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ドレミをABCでなくCDEとするから子供には意味が分からなくなる

「日々平安録」から転載。
音楽の知識はゼロだが、「日常の基本事項の謎と推理」というのが好きなので、こういう話は面白い。
私は、そもそも小学校の音楽の授業で挫折した口なので、「和音」とは何か、という定義すら知らない。何やら、「ドミソ」「ドファラ」「シレソ」とかぼんやりと覚えているが、音を三つ、同時に、あるいは連続して鳴らせば和音なのだろうか。「和」とは「足し算」のことだから、「音の足し算」が和音なのか。だが、なぜ「ドミソ」や「ドファラ」や「シレソ」で、「ドレミ」や「ドレファ」などではいけないのか、さっぱり分からない。
経験的に発見された「気持ちのいい和音」と「気持ちの悪い和音」があるのか、とも思うが、それなら、私から見て(聴いて)「わざわざ気持ちの悪い音の連続を作っている」としか思えない「現代音楽」(クラシックの現代音楽、というのも奇妙な言い方だが)というものがなぜあるのか。
「カデンツ」が西洋音楽の基本、というのも薄ぼんやりとだがイメージはある。つまり、明確な「起・承・転・結」で曲を構成することではないか。そして、「起」にはそれにふさわしい音(和音)が決まっており「承」も「転」も「結」も同様、ということかと思う。
なお、今、ギターで確認したら、「ドミソ」がCコードで、「ドファラ」がFコードであった。G7は「シレソ」がほとんどだが、それに最高音に「ファ」がくっついているだけだから、ほとんど「シレソ」と言っていいか。で、このCとFとG7三つを組み合わせれば、なかなか気持ちのいい音の連続になるのは確かだ。やはり、「主要3和音」というのは嘘ではないようだ。
なお、G7の「ファ」を一音上の「ソ」にしたら(つまり「完全シレソ」にしたら)、Gコードになる。つまり、主音とは「ド」の音で、C。下属音とは「ファ」の音で、F。属音とは「ソ」の音で、G、ということか。それなら、下の記述にあるように、ファはドから数えて「第4音」になり、ソはドから数えて「第5音」になる。アルファベットでFはCから4番目、GはCから5番目である。
「下属音」とか「属音」とかいう名称は、「門外漢」を音楽世界から遠ざけるものだろう。それに、なぜドレミファのアルファベット表記をAから始めなかったのか、いまだに疑問である。西洋音楽の表記法がドレミファより先に存在したとはいえ、「ド」を主音とするなら、それをAから始めて当然だろう。この「ドレミファがAから始まらない」のために小学校の音楽の授業に疎外感を感じ、クラシック音楽や「音楽理論」に興味をなくした子供は無数にいるのではないか。
英文法の用語も科学用語もそうだが、「専門用語」には、無神経で、無意味に人を悩ませるものが多い、と思う。



(以下引用)

[]今日入手した本Add Star

R・パワーズ「オルフェオ

 これも日曜の朝日新聞の読書欄で紹介されていた本。もう届いた。早い。


 パワーズの本は氏の処女作「舞踏会に向かう三人の農夫」を多くの批評家や文学者(記憶では例えば高橋源一郎さん)が賞賛していたので、何だか読まないといけないような気がして手にした記憶があるが、ちっとも面白くなくて途中で抛りだした記憶がある。


 本書は新聞での紹介によれば、聴衆よりも演奏家のほうが多い演奏会といった現代の先鋭的な作曲家を主人公にして、それを科学と結びつけるといった趣向の小説のようであり、こちらの関心とあっているなあと思い、読もうかなと思った。


 若いころ、芸大の作曲科卒のかたがたと少しおつきあいしたことがあるが、ある方は「ブーレ―ズの曲は楽譜で見るととても面白いのですよ」というようなことをいい、あるひとは作曲するとは、新しい音色を発見することだと思っているようであった。楽譜で見ると面白いが演奏して聴くとつまらない曲とは? 作曲とは形式と様式の追求ではないの? 問題は、西欧古典音楽の分野においては、やるべきことはもうすべてなされてしまったのではないのかという問題なのかと思った。西洋の進歩史観において、音楽だけは(美術ではまだそうでもないかもしれない)18世紀から19世紀に頂点をむかえてしまったのではないかということである。そのときからこの問題には関心があるし、西洋の秘密は音楽と科学のなかにあるのではないかと思っているので、その双方を同時にあつあっているらしい本書のテーマはいかにも魅力的に思えた。


 まだとりあえず60ページくらいまで読んだだけであるが、つまらない。ほとんど主人公のモノローグが延々と続いていて、そもそも小説的な感興がまったくわいてこない。


 とにかく、ある程度の音楽にかんする知識がないと書いてあることがほとんど理解できないだろうと思う。音楽を言葉で表現することの絶望的な困難ということを痛感する。今まで読んだ部分ではたとえばモツアルトジュピターの終楽章とかマーラーの「亡き子を偲ぶ歌」が出てくるのだが、それを全然きいたこともないひとにはただもうちんぷんかんぷんであろう。そんな無知蒙昧な読者などはそもそも相手にしとらんよということなのかもしれないが、そういう態度こそが、現代音楽の衰退を招いたのだと思う。現代文学だってやるべきことはすべてやられてしまって、すべての書は読まれてしまっているので、こういう手しかもう残されていないのだよ、ということなのかもしれないが・・。


 西洋音楽の根幹をなすカデンツの構造、ピタゴラス音階、純正調と平均律、20世紀の音楽の歴史のあらましといった予備知識が必須である。26ページに「主音下属音。属音。この連中はもっと新しいコードを勉強する必要がある」というところがある。これはポピュラー音楽が相も変わらぬカデンツの進行で曲ができていることを未来の作曲家である小さな子ども批判している部分なのだが、ここで主音というのには注がなく、下属音に「各音階の第四音。主音、属音に次いで重要な役割を果たす」、属音について「各音階の第五音で、主音に次いで大切な、調を支配する音」という(おそらく訳者の)注がついている。しかし、ここではコードということがいわれているのだから、「主和音、下属和音、属和音」と訳さねばいけないところだろうと思う。「主和音、下属和音、属和音」そしてそれが主和音に解決というのがカデンツの構造で、それが西洋古典音楽のすべてを規定している。


 昔、属啓成さんの「作曲技法」という本を読んでいて、そのはじめが「カデンツ」で、ベートーベン皇帝協奏曲を例に引いて、曲の最初、オーケストラがジャーンと和音をならす。そこにピアノが指ならしのようにはいってきて、ひとしきりするとまた、オーケストラが次の和音をならす、またピアノが走句を弾き、やがてまたオケが和音で、またピアノが動き回った後、次の和音から主題がはじまる、その三つの和音が主和音と下属和音と属和音で、それが主和音に解決していく、それが西洋の古典音楽の根幹であると書いてあるのを見て、へえーと感心したことがある。そんなことにいわれてはじめて気がつくくらいだから、こちらの音楽の感受性がいかに乏しいかであるが、とにかくこの26ページの記述を読んでカデンツの進行が身体的に感じられるひとでないと本書で書かれていることはほとんどお経のようなものに感じられるだろう思う。少しは頭の知識はもっているわたくしが読んで全然面白くないのだから、どういうひとがこれを面白がるのか見当がつかない。


 そもそも何でこういう問題をなぜ小説というかたちであつかうのかというのが根本的な疑問である。エッセイで書けばいいのではないか? そうしたら問題の焦点をきちっと論じられるのではないか? すごく大切なテーマのはずなのである。そもそも、パワーズは西洋の音楽を普遍的なものと思っているのだろうか?(今までのところではそう思える) 西洋ローカルなものとは思っていないのだろうか? おそらくカデンツの構造は倍音という物理学ピタゴラスの発見した弦の振動という純粋な物理に由来している。その物理現象は世界のどこでもみられるものであるはずなのに、なぜそれが西洋でのみ発達したのだろう。倍音に依存するということは音楽の基礎が低音(根音)にあるということである。西洋くらい低音を演奏することに特化した楽器が多く存在するところはないのではないか? 雅楽などは高音しかないのでは?


 この本も中途で抛りだすことになるのだろうか? 先にほうでは上に述べた問題も議論されているのだろうか?

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正弦定理とか余弦定理とか

漫画家山本直樹のツィッターから転載。
高等教育が意味を持つ1%の人のために、高等教育がただの苦痛でしかない99%が、その苦痛を耐え忍ぶことは正しいのだろうか。
私は、高等教育が無駄だとは思わない(文系教科は、すべての人にとって、人生を豊かにする道を教えるという無限の効用がある。)が、サインコサインで頭を悩ませた経験に意義があるとはまったく思わない。意義があるとすれば、或る漫画の中の

「弦が張ってありゃあギターってんなら
ハープも大正琴も直角三角形も
ギターになっちゃうだろ」

というギャグが理解できることくらいだろう。
「なぜ直角三角形がここで出て来る?」と考えた人は、高校数学の授業を思い出そう。



(以下引用)



             さんがリツイート

  1. 高校までの勉強は「将来役に立つ」が半分、「役に立たないけど脳の活性化にはなる」が半分。この活性化=脳トレこそが将来の役に立つと思う。サインコサインで頭をかかえて、結局わからなくてもいいんだ。数学的脳トレは将来的に必要。男子女子にかかわりなく!
  2.     
  1. さんがリツイート

    なぜ「99%の人に必要がない学問を教えるのか」というと、「いったい誰が1%なのか、教えた後でないと誰にもわからないから」イランには女子教育の自由があった。マリアムはテヘラン大学からハーバードに渡り、フィールズ賞を受賞する。必要な教育を受けることができた1%は、99%の世界を変える


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ツィッター名言集?

「togetter」から転載。
まとめを作った本人も言っているように、「私がネトウヨなこと、ブロックリストに登録されているらしいことからツイートの内容は右に偏っています」であることに注意すれば、それなりに面白い言葉や、参考になる言葉も幾つかある。特に、私が気に入ったのを先に挙げておく。


保守を応援してたって「金に目がくらんだ極悪人」でもないし、革新を応援してたって「中国の手先の売国奴」でもない。両陣営とも支持者のほとんどは普通の生活者だよ。シロかクロかの世界なんて無い。

「近年各国にて次第に新奇の武器を工夫し、又常備の兵員を増すこと日一日よりも多し。誠に無益の事にして誠に暗愚なりといえども、他人愚を働けば我もまた愚を以て之に応ぜざるを得ず。他人暴なれば我亦暴なり。他人権謀術数を用いれば我亦これを用ゆ。…我輩は権道に従ふ者なり」 福沢諭吉 (夢人注:ここでの「我輩」は、「自分」ではなく「我々」の意味で使っているかと思われる。「我輩」はもともとはそういう意味だったはずだ。)


キャリア教育と称して「正規雇用と非正規雇用では生涯賃金がこんなに違う。だから今からしっかり努力して正社員を目指しましょう」なんて指導が行われていたりもする。つまり「差別をなくそう」というのではなく「差別されないように努力して競争に勝ちましょう」と言っている。それのどこが教育だ。

 
大学入試改革では、知識偏重の是正という呪文が唱えられるが、全く事実に基づかない思い込みである。大学生の4割が全く本を読まないということは、知に対して全く無関心ということ。大学教育における実用主義はますます日本社会で反知性主義をはびこらせることになる。


「科学的に」と言われてしまえば絶対的に正しい、疑うことすら許されない、といった雰囲気がある。この姿勢は宗教に非常に似ている。絶対的な科学か、絶対的な神か、どちらを信仰するかというだけの差。

よく日教組が洗脳を子供たちになんて言ってるけどそう言ってる貴方たちが相反する価値観を身につけたのは件の日教組教師が判断の是非は貴方たちに委ねてたからじゃないのか?と言いたくなる向きはある。(-_-;)


「戦争が起きれば社会がひっくり返ってエリートも底辺もチャンスが平等になる」 「革命が起きれば」 「災害が」 「エボラが」 なわけないだろ…。 戦前の旧財閥はいまでも大企業だし、革命家はみんなインテリ。 金持ちも多少死ぬかも知れんが底辺はもっと盛大に死ぬのが無政府状態というものだ。


小5の娘は最近大の戦争嫌い。「戦争嫌だ。戦争なんて言葉聞きたくない。」という。いい機会だから言っておいた。「嫌いなものほどよく勉強しなきゃいけない。目をそらしていたらそれを避けられない。」 いまだに小5レベルの大人がたくさんいる。



(以下引用)


  

相手を黙らせる破壊力の高いツイート集

Twitterで議論をするとき、あるいは単にTLでつぶやくときに反論されないよう予め相手をやりこめることで絡まれるのを阻止することができます。レトリックの勉強にも。 なるべく政治的なものとは切り離したツイートを採用したかったのですが、政治クラスタの方々が相手をやり込める技術を相当数持っていること、私がネトウヨなこと、ブロックリストに登録されているらしいことからツイートの内容は右に偏っています
。ツイートに嫌悪感を感じる方もおられるでしょうが、参考になるのは意見ではなく「言い方」ということで割り引いて読んでいただければと思います。 私のお気に入りから特に切れ味の鋭いものをまとめてみました。ツイートされた方でまとめられると問題がある場合は私にまでご連絡ください。
。ツイートに嫌悪感を感じる方もおられるでしょうが、参考になるのは意見ではなく「言い方」ということで割り引いて読んでいただければと思います。 私のお気に入りから特に切れ味の鋭いものをまとめてみました。ツイートされた方でまとめられると問題がある場合は私にまでご連絡ください。
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  • 各務原 夕 秋はキノコ狩りの季節 @nekoguruma 2011-05-24 19:58:43
    日本でクーデターや暴動が起きないのが不思議?不況っても無茶苦茶失業率が高いわけでもなく、食料が手に入らないわけでもない。インフラだってほぼ不安なく使えてる。ついでに政治家の悪口は言いたい放題が可能。これで暴動だのクーデター起きる方が逆に不思議
  • 欺瞞動画の会社 @naclaqns 2012-03-21 23:18:18
    給食は「まともなご飯というのはこういうものなのですよ」ということを教育するための物なので、給食費はメシ代ではなく教材費である。牛丼並盛250円とは意味が違う。給食費を渋る親はこれを理解していないか、あるいは(もっと悪いことに)食育に価値を認めていない。給食は飯の形をした授業だ。
  • たられば @tarareba722 2012-08-06 15:10:10
    塾講師でドSの友人によると、太宰の『人間失格』を読んで「これは自分のことだ」と厨二病を発症する子が毎年いるそう。「主人公は親が超金持ち・絵が上手で画家志望・東大へ難なく入学・同時期に3人から告られる超美男子で、どこがお前と似てるんだ」と言うと憑き物が落ちたみたいになるそう。酷い。
  • 鳴海圭矢 @narumikeiya 2013-04-17 20:24:14
    議員の身分というのは借り物なんですよ。任期終わったら返さなきゃいけないんです。自分の財産じゃないんです。「身を切る」とかいって定数削減するのは本当は有権者の財産を処分するようなものです。
  • Q/重力波天文学徒 @life_wont_wait 2013-12-05 14:19:14
    民主主義の危機(○○年連続✕✕回目)ってやつですか
  • 高橋裕行 @herobridge 2013-12-30 20:54:53
    我々は、A級戦犯に全ての罪を被せることによって、戦争賠償を逃れた。果たして戦争責任が全てA級戦犯にあるのか分からないが、もしA級戦犯も靖国に祀られる資格があると考えるなら、戦争責任は我々日本人が全て背負わなければならない。A級戦犯にも罪はない、日本人にも罪がないでは通用しない。
  • 知花 竜海 @ChibanaTatsumi 2014-01-20 09:10:03
    保守を応援してたって「金に目がくらんだ極悪人」でもないし、革新を応援してたって「中国の手先の売国奴」でもない。両陣営とも支持者のほとんどは普通の生活者だよ。シロかクロかの世界なんて無い。
  • リアリズムと防衛のBOT @ria_bou_bot 2014-01-23 18:16:20
    「近年各国にて次第に新奇の武器を工夫し、又常備の兵員を増すこと日一日よりも多し。誠に無益の事にして誠に暗愚なりといえども、他人愚を働けば我もまた愚を以て之に応ぜざるを得ず。他人暴なれば我亦暴なり。他人権謀術数を用いれば我亦これを用ゆ。…我輩は権道に従ふ者なり」 福沢諭吉
  • うりゅう@四国スト2親方 @Yoshiki_Uryuu 2014-01-26 11:08:19
    「マーくんの嫁、クソ儲かるwww」みたいな意見をよく見かけるが、あれだけの人当たりの良さと、アイドル狂いで家にもいない職業野球人が渡米するといっても受け入れ、日々彼のために栄養学的に完璧な食事を何品も用意し、足しげく球場に通う、菩薩のような嫁になってから言え。と。
  • fj197099 @fj197099 2014-02-02 12:13:05
    なんというか、「リベラル」は「左派」ではない、というのが日本では徹底的に見落とされているよね。「リベラル」は自由主義者なのであって、自由主義的な政治的価値(自由、民主主義、人権、法の支配、etc)を信奉するなら誰でも「リベラル」であり得る。安倍首相は立派な「リベラル」の一人だ。
  • リアリズムと防衛のBOT @ria_bou_bot 2014-02-22 08:16:34
    「人命に代えてでも我が英国領土を守らなければならなりません。なぜなら、国際法が力の行使に打ち勝たなければならないからです」 マーガレット・サッチャー英首相(フォークランド戦争時)
  • Q崎 @qqmasa 2014-02-23 21:59:17
    キャリア教育と称して「正規雇用と非正規雇用では生涯賃金がこんなに違う。だから今からしっかり努力して正社員を目指しましょう」なんて指導が行われていたりもする。つまり「差別をなくそう」というのではなく「差別されないように努力して競争に勝ちましょう」と言っている。それのどこが教育だ。
  • 高城(たかぎ)悠紀 @yannyanya 2014-02-26 20:57:37
    うえのちづこは貧乏で頭の悪い女性にも冷たい。この点、田嶋陽子さんは劣悪な環境で働くAV嬢のことを案じて、泣いてテレビ番組で抗議していた。私は田嶋陽子さんのその姿を忘れない
  • 山口二郎 @260yamaguchi 2014-02-27 11:49:15
    大学入試改革では、知識偏重の是正という呪文が唱えられるが、全く事実に基づかない思い込みである。大学生の4割が全く本を読まないということは、知に対して全く無関心ということ。大学教育における実用主義はますます日本社会で反知性主義をはびこらせることになる。
  • 本条靖竹 @yasutaketin 2014-03-09 07:24:04
    偏差値や受験が個性や自信を殺す部分は確かにあるけど、じゃあ高等教育がなくなった世界というのは、それなりにおぞましい社会だろう。形骸化をおそれこそすれ、反知性主義に荷担するわけにはいくまい。
  • マイナー名言bot @mi_gen_bot 2014-04-05 10:10:36
    「科学的に」と言われてしまえば絶対的に正しい、疑うことすら許されない、といった雰囲気がある。この姿勢は宗教に非常に似ている。絶対的な科学か、絶対的な神か、どちらを信仰するかというだけの差。
  • 早川タダノリ @hayakawa2600 2014-04-26 22:20:30
    「教育勅語」を持ち出す政治屋のほとんどが、こういった初年兵教育から叩き直す必要のある人物:『廉恥心に就いて』(教育総監部、昭和16年7月)。内容は下士官&初年兵向け精神訓話で「戦場で「記念品」を鹵獲してはならぬ」など。 pic.twitter.com/jogDWVrIUV
  • 山内太地 @yamauchitaiji 2014-04-29 19:51:54
    Q.「リケジョを増やしたい」             東北大学「サイエンスエンジェル」 愛媛大学「サイエンスプリンセス」 山形大学「理系マドモアゼル」 群馬大学「高校で教員が年間200件ほど出張講義したら女子学生が増えた」 tyamauch.exblog.jp/16369070
  • サガミ @sagami1029 2014-05-10 01:22:25
    ご馳走してくれた人には素直に感謝して、いつか何かでお返ししたいと思うことくらいは忘れないようにしないと、どんどんみっともない心になっていくと思うんです。 強い立場にかまけて際限無く増長してゆく女性を本当に美人と言えるのかどうか。
  • ふみたけ @Fumitake_A 2014-06-02 22:41:10
    よく日教組が洗脳を子供たちになんて言ってるけどそう言ってる貴方たちが相反する価値観を身につけたのは件の日教組教師が判断の是非は貴方たちに委ねてたからじゃないのか?と言いたくなる向きはある。(-_-;)
  • たられば @tarareba722 2014-06-06 16:56:26
    タイムラインで土屋議員の「劣悪な漫画を表現の自由という理由で野放しにしてよいのか」という発言が話題ですが、ここでBL含む多くのポルノ作品を手がけた虚淵玄氏が『まどマギ』で東京アニメアワード脚本賞を受賞した際のコメントを復習しましょう。 pic.twitter.com/Xmf4EF4Et1
  • リアリズムと防衛のBOT @ria_bou_bot 2014-10-10 16:16:15
    「世界は裸で歩ける情勢ではないし、日本はまだ自分で防衛する力を持たない。駐留軍というが、番犬と考えればいいのだ。しかも経費は向こう持ちだよ。君たちは考えがプアだね」――吉田茂
  • ヨーゼフP @Joseph_P_G 2014-10-18 10:40:07
    「戦争が起きれば社会がひっくり返ってエリートも底辺もチャンスが平等になる」 「革命が起きれば」 「災害が」 「エボラが」 なわけないだろ…。 戦前の旧財閥はいまでも大企業だし、革命家はみんなインテリ。 金持ちも多少死ぬかも知れんが底辺はもっと盛大に死ぬのが無政府状態というものだ。
  • toru shimada @torshim 2014-10-19 21:33:53
    小5の娘は最近大の戦争嫌い。「戦争嫌だ。戦争なんて言葉聞きたくない。」という。いい機会だから言っておいた。「嫌いなものほどよく勉強しなきゃいけない。目をそらしていたらそれを避けられない。」 いまだに小5レベルの大人がたくさんいる。
  • カニミソ美味しい @kanimake 2014-10-20 13:37:15
    慶應卒のビジネス男が「子供なんて産むだけ産んで中卒でもいいじゃん、貧乏人相応の幸せでしょ?」みたいなこと言って炎上してる一方で、大川隆法は「皆さんの悩みの9割は金で解決します」って言ってるし、社会派さんよりカルト宗教の教祖のほうが真っ当な発言してるのメチャクチャ面白いな

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日本の「文化人」の水準は上がっているか

今日は、特に私自身が書きたい話題も無いので、先ほど読んだブログで紹介されていた面白い話を孫引き紹介しておく。
夏目漱石の『三四郎』の中で、「偉大なる暗闇」先生の家に集まった大学生たちが英文学の話をし、「pity akins to love」をどう訳せばいいか、と論じていて、学生の一人が「可哀想だた惚れたってことよ」と訳すと、先生は苦い顔で「いかんいかん、俗悪の極みだ」と即座に却下するのだが、元の英文(直訳すれば「憐憫は愛に似ている」か。)をこれほどこなれた訳にできる学生が今の時代にいるだろうか。そもそも、辞書を引かずに「akin to」が即座に分かる大学生が、英文学部だろうが他の学部だろうが、どれだけいるだろうか。
明治期の文化人の教養と学力の高さ(「品格」も加えてもいい。)は、今よりはるかに上だったと私は思っている。
もっとも、下の話は、英語の達人でもあった岡倉天心の話だから一般化はできないのだが。


(以下引用)

やっと本題。日本ミステリ(輸入)創世記の、岡倉天心の素敵なホームズ話。「まんが道」の新宝島の衝撃にも似て…

日本でも当然、「ミステリーという『新分野』に接した人々の、燃え立つような興奮」の時代があった。


その中でも有名…なように思えるが、あまり知られていない「ホームズ岡倉天心」の話、以前このブログではちょっと概要を紹介したことがあったが、そもそもその元ネタを探していた。


ようやく、元のテキストがどこにあるかを知ったので紹介したい。


※【注意】最近の当ブログリンクを貼るとURLは正常なのに404になったりして読めませんが、実際は先方のページは生きています。ご注意の上検索など適宜工夫を


http://blog.livedoor.jp/bsi2211/archives/52111605.html




岡倉一雄『父岡倉天心』(中央公論社・覆刻版)からエピソード部分を引用を交えながら簡略に記す―


(略)


ある晩、一雄は天心から、漢学と英文について今どんな本を習っているのか?と尋ねられる。漢学について答えると、では英文はどんなものを読んでいるかというので、「はい。ドイルの『アドヴェンチュア・オヴ・シャロックホームズ』です。」


  天心は、これに答え、ドイルの小説はおいらも好きで、書棚に3,4冊もっているから、ママさん(元子)や末娘・おこま(こま子)に話を聞かせてやると言って、一雄に院の二階の書斎から『スタディ・イン・スカーレット』もってこさせ、「英国の大衆作家中、随一といわれたドイルの探偵本」をくりひろげ、巧妙な座談で、面白く話して聞かせた。犯人が逮捕されるクライマックスになると、これから犯人の身の上話になるが、今日はもう晩いから続きは明日―


 


 


―と、言うと、こま子は続きが聞きたくてしかたがない。天心に催促すると、天心は、それならママさんにいって、もう一本お酒をもってこいと言う。これは天心の策戦で、当時、医者から酒2本と決められていたので、話の続きを聴きたがっていた元子とこま子をじらして、もう一本お酒をせしめようという算段。この策戦が効を奏して、追加のお酒を飲みながら、『スタディ・イン・スカーレット』を最後まで一気に語り終える。


 


  これが第一夜。第二夜が『サイン・オヴ・フォア』。第三夜が短編集『アドヴェンチュア・オブ・シャロックホームズ』の中の『イレーネ・アドラー事件』と『赤髪同盟会』の2譚。例によって話の途中で、お酒を1,2本要求してお決まり以上のお酒をせしめる。こういう晩が十数日続き、種本がつきると、「まだこのほかに、同じドイルのシャロックホームズもので、『バスカーヴィル家の犬』というものもあり、『メモアーズ・オブ・シャロックホームズ』という短編集もある。しかし、本が手もとにないから、話はできないよ。」




  こう言われると、話を聞きたくてしかたのない元子は、さっそく丸善へ駆けつけ、「シャロックホームズの一代記をください」と言って番頭さんを驚かせた。幸い勘のいい番頭だったらしく、元子は首尾よく『メモアーズ・オブ・シャロックホームズ』を手に入れ、その晩から天心の「妙味ある独特の話術」が始まり、十数日続いたが、とうとう種本がつき「連続講義」は幕を閉じた、という。




どうですか。


まんが道」にも負けず劣らずの、一つの娯楽ジャンルに初めて接した読者、ファンの衝撃を語る挿話で、読み直すとじんわりと感動する。


f:id:gryphon:20130220081205j:image


さまざまな文学賞も価値があるが、続き読みたさに天心の妻がお燗した「もう一本のお銚子」こそ、ホームズミステリー全体への、巨大な勲章と思うのです。




こんな風に世界各地で「娯楽の相互交流、輸出入」が行われ…結果、また巨大な物語が生まれる。クールジャパン”も、その一端を担えれば御の字ではなかろうか。


以上、ミステリー記念日からやや遅れて記す。

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禁止するのは禁止しろ!

「ネットゲリラ」より転載。
私は「酔生夢死」という言葉が大好きで、だからこそ名前も「酔生夢人」を名乗っているわけだ。もちろん、毎日のように酒を飲んでいる。死ぬときは多分、脳卒中である、と覚悟している。家族には申し訳ないが、半分は夢想のため、半分は飲むために生きているようなものだから、仕方がない。
あの、武士道の教科書みたいな「葉隠」を書いた山本常朝(だったか?)も、「あまり若い人に言うべきものではないかもしれんが、人間、好きなことをして生きるのが一番で、私は昼寝が大好きだから、昼寝ばかりして生きていくつもりだ」とこっそり言っている。(笑)
ところが、お上というもの、つまり「上級国民」連中は、他人の快楽を制限し自由を束縛すれば自分に金と安寧が手に入る、と思い込んでいるらしく、やたらに「人民を取り締まる」方向に行きたがる。今の世の中は、まさにそういう時代だ。江戸の「何とかの改革」のようなもので、それで世の中が火が消えたみたいにショボンとし、国民は子供を作る気にすらなれない。
野次馬氏の言う通り、

酒を飲んだら叱られる、タバコ吸ったら叱られる、セックスしたら逮捕、食べ過ぎ注意、炭水化物禁止、ナニが楽しくて生きりゃいいのか? カネを貯めるだけが取り柄みたいなバカが増えると、貯まったカネが世に出ず、滞留してしまう。

である。上に金銭欲の塊のような馬鹿ばかりがいると、国民は大変だ。


(以下引用)



野次馬 (2015年10月22日 22:20) | コメント(15)

最近おでん屋で酒を飲まずにおでんだけ食って帰る客が増えているというんだが、酒を飲んで貰わないとショーバイにならないと言うんだが、飲酒運転を親の仇みたいに厳しく取り締まるので、世の中から「酒を飲む」という風習がなくなってしまったw そもそも、自宅で飲んでいると、女房がいい顔しないので、男はわざわざ外で飲むわけで、それが外で飲んだら警察がいい顔しないので、面倒くさいのでアル中以外は酒を飲まなくなってしまったw 

昔から冬の屋台の定番と言えば「おでん」。大根、ちくわなどおでん種をつまみながら、日本酒が温まるのを待つ。そんな楽しみ方は昔の話になるかもしれない。
最近は、お酒を注文せず、おでんだけ食べて帰る人が目立つのだという。
群馬県前橋市天川大島町の駐車場にあるおでん屋台の「きこり」。
賑わっているが、利益の柱になるはずの酒類の注文が少ない。「酒離れ」が言われる若い層だけでなく、年配者も頼まない。もちろん酒を飲みながら1時間半ほど屋台を楽しむ人はいる。
ただ、おでんだけ注文して15分くらいで帰って行ったり、女性2人で来ておでんとジュースを頼んだり、ノンアルコールビールを飲んだりしている。だいたい客の半分ほどが「ノンアル」だ。これには店主の小池さんも驚いていて、「おでんはほぼ原価で提供している状態ですので、お酒を注文してもらわないと利益が出ません。
せめてワンドリンクは、と言いたいのですが、強要するわけにはいきませんし、このままではかなり苦しい」と窮状を説明する。ラーメン屋台との相乗効果が出ていることが救いだという。なぜお酒を注文しないのか。
愛知県にあるおでん老舗店に聞いてみたところ、おでんだけ注文して食べて帰るお客はいるという。ここも、お酒の注文が無ければ採算的に厳しいそうで、「そもそもお酒が飲めない、車で来ている、おでんだけが目当て、などといった様々な理由が語られます。
お酒と一緒に召し上がってほしいのですが、せっかく来ていただいたお客ですので...」と店主は話していた。

飲酒運転の厳罰化が、日本の不景気の元凶です。世の中、清潔にしすぎると、景気は悪くなる。沈香も焚かず屁もひらず。酒を飲んだら叱られる、タバコ吸ったら叱られる、セックスしたら逮捕、食べ過ぎ注意、炭水化物禁止、ナニが楽しくて生きりゃいいのか? カネを貯めるだけが取り柄みたいなバカが増えると、貯まったカネが世に出ず、滞留してしまう。江戸時代からずっと、その日暮らしの貧乏人は、酔っぱらいのご機嫌取って生きてきたのだ。

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Song

起床前の朦朧状態で作曲をし、それになぜか英語の詞までつけたのだが、その英語が文法的にどうなのか、まったく自信は無い。まあ、文法が間違っていてもべつにかまわないのだが、なぜ英語で詞をつけたのか、自分でも分からない。
曲は、出だしが「ド~ド、ラファド~」(一音目のドは低音、二音目のドは一オクターブ上の高音で、そこから音が下がっていく)というもので、童謡のような、フォークソングのような素朴なものだ。(この一節が既にあるものかどうかは知らないが、無ければ、この時点でこれは私が作った一節だ、ということになる。)
2行目以降も曲はあるが、どうもこれだけ(わずか歌詞4行分の曲)では不足のようだ。世界的な名曲を作曲したのかもしれないが(笑)、このまま埋もれてしまいそうである。
なお、「sitting on the door」のdoorはもちろん戸口のこと。doorwayという言い方もある。
「through the summer breeze」も、妙な言い方かもしれないが、そこは詩の世界だから許容範囲だと強弁しておく。


Song

Every summertime
I was sitting on the door
Looking   blue sky, white clouds
Through the summer breeze

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あはれ、リンガはヨーニに入る

起床前の朦朧状態というのが、私が一番、頭が活動する時なのだが、それは頭が合理性という縛りから解放されているからだろう。頭が活動するとは言っても、意識と無意識の境目で何かを朦朧と考えている、ということである。
今朝の「起床前思考」など、馬鹿げたものだが、いずれ何かのネタになるかもしれないからメモしておく。一部下ネタだ。
私が芸能プロダクションを作るなら、ということを考えていたようだが、その場合、三つのグループを作る。「万ズ」「ぴんズ」「僧ズ」である。プロダクションの名は「字一色(ツーイーソー)」である。万ズはもちろん、グラマーな女性グループで、服とは名ばかりのエロな服を着ている。まあ、水着でも何でもいい。ぴんズは男性ストリッパーグループである。これもほとんど裸の格好。昔のアフリカ土人のような、腰蓑や、ペニスケース姿でもいい。
で、僧ズだが、これは文字通りお坊さんグループである。美男の僧が数人で、「般若心経」を「謡う」。

(合唱)「観自在菩薩~行深般若波羅密多時~、~、……」
(独唱)「舎利子~、色不異空~、空不異色~、……」
(全員で合唱)「ギャーテーギャーテーハラギャーテー~……」

という感じ。もちろん、独唱の間に、合掌グループ(これは「合唱グループ」をワードが誤変換したのだが、お坊さんグループだから、合掌でもいいか。)がエグザイル風に(あるいは「暗黒舞踏」風にでもいいがww)独唱者の周りで異様な踊りを踊るのである。

できれば、「万ズ」「ぴんズ」「僧ズ」とも同時に舞台にいたほうが、この世界の「五蘊皆空」「諸行無常」感が増すかもしれない。(今考えたのだが、これは芸能プロダクション云々というより、昔の「日劇ミュージックホール」みたいだ。私は一度だけ、「黒テント」の佐藤信が演出した舞台をそこで見た経験しか無いが。何と、その時、浅草オペラの伝説的な名歌手の晩年の姿も見ている。)(追記:その歌手の名を今思い出した。田谷力三である。当時は、彼がそういう伝説的人物だとは知らずに見ていたのだが。)

馬鹿話のついでに、孔徳秋水さんの「なう」から、こういうジョークを紹介しておく。



(以下引用)



>>dembo 爆笑 納得!  RN:dembo 「下着泥棒が大臣になったと聞けば強烈な違和感を抱くが、下着泥棒が税金泥棒になっただけと考えれば合点が行く。  ( ´艸`)うまい」



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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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