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愛だって金で買える、と言った男もいた

「東海アマ」経由で知ったニュースである。
特に今日性は無いニュースだが、警察というものはこの程度のもの、ということを国民は常識にしたほうがいいだろうと思って転載した。
ついでに言えば、教師というもの、弁護士というもの、新聞記者というもの、科学者というもの、すべて専門家という連中を日本人はやたらと畏敬する傾向があるが、彼らの大半は「資格試験に通っただけの人間」「専門家としての演技に長けているだけの人間」だ、と私は思っている。
プロスポーツ選手や小説家、漫画家などのように、パフォーマンスや作品が大衆の前に常に示されている存在ならば「本物か偽物か」は明らかだが、逆に、そういう人々は今度は「誰が彼らの仕事を、どう評価するのか」という問題にさらされる。そして、たいしたこともない仕事が高く評価されたり、つまらない仕事が巨額の報酬を得たりする一方で、歴史的な偉業がほとんど無評価のまま埋もれていったりする。
まあ、そういうものである。
例によって、引用記事から大きく脱線したが、まあ、記事は記事本文に語らせればいい。





(以下引用)



愛知・警官脅迫:「内通者」揺れる県警 山口組系に漏えいか 警部脅迫で証言続々

毎日新聞 2013年06月30日 東京朝刊

脅迫事件で浮上した内通者問題
脅迫事件で浮上した内通者問題

 ◇「最高2000万円で買収したと聞いた」

 愛知県警が揺れている。暴力団捜査を担当していた警部を電話で脅したとして脅迫罪などに問われた男の公判で、「県警に内通者がいた」との証言が相次いでいるからだ。男は、指定暴力団山口組のトップ2人の出身母体である弘道会(本部・名古屋市)と密接な関係にあったとされ、日本最大の暴力団に捜査情報が漏れていた可能性が出ている。

 「警察に内通者がいると確信した」。4月23日、脅迫の被害者とされた警部は名古屋地裁の証言台で断言した。名古屋市を中心に展開する風俗店グループ「ブルー」を率いる佐藤義徳被告(55)の公判でのことだった。

 起訴状などによると、佐藤被告は、自宅新築計画が住民反対運動で進まないのは県警組織犯罪対策課にいた警部の妨害だと邪推し、2010年7〜8月、警部の自宅や携帯電話に「娘がどうなっても知らないぞ」などと5回にわたり、部下を使って脅迫電話をかけたとされる。警部は、ブルーを弘道会の資金源とみて捜査していた。

 警部の証言によると、電話を掛けてきた男は捜査班の名称を挙げ、「10日くらい前(家族を守るための)保護願を(県警に)出したでしょ」などと、県警幹部ら数人しか知らない情報を語った。「警察の動きは全て分かっているぞ、という脅しだと理解した」と警部は振り返った。

 5月28日には、元県警捜査員(10年退職)が検察側証人として出廷。風俗店への摘発情報を佐藤被告に教える代わりに、現金などを受け取るようになったことを認めた。ただ警部によると、脅迫があった当時、元捜査員は捜査情報を知る立場ではなかったという。

 「『警察の人もお金で買える。一番ランクの上の人で2000万円で買った』と(佐藤被告が)言っていた」と、佐藤被告と交際していた女性も同日の法廷で証言。複数の警察官が買収されていた可能性が浮上している。

 県警は10年に「弘道会集中取締総合対策本部」を設置し、同会ナンバー2など有力幹部を次々に逮捕、資金源とみられる企業を積極的に摘発してきた。県警幹部は「現役警察官の中に内通者がいる証拠が得られれば、捜査に乗り出す」と語気を強める。

 愛知県弁護士会で民暴委員会委員長を務める渡辺一平弁護士は「一部の警察官による癒着が、暴力団排除の機運をそぐことになりかねない。徹底的にウミを出し切ることが必要だ」と指摘する。

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