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外部電磁波で作動する電子機器


あるいは、未来の社会を変えるかもしれない発明のニュースである。それは明るい可能性ばかりではない。「超管理社会」の土台となる技術が開発されたのである。国民全員にこの「表皮電子装置」を貼ることを義務づければ、本人の行動の追跡は簡単にできることになる。まあ、そんなのは剝がしてしまえばいい、ということなのだが、日本人のように従順な民族は、この「電子首輪」を身につけて生活することにすぐになじむかもしれない。日本のような高温多湿の風土ですら背広にネクタイに革靴でいることを我慢する民族なのだから、タトゥー感覚の第二の皮膚くらいすぐ受け入れるだろう。
面白いのは、この電子皮膚が「周囲を飛び交う電磁波を拾う」ことで作動可能という所である。これは、ある意味、「永久運動」に近い、エネルギー不要(もちろん、本当は「不要」ではないが、無料のエネルギーだ)の装置が発明されたということである。最近の考え方では光も電磁波の一種だから、拾う電磁波の範囲が広くなれば、それこそ無限のエネルギーを手に入れたようなものだ。日中は太陽光、夜間はテレビ放送その他の人工的電磁波で動くことができるようになるかもしれない。その電磁波はこれまでは無駄に放散されていたのだから、そういう「地上を飛び交う電磁波の有効利用」は、未来社会のエネルギーシステムの基本になるのではないだろうか。

(以下「 AFPBBニュース」より引用)


皮膚に貼るだけ、医療もスパイ活動も変える超薄型電子パッチ
• 2011年08月12日 18:02 発信地:ワシントンD.C./米国
米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(University of Illinois at Urbana-Champaign)のジョン・ロジャース(John Rogers)教授(材料工学)らの国際研究チームが開発した「表皮電子装置(epidermal electronic system、EES)」(撮影日不明、ロジャース教授提供)。(c)AFP/J.ROGERS, UNIVERSITY OF ILLINOIS
【8月12日 AFP】タトゥー感覚で皮膚に貼るだけで、医療からコンピューターゲームまで、果てはスパイ活動さえも変革してしまうマイクロ電子技術を開発したと、米、中、シンガポールの国際研究チームが11日の米科学誌サイエンス(Science)に発表した。

 厚さ50ミクロン未満、髪の毛1本よりも薄いパッチ状の「表皮電子装置(epidermal electronic system、EES)」は、皮膚と同じくらい柔らかく、重さはゼロに近い。皮膚に貼ればワイヤレスでその人の脳や心臓、筋組織の活動を監視でき、従来のような分厚い電極を装着しなくて済む。のどに貼れば、音声作動式のコンピューターゲームを90%以上の精度で操作できるという。

 のりも粘着性物質も使っていないが、分子と分子を結合させるファンデルワールス力を利用しているため、長時間にわたって皮膚に張り付けておくことが可能。使用電力も非常に少なく、極小の太陽電池を搭載するか周辺を飛び交う電磁波を拾うことで作動するという。

 開発に携わった米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(University of Illinois at Urbana-Champaign)のジョン・ロジャース(John Rogers)教授(材料工学)は、「電子工学と生物学の区別をうやむやにする技術だ」と語った。

 喉頭疾患患者の発話を補助したり、内密な話をしたい時に声を出さずに交信するための装置として使う可能性も秘めている。睡眠時無呼吸症候群の患者や新生児医療が必要な赤ちゃんへの使用、けが・やけどを治療する電子ばんそうこうの役割も期待できるかもしれない。

「最終的には、皮膚に貼っても感知できないほど皮膚と一体化した装置を開発したい」と、ロジャース教授は話している。(c)AFP

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