「マスコミに載らない海外記事」の4月19日記事全文を転載する。
何の説明もいらないだろう。「政府とは嘘をつくものだ」の一言がすべてである。アメリカも日本もどこの国も同じことだ。その政府の広報や政府の指示を受けたマスコミを信じる人間は、「風が吹くとき」のあの老夫婦のように死の灰の中で死んでいくことになる。
ついでながら、山崎行太郎は、この「政府とは嘘をつくものだ」を政府として当然の行為であり、「大本営発表」は当然だと発言している。
(以下引用)
2011年4月19日 (火)
O・J・シンプソン-プルトニウムファイル、そしてチェルノブイリ極秘
オトモダチの国のクリントン国務長官、韓国からの帰路、わざわざお寄り下さったが、早々と帰国された。TPP実施への念押しにこられたのだろうか。さすが、プルトニウムの恐ろしさ、原子炉事故の恐ろしさ、充分ご存じなのだ。
ご主人クリントン氏が大統領だった時に、アメリカが総力をあげ、長年にわたり、プルトニウムも使った大規模人体実験をしていたことが暴露されていたのだから。
トモダチ作戦でつめかけた特殊部隊の皆様も、工程表が公表されたので、めでたく早々ご帰国される。
『アルバカーキ・トリビューン』の記者アイリーン・ウェルサムがスクープ記事を書いた。彼女は、のちに『プルトニウム・ファイルズ』(邦題は『プルトニウム・ファイル』上・下、翔泳社、2000年8月1日刊、各1600円)にまとめた。
アイリーン・ウェルサム、この報道で、九四年のピユーリツァー賞を受賞している。
クリントン政権時代のエネルギー省長官、ヘイゼル・オリアリーが、軍部他の体制派勢力に真っ向から挑戦したことで、情報公開が進んだのだ。クリントンの指揮下で、調査委員会も設置され、一応、調査報告書も発表されている。調査報告書の発表に際しては、クリントン大統領、声明も出している。
ナチスや、日本の731部隊の人体実験と比較しても、決して劣らない恐るべき実験。読んでいて、いやになる。
多数のアメリカ人に、プルトニウムを注射したり、囚人の睾丸に放射線を浴びせたり、あるいは多くの兵士に原爆・水爆の爆発を見学させ、死の灰を浴びせ、実験したのだ。プルトニウムを注射した被験者の墓場まで暴き、骨を収集した。
これだけ長期間、大人数の自国民を犠牲にして平気な支配層なら、9/11も仕組む可能性も大きかろうと、勝手に納得してしまう。
しかし、それほどの大変な秘密実験に関するこの翻訳書、全くみかけない。そもそも、本国でも絶版か品切れのようだ。これも不思議ではないだろうか。
恥ずかしながら、こうしたスクープ、当時全く知らなかった。しかし、それには、見事な煙幕があったのだ。たしか、日本でも、マスコミという組織、しつこく報道していたのではないだろうか?どうして、どうでも良い選手の殺人事件裁判ばかり報道するのか、奇妙に思った記憶はあるのだが。
本書、四五章にこういう記述がある。
(大統領の謝罪から)二時間後のロサンゼルスで、評決を手にした陪審団が法廷に戻ってきた。フットボール界の星、0・J・シンプソンの殺人容疑の評決だ。無罪と決まってマスコミは蜂の巣をつついたように騒ぐ。ずっと重大な罪を語ったクリントンの言葉など、夕方のニュースにちょっと流れ、新聞もおざなりに書いただけ。そんな陽動作戦に救われようとは、マンハッタン計画の医師のいったい誰が予想しただろう?
また、本書の訳者あとがき(279-280ページ)にも、こうある。
いろいろ忙しいマスコミも、クリントン大統領の謝罪から二時間後に出た0・J・シンプソンの無罪評決のほうを華々しくとり上げます(四五章)。
エミー・グッドマンのデモクラシー・ナウ 2004年5月5日でも、このタイミングについて触れている。以下の該当部分だけ翻訳してみた。
プルトニウム・ファイルズ: アメリカは、どのようにして、何千人ものアメリカ人に、秘密裏に放射性物質を与えていたか
エミー・グッドマン: アイリーン・ウェルサムさんとお話しています。彼女の連載記事はアルバカーキ・トリビューン紙に掲載され、彼女は記事を、著書プルトニウム・ファイルズにまとめました。あなたの暴露記事はクリントン政権時代のことでしたね。クリントン大統領が放射能人体実験諮問委員会を設置し、それが放射能実験計画を徹底的に調べました。実に注目すべきことに、報告書、最終報告書は、1995年10月3日、O.J. シンプソン裁判の判決と同じ日に発表されました。結果が報道されたのを見た記憶が私はありません。
アイリーン・ウェルサム: 実に残念なことでした。アメリカでは、誰もがO.J. シンプソン問題に、気を取られていたので
エミー・グッドマン:うまくタイミングをあわせたのかも知れませんね? 毎日、皆シンプソンの判決を待っていたので、政府委員会だって、国民の注目が他を向いていたこと位は当然わかっていたでしょうから。
アイリーン・ウェルサム: それは考えていませんでした。エミーさん。それは単なる可能性ですよ。
属国の権力とマスコミがグルなのは、宗主国の実態の反映なのだろう。
プルトニウムファイル 下巻 31ページに、官房長官の常套句のような表現がある。
志願兵が今の許容値以上の被曝を受けたとき、ただちに悪影響が出ないとしても、いずれ死者や病人が出るかもしれない。そうなると国を相手どった訴訟が起き、まずい世論が生まれてしまう。
案の定そうなった。ネヴァダや太平洋の演習に駆り出された兵士は、除隊のあと発疹、水ぶくれ、アレルギーなどに見舞われ、今なおそれが続いている。髪や歯が抜け、吐き気に苦しむ退役軍人が多い。細胞が傷つき、数十年後にがんを発症した人もいる。放射能で遺伝子が冒され、子や孫にさまざまな病気が出たケースも多い。
ちなみに、「ただちに悪影響が出ないとしても」、原文は以下の通り。
may not produce immediate deleterious effects
多くの方々が、この話題、以前からとりあげておられる。
米の放射能人体実験 次々崩れた機密の壁 地方紙記者が追跡6年 1994年2月1日朝日新聞
なんと、授業でとりあげる大学もある。
第5回 米国における人体実験と政策
書評では以下。
プルトニウムファイル
【米国ナチファシズムの狂った信奉者達!】 プルトニウムファイル・米国の人体実験
磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]
『プルトニウムファイル 上 The plutonium files』
『プルトニウムファイル 下 The plutonium files』
プルトニウムファイル 上・下
「内部被曝」について (その2)アメリカの「内部被曝」を認めない態度(続
このアメリカ政府の偽善暴露で連想されるのが、ソ連政府の虚偽を暴露する下記の本。
『チェルノブイリ・極秘』
アラ・ヤロシンスカヤ著
和田あき子訳
平凡社 1994.4刊
これも、女性ジャーナリストによる傑作。事故そのものではなく、事故の庶民生活に対する余波、無責任な政治家、学者の様子が余すところなく描かれている。
今の放射性物質放出、汚染報道、疎開問題を考える上で、これほど参考になる書物は少ないだろう。ところが、これも不思議なことに入手困難。平凡社には、緊急大増刷をお願いしたいものだ。避難されている当事者の皆様にも、是非お読み頂きたいものだ。
•システム上の欠陥ではなく、人間による操作ミスに、強引にもってゆく政府
•なんと、汚染地域に疎開させてしまう無責任さ
•子供たちが、ヨウ素を摂取してしまうのを、放置する政府
•食物や環境に関する放射性物質の基準を、どんどん都合よく緩和してゆく政府
今の日本そのまま。目次は以下の通り。
第1部わが内なるチェルノブイリ
1 世界ではじめての体験 17
2 ルードゥニャ=オソシニヤ村-偽りのゾーン 29
3 廃墟のそばで 39
4 ジトーミルでの政治戦 65
5 議会での虚しい叫び声 77
6 体制の秘密主義-情報はいかに統制されたか 89
7 罰なき罪 107
8 イズラエリは告白する 127
9 「子どもたちの健康は心配ない」 141
10 真理の瞬間 177
11「地球規模の大惨事(カタストロフ)である」 201
12 IAEAはそれでいいのか? 229
13 チェチャ川は流れる─ウラル核惨事の警告 259
14 溺れる者を救うのは、溺れる者自身の手である 273
15 汚染地域再訪 301
16「子どもたちが死にかかっています、助けて下さい!」 333
第2部 極秘
1 クレムリンの賢人たちの四〇の機密議事録 367
─「秘密の対策本部」は何を決めたのか
ウソ1─放射能汚染について
ウソ2─汚染された農地の「きれいな」農産物について
ウソ3─新聞向け報道について
2 この世の生活は原子炉とともにあるのか 381
─共産党政治局の白熱の議論
一味の利益
「炉の安全性は組織面や技術面の対策によってではなく、
物理法則によって保証されなければならない」
「あなたはどの原子炉を選ぶのか」
解説(今中哲二) 404
機密議事録解題/年表 413
訳者あとがき 416
佐藤栄佐久元福島県知事が、外国特派員協会での会見で、いっておられる。
「日本の原発事故、チェルノブイリ事故を起こしたロシアのような、ファシスト的構造がひきおこした。」というようなご意見だ。ごもっとも。ご本は英語版が必要だろう。
(個人的には「ソ連の衛星国政権のようなファシスト的構造」か、「アメリカというファシスト宗主国の属国ファシスト支配構造」の方がより適切と思うが、些細な違い。)
つまりは、ハワード・ジンが講演で語っている通り「ひとつだけ覚えておくように、国家は嘘をつくものなのです。」
アラ・ヤロシンスカヤ チェルノブイリ・極秘 感想
DOL特別レポート・ダイヤモンド・オンライン 2011/4/20記事は、チェルノブイリ事故処理班の生存者が語る凄惨な過去と放射能汚染への正しい危機感
「政府発表を鵜呑みにせず自分の身は自分で守れ」
この二つの本をまとめて絵に描いたような、下記のビデオがある。
Chernobyl:A Million Casualties
JapaneseNUDGE TEXT
2011年4月19日 (火) アメリカ, ロシア, 地震・津波・原発・核 | 固定リンク
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何の説明もいらないだろう。「政府とは嘘をつくものだ」の一言がすべてである。アメリカも日本もどこの国も同じことだ。その政府の広報や政府の指示を受けたマスコミを信じる人間は、「風が吹くとき」のあの老夫婦のように死の灰の中で死んでいくことになる。
ついでながら、山崎行太郎は、この「政府とは嘘をつくものだ」を政府として当然の行為であり、「大本営発表」は当然だと発言している。
(以下引用)
2011年4月19日 (火)
O・J・シンプソン-プルトニウムファイル、そしてチェルノブイリ極秘
オトモダチの国のクリントン国務長官、韓国からの帰路、わざわざお寄り下さったが、早々と帰国された。TPP実施への念押しにこられたのだろうか。さすが、プルトニウムの恐ろしさ、原子炉事故の恐ろしさ、充分ご存じなのだ。
ご主人クリントン氏が大統領だった時に、アメリカが総力をあげ、長年にわたり、プルトニウムも使った大規模人体実験をしていたことが暴露されていたのだから。
トモダチ作戦でつめかけた特殊部隊の皆様も、工程表が公表されたので、めでたく早々ご帰国される。
『アルバカーキ・トリビューン』の記者アイリーン・ウェルサムがスクープ記事を書いた。彼女は、のちに『プルトニウム・ファイルズ』(邦題は『プルトニウム・ファイル』上・下、翔泳社、2000年8月1日刊、各1600円)にまとめた。
アイリーン・ウェルサム、この報道で、九四年のピユーリツァー賞を受賞している。
クリントン政権時代のエネルギー省長官、ヘイゼル・オリアリーが、軍部他の体制派勢力に真っ向から挑戦したことで、情報公開が進んだのだ。クリントンの指揮下で、調査委員会も設置され、一応、調査報告書も発表されている。調査報告書の発表に際しては、クリントン大統領、声明も出している。
ナチスや、日本の731部隊の人体実験と比較しても、決して劣らない恐るべき実験。読んでいて、いやになる。
多数のアメリカ人に、プルトニウムを注射したり、囚人の睾丸に放射線を浴びせたり、あるいは多くの兵士に原爆・水爆の爆発を見学させ、死の灰を浴びせ、実験したのだ。プルトニウムを注射した被験者の墓場まで暴き、骨を収集した。
これだけ長期間、大人数の自国民を犠牲にして平気な支配層なら、9/11も仕組む可能性も大きかろうと、勝手に納得してしまう。
しかし、それほどの大変な秘密実験に関するこの翻訳書、全くみかけない。そもそも、本国でも絶版か品切れのようだ。これも不思議ではないだろうか。
恥ずかしながら、こうしたスクープ、当時全く知らなかった。しかし、それには、見事な煙幕があったのだ。たしか、日本でも、マスコミという組織、しつこく報道していたのではないだろうか?どうして、どうでも良い選手の殺人事件裁判ばかり報道するのか、奇妙に思った記憶はあるのだが。
本書、四五章にこういう記述がある。
(大統領の謝罪から)二時間後のロサンゼルスで、評決を手にした陪審団が法廷に戻ってきた。フットボール界の星、0・J・シンプソンの殺人容疑の評決だ。無罪と決まってマスコミは蜂の巣をつついたように騒ぐ。ずっと重大な罪を語ったクリントンの言葉など、夕方のニュースにちょっと流れ、新聞もおざなりに書いただけ。そんな陽動作戦に救われようとは、マンハッタン計画の医師のいったい誰が予想しただろう?
また、本書の訳者あとがき(279-280ページ)にも、こうある。
いろいろ忙しいマスコミも、クリントン大統領の謝罪から二時間後に出た0・J・シンプソンの無罪評決のほうを華々しくとり上げます(四五章)。
エミー・グッドマンのデモクラシー・ナウ 2004年5月5日でも、このタイミングについて触れている。以下の該当部分だけ翻訳してみた。
プルトニウム・ファイルズ: アメリカは、どのようにして、何千人ものアメリカ人に、秘密裏に放射性物質を与えていたか
エミー・グッドマン: アイリーン・ウェルサムさんとお話しています。彼女の連載記事はアルバカーキ・トリビューン紙に掲載され、彼女は記事を、著書プルトニウム・ファイルズにまとめました。あなたの暴露記事はクリントン政権時代のことでしたね。クリントン大統領が放射能人体実験諮問委員会を設置し、それが放射能実験計画を徹底的に調べました。実に注目すべきことに、報告書、最終報告書は、1995年10月3日、O.J. シンプソン裁判の判決と同じ日に発表されました。結果が報道されたのを見た記憶が私はありません。
アイリーン・ウェルサム: 実に残念なことでした。アメリカでは、誰もがO.J. シンプソン問題に、気を取られていたので
エミー・グッドマン:うまくタイミングをあわせたのかも知れませんね? 毎日、皆シンプソンの判決を待っていたので、政府委員会だって、国民の注目が他を向いていたこと位は当然わかっていたでしょうから。
アイリーン・ウェルサム: それは考えていませんでした。エミーさん。それは単なる可能性ですよ。
属国の権力とマスコミがグルなのは、宗主国の実態の反映なのだろう。
プルトニウムファイル 下巻 31ページに、官房長官の常套句のような表現がある。
志願兵が今の許容値以上の被曝を受けたとき、ただちに悪影響が出ないとしても、いずれ死者や病人が出るかもしれない。そうなると国を相手どった訴訟が起き、まずい世論が生まれてしまう。
案の定そうなった。ネヴァダや太平洋の演習に駆り出された兵士は、除隊のあと発疹、水ぶくれ、アレルギーなどに見舞われ、今なおそれが続いている。髪や歯が抜け、吐き気に苦しむ退役軍人が多い。細胞が傷つき、数十年後にがんを発症した人もいる。放射能で遺伝子が冒され、子や孫にさまざまな病気が出たケースも多い。
ちなみに、「ただちに悪影響が出ないとしても」、原文は以下の通り。
may not produce immediate deleterious effects
多くの方々が、この話題、以前からとりあげておられる。
米の放射能人体実験 次々崩れた機密の壁 地方紙記者が追跡6年 1994年2月1日朝日新聞
なんと、授業でとりあげる大学もある。
第5回 米国における人体実験と政策
書評では以下。
プルトニウムファイル
【米国ナチファシズムの狂った信奉者達!】 プルトニウムファイル・米国の人体実験
磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]
『プルトニウムファイル 上 The plutonium files』
『プルトニウムファイル 下 The plutonium files』
プルトニウムファイル 上・下
「内部被曝」について (その2)アメリカの「内部被曝」を認めない態度(続
このアメリカ政府の偽善暴露で連想されるのが、ソ連政府の虚偽を暴露する下記の本。
『チェルノブイリ・極秘』
アラ・ヤロシンスカヤ著
和田あき子訳
平凡社 1994.4刊
これも、女性ジャーナリストによる傑作。事故そのものではなく、事故の庶民生活に対する余波、無責任な政治家、学者の様子が余すところなく描かれている。
今の放射性物質放出、汚染報道、疎開問題を考える上で、これほど参考になる書物は少ないだろう。ところが、これも不思議なことに入手困難。平凡社には、緊急大増刷をお願いしたいものだ。避難されている当事者の皆様にも、是非お読み頂きたいものだ。
•システム上の欠陥ではなく、人間による操作ミスに、強引にもってゆく政府
•なんと、汚染地域に疎開させてしまう無責任さ
•子供たちが、ヨウ素を摂取してしまうのを、放置する政府
•食物や環境に関する放射性物質の基準を、どんどん都合よく緩和してゆく政府
今の日本そのまま。目次は以下の通り。
第1部わが内なるチェルノブイリ
1 世界ではじめての体験 17
2 ルードゥニャ=オソシニヤ村-偽りのゾーン 29
3 廃墟のそばで 39
4 ジトーミルでの政治戦 65
5 議会での虚しい叫び声 77
6 体制の秘密主義-情報はいかに統制されたか 89
7 罰なき罪 107
8 イズラエリは告白する 127
9 「子どもたちの健康は心配ない」 141
10 真理の瞬間 177
11「地球規模の大惨事(カタストロフ)である」 201
12 IAEAはそれでいいのか? 229
13 チェチャ川は流れる─ウラル核惨事の警告 259
14 溺れる者を救うのは、溺れる者自身の手である 273
15 汚染地域再訪 301
16「子どもたちが死にかかっています、助けて下さい!」 333
第2部 極秘
1 クレムリンの賢人たちの四〇の機密議事録 367
─「秘密の対策本部」は何を決めたのか
ウソ1─放射能汚染について
ウソ2─汚染された農地の「きれいな」農産物について
ウソ3─新聞向け報道について
2 この世の生活は原子炉とともにあるのか 381
─共産党政治局の白熱の議論
一味の利益
「炉の安全性は組織面や技術面の対策によってではなく、
物理法則によって保証されなければならない」
「あなたはどの原子炉を選ぶのか」
解説(今中哲二) 404
機密議事録解題/年表 413
訳者あとがき 416
佐藤栄佐久元福島県知事が、外国特派員協会での会見で、いっておられる。
「日本の原発事故、チェルノブイリ事故を起こしたロシアのような、ファシスト的構造がひきおこした。」というようなご意見だ。ごもっとも。ご本は英語版が必要だろう。
(個人的には「ソ連の衛星国政権のようなファシスト的構造」か、「アメリカというファシスト宗主国の属国ファシスト支配構造」の方がより適切と思うが、些細な違い。)
つまりは、ハワード・ジンが講演で語っている通り「ひとつだけ覚えておくように、国家は嘘をつくものなのです。」
アラ・ヤロシンスカヤ チェルノブイリ・極秘 感想
DOL特別レポート・ダイヤモンド・オンライン 2011/4/20記事は、チェルノブイリ事故処理班の生存者が語る凄惨な過去と放射能汚染への正しい危機感
「政府発表を鵜呑みにせず自分の身は自分で守れ」
この二つの本をまとめて絵に描いたような、下記のビデオがある。
Chernobyl:A Million Casualties
JapaneseNUDGE TEXT
2011年4月19日 (火) アメリカ, ロシア, 地震・津波・原発・核 | 固定リンク
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