忍者ブログ

今の学問は宗教化していないか?

「播州武侯祠遍照院」から転載。



(以下引用)



論語は儒教の入門書、易経は奥義書といった位置付けである。
その儒教では、真と呼べるものは何ひとつないと考えていて、そのため、儒教の典籍には、真という字は一度も出てこないのである。
老荘などには真の字が出てきて、その道の至極を説くときに、それを真(真理)と呼ぶ。
しかし、真が本当に真であるか否かは、合理的に説明ができないものである。
儒教は思想、哲学、宗教といったものではなく、言うなれば社会を安泰にするための学問なのである。
学問であるのなら、それは仮説の積み重ねでしかないわけであり、それを真理だとするわけにはいかない。
真理という言葉を持ち出せば、そこで学問的考察はストップしてしまい、それが真理だと信じる必要が出てくる。
真理を信じるのは学問ではなく宗教である。







拍手

PR

ヤギは日本列島を避けて東に消えた

「in deep」から記事の前半だけ転載。後半が本題のようだが、前半だけでお腹一杯、という感じなので後半はまだ読んでいない。(なお、「in deep」は、「 in darkness」すなわち現在の「 darkness」とはまったく別ブログで、残酷写真が冒頭に載っているのは後者である。まあ、どちらも「in」で始まり「d」が続くという似た言葉だから、私も最初は戸惑ったのだが。「in deep」は宇宙的思考のブログとでも言ったらいいだろうか。まったく「dark」な感じは無い。もっとも、この宇宙全体の変化によっては地球自体の消滅もあるわけで、それを気にし出したら心も暗くはなるだろうが。)
引用部分前半の「日本列島の水不足」は、今年の夏以降に深刻化する可能性がある。本当に、歴史的な「カラ梅雨」になってしまうのではないだろうか。現段階でダムの貯水率が「2%」! 「20%」ではなく「2%」である。そういうダムもあるのである。政府は今からそういう水不足に備える必要があるはずだ。水道民営化などと馬鹿なことを言っている場合ではない。
引用記事後半は、「悪魔」の主な性質が「分かりにくさ」である、という、私にとって新しい知見が書かれており、備忘的に保存する。確かに、我々は得体の知れない存在に恐怖と不安を感じる。ほとんどの異邦人迫害はそういう「自分と違うもの」すなわち「自分の理解を超えているもの」への恐怖や不安から起こっている。
引用記事が長いので、詳しい考察はいずれまた、としておく。


(以下引用)





2013年06月13日


地獄の夏の意味: 消滅しつつある太陽黒点の中で恵みの雨だったはずの「山羊」は日本列島をスルーして






▲ 現在の太陽黒点の様子。もはや太陽活動最大期に向かう太陽の黒点数ではなくなっています。



▲ 最近の黒点数の減り方。 NICT 太陽黒点情報 より。

--






ほとんど水の恩恵をもたらさなかった台風3号 ヤギ


昨日、知り合いの方からメールをいただきました。
農業をされている方です。

関東より西にあたる地域の方なんですが、水不足は大変なもののようです。

メールの中には、




隣町では、農業用水の井戸が枯れてしまい、ポンプアップできないために、田んぼがひび割れているそうです。このままだと雨乞いしてもらわないとダメかなあと近所の皆さんも真剣に話しています。

こんな年は初めてだと年配者が嘆いています。




など、他にもいくつかの深刻な様相が書かれていました。

先日の「西日本に覆い被さる「龍の顔」を見て思い出す日本で最強の火山:薩摩硫黄島」という記事では、台風3号の水の被害を心配していたりもしていたのですが、予測はさらに裏切られ、この台風は、ほぼ完全に日本列島をスルーしていきました。

私の住む関東あたりでは多少の雨は降っていますが、しかし、この2日間ほどの雲の動きを見ていましても、水不足が大きく解消した場所はほとんどないような感じに思えます。

Google のニュース欄などで「水不足」で検索しますと、下のように、日本列島の非常に多くの地域で、水不足が深刻化している報道がなされていることがわかります。





ダムの貯水率も、国土交通省のデータを見ると、貯水率が 50パーセント以下のダムがかなり増えていることがわかります。

下の図は、全国ダム貯水率マップというサイトのものですが、縮小していて、わかりにくいかもしれないですけれど、「赤」の丸のダムが貯水率 50パーセントを切っているダムです。




上のサイトでは、地区別に詳しく見られますので、気になる方はご覧下さい。


しかし、実はこの「貯水率の危機」というのは、私の最も身近なダムで顕著に起きていることでもあるようなんです。

私の住んでいるあたりの水源について詳細についてはわからないですが、少なくとも私の住んでいる場所から近い水源のひとつに「秩父」というところがあります。そして、下は、先日の NHK のニュース。



▲ NHK より。


「貯水率2パーセントって何じゃい!」とは思いましたが、まあしかし、実際そのようなことになっているようですので、2パーセントは2パーセントのようです。数字上では「枯渇」に近く見えるのですが、記事によりますと、「仮に貯水率が0%になってもダムの湖底には一定の水が残るため、現在も放流を続けていて田植えなどへの影響はない」というようなことが書かれてありましたが、しかし、心許ない数値ではあります。

いずれにしても、台風3号は、これらの水不足を多少解消していってくれるのではないかと思っていたわけですけれど、今のところは、どうやらあまり貯水率には影響しないようです。



ヤギの由来

ところで、この台風3号のアジア名は「Yagi (ヤギ)」というものなのですが、先日の記事では、「この台風3号の英語名は YAGI (ヤギ)ですが、意味はわかりません」と書いたのですが、意味がわかりました。

ヤギは山羊でありました。
つまり、日本語です。

台風は、日本では仮面ライダーのように「1号」、「2号」というような番号で管理されますが、ハリケーンを含めて海外の多くでは台風には名前がつけられます。台風にも、日本名の「台風3号」というような数字以外に、アジア名が英語でつきます。

その由来が、台風 - Wikipediaに説明されていました。




アジア名

2000年からは台風の国際的な呼称としてアジア名が使用されている。アジア名は、米国とアジア各国で構成された台風委員会によって定められたもので、国外では広く使用されている。

アジア名は全部で 140個あり、 140番目の「サオラー」まで使用されると最初の「ダムレイ」に戻るループ。名称の順番は、 2012年現在 3周目に入っている。




ということで、140個の台風の名前が決められているということのようです。

Yagi は 19番目にあります。




つまり、次に発生する台風は「20番目」のアジア名が使用されるということで、次の台風4号のアジア名は 20番目の「リーピ」で、台風5号は、「バビンカ」という名前となるようです。

日本語がつけられた台風のアジア名としては、他に、

5 テンビン
33 ウサギ
47 カジキ
61 カンムリ
75 クジラ
89 コップ
90 コンパス
117 トカゲ

などがあるようです。

89など、「台風コップかよ!」と思わず呟いてしまいましたが、今回の台風が「ヤギ」だったので、星座とかと関係しているのかなとか思いましたけれど、特に関連性はないようです。


ところで、この「山羊」。


私は少年の頃、タロットなどが好きだったこともあったのですが、山羊は西洋では、「悪魔」をあらわすことが多いです。タロットの絵柄のデザインにはいろいろとありますので、ここには載せないですが、タロットの「悪魔」というカードにも山羊の姿の悪魔が描かれることが多いです。

それとタロットではなくとも、五芒星を逆にした「逆五芒星」という形の中に山羊を描く構図もオカルトではよく見られます。



▲ こういうように悪魔的なイメージのロゴとして使われたりします。


ただ、「悪魔」というとイヤなイメージばかりが先行するかと思いますが、少なくともタロットにおいては、その解釈は多様で、「堕落と覚醒の間を漂う」というような意味としてのカードという感じもします。

ふと思って、悪魔 (タロット) - Wikipedia を見てみましたら、その途中に下のような記述がありました。




「悪魔」が最も強調している象徴は「訳がわからない」である。このようにちぐはぐな象徴を一体の像に集約することは「混乱」や「葛藤」といった心理的錯乱状態を示し、「悪魔」を滅亡や破壊へと誘う恐ろしい存在として扱っていると解釈される。

(中略)

一方で、「悪魔」を「救世主」と見ることもできる。悪魔は創世記においてイヴをそそのかし知恵の実を食させたが、見方を変えれば(逆位置)、悪魔の意思がどうであれ、人間にとっては科学を発展させ地球上に種を広げる良い結果をもたらしたといえる。

これは「意図の有る無しに関わらず、当人の望む望まぬに関わらず、結果的に起こる奇跡」、即ちトリックスターを意味する。





今回の台風3号の「ヤギ」も確かに訳がわからないまま消えていこうとしていますけれど、当人の望む望まぬに関わらず、結果的に起こる奇跡というものが、何かあればいいのですけれど。










拍手

未来予測が必ず間違うわけ

「武田邦彦のブログ」から転載。
武田邦彦は評価の分かれる人物だが、地球温暖化詐欺を最初の頃から指摘しており、「白人は人間ではない」という面白い動画(井口博士のブログで知った)では白人の悪行を忌憚なく指摘したりして、支配階級にはいろいろ都合の悪い発言の多い人物なので、「陰謀論者」扱いにされているようだ。支配階級下部工作員のネット右翼たちも、彼を攻撃しているようである。
もちろん私は彼を評価する一人だ。どちらかと言うと私と似たタイプのようで、考えたことを素直にそのまま口に出す性格だと私は見ている。科学者としては慎重さに欠ける感じもあるが、だからこそ面白い発言も多いのである。
下の記事は彼のエッセイだが、彼の人生観が顕れており、その人生観も私に似ている。それは、「未来を見ることは人間には属していない」という「ケセラ・セラ」の歌詞でもある。だからこそ人生は面白いし、極端に言えば、だからこそ人生は生きるに値するのである。先が分かっていたら、生きる必要など無いではないか。
ところが、自分は賢いと考えている人間ほど先の予測をしたがり、未来を自分の手で自分の思い通りにしようとしたがるのである。人間なんて、一秒先には息を詰まらせて死んでいるかもしれない存在であるのに。



(以下引用)*前半省略。


でも、人間のあたまで考えた「将来予測」は、必ず外れます。


予測が外れる原因には二つあり、第一には「人間は、今の知識と状態で正しいことを判断し、それで将来を予測する」からです。


その典型的な一つの例として、1972年のメドウスの「成長の限界」があります。


よく知られているように、この本は「あまりに人間が大量に消費するので、21世紀には現在の文明は破滅する」と結論した書籍です。当時、大騒ぎになり、石油ショックのきっかけになり、今でもメドウスのことを信用している人が多いのです。


でも、メドウスはそこのところはよくわかっていたので、前文で「もしも、現在の状態が続くとしたら」と断り書きを入れて予測しています。


メドウスが将来の地球の環境や資源を計算したとき、メドウスが使った「知識と判断」は1965年当時のものでした。


つまり、メドウスは神様ではないので、自分が研究している時(1965年付近)にはまだ発見されたり発明されたりすることを知らないのです。たとえば、携帯電話は無かったので、電話を引くときには電話線(銅)がいると計算しています。

また、当時は脱硫技術が発達していなかったので、石油や石炭を燃やせば亜硫酸ガスが出ると仮定しています。


だから、メドウスは近い将来、銅が無くなり、大気が汚染されると予測したのです。


・・・・・・・・・


でも、縄文時代、平安時代、そして現代でなぜ、こんなに違うのでしょう。


それほど前のことを出さなくても、おじいさんの時代(20世紀の前半)には、まだ日本には、自動車、テレビ、冷蔵庫、携帯電話、パソコン、エアコン、石油ストーブ、婦人のストッキング、エスカレータ、冷凍食品、スーパー、コンビニ、原発・・・なにもかも無かったのです。


つまり、「10年、一昔」と言うように、人間社会は10年も同じことが続きません。人間は止まっているのが苦手で、前進をつづけていきます。そして「どのように前進するか」ということすら、予測できないのです。


・・・・・・・・・


予測が間違う第二の問題点は、「人間は心配性だ」と言っても良いですし、「人間は我が身が可愛い」と言っても良いことからきます。

将来を楽天的に考える人は少なく、心配ばかりしています。

でも、これも奇妙です。大きく歴史を見れば、前の時代より今の時代の方が必ず良くなっているからです。


「昔の方が良かった」と言う人がいるので、その時には、「昔でも今でも、どちらでも良いですよ。どちらを選びますか」と聞くと今度は100人が100人、「今が良い」と言います。


たとえば、今から80年前は、平均寿命が43歳。トイレはくみ取り、テレビも冷蔵庫もないのですから、大部分の人は今が良いと思います。


これが500年ほど前になると、手術の時に麻酔を掛けないで足をノコギリで切っていました。「それでも500年前に帰りたいですか」と聞くと、首を横にフルでしょう。



だから、「今より未来が良い」のは間違いありません。これほど長い歴史で証明されているのですから、間違いはないのです。




でも、ノストルダムスの予言や温暖化の予言など、予言の類はすべて悲観的です。

歴史から言うと未来は楽観的、人間の予言は悲観的・・・ここに未来予想の原理原則が潜んでいます。



・・・・・・・・・


もしも、人間がギリシャの知恵の女神ミネルヴァのように完璧な知恵を持っていたら、正確に未来に起こることを予測し、そして明るい未来を描くでしょう。


でも悲しいことに人間の頭脳は出来損ないで、「現在の知識で未来を予想し」、「未来は現在と違うことを知っていてもそれを考えることができず」、そして「我が身を考えるので、心配性になる」というハンディを負っています。



私が「目標を持たずに、今を一所懸命」と言うのはこの原理があるからでもあります。目標は自分の頭脳の欠陥を考えてぼやーっとだけ考えます。


「ま、なんとか生活ができれば」というぐらいです。



そして、もしその心境で一所懸命、毎日を送ることができれば、向こうから来るもの(将来の社会や自分)は自分が選択できないものだからです。






人間は予測することが出来ない。だから予測は必ず間違う。でも人間は予測をし、将来を悲観して、間違った目標を立てて無駄な努力をするものだ、と私は思います。



(平成22年1月15日 執筆)







拍手

ユニブルーで気分はブルー

「初☆日本生活」というブログから転載。
実は私はこれに引っかかってしまい、パソコンを立ち上げるたびにユニブルー画面に数分間占領され、鬱陶しいことこの上ない。もちろんユニブルー(有料版)を購入する気はまったくないが、ユニブルー自体がパソコンをスローダウンさせるウィルスを持ち込んでいる気もする。それほど、パソコンの速度が遅くなっているので、ブログ更新も途絶えがちだ。(もちろん、「徽宗皇帝のブログ」も同じ。)
やっかいな奴に引っかかったものである。


(以下引用)




Uniblue Registry Booster には注意!!


書くことがなかったので、久々にPCネタを書こうと思います。

このインターネットには、たくさんの詐欺ソフトウェアが出回っている訳ですが、「Uniblue Registry Booster」もその1つです。

では、実際に見ていきましょう。

これが、Uniblue Registry Boosterの公式サイトです。
このサイトには以下の様なことが書かれています。



えー!これらの機能が全部使えちゃうの超お得じゃん

さっそく、ダウンロードしよう!って騙されてはいけません。


このソフトはかなり悪さをしてくれます。

どういう事が起きるのかQ&A方式で書いていこうと思います。


Q. このソフトって無料だよね?

A. インストールする分には無料だけど、有料版を買うように誘導されます。


Q. このソフトってちゃんとエラーとか検出してくれるんだよね?

A. 実際には起こっていないエラーまで検出します。


Q. ちゃんとエラーは復旧してくれるの?

A. 有料版を買わないと復旧してくれません。そのままにしておくと、頻繁に「有料版をいますぐ購入しないと、エラーがPCに更なる被害をもたらします。」とかっていう嘘くさい表示が出てきます。


Q. 公式サイトに「Microsoft公認」って書いてあるけどコレって本当?

A. Microsoftが公認したみたいな事が書いてありますが、何の保証もありません。つまり、Microsoft公認っていう事で信頼度を上げよう的な悪い狙いです。もちろん、Microsoftから出ているソフトウェアでもありません。


Q. 誤ってインストールしちゃったから、アンインストールしたいんだけど、できない・・・。

A. 簡単にはアンインストールできないように設定されているため、その設定を解除する必要があります。詳しくは>こちら<をご覧下さい。


・・・とまぁ、数々の悪さをしてくるわけです。


この様な詐欺ソフトは絶対にインストールしないようにしましょう。(最下部追記をご覧ください)





といっても、ウィルス対策ソフトがない状態では危険です。

ですので、まだウィルス対策ソフトをインストールしていない方は、下の欄からウィルス対策ソフトをご購入頂けると幸いです。





ウイルス対策ソフト






カスペルスキー2013マルチプラットフォームセキュリティ1年3台版

株式会社 カスペルスキー

¥ 4,450







NORTON INTERNET SECURITY

シマンテック

¥ 4,819







ウイルスバスター クラウド 1年版

トレンドマイクロ

¥ 4,361






プライバシー規約

もちろん、無料なもの(avast!など)もありますので、そちらを試してみるのも良いかもしれません。


僕も昔、そーいうソフトをインストールしちゃった一人なんで

そんときは、無料で動く絵文字が使い放題!

とかって書いてあって、お得だね~

って思ってインストールしたら、勝手にツールバーが出現した。

絵文字は一応使えたけどね。

まぁ、有料とかに誘導されないソフトで良かったー

2012/1/11追記:誤解を招くといけないので。。。
僕は実際にこのソフトをインストールしていないのですが、インターネット上でこの様なソフトによって困っている方がいらっしゃったので取り上げました。僕はこの様なソフトには詐欺性があると考えています。しかし、このソフトについてしっかりと分かって購入される方もいらっしゃるでしょうから、それはあくまでも各自の責任でお願い致します。
.

「PC「ソフトウェア関係」」カテゴリの最新記事






拍手

21番目は、「空を見上げよう」

「極東ブログ」という、わりと有名なブログだと思うが、そこからの転載。日曜日向きの内容なので引用した。
気楽な話題のわりに、案外と有益でもありそうな内容である。コメントもなかなか気が利いている。(このブログの筆者は政治評論においては陰謀論否定論者だったと記憶しており、その点ではあまり評価していないのだが)

私は、生きているだけで人間は幸福だ、という考えの人間なので、幸福になるために努力する、という真面目な人々とは正反対である。空を見上げて、青空に雲が流れるのを見るだけで幸せなのである。下に書かれた「簡単に幸福になる20の方法」は、それに近い。要するに、今そこにある身近な物事を楽しむ姿勢があれば、いつでもどこでも簡単に幸福になれるのである。

今朝の夜明けの空には見事に大きな月がかかっていた。16夜くらいの(あるいは14夜か)、満月に近い月である。「有明(在り明け)の月」は満月よりだいぶ後かと思っていたが、昼の時間が長くなってくると、満月前後の月でも有明になるようだ。こうしたところにも季節の移り変わりはある。





(以下引用)



2013.04.24



簡単に幸福になる20の方法




 気がついたら、ブログを8日間も書かないでいた。これじゃちょっとブロガーとは言いがたい。ということをこの間、気がついてはいた。ネタがないわけではない。ブログは書いてなかったどツイッターとかはしていて、そっちにその時々の面白そうなネタをピックアップしていた。じゃあ、ブログはということだけど、なんとなく暗い感じのネタや重たい感じのネタを書きたくない気分というのがあった。まあ。
 それでちょっと軽い話題。昨日だったか、ネットで見かけた「簡単に幸福になる20の方法」(参照)という話。この手のネタはライフハックものとしてよくブログ用に翻訳されるから、ここですることはないかなとも思ったけど、なんとなく見かけない感じ。だったらなんとなく軽くていいんじゃないか。拾っておこう。
 べたに翻訳してもいいのだけど、大した英語でもないし、ネタだけ頂いて、自分のコメントかにしときます。正確に内容が知りたかったら、元ネタ見てくださいね。
 では、簡単に幸福になる20の方法。そんな簡単に幸福になれるものかよ、と思うかもしれないけど、案外、なるかもしれませんよ。

1 ゲームをしよう(iPhoneのじゃなくて)
 そう、これね。ゲームといっても、人が集まってするやつ。『考える生き方』(参照)にも書いたけど、ドイツボードゲームとか面白い。最近は負けが続いてて、うへぇ、俺の時代は終わったかと思うけど、それでも勝つことが目的でもないし。負けるというのは、常勝戦略みたいのが終わったわけだから新しいドミニオンの時代さ。暗黒時代。
 初心者には、草原ルール抜きでカルカソンヌ(参照)とかいいですよ。トランプのブラックレディ(参照)とかも面白い。慣れたら、スペードが面白いよ。

2 スマイル
 スマイルですね、マック。しかし、沈んでいるときにスマイルなんかできるかよと思うかもしれない。元ネタには書いてないけど、動物とか鳥とかぼけーっと20分くらい見ているとなんかスマイルっていう気分になることは多いです。当社比。

3 散歩しよう
 先日cakesに『知的生活の方法』(参照)の話書いて、あれ、渡部昇一先生だからそれだけでカチンとくる一群の人はいるだろうとは思ったけど、それはそれとして、高校生んときこれ読んで、いくつかいろいろヒントがあったけど、散歩もそう。渡部先生は70歳過ぎても一日一時間くらい散歩されていた。90過ぎたころの吉行あぐりさんもそう言っていた。年寄りから学ぶことは多いものです。

4 友だちに電話
 メールじゃなくて、声で電話、と。うーん、これはちょっと反省する部分があって、昔パソ通しているころは電話もよくしていたけど、最近は電話というのはあまりしなくなった。それでも社会的な面では誤解がありそうなときは、メールじゃなくて電話ということは多いかな。現代だとSkypeとかになるんだろうか。

5 新しいことをしてみる
 元ネタには新しいレストランとかジムとかある。僕がよくするのは、1時間以内で動ける、まだ行ったことの街の散歩かな。そしてそこでなんか買ってくる。最近は、公共施設や遺跡みたいのがいろいろ整備されているので、その点検がてらに散歩とかする。もうちょっと時間があったら、昔懐かしいところを散歩してみたりする。

6 アンプラグ
 「アンプラグ」っていうのは、コンセントを抜けということで、元ネタの感じだとコミュニケーションメディアをオフにせよということ。意外と大切かな。一日まるで触れないというのも難しいけど。

7 声を出して歌う
 最近よくやる。Wii Uカラオケやってる。英語の歌が多いかな。シェナンドーとか。レオンラッセルとか。カーペンターズとかね。あとユーミンはある時期まではほとんど歌えるので、しかたない歌うか。サザンものとか。ヒッキーの歌なんかはどうよと思ったけど、ま、最近は歌っちゃってます、55歳。

8 ヴォランティア
 昨年ちょっと地域関連のやって疲れたのでしばしお休み。また少ししたらなんかしようかなとは思っている。

9 感謝のリストを作る
 特にやっていない。考えると、いろいろ感謝すべきものはある。年とってから、信仰心もないのに神に感謝するような感情がおきることはある。

10 食べる
 え?とか思う。ポテチとかか? 元ネタは、空豆とか食えとかある。余談だけど、人によっては空豆は体によくない。ちなみに、今日の夕食はチレ・レジェーノ。

11 ヨガをする
 これも本に書いたけど30代のころは初級インストラクター向け講座とか受けていてそれっぽかったくち。だけど最近はおろそか。若い頃のヨガはもう無理かなという感じはあるな。

12 休憩
 普通に休憩。いろいろありますね。

13 目標にワンステップ
 夢に向かってちょっと努力ということ。自分だと、また最近、英語をちょいと勉強しているかな。苦手なんで。

14 楽しくキッチン
 これはよくする。料理はなんとなく趣味になっているし。料理はどんどん飽きるので、なんか新しいのはないかなと試す。

15 瞑想
 これはたまに。以前は真面目な感じだったけど、最近は適当。自分の心を見つめて、じっと思いがまとまってくるような感じがあるときはじっとしている。

16 褒めよう
 そう思うな。褒める機会があったら褒めよう。

17 整理整頓
 これは頭が痛いところだ。やらないといけなといいつつ、伸ばし伸ばし。

18 今を生きる
 これって当たり前だけど、具体的には過去のこととか考え出したら、おしまいって自分の脳みそに言うことにしている。

19 軽いお昼寝でリセット
 パワーナップっていうやつですね。眠くなったらしかたないよね。

20 きっとよくなると思う
 これはそう。今日まで生きてきたんだから、これまでよかったんだろうと思う。ダメになたらそれはそれから先のこと。

 というわけで、なんか参考になるのはありましたか?
 大したことないなあと思う人もいるかもしれないけど、僕は思うのだけど、大したことないことで幸せな気分になれたら、それはそれでいいんじゃないかって思いますよ。そして、そういうことをけっこう忘れがちなものです。





拍手

ボストンマラソン爆破事件について本音でネットで語ると危ない?

スカイヲーカーさんのブログに「ボストンマラソン爆破事件は(例によって米国政府の)自作自演じゃないの?」という趣旨の記事があり、それを読んでいたら突然ページが消え、「インターネットエクスプローラーではこのページは表示できません」というお馴染みの文句が出てきた。それで、ああやっぱり自作自演なのだな、と私は思ったのだが、そういう感想を書いた私のこのブログが閲覧禁止扱いにされるかどうかが見物である。
権力側のこういう姑息な操作を「藪をつついて蛇を出す」と言う。
ネット上で、こうした「閲覧不可」のブログが多発すると、陰謀論者でなくても、どこかおかしいと、かえって考えるようになるだろう。

拍手

社会事象には完全な正解など無い

「武田邦彦のブログ」から転載。
武田邦彦は学者と言うよりは科学ジャーナリストに近い立ち位置の人間だと思う。彼は、いわゆる「陰謀論」と呼ばれる考え方をも否定していないところが、アカデミックな人間には嫌われ、また考え方が穏健で常識的なところが、戦闘的原発否定論者などからは嫌われる、という風に、なかなか敵の多い人間なのだが、どうも世間の人間は、「味方であったはずの人間が少しでも敵に有利な言動をすると、その人間を全否定し、敵陣営の仲間と見做す」という性向があり、それが、社会改革運動がほとんど常に内部分裂する原因になるようだ。
私などのように「テーゲー主義(いい加減主義)」の人間だと、味方を減らすよりはむしろ「敵の中から味方を増やしていく」ことが大事だと思うし、「多少の欠点や失敗があっても、仲間は仲間」として付かず離れずで付き合う方が好みである。
どうも世間の人間は愛憎の念が強すぎるという印象がある。私が心から嫌うのは橋下や石原や前原など、ごく少数の人間だけである。その連中にしても、ある種の才能のある人間だという評価はしている。ただ、その存在自体が明らかに日本国民にとって害悪になるから、彼らに関してははっきりと「日本国民の敵」と見ているのである。はっきり言えば、彼らはこの世にいない方が日本のためであり、彼らが一日でも長く生きれば生きるほど、日本の害になる。もちろん、小泉・竹中も同様であるが、彼らは今は第一線にいないから無視できるというだけだ。
さて、話が長くなったが、下記記事は私好みの文章である。
私は、「思考することについて思考する」というテーマの文章が大好きなのだ。
で、下の文章にはレトリックとしても私好みの部分がある。それは、「『正しいこと』をしたら、その結果は(一部の人にとって)最悪だった」という逆説である。
社会全体の衛生状態を良くするのは「正しいこと」だ。しかし、その結果はアレルギー症状の社会への蔓延である。花粉症などもその一つであるようだ。昔の、埃やバイキンだらけの社会で育った人間はアレルギーへの耐性があるが、衛生的な社会で育った人間は容易にアレルギー症状になる、というわけである。
これを敷衍すれば、「すべての面で完全な解決策は無い」と考えるのがほとんどあらゆる問題において我々が持つべき基本姿勢ではないだろうか。
我々が学校教育から得た悪影響の一つが、「完全な解答はある」という幻想だろう。これは本当は、数学のような「数学的仮定を前提とした場合」には完全な解答があるというだけだのに、それ以外の、たとえば社会的問題にまで完全な解答があるとつい考えてしまう悪癖を、社会の成員の大半が持ってしまったということだ。
これを、うまく最初の話にこじつけるならば、人間の評価についても同じことが言えるわけで、映画「お熱いのがお好き」のラストシーンで大口ブラウンが言う名言「完全な人間はいないさ」ということである。



(以下引用)



「正しい」とはなにか?横糸編(2) スギ花粉症



「tadashii02_kafuntdyno.109-(12:28).mp3」をダウンロード

スギ花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピーなどが増え始めたのは、1970年代からです。この理由は「スギ花粉症」については二つあります. 一つは高度成長によって日本の家庭生活が格段に衛生的になり、「体内異物濃度」が下がったので、体内の免疫系が崩れて、少しの異物が入っても激しく反応する人が出てきたことです。
もともと人間は土ほこり、田畑の蒔いた汚穢が乾燥して飛んでくる異物、土の中の微生物やミミズの排泄物が舞い上がって入る異物など多種多様の異物が体内に入る「汚い環境」で生活するようにできていました。
ところが、水洗トイレ、下水道、舗装道路、冷蔵庫などが完備して衛生的になると、「医学的に衛生的にすることはアレルギー疾患を増やすことだということがわからず、さらにはその治療法も不明」という状態に陥ったのです.
人間の知恵は浅はかで、「衛生的な環境」というのが人間にとって全体として良いことがわかっても、それをすることによってどのような副作用が起きるかまでは「わからない」か「考えない」ものです。だから、「衛生的にする」というのは誰もが賛成しますが、そのことによってアトピーになって困る子どもの事まで心配する人はいないのです.
つまり、アトピーで苦しんだ人はある意味では「衛生的な環境が良い」と主張した医師の被害者ということがわかります。この考え方(全体が正しければ、一部の被害者は無視するのが正義)はかなり根強く、今回の福島の原発や原発再開問題でも顕著に見られます.
また「正しい」というのはかなりいい加減で、人間は「現在正しいこと」を追求しがちであり、「正しいことが行われた後でも、それは正しいか」などとは考えないということもわかります。
・・・・・・・・・
スギ花粉症はさらにもう一つの原因がありました。それは「環境団体が森林を破壊した」ということです。マイ箸運動や紙のリサイクルが森林を破壊する原因を作りました. 植林したスギは適切に伐採して利用しないと30年から40年経つと子孫を残すために花粉を出します.
また、森林は1平方キロメートルあたり、1年に150立方メートルの「樹木」が育ちます、育つ樹木のほとんどが間引き、枝打ち、枝、材木を取るときに樹木は丸いけれど材木は四角などの原因で「材木としては使えないもの」で、それは120立方メートルにも及びます.
つまり、森林に植える樹木の利用率は20%しかないので、森林を破壊しないためには以下にして80%の「端材や枝など」を利用するかにかかっています.それが割り箸、紙、合板だったのです。
将来、遺伝子の操作によって「間引かなくても良いスギ」というのができるかも知れませんが、自然の状態のスギは小さい頃は過密に植えて、それを徐々に間引いていかないと太いスギができず、従って材木がとれません。
また時々枝打ちをしないと節ばかりの木材になってしまいます。このような森林の実体を全く考えず、利権や天下りのために環境団体が「伐採するな」と叫んだことが日本の森林の破壊につながったのです.環境団体による犯罪と言えます.
1960年には日本人が使用する紙は100%、すべて日本の森林から取っていたのですが、今では10%しか利用されていません。つまり日本の環境団体は日本の森林を破壊したばかりで無く、外国の発展途上国の森林の乱伐にも手を貸したのです.
比較的良心的な人が多い環境団体がなぜこのような環境破壊と犯罪を起こしたのでしょうか? この場合の「正しさ」とはなんなのでしょうか? 
「環境を守る事は正しい」ということは、百歩譲れば正しいかも知れませんが、「環境を守るとはどういうことか?」を考えなければならず、「日本の森林はどうあるべきか?」も必要です。
ところが「環境を守る事は正しい」までは良かったかも知れないのですが、「俺たちが正しいと思うことは正しいのだ。だって、環境を守るという正しいことをしているからだ」という循環論法に陥っていたのが環境団体だったと言うことになります。
環境を大切にしたいという人は「良い人」が多いので、「環境運動は悪だ」とは言いにくいところがあります。しかしそれが落とし穴になることがあり、「地獄への道は善意で舗装されている」ということも思い出す必要があります。
・・・・・・・・
スギ花粉症は「人知の及ばざることが起こった」のでは無く、「シッカリ考えて議論すればわかったことを強引にやったから多くの人を苦しめた」問うことであり、明らかな「悪」が存在します。次のことを厳しく考えることでしょう。

1.大勢の人にとって良ければ少数の人は犠牲になっても良い(野蛮)、
2.子供のような力の弱い人が苦しんでも無視すれば良い(野蛮)、
3.科学的なことは考えずに好き嫌いでやれば良い(野蛮)、
4.人が言っていたらその空気に従っておいた方が良い(野蛮)

そしてみんなで首からマイ箸をぶら下げ、森林を破壊しました。そして今まだ「花粉が爆発する」(花粉が普通にはじけること)などと不適切な発言をする専門家とそれを報道する情けないメディアが手を貸したことも不幸でした。
日本のような森林国家の場合、子どもや孫の時代も含めて森林とどう生活するかは大切な問題です。そのためには、

1)森林の所有権を統合する、
2)公共物としての森林を合意する、
3)人間と自然が共存できるように地形を変える、
4)植物が生育し、人間が利用するという原則を確認する、
5)山奥の自然林と麓の人工林を区別する、

などのあたり前の「正しさ」をまずは議論する必要があり、それでこそ始めて「花粉症の被害を食い止める」ということができると考えられます。正しさに到達する道は時として遠回りです。金網の向こうにバナナがあるからと言って金網から直接、手を伸ばす下等哺乳類のような行動(花粉の少ないスギ)では無く、金網を回って取りに行くこと(森林の利用)が到達ルートというわけです。

(平成25年3月17日)









拍手

カレンダー

06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析