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日本は自然災害の国である、という事実を直視せよ

ネットゲリラ氏が珍しく「www」がまったく無い文章を書いている。それだけ、同情に耐えない、ということだろう。惻隠の情がある人間なら、そうあるべきだ。惻隠の情の無い人間は人ではない。
私も時々皮肉まじりにひどい発言をするが、それは世の偽善者たちを皮肉る場合か、大馬鹿たちを皮肉る場合だけである。同情すべき相手を攻撃するという非道はやったことはない。まあ、馬鹿も偽善者も同情すべき対象だ、と考えるほどの聖人では私はない。馬鹿や偽善者を持ち上げるような発言をする人間(馬鹿、あるいは超善人)が多いから、この世は改善されないのである。それが「地獄への道は善意で舗装されている」ということだろう。
まあ、馬鹿であることは悪徳のひとつだ、と考えるべきなのだろうし、日本社会の人間の大方は善人だが、同時に馬鹿であり、それが大問題なのではないか。
そうでなくて、毎年何件もの地震災害や大雨災害、その他の自然災害がある国で、その事前対策も事後対策もほとんど無きに等しい、という阿呆なことがまかり通るはずはない。それどころか、この地震大国の上に54基もの原発を建てて、平然と生活している国民である。


(以下引用)

これで住めなくなった家何軒くらいだろ?

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熊本地震、避難者が18万人くらいいるというんだが、自宅に戻れるのがどれくらいいるのか? 自宅が完全に倒壊した、あるいは半壊して、直さないと帰れない。そういう人だけでも、ずいぶんの数になるだろう。問題は、老夫婦とか。年寄りはカネもないし、未来もない。何千万もかけて家を建て直しても、自分の寿命が尽きてしまうw 仮設住宅がいつまでも残ってしまうのは、それが原因です。
熊本県内の避難者 16万5500人余
NHKが熊本県内各地の自治体に取材したところ、17日午前0時現在、少なくとも41の市町村で16万5500人余りが避難所などに避難しています。
このうち避難者が最も多いのは熊本市で、5万3461人が市内の避難所などに避難しているということです。
このほか、宇土市で1万5946人、八代市で1万5015人、大津町で1万2520人、宇城市で1万1314人、阿蘇市でおよそ7300人などとなっています。
政府から補助金とか出るのか知らんけど、自己負担が大きい。収入のない年寄りには、そもそも家の建て直しは無理なんです。そういう現実を見ようとしないので、仮設住宅で暑い思い、寒い思いをしながら死んで行く老人が絶えない。今後も大地震は起きる。そうした対策を考えなきゃ。



(夢人追記)「追記」の位置が、「ネットゲリラ」記事内になりそうだが、最初の設定ミスでそうなった。熊本地震がどういうひどい状態になっているかをよく知らせている記事だと思うので、転記しておく。
これは、ヘリコプターによる輸送しか物資を送る手段は無いだろう。こういう時こそ自衛隊(私は、「災害救助隊」にすべきだという意見である。)の出番だ。米軍が協力するなら、その協力も得ればよい。ただし、それと日米安保の承認は別の問題だ。

「食料、底をついた」 足りぬ物資、避難者悲鳴 ガソリン不足も深刻化

西日本新聞 4月17日(日)23時34分配信

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 水も食料もガソリンも仮設トイレも足りない-。16日未明の激しい地震で被害が拡大した熊本県では体育館や駐車場に避難する人が一時、18万人を超えた。道路や鉄道などのインフラが寸断し、多くの被災者に支援物資が届かず、悲痛な声が相次いだ。旅館や民家が山崩れに襲われた熊本県南阿蘇村では、大量の土砂をかき分け行方不明者の捜索が続く。家族は「早く助けて…」と声を震わせた。

<写真>主要な交通手段断たれ…地震で崩落した阿蘇大橋


■子どもが空腹

 「米・水・保存食 HELP」。熊本県御船町の老人総合福祉施設「グリーンヒルみふね」は、駐車場に白いラッカースプレーで大きな字を書いた。

 入所者や地域住民約200人がいるが、町から届いたのはペットボトルの水9箱だけ。吉本洋施設長(44)は「あと3日で食料が枯渇しそうだ」と語った。

 だが、町にも余裕はない。藤木正幸町長は16日夕、フェイスブック(FB)で「町には緊急物資が何一つ入ってきません。町民は水分補給もできずに飢えと戦っています」と訴えた。その後に届いた支援物資の食料も17日昼で底をついた。炊き出しのおにぎりは1人1日1~2個しか配れない状態という。

 FB上では、具体的な避難所名を書いて「指定避難所ではないため、物資が一切届きません」「中学校は水も止まり、食料もありません。救援物資を」といった書き込みが相次ぐ。

 各地の避難所には数百人が身を寄せ、配給のカップ麺やおにぎりを求める長蛇の列で2~3時間待ちのケースも珍しくない。

 同県西原村の西原中で1歳3カ月の息子と避難する園田唯代さん(25)は「おにぎり1個とアイス1個が配給されたが、子どもがおなかをすかせている」。別の女性(48)は「並んでも全員に行き渡らないまま、配給が終わってしまう。朝からパン2個しか食べていない」。この避難所は断水しており、トイレは地面を掘って、ブルーシートで囲んだだけという。


■国道は大渋滞

 ガソリン不足も各地で深刻化している。同県高森町の国道325号沿いのスタンドは、17日に営業を再開したが、午前8時半の開店とともに給油待ちの車で500メートルの行列ができ、片側1車線の国道は大渋滞に。

 自衛隊などの緊急車両が通行できない事態になり、1時間ほどで給油を中止した。同町の自営業男性(47)は「余震が心配で車中泊を続けているが、夜は暖房用にエンジンをかけるので燃料の残量が少なくなってきた。遠方まで買いに行っても給油できる保証はないし、どうすればいいのか」。

 同県南阿蘇村の特別養護老人ホーム「水生苑(すいせいえん)」では電気と水が止まり、情報源はラジオが頼り。食料は3日分備蓄していたが底をつく恐れがあり、16日から1日2食に減らした。関係者は「役場に支援をお願いしたが、避難者が多すぎて『自分たちでどうにかしてください』と言われた」。

 近くのスーパーやコンビニは閉まっており、往復100キロの店まで買い出しに行く必要がある。だが、発電機の燃料や、買い出しに使う車のガソリンは入手困難。停電で水のくみ上げもできず、入所者は次第に追い詰められている。

=2016/04/18付 西日本新聞朝刊=



西日本新聞社









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