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日本の構造革命の道

崖っぷち社長のブログから転載。
東日本大震災と福島原発事故は、日本を変える契機になるのではないかと期待していたが、なし崩しに「終わりなき日常」に戻っていきそうな気配もある。災害の被災者はかわいそうだけど、自分のことじゃないもんね、というわけだ。そして、気がついたら、今度は自分が被害者になる番になっていた、となる。
私が「世界がぜんたい幸福になるまでは、個人の幸福はありえない」という言葉を馬鹿みたいに繰り返すのは、他人の苦しみを自分の苦しみと感じられない人間ばかりが一見平穏に生活していても、そういう世の中はただ虫けらが無数にいるだけのことだと思うからだ。
もちろん、私だって、つきつめればおそらくエゴイストの一人でしかない。しかし、不幸な人間への同情が自分の中にあることも確かだ。そういう不幸が少なくできるなら、そういう方向に世の中を変えるべきだと思うだけのことだ。
世の中には、混じりけなしのエゴイストもたくさんいるし、他人の不幸を喜ぶサディストもたくさんいる。そういう人間が社会の上位を占めたなら、この世は地獄になるしかないだろう。そして、日本社会における毎年の自殺者三万人という数字は、日本社会の「地獄度」がかなりのものであることを示している。
人間社会だって弱肉強食は当然だ、という勇敢な思想の持ち主もいるだろう。弱者への同情は、弱者の思想、負け犬の思想だと思っている勇者もいるだろう。そういう人間が強者による弱者の抑圧というこの社会を維持していくわけだ。
下の記事とは無関係そうな話を連ねたが、まったく無関係でもない。日本社会全体が幸福になるための方法の一つが下には書かれているからである。つまり、世界を侵略する「強欲資本主義」からの脱出の道が、下記の日本自立と日本防衛の方法なのである。
他人から奪いとらなくても、他人を蹴落とさなくても豊かに生活できる社会になれば、人は自然と善人になるはずだ。それが幸福な社会である。
下の人間を競争させ、争わせ、その成果によって上の人間が豊かになるという社会システムは、もう終わりにするべきだろう。


(以下引用)


あくまでも私見だが、世界経済も含めて、あらゆる構造の崩壊はおそらく止まることはないと思う。
それが数カ月後なのか、数年後なのか、百年二百年後になるのかはまったくわからないけどな。
もはや、どのように着地するか、という段階に来ていると思う。

だから、米国債については「ソフトランディングに持っていくための時間を買った」と考えるべきだとあたくしは思うのだ。
もちろん、こんなことが言えるのは、財源も対外債務もなんにも心配しなくていい我が国だからこそなのだがな(まだ、ここがわかってない人が多いんだがね)。
前にも書いたことだが、日本人だからこそやれることがあるし、日本の本当の意味での革命(政変ではなく、むしろ構造革命とでも言うべきものな)が世界を変える力を持っているということを認識すべきと思うね。

具体的になにをやるかって、そりゃ水と食料とエネルギーに関する話に決まってる。
水はとにかく公共財産であり続けるようにすればいい。
食料は、化成肥料や農薬に頼らない農業、薬物を使わない養殖という方向に向かうべきだし、手前味噌ながらグルンバ&乳酸菌はそのソリューションのひとつだ。
海外から輸入することを否定はしないが、少なくとも肉も穀物も野菜も飼料もなにひとつ輸入が止まったとしてもやっていけるようにするということだ。

エネルギーについては、地熱大国であることを利用しない手はないし、油を生み出す植物や常温核融合、太陽光発電など、山のような先端技術を所有してることを考えれば、どうにでもできることだ。
それらの先端技術の一部は、原発利権に邪魔される日本ではまったくやってないのに、海外で日本企業が頑張っている例も多々あるくらいでね。

で、これらのことを、通貨経済が続いているいまのうちにやらねばならないってことを認識してもらいたい。
オレがゼニの亡者のごとく、毎日カネカネとブログに書きなぐってるのは、いまの経済システムがぶっ壊れてしまってからやろうと思ったって難しいとわかってるからだ。
次の通貨利権なんてものに呑まれてしまったら、いままで以上に日本は日本としての独自性を失い、ただ服従するしかなくなる可能性が高いのだぞ。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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