「ライブドアニュース」から転載。
まあ、アメリカの話だから、日本には当てはまらない部分も多いのだが、共通する部分もあるだろう。もっとも、この調査の数字自体が捏造かもしれないし、あるいは誘導的アンケートによるものかもしれない。この手の記事を読むときは、常に、そういう姿勢で読むべきだ。記事中にも書いてあるように、国会議員とか芸能人を最初からアンケートのリストから外していると思う。
それに、私が考える「給料もらいすぎ職業」の代表的な一つである、プロスポーツ選手がランキングに入っていないのだが、これはプロスポーツ選手というものが、アメリカでは「アメリカンドリーム」の象徴、すなわち資本主義社会の撒き餌であり、イメージシンボル(まあ、イメージもシンボルもほぼ同義だが)になっているからだ、と私は推理した。
「努力と才能で、誰でもこんな高給(大金)が手に入るのだよ。成功できないのは社会システムのせいではなく、本人の努力不足や才能のせいなのだよ」ということを絶えず刷り込む役目をプロスポーツ選手は持っているわけだ。
なお、日本では歯医者の所得はかなり低いはずである。アメリカは敗者に厳しく、日本は歯医者に厳しい。(笑)
(以下引用)
マイナビウーマン
マイナビウーマン
2014年02月11日21時01分
給料をもらいすぎている・もらっていない職業トップ7―「もらっている1位 ファイナンシャル・マネージャー」
ワーキングプア。真面目に働いて節約しているのに、お金は貯まらず。「あの人たち、なぜあんなにお給料もあらえるの?」とぼやいていませんか? 世の中が不公平なのは、米国でも同じようです。米国人が考える「あの人たち、給料もらいすぎ・少なすぎ」の上位7位の職種を紹介しましょう。
■「給料もらいすぎ」職業ランキング
1位 ファイナンシャル・マネージャー
2位 経営責任者
3位 フィナンシャルアナリスト&アドバイザー
4位 不動産ブローカー
5位 弁護士
6位 歯医者
7位 スポーツ・芸能エージェント
ゴールドマン・サックスの初任給が話題になったように、金融業はお給料がいいことで有名ですが、平均は1263万円。外資系のディーラーには、1回のボーナスで1億円以上の額が支給されることもあります。
6位の歯医者の平均収入は1700万円。アメリカの高額な医療費が想像できます。米国に住む予定のある人は、日本で歯を全て治療し終わってから、渡航した方がよさそうです。
■「給料が少ない」職業ランキング
1位 農業従事者
2位 チャイルドケアワーカー
3位 料理人
4位 ウェイター、ウェイトレス
5位 ビル清掃人
6位 消防士
7位 ファストフード従業員
(いずれもBUSINESS INSIDER SurveyMonkey Audience調べ)
米農業従事者の平均給料額は224万円。90パーセント近い人が「少なすぎ」と回答しています。
料理人も、料理をする他、メニューの作成、新しいレシピの開発、朝の買い出しから仕込み、片付けと、早朝から夜中過ぎまで働いている割には、お給料が少なすぎると言えるでしょう。平均年収も農業従事者と大きな差はありません。
このランキングに寄せられた感想は「なぜ、国会議員が入っていないんだ」という批判の声が最多で、その次にトークショーの司会者やハリウッドスターの名もあがっていました。
「職業に貴賤なし」と言うように、もう少しお給料の差をなくしてほしいものです。
参考:Most Overpaid und Underpaid Jobs in America.
http://jobs.aol.com/articles/2014/01/16/most-overpaid-and-underpaid-jobs-in-america/
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