戦闘教師ケン氏の記事だが、「物の見方」の問題なので、政治ブログではなく、こちらのブログに載せる。トランプ・ゼレンスキー会談を「リアリティショー」であり、「論評する価値はない」としていること自体がなかなかの「論評」だという根本的矛盾があるように私には思えるww
問題は「リアリティショー」だから「論評する価値はない」という見方が妥当かどうかだ。むしろ、こうした「リアリティショー」をマスコミや大衆に提示するのは、どういう必要性があったのか、というのが問題なのではないか。
私は「リアリティショー」はテレビの実物を見たことがないし、アニメ「押しの子」で知っている浅い知識しかないが、「すべてが嘘」ではなく、ある種の偶然や出演者の意志も加味される「虚実皮膜(漢字はこうだったか。読みは「ひにく」だが「皮肉」の字ではなかったと思う。)」つまり、半分嘘で半分本当というのがその特徴だと思っている。
つまり、トランプは、相手に強引な和平策を示す必要性があったし、それが拒否されても別に構わなかった。ゼレンスキーは、それを絶対に呑めないし、拒否してもNATO欧州勢が後押しするから大丈夫だという確信があってのあの「大喧嘩」芝居だった、ということなら、それはそれで大きな意味のある会談だっただろう。それでお互いの面目を立てる、というのが一番の目的だったのだから。おそらく、会談前にゼレ助は欧州首脳たちから今後もバックアップするという確約を取っていたと思う。まあ、それが彼ら全員の命取りだ、というのは私の意見である。(ところで、「ゼレ助」って、なかなかのネーミングではないか? www)
(以下引用)
2025年03月02日
米宇会談はただのリアリティ・ショー

米宇会談の破綻を経てリベラル人士が発狂している模様。
だが実際には、トランプとゼレンスキーがお互いに言いたいことを言って物別れになっただけの話であり、特に論評する価値もない。
ゼレンスキーにしてみれば、体面上「勝ち続けて、ロシア国内に反攻を進めている」ことになっているのに、アメリカから「敗北扱いの和平仲介、しかも有償(レアアース)」などという条件を飲めるはずがなく、飲めば国内世論が沸騰し、ゼレンスキー政権が保たないだろう。
そもそもゼレンスキーの勝利条件は「聖戦貫徹」であり、ロシアの無条件撤退以外に権力の正当性を保てる条件はない。
他方、トランプとしては「ウクライナから手を引く」ことが勝利条件であるが、さすがに無条件で手を引くと批判に耐えられないかもしれないので、「有償の和平仲介」を提案したのだろう。トランプ的には、「採掘量もわからない未開発の資源を担保にしてやるんだから破格の条件だろう」という話になる。
もちろんこれは断られることが前提であり、米国民(支持者)の手前、「俺はウクライナのためを思って色々提案したんだけど、あの連中が失礼にも全否定しやがった」という形が必要だった。
トランプとゼレンスキーは互いに万能感あふれる芸能人であり、劇場型政治家でもある。
そこでわざわざ首脳会談という「劇場」を設定し、互いに「言いたいことを言い合った」のだろう。
つまり、リアリティ・ショーである。
そう考えれば容易に納得できるし、わざわざ論評するような類のものでもないことに気づくはずだ。