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ジャーナリストの品定め

今の時代は、専門のジャーナリストよりも、民間の人間のほうが世界情勢の真実や政治の裏側をよく知っていたりする。個人が個人と対面して得られる情報も必ずしも真実ではないから、日常的に政治家や経済人と付き合っているジャーナリストでも、真実など何一つ分からないということもある。つまり、ジャーナリストは権力の道具なのであり、「彼ら」にとって都合のいい情報を書かせればそれで役目は終わりなのである。
だから、今や世間の人間の多くはマスコミを「マスゴミ」と呼び、その報道などほとんど信じていない。
しかし、マスコミの中にも誠実な書き手は多少はいる。小泉・竹中路線に反対してマスコミに干されていたころの森田実もその一人だろう。今はどうかは知らない。以下に転載する本澤二郎なども、まあマシな部類である。ジャーナリストでマシな部類というのは、これは最大級の褒め言葉だ。それほどにマスコミはひどいということだ。


(以下「日本の風景」より引用)



 衰退するアメリカと日本である。時代は大きく動いている。原発事故が止めを刺す日本である。脱原発は人類からのメッセージでもある。それは本当の独立を手にする警鐘でもある。そう自覚をする政治指導者の決起が求められているのだが、正直なところ、数は少ない。
 しかし、小沢と鳩山が決起したことは明るい材料である。自立する日本へと舵を切る東日本大震災にしなければなるまい。
<CIA網は官僚・政治家・学者・ジャーナリストなど多彩> 言及するまでもないだろう。CIAの網は、まるで蜘蛛の巣のように張られている日本である。彼らと関係する者たちが社会の指導層を占める日本である。政治家はいうまでもない。霞が関の官僚が全てそうである。大学のポストもワシントンの意向が反映されたりしている。
 抗する原子力工学の専門家が一人京都大学にいることが判明した。全てを絡め取ることは不可能なのだ。ジャーナリストの世界にもいる。大手の新聞・テレビ界に潜んで、ワシントン向けの情報発信に貢献している。
<国民奉仕の人間に> 国民に奉仕する人間でありたい。そうしてこそワシントンと対等に渡り合えるだろう。それをアメリカ国民も願望していることを理解すべきだろう。

 売国奴は人間としてもっとも恥ずべきことである。自立する人間こそが、自由で民主主義を口にする資格者なのである。
2011年5月22日9時45分記



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