darkness of asiaというブログを知ったばかりなのだが、面白い記事が多いので、少し引用する。
私は経済学者や経済紙記者の経済観測はまったく信じないのだが、素人の書く文章はデータや知識という先入観に惑わされず、本質を突いていることがあるので、参考にすることがある。
以下に書かれた文章は私とは反対の意見だが、私の考えなど何の根拠もない妄想にすぎないのだから、私自身、いつでも自分の意見を変えるのに吝かではない。君子豹変すと言うくらいだから、私は君子ではないがいつでも豹変するつもりだ。
だが、今のところは、私は「日本が円高によって潰れることはない」という考えである。輸出企業の一部が国外脱出をすることで雇用が失われるだろうが、企業のIT化や機械化によって雇用需要が減少したのが雇用問題の最大問題なのであって、これは円高や輸出企業の国外脱出などより優先的に解決しなければならないことだ。
円高など、日銀が紙幣を増刷すれば簡単に解決できることである。こんな場合にはインフレ懸念などする必要はない。もともと、今でも日本はデフレ状態なのだから。
だが、日銀が紙幣を増刷しなければ? それは知らない。まあ、国民が日銀に押し掛けて、焼き打ちするしかないだろう。
(以下引用)
円高を避けるには日本もアメリカと同じくらい円を刷ればいいのだが日本はなぜかそれをしない。
本来であれば、日本こそが国益のために円安誘導すべきなのだが、今の政治家や官僚はなぜか物事の判断ができていないので、円安誘導することができないようだ。
ツケを払っているのは日本の企業であり、これに震災ショックや節電騒ぎも重なっているので、もはや日本企業は日本にいられなくなってしまっている。
円高関連倒産はすでに今年に入って28件あり、これはさらに増えていく見込みだとも言われている。
ちなみに、円高以外の要因で、1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は7月だけで965社である。(帝国データバンク調べ)
企業は個人ほど愛国心もなければ逡巡もないので、ほとんどの輸出企業は工場を海外に移転させているか、それを検討している。
今、まさに日本からの逃避が起きている途中であり、恐らく数年後には日本には何の企業も工場も残っていないのではないだろうか。これは究極の空洞化になる。
為す術もなく見つめる日本
通貨が安いほうがグローバル社会ではメリットがあるのは小学生でも分かる。
日本政府がそうしないというのは、アメリカから円高ドル安を是認するように圧力があったとしか思えない。
このドル安はアメリカが長期的には崩壊している兆候でもあるが、短期・中期的には逆にアメリカ企業を復活させるカンフル剤にもなる。
アメリカは自分が助かるためにドル安を引き伸ばし、政治力のない日本はそれを為す術もなく見つめている。
アメリカ国家がどうなるのか知らないが、アメリカ企業は逆に強靭な体質になって蘇るということだ。私はアメリカ企業はむしろこれからが旬になっていくのだと考えている。
割りを食うのは間違いなく円高の日本である。競争力を失った輸出産業が壊滅したとき、日本にはもう何も残っていない。
資源がないのだから、日本政府はこの円高を利用してゴールド、シルバー、石油を含むあらゆる資源を買いまくるべきであるが、そういう動きもない。
ロシアはすでにアメリカ国債の比率を下げてゴールドを買いまくっているのではなかったか。なぜ日本がそうしないのか私には分からない。
他国には格下げを強要し、自国は無視するアメリカ
没落の順番は日本の方が先
要するに日本は無策のまま円高を見つめているのであって、やはり政治の空白はダメージとなっている。日本の復活はありえないと思わざるを得ない。
グローバル社会に組み込まれている国であるならば、競争力を高めるために徹底して通貨安誘導すべきである。それができた国が国際社会で勝ち抜くことができる。
さしずめ中国はアメリカにどのように要請されても人民元安を大幅に是正しようとしないので、かなりの利益を得ることになる。
通貨の世界ひとつを取っても、政治力の差が歴然と分かる。中国は政治が機能していて、アメリカもやるべきことをやっていて、日本だけは為す術がない。
アメリカも日本も没落してゆく国家であるが、その順番は日本のほうが早い。
アメリカが格下げで崩壊の危機にあるのだとしたら、日本が生き残れると思わないほうがいい。格下げされた国債を大量に抱えているのは日本だからである。
いずれにせよ、円高の進行で日本企業はさらに追い詰められる。
年度末を迎える前に、あらゆる日本企業が莫大な赤字を計上するはずだから、ますます株式は下落して、リストラ加速、失業者・自殺者の増大が新聞紙上を賑わすはずだ。
日本はさらなる苦難が待っている。政府はたぶん無策のままだから、追い詰められた日本が崩壊するのは時間の問題だ。日本人はアメリカよりも、まず自分の国を心配しなければならない。
私は経済学者や経済紙記者の経済観測はまったく信じないのだが、素人の書く文章はデータや知識という先入観に惑わされず、本質を突いていることがあるので、参考にすることがある。
以下に書かれた文章は私とは反対の意見だが、私の考えなど何の根拠もない妄想にすぎないのだから、私自身、いつでも自分の意見を変えるのに吝かではない。君子豹変すと言うくらいだから、私は君子ではないがいつでも豹変するつもりだ。
だが、今のところは、私は「日本が円高によって潰れることはない」という考えである。輸出企業の一部が国外脱出をすることで雇用が失われるだろうが、企業のIT化や機械化によって雇用需要が減少したのが雇用問題の最大問題なのであって、これは円高や輸出企業の国外脱出などより優先的に解決しなければならないことだ。
円高など、日銀が紙幣を増刷すれば簡単に解決できることである。こんな場合にはインフレ懸念などする必要はない。もともと、今でも日本はデフレ状態なのだから。
だが、日銀が紙幣を増刷しなければ? それは知らない。まあ、国民が日銀に押し掛けて、焼き打ちするしかないだろう。
(以下引用)
円高を避けるには日本もアメリカと同じくらい円を刷ればいいのだが日本はなぜかそれをしない。
本来であれば、日本こそが国益のために円安誘導すべきなのだが、今の政治家や官僚はなぜか物事の判断ができていないので、円安誘導することができないようだ。
ツケを払っているのは日本の企業であり、これに震災ショックや節電騒ぎも重なっているので、もはや日本企業は日本にいられなくなってしまっている。
円高関連倒産はすでに今年に入って28件あり、これはさらに増えていく見込みだとも言われている。
ちなみに、円高以外の要因で、1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は7月だけで965社である。(帝国データバンク調べ)
企業は個人ほど愛国心もなければ逡巡もないので、ほとんどの輸出企業は工場を海外に移転させているか、それを検討している。
今、まさに日本からの逃避が起きている途中であり、恐らく数年後には日本には何の企業も工場も残っていないのではないだろうか。これは究極の空洞化になる。
為す術もなく見つめる日本
通貨が安いほうがグローバル社会ではメリットがあるのは小学生でも分かる。
日本政府がそうしないというのは、アメリカから円高ドル安を是認するように圧力があったとしか思えない。
このドル安はアメリカが長期的には崩壊している兆候でもあるが、短期・中期的には逆にアメリカ企業を復活させるカンフル剤にもなる。
アメリカは自分が助かるためにドル安を引き伸ばし、政治力のない日本はそれを為す術もなく見つめている。
アメリカ国家がどうなるのか知らないが、アメリカ企業は逆に強靭な体質になって蘇るということだ。私はアメリカ企業はむしろこれからが旬になっていくのだと考えている。
割りを食うのは間違いなく円高の日本である。競争力を失った輸出産業が壊滅したとき、日本にはもう何も残っていない。
資源がないのだから、日本政府はこの円高を利用してゴールド、シルバー、石油を含むあらゆる資源を買いまくるべきであるが、そういう動きもない。
ロシアはすでにアメリカ国債の比率を下げてゴールドを買いまくっているのではなかったか。なぜ日本がそうしないのか私には分からない。
他国には格下げを強要し、自国は無視するアメリカ
没落の順番は日本の方が先
要するに日本は無策のまま円高を見つめているのであって、やはり政治の空白はダメージとなっている。日本の復活はありえないと思わざるを得ない。
グローバル社会に組み込まれている国であるならば、競争力を高めるために徹底して通貨安誘導すべきである。それができた国が国際社会で勝ち抜くことができる。
さしずめ中国はアメリカにどのように要請されても人民元安を大幅に是正しようとしないので、かなりの利益を得ることになる。
通貨の世界ひとつを取っても、政治力の差が歴然と分かる。中国は政治が機能していて、アメリカもやるべきことをやっていて、日本だけは為す術がない。
アメリカも日本も没落してゆく国家であるが、その順番は日本のほうが早い。
アメリカが格下げで崩壊の危機にあるのだとしたら、日本が生き残れると思わないほうがいい。格下げされた国債を大量に抱えているのは日本だからである。
いずれにせよ、円高の進行で日本企業はさらに追い詰められる。
年度末を迎える前に、あらゆる日本企業が莫大な赤字を計上するはずだから、ますます株式は下落して、リストラ加速、失業者・自殺者の増大が新聞紙上を賑わすはずだ。
日本はさらなる苦難が待っている。政府はたぶん無策のままだから、追い詰められた日本が崩壊するのは時間の問題だ。日本人はアメリカよりも、まず自分の国を心配しなければならない。
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