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「噬ごう、賁、剥、復」の占断

21:噬ごう(「ごう」は口へんに盍)(火雷ぜいごう)【○×○ ××○】「噛む、刑罰」

願望は必ず通る。邪魔な存在は噛み砕いてよし。

*口の中に物がある象で、それを噛み砕く意味である。法の整備、刑罰の実行などに適しているらしいが、まあ、普通人の場合には眼前の邪魔ものは除去できるから大丈夫、という卦か。

22:賁(山火賁)【○×× ○×○】「装飾」

賁(ひ)は通る。小さな事を実行する分には良い。

*山の下に火がある卦で、賁とは飾りを意味するらしい。火は「文明」「装飾」を意味するので悪くないが、前途に山という険難があるので、遠くまでは行けない。無理に行けば、当然遭難する。

23:剥(山地剥)【○×× ×××】「剥落、侵食」

剥の卦は、何か野心的な企てを実行するのには良くない。上に立つ者は(守りの姿勢で)、下の暮らしを手厚く援助し、彼らの安らかな暮らしを守るべきである。

*たったひとつの陽爻が、下から攻め上がる陰爻に侵食される象である。山自体が「停止」「険難」の意味があり、下も陰柔で頼りにはできない。あまり動かず、慎重にすべき時である。見方を変えれば、山の剥落(富の移譲)が地そのものを豊かにする、と見て、上に立つ人間が下の人間の福利厚生を手厚くする意味に取れる。それで地(人民、下支えする人々)が豊かになれば、自然と次の卦である「復」に社会や情勢は向かう。

24:復(地雷復)【××× ××○】「一陽来復、復帰」

復(の卦)は通る。出処進退、すべて問題は無い。「一陽来復」の状況から友も集まるが、それで特に咎はない。反復は(仕事、学び、人間関係)すべての根幹であることを肝に銘じるなら事業や計画を実行するのもよい。

*全陰の卦の中から一番下に陽爻が出現し、陽気が回復する象である。下卦の「雷」は、それ自体、動き、特に「最初の動き」を象徴している。凍土からの春の芽生えを思わせる卦で、まさに一陽来復を示す目出度い卦だ。不運だった人はこれから好運に向かうと見ていい。ただし、運気の上昇に浮かれず、「反復」は物事を成し遂げる基本であり、地道な作業や良い習慣の継続を軽視しないことである。





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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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