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「あまちゃん」鑑賞法

NHK朝ドラのことはしばらく書いていなかったが、今季の「あまちゃん」、かなり面白いです。
私は宮藤官九郎作品にはこれまであまり触れたことが無かったのだが、上手いわ。それに、俳優陣がまさに適材適所。古田新太なんて、他のドラマでは何がいいのか分からなかったが、これで初めてその良さが分かった。宮本信子も、伊丹作品よりずっと肩の力が抜けて魅力的だ。
そして、主役の脳ねん、じゃない、能年玲奈は、これはマリリン・モンロー以来の偉大なアホキャラ女優である。演技がまったく演技に見えない。まったくのアホに見える。(ほめてます。)昔の富田靖子風の「普通に可愛い」という顔がまた好感が持てる。橋本愛の典型的美少女(しかも分裂症、躁鬱症的ネクラ美少女)との対比がまた素晴らしい。
さて、この朝ドラはもはや半年が経過しており、今さら見ても、と思われる方もいるかもしれないが、ネット時代は素晴らしい。(別ブログでも同じ事を言ったか……。)今は、テレビドラマ感想ブログがたくさんあり、しかもそれぞれがドラマ愛に溢れ、洒落っ気のあるドラマまとめをやっているのである。ある意味、ドラマを見るよりもそうした書き手の感想や突っ込み混じりのまとめブログの方が面白いくらいだ。
一番いいのは、ドラマをテレビで見て、まとめブログをネットで読む、これこそ、最高にテレビドラマをエンジョイする方法である。しかも、見落とした回は、過去ログを見ればOKだから、今から半年分読んで「あまちゃん」鑑賞に参加してもまったく問題無い。
ということで、そうした感想ブログの一つを紹介しておく。「トリ猫家族」というブログだ。他にもいろいろあるが、私は今のところ「見取り八段、実ゼロ段」(だったかな?)というブログと「トリ猫」のお世話になっている。




(以下引用)





2013年07月03日




「あまちゃん」 第14週 おら、大女優の付き人になる 第81話

 さて、予告でユイがやさぐれることは承知の助だったんだけど、その理由まではわからなかったのよね・・
まさか、あのよしえさん(八木亜希子)が失踪してしまうとは・・・・(;゚д゚)
春子(小泉今日子)と会った後、財布ひとつだけ持っていなくなったそうな。

 1週間後、ストーブさん(小池徹平)が捜索願を出したので警察も動きだしましたが、よしえさんの足取りはつかめなかった。
駅の構内にも手作りの『たずね人』ポスターが貼られております。

「魔ぁが差したんだべな~
介護が一段落してさ、おらの人生これでいいのかって考えたんだべな」長内(でんでん)
「まぁ、もともと、あの嫁はこっちの人でねえべ?」かつ枝(木野花)
「山の手のお嬢様だっつう話だ」弥生(渡辺えり)
「盛岡で女子アナやってて、二十歳そこそこでお見合い結婚して・・・」美寿々(美保純)
「根っからのサブレだ」弥生
「・・・・・・・・・???」
「セレブだと思う」花巻(伊勢志摩)
「鳩セレブだぁ」弥生
「まぁ、何にしろ最近の嫁っこは根性が足りねぇ」かつ枝
「んだんだんだ!お高くとまって近所づきあいしてねえから、こういう事になんのだ!」弥生

「でもな、あんなに若くてきれいな嫁ごもらったら、おらだって外さ出さねぇべ」今野(菅原大吉)
「何だと・・この野郎!」弥生
今野家の夫婦がケンカをおっぱじめちまったぞ・・・

 てか、アキのことでは親身になってくれていた海女のみんなが突き放すような言葉を放ってる・・・
きっとみんな、なんで頼ってくれなかったんだよ・・って無念の気持ちなんだろうな。
よしえが一言声をかけてくれたら、いくらでも力になってくれただろうに。
それが、辛いんだべ。

「おめぇらみでえな夫婦なら、いがったんだがな。
普段から誰にもはばからず、掴み合うような夫婦なら心配ねぇ。
ところが、おめぇの母ちゃん完璧主義だべ。
才色兼備にして良妻賢母か?そういう女は案外もろいんだよ」夏(宮本信子)
「黙って・・・」春子

 前にユイちゃんが、今の生活を肯定するよしえの言葉は「全部嘘」って、言っていたけど本当にそうだったんだろうか・・
それとも、こうなってみて初めて、人生の選択を間違った・・って後悔しちゃったのかな・・
真面目な人は、プツッと切れちゃうんだよな・・・もっと適当にやれたら楽になれると思うけど。





「確かに母の口から不満も愚痴も聞いた事ないです。
だから、てっきり幸せなんだと思ってました。
父の介護も進んでやってるとばかり・・・何で気付かなかったんだ・・・・」ヒロシ
「そう自分を責めんな、ストーブ」大吉(杉本哲太)  
って、「ストーブ」って、すっかり公称になっちゃってんのね・・(´∀`;)
「そのうちひょっこり帰ってくるべ」
「お父さんは?足立先生は知ってんのか?」菅原(吹越満)
「まだです。様子見てもうちょっと回復したら話そうと思います」ヒロシ
「んだな。ショックで、また倒れても困るもんな」長内
「ユイちゃんは?」春子
「東京行き、諦めたのか?」大吉
「親父の面倒は俺が見るから行けって言ったんですが・・・・あいつも・・・そこまで子どもじゃねぇから」ヒロシ

 子供じゃねぇけどさ・・・子供じゃねぇ選択はキツイもんだ・・
やっと行けるって思ってたのになぁ。
アキもユイの事情を聞いたようで、電話にメッセージを残したんだけど、今のユイには東京にいるアキの言葉は聞きたくもないよね。
 水口(松田龍平)も話そうとしたんだけど、携帯切られちゃった。

「なして・・・なして神様はユイちゃんにばっかり意地悪すんだべな」アキ(能年玲奈)
「大丈夫。この逆境乗り越えたら、ユイちゃん強いよ」水口
「無敵のアイドルだよ。んだども、不憫だべや。
ユイちゃんの方が、おらよりめんこいのに・・・華もあるのに・・・」
「・・・・・・・・」
「『そんな事ないよ』とは言わないんですね」
「ああ・・・」

 だって、そんな事なくないもんね。
水口がそんなそらぞらしい事言う訳ないじゃん・・・( ̄ー ̄)
って、水口は重大な要件があってアキを社長の元へ連れて行くとこでした。

 にゃんと、マメりんの乗っていた車が追突されて、むち打ちで全治2週間の負傷したそうな。

じぇじぇ~ヾ(ll'jj')ノ」アキ
「・・・・・・・・・・・・」太巻
「・・・・・・・・・・( ̄▼ ̄)・・・・え?」
「( ̄ー ̄)ニヤリッ ・・・笑った。水口!この子、笑った!」太巻(古田新太)
「いやいや・・・」アキ
「そりゃそうだよな。シャドウだもんな。この日のために、ず~っと奈落で頑張ってんだもんな」太巻
「は、はい・・・じゃあ、今日から・・・」アキ
「今日から何?」太巻
「今日からステージに立てるんですか?」アキ

 そんなに簡単にチャンスが回ってくる訳ないべ。
てか、アキ、どの曲ももうすっかり踊れるようになったのか?

 マメりんには、もうひとつ事情があった。
事故はイケメン俳優の車に乗っていて遭遇したらしい。
アメ女は恋愛禁止、なのに男性の車に二人っきりで乗っていた、コレはまずいよね~
しかも、その事が女性誌に載ることになっちゃったんで、その俳優は事実を認めた内容のFAXを流したんだって。
で、太巻さんは強制的に「体調不良」って事にして休ませる決断をした。
んが・・・マメりんはそんな命令に大人しく従うおなごじゃなかったべ・・・

「私、出ます!」マメりん(足立梨花)      って、アンタ、首にそんなの巻いて?ゞ( ̄∇ ̄;)
「マメりん・・・」太巻
「シャドウなんか要りません!休みたくない。穴開けたくないんです。お願いします!痛っ!」
「落ち着いて、有馬。頭上げなさい」水口
「今日ステージに立つと、マスコミが殺到するぞ。釈明を求められるぞ。いいのか?」太巻
「構いません。私には、やましいところありませんから」マメ
「相手の男は?」太
「会った事ありません」マメ
「本当なのか?」太
「はい」
「俺の目を見て言えるか?」
「はい」
「よし、出ろ。俺が責任を取る」
「ありがとうございます!」

 なるほど~かなり肝の据わったおなごじゃわい。
たとえ自宅に恋人を連れ込んだところを撮られたとしても、「トランプをしていただけです!」と言い切れるんじゃろ。
堂々と嘘をつけるずぶとさ、これが生き残るために必要なんかね~
 
 そして「ピンチをチャンスに変える」・・・・
この事故をきっかけにマメりんを初心に返らせ彼女の魅力をパワーアップさせる、太巻さんのそんな意図が見えました。
最初っから、アキにシャドウをやらせる気はなかったのでしょう。

「予想どおりの展開だな。
ごめ~ん。マメりんのシャドウやってる限り、君は奈落からはい上がれない」太巻
「それじゃ、かわいそうだから社長がチャンスをくれるそうだ」水口

 水口はアキを無頼鮨に連れていきましたぞ。
そこには、いつものように鈴鹿さん(薬師丸ひろ子)・・・と、そのスタッフらしき方たちが・・・

「ここにいるのが、BS時代劇「静御前」のスタッフです。
という訳で、明日は8時回しだから、6時半西口玄関。よろしくね」鈴鹿
「・・・・・・えっ?えっ?・・・えっ・・・水口さん?」アキ
「すいません、彼女まだ何も」水口
「あ~ら、そうなの?付き人を探してたの」鈴鹿
「えっ、おらが?」アキ
「『おら付き人になるだ~』の巻よ。フフッ、お願いね」鈴鹿
「あららら・・・・どうすべぇ。
ちょっと・・考えさせてもらっていいですか?」アキ   いやいやいや、おめぇに断る権利はないべ・・ヾ(^o^;)
「じょじょ」

「すいません・・・・まだ子どもなんで」水口
「あの・・・何で私なんですか?ひょっとして同情してんのですか?」アキ
「じょじょ。
何で、私がアンタに同情しなきゃなんないの?」鈴鹿
「ごめんなさい。2回もごちそうになったから・・・」
「アンタ、私よりかわいそうだっていうの?
冗談じゃない。私だって随分かわいそうよ。負けないよ」
「でも、だって、有名な女優さんじゃないですか」
「それが何?有名な女優さんだから幸せだっておっしゃるの?
アハハッ、ちゃんちゃら可笑しい。アンタに私の何が分かんのよ」

「すいません。まだ子どもなんで」水口
「今日は何かいろいろあったんです。
親友が・・・田舎から出てくるはずだった親友が来れなくなったりとか・・・」アキ
「お父さん倒れちゃったんでしょ?しかも、お母さんが失踪して・・・」鈴鹿
「やだ、何で知ってるんですか?」アキ
「彼から聞いたのよ」鈴鹿
「じぇじぇ!」アキ

 にゃんと、カウンターの奥から鮨職人ふうの種市先輩が(福士蒼汰)・・・
これこそ、ゞ( ̄∇ ̄;) オイオイだよ・・・
田舎に帰らなかったのはいいとして、なぜに寿司職人?全く方向性違うべ!
634の方はやっぱり嫌だったのかい?

「『じぇじぇ!』か。
あっ、だよねぇ~!「じょじょ」は「奇妙な冒険」よねぇ~!アッハッハ!」鈴鹿
「君、確か・・・「潜水土木」の・・・」水口
「どうも・・・」種市
「「どうも」じゃねぇべ、先輩!田舎さ帰るんじゃなかったのか?」アキ
「やめた。ここで働く事にした」種市
「何でだよ。ユイちゃん、今大変なんだぞ!帰ってやったらいいべ」アキ
「うるせぇな。俺には俺の考えがあんだよ」種
「この間の説教が効いたみたいだよ」大将(ピエール瀧)
「せ・・・説教?」アキ
「あれから~2~3日後かな、訪ねてきたの。ここで働きたいって。
まぁ、うちも、ちょうど若いのが辞めたとこ・・・」大将

「じぇじぇじぇじぇじぇ、参ったな・・・・」アキ
「・・・・で、どうすんのお?付き人やんの?やんないのお?」鈴鹿
「あぁ・・・え~っと・・・・」アキ

 結局、アキは付き人をすることに決めました。
マメりんのシャドウでいる限り、チャンスが来ないのを実感したこともあるけど、大好きな女優鈴鹿ひろ美のそばにいられる仕事がおもしろそうに思えたのかな・・・
水口が気になること言ってたけどね。
「ただ、天野、鈴鹿ひろ美・・・かなり面倒くさいからね」

 まぁ、女優さんだもんねーーー面倒くさくてナンボでしょうよ。
それに、アキの鈍感力なら、面倒くさくても乗り切れそうな気がするぞ。
てか、GMT構想、頓挫か?
未だに5人しかいねぇし・・・その一人に別の仕事やらせるって・・・付き人って忙しいんでしょ?
アイドル修行と二足のわらじでやっていけるのかい?

 その報告をユイの携帯に入れるアキでしたが・・・・
北三陸の留まらざるを得なくなったユイは・・・すっかりやさぐれ・・・ヤンキーと化し、妙な男とつるんで吉田を怯えさせたのでした・・・

 (TmT)ウゥゥ・・・ユイよーーーすっかりファッションも変わっちまって・・スウェットが馴染んでるだよーーー
やっぱり、ユイは東京へは行けない運命なのか・・・
北三陸で東京を呪いながら生きていくのかーー? 
ユイ・・・今こそ、みんなを頼ってけろ・・・

 第1週(第1話~第6話) おら、この海が好きだ! 
 第2週(第7話~第12話) おら、東京さ帰りたくねぇ
 第3週(第13話~18話) おら、友達ができた! 
 第4週(第19話~第24話) おら、ウニが獲りてぇ
 第5週(第25話~第30話) おら、先輩が好きだ!
 第6週 おらのじっちゃん、大暴れ
 第31話 第32話 第33話 第34話 第35話 第36話
 第7週 おらのママに歴史あり 
 第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話
 第8週 おら、ドキドキがとまんねぇ
 第43話 第44話 第45話 第46話 第47話 第48話
 第9週 おらの大失恋
 第49話 第50話 第51話 第52話 第53話 第54話
 第10週 おら、スカウトされる!?
 第55話 第56話 第57話 第58話 第59話 第60話
 第11週 おら、アイドルになりてぇ! 
 第61話 第62話 第63話 第64話 第65話 第66話
 第12週 おら、東京さ行くだ! 
 第67話 第68話 第69話 第70話  第71話 第72話
 第13週 おら、奈落に落ちる
 第73話 第74話 第75話 第76話 第77話 第78話
 第14週 おら、大女優の付き人になる 
 第79話 第80話




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HN:
酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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