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教養の今昔

miyasan bot という、おそらく宮崎駿の発言を集めたツィッターから転載。どうもこのbotというのはよくわからないが、断片的発言には著作権はない、という発想で作られた、「他人の褌で相撲をとる」ツィッターだろうか。まあ、私のブログも半分は他の記事の引用だが、半分はそれに関する私自身の考察だ。どうも、他人の発言の引用をするだけのbotというシステムには私はなじめそうもないが、まあ、立派な人のいい発言を拾って拡散するのは悪いことではない。

下記発言は、べつに珍しいことを言っているわけではないが、現代の反教養主義への批判として聞く価値がある。
しかし、我々の若いころの教養は、権威や体制によって認可された教養しか選択肢がなかったのであり、したがって世の中の真実を知ることはほとんど不可能だった。だから、その専門分野では完璧な教養人が、社会的な事実に関しては完璧に無知で無能であることも多かったのである。現在はインターネットの存在により、かつては秘匿されていた情報が一般に流出することが多くなり、ある意味では今の中学生や高校生の方が、今の大人たちより精神年齢は高い面もあると私は思っている。これもまた「知は力なり」なのだが、宮崎駿氏の考える教養とは、おそらく大きく異なるだろう。


(以下引用)


miyasan_bot 宮さん(宮崎駿)bot
学生時代に本を読まないのは勝手だけど、そのつけは全部自分が払うんだから。知識や教養は力じゃないと思っているやつはずいぶん増えたけど、結局、無知なものはやっぱり無知ですからね。どんなに気が良くて、どんなに一生懸命でも、ものを知らないというのは自分がどこにいるか知らないことですから。
8月16日

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