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「二酸化炭素→植物の光合成→(適度な)酸素生産」のサイクルが地球の生命の原理

私は(何度も書いてきたように)「地球温暖化」論自体が虚偽、あるいは詐欺ではないかと思っているが、その主な論点である「二酸化炭素犯人説」になると噴飯ものとしか言えない。二酸化炭素は地球上の植物の生命の元であり、植物はすべての動物の生命の元だから、二酸化炭素が増加して何が悪いのか。これは、動物は酸素を吸って生きるから、二酸化炭素の増加は動物の生命を脅かすという迷信的思想が元になっていると思う。二酸化炭素も窒素も、動物の生命維持にはほとんど影響はない。植物がちゃんと存在したら、その光合成で酸素を産み出すから、動物も存在できるのである。純粋な酸素だけの中で長期的に生存できる動物はいないだろう。
そして、人類の生存にとって「温暖性」は生命線であり、地球温暖化はむしろ恩恵だ、というのも何度も書いてきた。温暖化による地球上の氷の融解と海面上昇が嘘だというのも、すでに明白だろう。つまり、仮に温暖化が進んだとしても、それは人類の生存可能区域、耕作可能区域が広がるという恩恵しか無いのである。豪雪地帯の生活を知っている人間なら、温暖化を悪だと言えるだろうか。

(以下「大摩邇」から引用)

フリーマン・ダイソン:大気中の二酸化炭素の増加の結果、地球全体がより緑豊かになっている Rhoda Wilson

さてはてメモ帳さんのサイトより
http://glassbead.blog.shinobi.jp/env/freeman%20dyson
<転載開始>

Freeman Dyson: The whole Earth is greener as a result of increased carbon dioxide in the atmosphere By Rhoda Wilson on December 28, 2023 • ( 5 Comments )


https://expose-news.com/2023/12/28/freeman-dyson-the-whole-earth-is-greener-as-a-result-of-increased-carbon-dioxide-in-the-atmosphere/ 


故フリーマン・ダイソンによれば、コンピューターモデルは気候を理解するのに役立つが、気候を予測するのは非常に難しい。


「宇宙から測定した結果、二酸化炭素によって地球全体がより緑豊かになっている、それはつまり、農業の収穫量を増やし、森林を増やし、生物界の成長を増大させているのだ、それは気候への影響よりも重要で確実なことだ」と、ダイソンは2015年、Conversations that Matterのインタビューで語った。


 


フリーマン・ダイソン[Freeman Dyson]1923-2020)は、場の量子論、宇宙物理学、ランダム行列、量子力学の数学的定式化、凝縮系物理学、原子核物理学、工学の研究で知られるイギリス生まれのアメリカ人理論物理学者・数学者。 20世紀の物理学で最も有名な人物の一人である。


2006年、ダイソンは『The Scientist as Rebel(反逆者としての科学者)』を出版し、地球温暖化における人間活動の役割に疑問を呈した。 2008年のPhysics Worldのインタビューでは、気候変動対策に費やされている資金は、代わりに「貧困、感染症、公共教育、健康など、より緊急で重要な他の問題」に向けられるべきだと述べた。彼はまた、気候変動の潜在的な利益について考えることは、「私たちに害を及ぼすことはないだろう」と述べた。


2015年、彼はConversations that Matterのホストであるスチュアート・マクニッシュ[Stuart McNish]と共演した。 「人為的な気候変動は存在する」と、彼は述べた。 「どの程度なのか、それが良いことなのか悪いことなのかが問題なのです。」


「まず第一に、私たちは詳細を理解していません。おそらく、それは一般に言われているよりもずっと少ないだろうし、そして最も重要なことは、二酸化炭素の気候変動以外への影響は非常に大きく、圧倒的に有利であるにもかかわらず、それが考慮されていないということです」と、彼は述べた。 人工衛星によって測定された結果、「大気中の二酸化炭素の結果として、地球全体が緑を増している。」



ダイソンは、大気中の二酸化炭素(CO2)が植生に及ぼす影響を「37年前」、つまり1978年頃から研究し始めた。


彼は、二酸化炭素の増加によって、農業の収量が増加し、森林が増加し、生物界のあらゆる種類の成長が促進されていると説明した。「そしてそれは、気候への影響よりも重要で確実なことなのです」と、彼は言った。


CO2が植物に与える影響を研究し始めた当初、彼はその影響は10%程度だろうと考えていた。 しかし35年後、彼はその影響が約25%であることを発見した。 CO2は約40%増加し、「その約半分は植生を増加させるために使われた。 「食糧生産にも、生物多様性、種の保存、その他あらゆることに、非常に有益なのです。」 これは観察可能な証拠によるものだ、と彼は付け加えた。


気候モデルは優れた予測モデルであるという考えについて、彼は、1960年代に二酸化炭素の増加と地球の気候の温暖化を関連付けた最初の気候モデルを開発した、日本の気候専門家である眞鍋淑郞がいつも言っていたこと、そして今でも言っていることを思い出した。


それらが気候予測を苦手とする理由は簡単だ、とダイソンは説明する。 「それらは、重要であろういくつかの要因しか含まれていないモデルです・・・しかし、モデルから抜け落ちているものがたくさんある・・・現実世界はモデルよりもはるかに複雑なのです。」


「私は、これらのモデルのどれもが本当に予測可能だとは思わない」と、彼は付け加えた、なぜなら気候変動はあまりにも複雑で、多くの要因が関係しているからだ。あなたはすべてをモデル化することはできません、それは道、見えない道です」と、彼は言った。


気候科学者の中には、太陽の温度は変化しないので、太陽の影響はないと主張する者もいる。 「太陽の温度が変化しないのは事実です」と、ダイソンは言った。 「しかし、太陽の活動は変化します。」


ダイソンが言及している活動とは、黒点と磁気嵐のことである。「これらは11年周期で非常に強く変化し、気候に影響を及ぼしている」と、彼は言った。


ニル・シャヴィヴ[Nir Shaviv]は太陽活動の影響を研究しており、「彼は、この太陽周期、黒点周期が気候に非常に直接的な影響を及ぼしていることを発見しました」と、ダイソンは言った。「太陽の活動が気候に影響を及ぼしている証拠は明らかです。」


「大きな追加の証拠がありました。それは小さな氷河期でした。17世紀に起こった小氷河期は、太陽が約70年間眠りについた時期と重なる」と、ダイソンは述べた。「マウンダー極小期と呼ばれる、太陽の黒点が発生しない時期があり、同時にヨーロッパでは非常に寒い気候が続きました。 ですから、これは相関関係のかなり強い証拠です。 しかし、現代の観測では、もっと直接的な証拠があります。」


気候アラーム論者のもうひとつのトリックは、水蒸気を「方程式から外す」ことだ。 水蒸気は大気の約90%を占めている。 だから、水蒸気を方程式から外すことはできない、とダイソンは言った。 「火星には水蒸気が存在しないので、火星の話をするのであれば、水蒸気を差し引いても構わないのです」と、ダイソンは笑った。


CO2は他の面でも非常に有益であり、それを減らそうとするのはクレイジーだ」と、ダイソンは述べた。 「事実は、二酸化炭素は増え続け、私たちは石油や石炭を燃やし続け、そしておそらくそれは私たちに良いことをなすーその結果、地球はより緑豊かになるでしょう。」


ダイソンは、ビョルン・ロンボルグ[Bjorn Lomborg]著の『Cool It: The Skeptical Environmentalist’s Guide to Global Warming』という本を紹介した。 「それは私が見た中で、最も優れた要約です」と、ダイソンは言った。 「(ロンボルグは)科学者ではなく経済学者ですが、非常に健全だと思います。 そして、経済的な根拠に基づいて、かなり良い主張をしています。」


「人為的な気候変動は確かに存在します。 問題は、それがどの程度なのか、そして良いことなのか悪いことなのかということです。 それはまったく別の問題です」と、彼は言った。 「全体的には良いことであり、多くの人が想像しているほど大きな影響はないと言えます。」


https://youtu.be/BQHhDxRuTkI 


重要な会話 二酸化炭素は世界をグリーンにしているか?フリーマン・ダイソンへのインタビュー、高等研究所、201569日(23分)


上記のビデオがYouTubeから削除されている場合は、こちらBrighteonでご覧いただけます。




<転載終了> 

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「西側価値観」の完璧な体現としてのガザの大虐殺

「世に倦む日々」NOTE記事に引用されたケイトリン・ジョンストンの記事日本語訳の一部である。
私が彼女が自分のプロフィールに使う写真の顔が人造人間臭くて嫌いであることは別として、ここに書かれた内容は見事な「西洋人による西洋文明・西洋思想の自己批判」である。



記事原文タイトルを先に載せておく。私が彼女のプロフィール写真が嫌いなのも分かるだろう。
「embodiment」は、字面からすぐに推測できるように「体現」の意味。「atrocities」は「残虐行為(の数々)」。




The Atrocities In Gaza Are The Perfect Embodiment Of 'Western Values'

2023/12/20

(以下「世に倦む日々」から転載)
ガザの破壊は、西欧の価値観を守るために行われており、それ自体が西欧の価値観を完璧に体現している。学校で教わるような西洋的価値観ではなく、西洋的価値観が隠しているものだ。ラベルに宣伝文句が書かれた魅力的なパッケージではなく、実際に箱の中に入っている製品。

何世紀もの間、西洋文明は戦争、大量虐殺、窃盗、植民地主義、帝国主義に大きく依存してきた。宗教、人種差別、民族至上主義を前提とした物語を用いて、それを正当化してきた。そして、それら全てが、今、ガザ焼却の中で繰り広げられている。


















ガザで私たちが目にしているのは、学校で習った自由や民主主義などというちんぷんかんぷんな言葉よりも、西洋文明の本質をよく表している。私たちが何世紀にもわたって誇らしげに自画自賛してきた芸術や文学よりも、はるかに優れた西洋文明の表現だ。私たちのユダヤ教・キリスト教価値観が振りかざしたがる愛や思いやりよりも、はるかに優れた西洋文明の表現なのだ。

ブッシュ時代のイスラム恐怖症が2023年にゾンビのように復活する中、西洋文明が1万人の子供の死体の山を築いている間にさえ、西側の右派がイスラム文化がいかに野蛮で野蛮であるかを口走るのを見るのは、とてもシュールなことだ。その子どもの死体の山は、モーツァルトやダ・ヴィンチやシェイクスピアが生み出したどんなものよりも、西洋文化をよく表している。これが西洋文明だ。これが西洋文明の真髄だ。


















リベラル派が人種やジェンダーについて進歩的な見解を持つことを自画自賛する一方で、自分たちが選んだ役人たちが軍用爆薬で子どもたちの身体を引き裂く手助けをする。

軍国主義、帝国主義、資本主義、権威主義を原動力とする巨大な地球規模の帝国が、飽くなき食欲で人肉をむさぼり食う一方で、イランや中国のような国よりも自分たちがいかに優れているかを自画自賛する。これが西欧の価値観だ。これが西洋文明なのだ。

それが私たちだ。それが西洋文明だ。私たちは、自由、正義、真実、平和、表現の自由を重んじると言うが、私たちの行動はまったく違う姿を描いている。本当の西洋の価値観、魅力的なラベルの下にある箱の中の実際の製品は、今日のガザであなたが目にする行動なのだ。









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企業の「新製品(商品)開発」という愚行

ダイハツというひとつの会社の問題ではなく、日本の企業風土、企業モラル、勤労者(特に技術部門)への経営陣の態度や姿勢の問題として捉えるべきだろう。
そもそも、毎年のように新しい車種を出すこと自体が馬鹿げている。本当にそれで売れるか? 消費者が求めるのは「商品の信頼性」であり、それは新しい商品ではなく、長いベストセラー商品にあるのである。「消費者は馬鹿だから、宣伝に釣られて新しい物を買う」、という電通的思考に大企業の経営陣も頭と精神が浸って腐っているのである。
なぜ電通などがそういう思想を吹き込むかと言うと、新商品と新宣伝は不可分で、自分たちの利益になるからにすぎない。企業は開発費用と宣伝費用で赤字になるだけだ。まあ、その中から重役が中抜きする、あるいはキックバックを貰うのだろうが。

(以下引用)


自動車メーカーのダイハツ工業は、国の認証取得の不正問題で新たに174件の不正が見つかったと発表しました。会社は、国内外のすべての車種で出荷の停止を決めました。

■不正データ問題 ダイハツ・トヨタ会見

ダイハツ工業では、ことし4月、海外向けの乗用車の衝突試験で不正が発覚し、その後、国内向けの車種でも国の認証を不正に取得していたことが明らかになっています。

会社は20日、第三者委員会によるその後の調査で、新たに25の試験項目で174件の不正が見つかったことを公表しました。

衝突試験のほかに排ガスや燃費の試験なども含まれ、不正は1989年から確認されたということです。

生産をすでに終了したものも含めて64車種に上っています。

この中には他社ブランドで販売される車としてトヨタ自動車の22車種、SUBARUの9車種、マツダの2車種が含まれています。

ダイハツは20日、国内外のすべての車種で出荷の停止を決めました。

不正の原因について、第三者委員会は、
▽短期間での開発の推進や、
▽激しい叱責や非難が行われる組織風土などの問題を指摘しています。

ダイハツは、「責任は経営陣にあり、自動車メーカーとしての根幹を揺るがす事態だと大変重く受け止めております。企業風土の抜本的な改革に取り組んでまいります」などとするコメントを発表しました。

■第三者委「認証試験 軽視と言わざるをえない」

一連の不正について、調査にあたった第三者委員会が記者会見を開き「認証試験を軽視していたと言わざるをえない」などと厳しく指摘しました。

委員長を務める貝阿彌誠 弁護士は「不正が発生した大きな原因は、過度にタイトで硬直的な開発スケジュールの中で車両の開発が行われ、『認証試験は合格して当たり前』という強烈なプレッシャーがあったことだ。認証試験を軽視していたと言わざるをえない。まずもって責められるべきは現場の従業員ではなく経営幹部であると考える」と述べました。

報告書での指摘内容 原因や再発防止策は
第三者委員会の調査報告書によりますと、新たに見つかった不正は、衝突試験のほかに排ガスや燃費の試験なども含まれて、装置の不正な加工や交換、速度の改ざんなどがあったとしています。

【事例】
具体的には、
▽エアバッグについて衝突試験では、本来、衝突をセンサーで検知し、エアバッグを作動させる必要があるにも関わらず、タイマーによって作動させていた事例がありました。

▽衝突時の衝撃試験では、運転席側のかわりに助手席側の試験結果を使用していた事例がありました。

【原因・背景】
報告書の中では、一連の不正の原因に経営の問題があると指摘しています。

▽短期間の開発が会社の存在意義として根付き、過度にタイトで硬直的な開発スケジュールによって現場が極度のプレッシャーを受け、「認証試験は合格して当たり前」という環境にあったこと

▽現場任せで管理職が関与しない態勢で職場環境がブラックボックス化し、チェック体制が構築されていなかったこと

▽過去から踏襲されたグレーな方法として漫然と現場で繰り返されていた不正行為があり、「技術的には問題なければ法規上も問題ないはず」というような法規適合性について正確な知識や理解が不十分であること

▽開発日程に余裕がない中で認証試験を軽視し、不正確な情報を記載してはならないというごく当たり前の感覚を失うほどコンプライアンス意識が希薄化していた、などと指摘しています。

こうした現場の実情を管理職や経営幹部が把握できなかった背景には、
▽現場の実務や状況に管理職が精通しておらず、現場サイドから報告や相談ができない現場任せの対応になっていたこと

▽開発や認証のプロセスにおけるチェック体制が構築されておらず、モニタリングに問題があったことなどが指摘されています。

こうしたことから、短期開発の強烈なプレッシャーの中で追い込まれた従業員が不正行為に及んだもので、今回の問題でまず責められるべきはダイハツの経営幹部だとしています。

そのうえで、低コストで良質な自動車を提供するために短期開発を会社らしさと捉える経営方針の中で、組織内のゆがみや弊害を察知する経営幹部のリスク感度が鈍かった

以下全文はソース先で

ダイハツ

NHK 2023年12月20日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231220/k10014293451000.html

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私の少しヒステリックな食糧安保論

江戸時代を賛美する連中がいるが、私は正反対である。封建時代というのは、完全に階級社会で、階級の最下層の人間(主に百姓。エタ非人は、その体制を糊塗するための存在だ)は奴隷と同じ一生だったと私は見ている。そして、その階層から抜け出すことはほぼ不可能で、百姓をやめたら無宿人や犯罪者として生きるしかなかったのである。武家社会は言うまでもなく、大商人の店や寺院の中ですら階級社会だったと私は見ている。(現代も同じだ、という意見はさておく。問題は百姓という下層階級のことだ。現実は「士農工商」ではなく「士商工農」だった。)

私が一番癪に障るのは、当時の為政者たちの無能さである。武力で支配するだけで、百姓の生産能力を向上させ、しばしば起こる飢饉から人民を守ることができていない。(「お布施米」が可能だったのは、武士階級が、少ない人数のくせに四公六民や五公五民という過度な年貢米を取り上げ、備蓄があったからだ。百姓は種籾以外は備蓄する余裕などなかったのである。)つまり、「新発見」や「改革」は体制の崩壊につながるから危険視され、科学がまったく発達しなかったわけだ。

私は現代人の健康志向からの、農薬や化学肥料の使用を犯罪視する思想を危険思想だと思っている。農薬や化学肥料によって、安定的な農業生産が可能になったのだから。
それ以前は、宮沢賢治が「雨ニモマケズ」の詩(彼の遺言と言っていい)で書いた「寒サノ夏ハオロオロ歩キ」が日本の農業の常態だったのだ。これは、日照不足による飢饉を意味している。昭和前期までそうだったのだ。第二次大戦の敗戦によって欧米から化学肥料や農薬が多量に輸入されるようになって日本は初めて安定的な農業生産が可能になったのである。
ついでに言えば、昭和前期でも飢饉のために娘を身売りさせることが頻繁に行われ、そうした世相への怒りが515や226の原因のひとつであった。
さらに遡ると、江戸時代の飢饉はもっと悲惨で、ひとつの村が全員死んだところもあり、そうした村では食料が無くなると人肉を食った。まず老人や子供という「非生産年齢」の者が食われ、最後は全員が餓死するか自殺したのである。
何が言いたいか。「食糧(食料)生産を軽視する国に存在(生存)資格はない」ということだ。アメリカやイギリス、そして現在の日本がそうなりつつある。
誰かが書いていたが、食糧とは実は「水からできている」。その生育に膨大な水を必要とするからだ。水資源大国である日本が他国から食糧を輸入するとは、他国の国民の貧しい水資源を奪っているということなのである。これはほとんど犯罪行為である。

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「人が犬を噛んだらニュースである」がこれまでのマスコミだったが

マスコミが「本当のこと」を書くという異常事態であるwww
つまり、安倍派を筆頭とした自民党解体が米国の意思であり、DSの意思だということだろうか。
では、それはなぜか。どう考えても理由が分からない。
少し無理めの想像だが、来年に「グレートリセット」が起こり、全人類(は極端にしても、欧米諸国、あるいは西側国民)奴隷化となるので、今の各国の政府(政権支配層)はどうなってもいい、ということだろうか。つまり、マスコミは好き勝手に(真実を)書いてもいいし、検察も堂々と自民党政治家を逮捕していいという「国家破産前の馬鹿騒ぎ」の許可ではないか。
この「異常事態」が、英国BBCによる「ジャニー喜多川」報道を出発点としているのも、世界のマスコミを支配しているのはユダ金だ、という意味では、大きな意味がありそうだ。

(以下引用)

岸田内閣支持17% 裏金疑惑で続落、不支持58% 自民支持も2割切る・時事世論調査


配信

時事通信

記者会見する岸田文雄首相=13日、首相官邸



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ガザ虐殺問題についての内田樹の「答え」

「内田樹の研究室」記事の末尾で、長々グダグダとイスラエル問題について知識(蘊蓄)の限りを語った挙句が、「人類が道徳的に向上しないとイスラエル問題(ユダヤ問題)は解決できない」という、道徳論に逃げている。
馬鹿か。今すぐにも生きるか死ぬかの問題に直面しているガザの人々の前で、その台詞を言ってみろ。子供たちに、「お前たちは今すぐ死ぬのが運命だ」と言ってみろ。
しかし、何で内田樹の言い方はこんなに偉そうなんだろう。「それ以外の解決法はありません」だと? お前は人類の教師か。


(以下引用)


―― 最終的に国際問題を解決するためには、「負の国民感情」を鎮めなければならない。
内田 そうです。そのためには死者を鎮魂し、生き残ったけれど深く傷ついた人々を慰藉しなければならない。供養というのは、死者たちについては、彼らがどう生き、どう死んだのか、それをできるだけ精密に語り継ぐことです。それは「負の感情」に点火するための営みではありません。怒りと憎しみを鎮めるための営みです。そこから死者たちについての新しい「物語」が生まれてくれば、死者たちはもう「祟る」ことはなくなります。
 その点で注目に値するのが、韓国の取り組みです。韓国ではこの10年、李氏朝鮮末期から日本の植民地支配時代、軍事独裁時代を題材にしたドラマや映画を次々に発表してきました。自国のトラウマ的経験、歴史の暗部をあえてエンターテイメント化してきた。私はこれは国民的規模での「鎮魂」の儀礼だと思っています。
 日本でも朝鮮人虐殺を題材にした映画『福田村事件』が異例のヒット作になりました。これは森達也監督がこの「歴史の暗部」をあえてエンターテインメントとして再構成したことの成果だと思います。
 物語がエンターテインメントとして成立するためには、登場人物たちに「深み」がなくてはなりません。薄っぺらで記号的な「善人」や「悪人」がぞろぞろ出てきても、感動は得られないからです。シンプルな「勧善懲悪物語」には人を感動させる力はありません。私たちが映画やドラマを見て感動するのは、すべての人は、それぞれ固有の事情を抱えながら、運命にひきずられるようにして、ある時、ある場所で、思いがけずある役割を演じることになるという人間の宿命の抗いがたさの前に立ち尽くすからです。『福田村事件』はそういう映画でした。私たちは死者たちについて物語ることを通じて「供養する」。それは死者たちに「善人」「悪人」というラベルを貼って、それで済ませるのではなく、一言では片づけられない人間の「深み」を物語るということです。
 現在、日韓関係は改善に向かっていますが、その背後にはこういう文化的な努力の積み重ねがあるからだと思います。どれだけ長い時間がかかったとしても、私たちは死者の鎮魂と生者の慰藉を通じて負の国民感情を鎮静させ、民族間の憎しみの連鎖という「呪い」を解かなければなりません。
―― 「この世には命や平和より大切なものがある」という考え方があります。そういう超越的な価値に基づいて戦っている当事者に「命や平和を守りましょう」と呼びかけても説得できないではありませんか。
内田 十字軍やジハードや祖国防衛戦争など、いつの時代も現世の幸福を否定しても「聖戦」に身を投じるという人はいます。でも、来世の幸福を渇望するのは、現世が不幸だからです。テロリズムは今ここでの物質的・精神的な「飢餓」が生み出すものです。ですから、まずあらゆる人々の衣食住の欲求が満たされる必要がある。でも、それだけでは十分ではありません。自尊心や集団への帰属感が得られなけれれば「飢餓」は満たされない。
 ヨーロッパでは移民の衣食住はなんとか制度的に整えられていますが、それでも移民によるテロ事件が後を絶ちません。それは彼らが日常的に劣等感や屈辱感を味わっているからです。テロリストになることで自尊感情と集団への帰属感を回復しようとするのは、今いる社会ではそれが得られないからです。
 ですから、「テロリズムと戦う」というのは、「テロリストを根絶する」ということではなく、テロリズムを生み出す怒りと憎しみと屈辱感を誰にも与えない社会を創り出すということです。遠い目標ですけれども、テロリズムを根絶する方法はそれしかありません。
―― パレスチナ問題は「二国家共存」という政治的解決が示されていますが、真の解決はどうしたらできるか。
内田 パレスチナ問題の根源にあるのはヨーロッパの反ユダヤ主義です。近代反ユダヤ主義はエドゥアール・ドリュモンの『ユダヤ的フランス』(1886年)から始まります。ドリュモンはフランスの政治も経済もメディアも学問もすべてユダヤ人に支配されているという「陰謀論」を展開して、爆発的なブームを巻き起こしました。ドレフュス事件はその渦中で起きました。
 ユダヤ人ジャーナリストのテオドール・ヘルツルは『ユダヤ人国家』(1896年)を執筆して、近代シオニズム運動の主導者になりますが、彼が「ユダヤ人の国」が建設されなければならないと決意したのは、取材に訪れたパリで、ドレフュス大尉の官位剥奪式に詰めかけた群衆たちの反ユダヤ感情の激しさに触れたことによります。「ユダヤ人はヨーロッパから出て行け」というフランスの反ユダヤ主義者たちの主張を重く受け止めたヘルツルは「ユダヤ人の国」の建設というアイディアを得ますが、このアイディアを最初に言い出したのは「反ユダヤ主義の父」ドリュモンです。「ユダヤ人はヨーロッパから出て、自分たちだけの国を建国すればいい。そうすれば、そこでは誇りをもって生きられるだろう」と彼はユダヤ人に向けて「忠告」したのです。
 ヘルツルが「ユダヤ人の国」の建設予定地として検討した中には、ウガンダ、アルゼンチン、シベリアなどがありました。つまり、「どこでもよかった」のです。でも、やがて近代シオニズムはそれ以前から宗教的故地への入植活動として細々と営まれてきた宗教的シオニズムと合流するかたちで「シオンの地」であるパレスチナに「ユダヤ人の国」を建国することを目標として掲げることになります。
 今、イスラエルはパレスチナとの共存を拒んでいますが、イスラエルという近代国家ができたのは、そもそもヨーロッパがユダヤ人との共存を拒んだことが遠因です問題の根源は「他者と共生すること」ができない人間の非寛容さです。それが近代反ユダヤ主義を生み、パレスチナ問題を生み、現在のガザでの虐殺を生み、さらには新たな反ユダヤ主義さえ生みだそうとしている。
 答えは簡単と言えば簡単なのです。反ユダヤ主義とパレスチナ問題は同根の問題だからです。これを生み出したのはどちらも「他者との共生を拒む心」です。そのような弱い心情に人が屈する限り、同じ種類の問題は無限に再生産されます。「理解も共感も絶した他者とも共生し得るような人間になること」、それ以外の解決法はありません。(11月4日 聞き手・構成 杉原悠人)

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絶望と希望

「副島隆彦の学問道場」記事の一部で、全部に同意・同感するわけではないが、7割くらいは同感である。
ただし、

日本もまた、世界の一部として、次の大きな戦争(ラージ・ウォー、第三次世界大戦)に連れてゆかれる。またたくさんの人が死ぬ。

という部分には、あまり同感しない。というのは、第三次世界大戦より先に欧米社会の崩壊とドル支配体制の崩壊が起こる可能性があると思っているからだ。イスラエルのガザ虐殺は、イタチの最後っ屁だろう。火事場泥棒的行為である。あるいは「最後の賭け」か。
つまり、DS(基盤は欧米にある)自体が中露中心の非欧米連合の勃興によって、自分たちの崩壊を予感しているのではないか。
まあ、私の願望的妄想だが、毎度言うように「絶望の虚妄なること希望に相同じい」である。世界には青空も花畑も肥溜めもある。何も、肥溜めだけ見つめることはない。もちろん、足元に注意して歩かないと肥溜めに落ちる。

(以下引用)


日本は戦争に連れてゆかれる 狂人日記2020(祥伝社新書 副島先生の本 2020年8月10日発売)の84ページから引用。
人類(人間)は目下(もっか)、第三次世界大戦への道を着々と歩みつつある。この戦争は迫りくる核戦争であり、生物化学戦争であり、サイバー戦争である。コンピュータ・ウイルスで相手(敵国のレーダー)を無力化して 軍事施設を爆撃するということもする。2007年9月にシリアを空爆したイスラエル軍が、このサイバー攻撃でシリアのレーダー(ロシア製)に捕捉されず、攻撃に成功した。
日本もまた、世界の一部として、次の大きな戦争(ラージ・ウォー、第三次世界大戦)に連れてゆかれる。またたくさんの人が死ぬ。


そして29ページから引用。
日米交渉の真実。
今から80年前、日本人は保守層だけでなく、リベラルや左翼だった人たちも含めて皆、対英米戦争にのめり込んだ。日本国民も同様にのめり込んだ。日本の中学校、高校の社会科の教科書には「ABCD包囲網」すなわちAアメリカ Bブリテン(イギリス) Cチャイナ Dダッチ(オランダ)の4つにほういされ経済封鎖(禁輸)されたので、仕方なく日本は戦争に打って出た、という書き方をしている。
(略)28pから。
ところが、真珠湾攻撃が起きるその日まで、日本国民はアメリカ合衆国と交戦するなどと思ってもいなかった。政府の要人たちと軍のトップたち以外は、アメリカ合衆国との開戦への動きを知らなかった。何も知らされなかった。この大事な事を日本史学者(昭和史専門家)たちが書かない。1941年(昭和16年)の4月から、「日米交渉」が始まっていた(その準備段階を含めれば2月から)。
アメリカ政府はコーデル ハル国務長官が「日本は中国から手を引け。政府機関も居留民も、全て引き上げさせよ」と初めから要求していた。交渉官(全権公使)の野村吉三郎は海軍大将であって、もともと外交官ではない。助っ人で送られた来栖三郎(くるす さぶろう)は外交官だが、日独伊の軍事同盟(三国同盟)を推進した男だ。アメリカに好かれるはずがない。
この二人の日本の高官は、アメリカ側と真剣な厳しい交渉などしていない。どうもおかしな外交交渉だったのだ。アメリカは初めから日本に戦争を仕掛けさせようと計画していた。このようにしか、今となっては考えようがない。日本はまんまと騙され(嵌めら)れたのだ。
交渉の山場では二人はフランクリン・ローズベルト大統領とも会って話した。真剣で切実な交渉に見せながら、どう考えても和気あいあいと話をしている。そして12月には交渉決裂となった。「ハルノート」が11月26日に出されて、日本側はそれを「最後通牒」だ、と受け取った。日本は開戦を決定し、12月8日の真珠湾攻撃となる。その前から日本の連合艦隊は動き出していた。択捉島(北方四島の一つ)の単冠湾から11月26日に艦隊は出動、出港して真珠湾攻撃に向かった。6艘の空母が戦闘機と必要人員を満載していた。
アメリカ側は「突然、日本に攻撃された」と言う。だが本当は全部、計画的に仕組まれていたのだ。日本が上手に操られ、先に手を出したように事前に設(しつら)えられていた。のちに『真珠湾の真実―ルーズベルト欺瞞の日々』(文芸春秋、2010年刊 ロバート・B・スティネット著。)で明らかにされた。真珠湾攻撃はアメリカによって上手に、用意周到に実行されたのだ。戦争が始まるときには、日本をまず中国との泥沼の戦争に引きずりこんでおいて、そのあと日米開戦を仕組んだ。当然シンガポールや香港など大英帝国(イギリス)が東アジアに持つ拠点への攻撃も予想されていた。日本国民はアメリカと開戦するなんて思いもよらず、知りもしなかった。


昭和天皇が出席する御前会議が開かれた。昭和16年(1941年)には真珠湾攻撃決定までに4回も御前会議があった。開戦を準備する動きは着々と進んでいた。この時点で、全てアメリカとイギリスに仕組まれていた。日本は昭和天皇以下、国家指導者たちが騙され、策に陥ちていたのだ。この世界史の真実を歴史学者を含めて日本の知識人たちは今もあまり自覚がない。それで一番ひどい目にあって苦労するのは一般国民である。


29pから日米交渉(1941年11月17日)の写真(共同通信イメージズ) 向かって右から来栖三郎、コーデル ハル、野村吉三郎。1941年4月から12月まで8か月も長丁場が続いた日米交渉は、連日日本で報道された。のらりくらりとした交渉だった。どうせ日本がアメリカの言うことを聞くとは思っていない。初めから仕組まれていた。
以上 引用終了。


要するに初めから猿芝居だったのだ。

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