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岡田仙石玄葉がやめる? 万歳!

「株式日記と経済展望」の「私のコメント」部分を転載する。論評対象となっている記事は、亀井静香副総理誕生の可能性について述べたものである。
菅内閣の一番の問題は、実は菅総理自身ではなく、仙石、岡田だろう。枝野はただの内閣の道具的存在であり、玄葉・前原という松下政経塾出の米国スパイ政治家たちが内閣の一番の癌である。その癌たちが、自分たちから「やめるやめる」と言っているのは、日本のためには万万歳である。
もしもそれが実現して、菅総理退陣前に内閣から売国政治家を一掃できたら、菅総理も案外立派な仕事をして退陣したということになるのではないか?


(以下引用)


(私のコメント)

政界は複雑怪奇の世界であり、魑魅魍魎が住む世界で、菅総理は延命のためならなんでもする覚悟を固めたのだろうか? 仙谷氏は野田財務大臣を総理にする構想だったのでしょうが、菅総理は反小沢をかかげて総理になったのですが、今度はその小沢ー亀井ラインと手を組んで延命を図ろうというのだろうか?

政界は、昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵と言う世界であり、なんでもありの世界だ。菅総理にしてみれば延命になるとなれば小沢ー亀井ラインと手を組んで、仙谷ー野田、岡田、枝野を切るかもしれない。昨日も書いたように民主党は野党の寄せ集めであり、政策理念はばらばらだ。いわば民主党内でクーデターが起きるような出来事が進行しているのだろうか?

菅内閣は既にレイムダック状態であり、今月中にも辞任の方向は確定的だった。しかし後任の総理は野田氏が急浮上してきたとたんに、菅総理は亀井氏と会談を組んで、亀井氏の内閣改造で延命を図ることを決断したように見える。つまり敵であった小沢氏と手を組んで仙谷ラインを切り捨てる。菅氏にすればどっちみち後がないから、内閣改造で中央突破を図るつもりのようだ。

最終的には民主党の両院議員総会で決まるのでしょうが、「一定のメド」とはいつの事になるのか全く分からなくなってきました。「株式日記」ではポスト菅は亀井内閣を期待してきましたが、実現性は全くない。鳩山内閣の時には鳩山ー小沢ー亀井の三氏が政権を仕切っていましたが、菅内閣では反小沢で三氏は外されていた。

しかし菅氏と仙谷氏は必ずしも一体ではなく、仙谷氏の政治手腕は小沢氏や亀井氏に比べると必ずしも大きくはない。自民党との大連立も模索していたようですが、小沢氏や亀井氏に比べると自民党とのパイプは無きに等しい。政界は蛇の道は蛇で裏では何が起きているかわからない。国会では法案を通すためには自民、公明と話をつけなければなりませんが、仙谷、野田、岡田ラインでは無理だろう。

菅総理自身は政治理念も何もなく総理でいること自身が目的化してしまっている。果たして菅内閣は内閣改造で乗り切れるのか乗り切れないかは20日の内閣改造と22日の両院議員総会で決まるだろう。このような中突破策は中間派がどう動くかによって決まるだろう。ポスト菅は前原氏や原口氏なども名前が上がっていますが、仙谷氏の押す野田氏との後継争いもからんでいる。

亀井氏は菅総理に「救いの手」を出すことで小沢路線との和解を申し出ましたが、菅総理はこの話に乗るような雰囲気だ。本来ならば鳩山氏が小沢路線との和解をすべきなのでしょうが、不信任騒動で政治力を失い、亀井氏が仲介役に乗り出してきたのでしょう。マスコミでは小沢氏も政治力を失ったと書くところもありますが、菅氏が小沢、亀井ラインと協調すれば中間派はまた小沢路線にどっと集まる。

民主党の新人議員にとっては党の公認がもらえるかどうかが最重要課題であり、誰が党運営をするかで中間派の取り込みが決まる。亀井氏が復興担当大臣になると言う話もありますが、辞任するも内閣改造するにも菅総理の腹一つで決まってしまう。総理大臣を途中で「辞めさせる」には国会で不信任になるしかない。

現状では参議院で法案がストップしてしまうから、自公の協力がなければ国会の機能はストップしたままだ。仙谷氏はいろいろと策を模索したようですが、仙谷氏は野党を取り込めるだけの政治力がない。菅氏が辞めない意欲を見せているのは亀井氏の内閣改造を受け入れて突破する覚悟があるからだろう。

菅総理は延命になるのなら、野党も取り込んで仙谷一派を排除する内閣改造に賭けるだろう。一番切られる可能性の高いのが玄葉光一郎国家戦略担当相であり、追い込められているのは菅総理ではなく仙谷氏や玄葉氏のほうだろう。今日の朝からの報道番組を見てもこのような動きを報道していないのは不思議だ。

あまりの想定外の動きにマスコミがついて行けないのだろう。また政治評論家も発言していませんが、内閣改造が成功して菅政権が生き延びたら小沢氏の報復が怖いからだろう。玄葉氏は菅総理が辞めなければ辞任すると言ったそうですが、菅総理には渡りに船になる。


◆玄葉氏「首相辞めないなら閣僚辞任」刺し違え作戦の行方は… 6月18日 産経新聞


玄葉光一郎国家戦略担当相(民主党政調会長)が、首相が退陣時期を明確にしないなら閣僚を辞任する意向であることが分かった。自民党の石原伸晃幹事長が18日に山口県内で行った講演で明らかにした。土俵際で粘る首相と、辞表片手に刺し違え作戦に出る閣僚-。政権内部の駆け引きはさらに激しくなってきた。(坂井広志)

 「玄葉氏が(自民党の)石破茂政調会長に『子ども手当修正の3党合意を首相に持っていき、首相が辞めないと言ったら私は辞表を出す』と言ったそうだ」

 石原氏の講演は“暴露大会”の様相を呈した。

 民主党の岡田克也幹事長については「『暇になるから、これからもよろしく』と言った。首相と刺し違えるかもしれない」とあおり、仙谷由人官房副長官が「『辞める、辞める』と言っている」とも明かした。(後略)




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