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英国・松下政経コネクション

「海を往く者」というブログから転載。この書き手は、プロフィールがよく分からないのだが、英国を「本国」と呼んでいるところから見て、英国で育った日本人、つまりエリート家系の青年のようだ。現在は海洋関係の公務員か、海上自衛隊の関係者かと思われる。
で、下記記事の面白いところは、英国の在日外交官の研修の際に、松下政経塾の塾生との交流会が行われる、という指摘だ。彼らが日本政界の次世代リーダーと見做されている、というより、日本政界における「細胞」つまり、英国スパイの種として利用されていると見るべきだろう。
東大法学部に入るほどの頭は無い人間でも入学できるような、政治的エリートを作る学校が、本当なら国立で作られてもいいのだが、それが無いから松下政経塾がその代用品になり、それが日本社会に害悪を流しているのは何度も書いてきた通りである。彼らはまず経済界(その大半は外資に乗っ取られていると私は見ている)の代弁者であり、次に欧米の代弁者である。つまり、売国奴の集団と化している。
こうして日本支配の実行者の育成段階から欧米の支配の手は日本社会のシステムに根を下しているわけである。

(以下引用)

研修会開催

<< 作成日時 : 2010/02/05 04:42 >>
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 いやはや、本国の研修システムって本当にすごいわ。


 科学技術関連の研修を受けに半蔵門の大使館へと向かう。最近警備がつとに厳しくなっているのだが、それでも赤坂の新大陸の蛮人の家よりはマシだ。正門でIDを見せて、職員または訪問者リストと照合して確認を受けてから中に入る。ところで、一般には赤坂の新大陸の蛮人の家の方が大きいと思われているらしいが、敷地面積で言えば、本国のほうが1万坪も持っているので実は一番大きいのである。本日の目的である研修自体は大きな問題もなく終了。海洋エネルギー関連では両国に非常に重要な関係があることを認識した。

 ところで本国の外務省内には専門の日本語研究機関が存在する。これは1970年代初頭にヒュー・コータッツィ(Hugh Cortazzi)という非常に日本通の元英国大使(在1980-86)によって、外務省内に語学教育の新風が吹いたことに始まる。日本語という特殊な言語を学習するためには、特別な施設が必要であるとして、当時外務本省の管理部長であったコータッツィ氏はこの追い風に乗って、神奈川県鎌倉市に日本語研修所を作ったのが研修組織の始まりである。

 本国の外交官が日本勤務に付くにあたっては、外務省内の語学適正試験という非常に難しい試験に合格した外交官だけをロンドン大学のSOAS(School of Oriental and african Studies:東洋・アフリカ学専攻)に通わせて、大学生が3年間掛けて終了するカリキュラムをわずか1年で終わらせ、かつ外務省内の日本語試験に合格した者だけが、さらに1年間日本国内での語学研修に当たる。つまり、本国の外交官は2年間の日本語学習を終えてからでなければ駐日大使館の勤務には入れないという非常に厳しいエリート養成システムになっている。当然のことながらエリミネートも存在する。

 これは多分に特殊な語学と能力を必要とする相手であるという本国の認識に基づくものであろう。ただし、彼らの日本を見る目は冷静で、曇りのない場合が多い(偏見で見るような人間は予断を生じるだけなのでそもそも派遣されない)研修中には日本の官庁訪問や政治家との面談、次世代のリーダー(要は松下政経塾の塾生あたり)との交流会もある。ちなみにオーストラリアなどの支店系は鎌倉の研修所ではなく、横浜にある米国国務省管轄の日本語研修所を使うようになっている。

 …その割には未だに晴海に艦船が入る時のHPの日本語訳がかなりひどいのだが。


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