を持っているほか、特別プログラムを使ってコード化された糸でつくられた布の特許も取得している。これにより偽物の流通を防ぐことができる。
サフィヤニコフ職員が3D布の開発を始めたのは2008年。3D布の特許は、サフィヤニコフ職員にとって「特許コレクション」の33番目の作品となった。
3D布は、軽工業とファッション業界のための新たな展望を開いている。サフィヤニコフ職員は、「立体的な柄が描かれたTシャツ、ブラウス、あるいはネクタイがあったら、どれほど効果的に見えるか想像してみてください!見る角度によって、立体的になったり平面的になったり、あるいは柄の一部が変化します。人間が動くと、この布の特質は特に効果を表します。3D布は、たとえ柄が描かれていなくても、デザイナーたちの関心をひくはずです。なぜなら、この布をつかって作られた洋服は、体型を細く見せることができるからです」と語っている。
このように、外科手術に頼らなくても、3D布でつくられたジャケット着ると、胸が大きく見せることもできる。またスポーツジムに通わなくても、この布で作られたワンピースを着れば、ウエストが細く見える。
ロシア・イワノワ州の工場は、すでに新たな布の見本を製作した。現在、大量生産に向けて準備中だ。3D布を使って最初に大量生産されるのは、軍人のための迷彩服になる予定。
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