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なぜ資本主義社会の最底辺層の人間が社会主義・共産主義を憎悪するのか

東海アマ氏の最新記事

2023年12月19日

は、思想的ゴミ溜めと評価するしかない、汚物のような記事だが、まあ、それは私の判断だから、自分で読んでみればいい。
問題は、資本主義社会の最底辺にいる、そしてネットをよく利用しているアマ氏のような人間がなぜ社会主義、あるいは共産主義をこれほど激しく憎悪するのか、ということだ。もちろん、それは氏の依拠する情報源が西側マスコミ発の(中国発と自称する「大紀元」なども含め)「加工され、捏造された情報」がほとんどだからだろうが、それだけではない、「精神分析学」的な理由がありそうだ。

実は、資本主義社会の最底辺にいる人間で、共産主義(あるいは社会主義)を激しく憎悪する人間はかなりいるようで、私の周辺でも、長い間の友人がそれであることをこの前初めて知った。
つまり、「奪われる物は鎖しかないプロレタリアート」そのものが、共産主義や社会主義を憎悪する、という例はかなり多いというか、むしろそれが普通であるようだ。それがマルキシズムの「悪影響」だというのが私の意見だが、それは置いておく。

で、その原因を私なりに考えてみると、それは「共産主義(社会主義)」は自由の無い社会だ、という思想、あるいは思い込みによるのではないだろうか。つまり、社会の最底辺の乞食であっても、自由なほうがいい、という思想である。(乞食が自由だとは私は思わないが)
「自由絶対論」は、それはそれで思想としては自然というか、人間性の本能に基づくというか、社会にはびこる思想ではあるが、果たしてロシアや中国が「奴隷社会」なのかどうか、資本主義国家の人間がどうしてわかるだろうか。西側マスコミも資本主義擁護前提の記事しか書かないし、それに反する論は「陰謀論」扱いされるのに。
ちなみに、中国もロシアも「資本主義」国家であり、社会主義でも共産主義でもない。中国の場合は共産党の一党支配という特殊な政治体制だが、経済的には資本主義であり、ただし、行き過ぎた「経済的犯罪行為」には政府からの指導や抑制がかかるというところが「社会主義的」であるだけだ。

結論を書いておく。精神分析的に言えば、「資本主義社会の最底辺層が共産主義や社会主義を憎悪する理由」は、一種のダンディズム、あるいは「酸っぱいブドウ」的な発想だろう。つまり、「俺が敗残者であるのは俺自身の責任であり、それを社会のせいにするほど俺は女々しくない。」「社会主義というブドウは酸っぱいに決まっている。それを知っている俺は賢い」というわけだ。つまり、何が何でも自分を肯定したいという自己愛のなせる業(わざ)だ。まあ、マチズモ(マッチョ主義・筋肉主義)と言ってもいい。だが、そういう虚勢が、社会の腐敗を延々と続け、あるいはほぼ永遠に腐敗社会を存続させるのではないか。





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