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夕凪の時代

「イランラジオ」から転載。同種の記事はたくさんあるが、冷静な第三者的立場からの報道として、ここから転載することにした。
まあ、放火、破壊されたのがトヨタやパナソニックという「グローバリズム企業」「経団連企業」だから、ざまあみろ、という気分もあるが、これで日本対中国の経済的関係が冷え込むのは確かだろう。経済的関係は政治的友好関係の土台でもあるから、個人的な趣味でだけ発言するのは控えておく。もう言ったけど。
何より、その工場で働いていた中国人労働者たちは働く場所を失ったわけで、常に労働者目線で考える私としては、国籍を超えて、彼らに同情する。
しかし、これによって企業の安易な海外移転が危険であることも分かっただろう。安易な、と限定するのは、そういう「政治リスク」を考慮しても十分にペイする海外進出もあると思うからだ。もともと国民が親日的である上に、さらに親日的なプーチンが大統領であるロシアとの合弁事業は、おおいにメリットがあり、危険性は少ないと私は考えている。もちろん、プーチンが失脚したら、という可能性もあるにはあるが、それはどこの国でも起こり得ることだ。
若くて活力のある人間なら、簡単なロシア語会話でも習ってロシアと日本の架け橋になってはどうか。水面下ではすでに格差社会、身分社会が固定化している日本にいるよりはいい選択かもしれないよ。日本の国土や食料の放射能汚染を考えても、海外脱出は悪くはない案だろう。
まあ、3.11と福島原発事故で、ある意味、小松左京の「日本沈没」が半分実現したようなものだから、これからは日本人海外脱出という、小説後半の話になるわけである。
で、若い人間がいなくなった日本で我々老人たちは優雅にのんびりと死を待つのである。そうなるとマスコミも企業も老人をちゃんと考慮した文化を作るだろうから、本当に優雅な文化が生まれるかもしれないよ。まあ、「夕凪の時代」の到来である。


(以下引用)

2012/09/16(日曜) 21:56
日中の政治対立は、在中国日本企業にとって頭痛の種



中国にある日本のパナソニック社の工場と、トヨタ自動車の販売店が、中国人の抗議者により放火されました。




イスナー通信の報道によりますと、数週間前から尖閣諸島の領有権問題をめぐって、日本と中国政治的な対立が激化しているということです。

また、これにより、中国人が抗議行動に走り、一部は暴徒化して同国にある日本の工場を破壊しました。

最新の事件では、中国人の抗議者らが同国にあるパナソニック社の工場と、トヨタ自動車の販売代理店を襲撃し、その一部に放火しています。

日本の野田総理大臣は、中国政府に対し、中国在留邦人の安全を維持するよう警告しました。

ここ数年、人件費や原材料費が安価であることを理由に、多くの日本企業が、その工場施設の一部を中国に移転させています。

中国は現在、世界最大の自動車市場であり、電気製品の分野でも世界最大の市場に数えられています。

国際金融情報サイト・ブルームバーグの報道によりますと、これ以前に、中国における日本製の自動車の販売業績は、中国での反日デモの高まりを受け、著しく低下していると発表されています。



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