アベノミクス(第二弾?)の「GDP600兆円計画」についてブログを書こうと考え、「はて確かに600兆円」だったかな、と疑問に思って念のためにネットで検索して「チャンネル桜」というユーチューブのコメント欄みたいなものを見つけたのだが、私の書こうとした内容に少し似ている点があるかと思うので、それを後で掲載する。「チャンネル桜」って、名前からして右翼サイトだと思うのだが。(笑)まあ、「桜というと右翼」という刷り込みも問題ではある。桜には罪は無いが、「桜=日本の国花=(狂信的)愛国主義=右翼」となるわけだ。
閑話休題。(「無駄話は言うのをやめて」って、この後に書くのも無駄話なのだが。ww)
これは寝床の中でうとうとしながら考えたことだが、「GDP」という概念そのものが詐欺ではないだろうか。
何を馬鹿なことを、と言われそうだが、まあ、聞いてもらいたい。
GDPは、確か「国内総生産」の意味だと思う(以前はGNPだったが、それとどう違うのかは、私は知らない。まあ、気になる人は御自分で調べればいい。)が、はたしてそれは「生産」か、ということだ。国内のあらゆる商取引、経済行為の金銭的総額をGDPと言うと私は理解している。果たして、それは「生産」か、と言っているのである。
単純にモデル化して考えてみよう。
日本国内にはAという人物とBという人物しかいないとする。
そのAがBに300兆円の「商品」を売った場合、ここでGDPは300兆円になる。
Bがその「商品」をまたAに300兆円で売ったとする。これが同じ年度内ならば、この年のGDPは300兆円ではなく、600兆円になる。いきなり倍増、「GDP600兆円」がめでたく達成されるわけである。(笑)
はたして、これは何かを「生産」したか。国民の資産はこれで少しでも増えたか。
ノーである。
こんなものを「国内総生産」と呼ぶのは詐欺だろう、と私は言っているわけだ。
で、ここにまた別の詐欺的なからくりがあって、ここで消費税という要素が介在すると話がまた別次元になる。
AとB以外に「政府」という要素が出て来るわけだが、言うまでもなく、AがBに300兆円で「商品」を売った時も、BがそれをAに売り戻した時も、「消費税」はかかることになる。
つまり、300兆円の8%の24兆円、の2倍、48兆円が国民の懐から政府の懐に移転することになるわけだ。国民が商取引をすればするほど国民資産は減少することになる。
これが消費税の恐ろしさだろう。まさに「悪魔の税制」だ。これで国民経済が悪化しないほうがおかしいのではないか。
なお、面倒くさいから、以上のことはすべて調べないままで書いている。記述内容に間違いがあっても、それはいつものことだ。(笑)本来なら経済関係は「徽宗皇帝のブログ」に書くことが多いが、知識内容にかなり不安があるので、より気ままに、「無責任」に書いているこちらに書いたのである。
言うまでもなく、上の経済モデルの元になっているのは落語の「花見酒」だが、たしか笠信太郎とか何とか言う人もこの「花見酒」を念頭に置いて「花見酒の経済学」という本か文章を書いていたはずだが、私はそれは読んでいない。
池田勇人の「所得倍増計画」と、この「GDP600兆円計画」は、言葉づらは似ているが、内容は大違いだ。あちらは「国民の所得を倍増させる」のである。国民はどんどん豊かになる。(そしてそれは見事に実現した。)こちらは、極端に言えば「国民の資産を奪う」計画だ。商取引をすればするほど国民全体は貧しくなる。
(以下引用)
PR