「スカイヲーカー」さんのブログから転載。
私自身は日本の公教育は洗脳システムの一つだとしてしばしば批判してきたが、もちろん、「洗脳」の傍ら、知識の教授もしてきたわけである。もっとも、私は、一般庶民に必要な教育は中学まで、義務教育までで十分だ、と思っている。後の高校教育、大学教育は、「(企業による)選別のための教育」である。つまり、受験戦争のための教育だ。受験戦争(選抜)自体が第一義であり、そこで教える知識の大半は庶民には不要なものである。
ところが、その「選抜」自体がおそらく不正だらけだろう、とスカイヲーカーさんは見ているわけで、下の記事では私大や私立学校のことだけが取り上げられているが、私の勘では、国立大でも学長や理事長などの裁量によって、学力不足でも入る枠(人数)があるような気がする。もしもそうならば、現在の安倍総理が東大に入れず、成蹊大学に進んだというのは、親がその枠を使わなかったのか、それとも、その枠はもっと「重要な人々」つまり、官僚の家系のためにあるのか、と邪推したりするわけである。
まあ、これは妄想の類だが、日本では政治家よりも官僚が実際に国を動かしているわけで、親子代々官僚という一族もけっこういるだろう。そういう家系にとっては「東大卒」という肩書を得るかどうかは家の興亡に関わる大問題だ。ならば、「官僚一族のための枠」が最初からある、と推理しても不自然ではないだろう。
(以下引用)
2013年10月12日18:59
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選択を間違わなければ、日本はあらゆる分野で世界一になる。
「日本は、3分野の内、「読解力」と「数的思考力」の平均得点が、参加24ヶ国・地域中トップ、「ITを活用した問題解決能力」においては10位を記録した。各国の結果としては、フィンランドは3分野いずれも2位を獲得し、オランダ、スウェーデン、ノルウェイがそれに続く。一方、順位が低かったのは、スペイン、イタリア、フランスで、「IT活用」には参加せず、「読解力」と「数的思考」が最下位に近かった。」
日本人は世界レベルからみても学力はトップクラスなんだろう。多分、平均的米国人レベルよりも高いし、英国人やフランス人よりもかなり高いハズだ。だが、大学ランキングでは日本勢は米国勢に比べ圧倒的に劣勢だ。デフォルト寸前の米国債が世界最高の信用力であるAAAであるように、実際の学力水準は体たらくであっても、米国の一流大学は世界トップの研究教育水準を維持していることになっている。ノーベル賞の受賞者数もどういうワケだか大したことのない英米系学者で圧倒しているのを見ても、実際の研究成果なんていうよりも、政治的な力学のようなものが常に支配している世界なんだろう。実際の舞台裏は嘘っぱちだらけなんだろう。
この間も、みのもんたの息子の逮捕問題が問題になっているが、要するに「就職のコネ」問題だ。例えば、慶応大学が就職に強いというイメージがある。とりわけ、慶応大学卒の学生が他大学卒業者に比較し平均的に突出しているかといえば決してそうではないだろう。むしろ、全体的な学力水準は低いのではないのか。学部にもよるんだろうが慶応大卒業者の60%以上が無試験組であって受験勉強などしていない。しかも、一般入試でさえ2教科+小論文であって、小論文の点数なんて何を基準に付けられているのやらサッパリわからない。AO入試なんていうのもあって、実態は無試験入試なんだろう。しかも何を基準に合否を判定しているのかさえサッパリわかんないというシロモノだ。
例えば、慶応大学法学部法律学科の今年の入試結果は、英語200点、日本史又は世界史100点、小論文100点の合計400点満点で、合格最低点が246点(62%)だった。ところが、代々木ゼミの最新偏差値を参照すると私学で一番高い「68」になっている。つまり、100点満点中62点しかとれなくても偏差値68ってワケなのか。ホントなのか。実態は全く別物なのではないのか。私にはどうにも信じられない。
しかも、慶応大学の学生の60%が内部進学か無試験のコネ推薦入学だとしたら、実際のレベルはどの程度なのかは想像はつく。ほとんどがコネで入学した学生が就職時にまた親のコネで一流企業に入社する。しかも、政府による規制業種の給料最高水準のマスコミなどで独占されるとなると・・。就職の実態は異常事態だなって思う。
Q 幼稚園、保育園に通っていないことが受験・合否に影響しますか。
A 幼稚園、保育園に通っている、通っていないことによる影響はありません。
Q 入学試験において保護者の面接はありますか。
A ありません。
Q 入学試験に関して、部長及び教職員との面会はできますか。
A 一切できません。
Q 受験に当たって寄付金、入学予約金を払うことがありますか。
A 一切ありません。
Q 受験に当たって紹介状や推薦状の必要はありますか。
A 必要ありません。
これは最近開校した慶応横浜初等部にあったんだが・・。
「入学試験において保護者の面接はありますか。」
→ 「保護者のコネは効きますか」 ってことなんだろう。
「入学試験に関して、部長及び教職員との面会はできますか。」
→ 「部長や教職員の口利きは効きますか」 ってことなんだろう。
「受験に当たって寄付金、入学予約金を払うことがありますか」
→ 「袖の下は効きますか」 ってことなんだろう。
一般的によくある質問なんだろうが、エゲツない。しかし、それが実態なんだろう。
かの石原裕次郎が、兄の慎太郎は秀才で一橋大卒だったが、自分は不良でバカだったから慶応だったといっていたが、慎太郎の息子も揃いも揃ってバカだったので、慎太郎は息子たちを慶応幼稚舎から入れて大学までエスカレーターで卒業させた。しかも、余程のバカだったらしく卒業もままならなかったみたいだ。だから、慎太郎は「息子にはカネで学歴をつけさせた」と堂々公表しているんだろう。みのもんたの窃盗逮捕息子も付属高校時に退学処分をカネで解決したということだった。
要は、世間は不平等であって、実態とイメージはぜんぜん違うということ。
しかし、コネがすべて悪なのかどうかは判断しかねるね。コネも親の功徳ということがいえるワケだし、誰かの努力だということもいえる。但し、現在の米国でも問題になっているのが格差問題であって、一部の利権者とその他大衆との格差が圧倒的になってる。教育問題は明白であって、実際は本人の実際の学力とは関係なく、親の財力とコネで学歴は買えるようだ。あのアホだったブッシュ息子でもエール大学だし、偏差値45以下の小泉息子も米国ではコロンビア大学大学院だった。漫画ばっかり読んでたアホ学生だった麻生太郎も学習院大卒だ。戦前の皇族貴族学校で学習院は今よりも上級レベルであって東大と並んでいたという話もあるが、麻生太郎は付属から持ち上がり。「吉田茂の孫」と「寄付します」とか答案用紙に書きさえすればすべての試験は合格だったんだろう。
最初に戻るが、日本人の学力の平均レベルが世界一なのは公的教育制度がしっかり効いているからだ。米国や英国、フランスの平均学力が最悪なのは、実質的な格差社会だからなんだろう。貴族や富豪階級の子弟は財力で最高の教育を受けさせるが、その他一般大衆庶民は蚊帳の外・・。教育格差でますます格差拡大ってワケなんだろう。確かに、日本でも欧米型になりつつある。
私自身は日本の公教育は洗脳システムの一つだとしてしばしば批判してきたが、もちろん、「洗脳」の傍ら、知識の教授もしてきたわけである。もっとも、私は、一般庶民に必要な教育は中学まで、義務教育までで十分だ、と思っている。後の高校教育、大学教育は、「(企業による)選別のための教育」である。つまり、受験戦争のための教育だ。受験戦争(選抜)自体が第一義であり、そこで教える知識の大半は庶民には不要なものである。
ところが、その「選抜」自体がおそらく不正だらけだろう、とスカイヲーカーさんは見ているわけで、下の記事では私大や私立学校のことだけが取り上げられているが、私の勘では、国立大でも学長や理事長などの裁量によって、学力不足でも入る枠(人数)があるような気がする。もしもそうならば、現在の安倍総理が東大に入れず、成蹊大学に進んだというのは、親がその枠を使わなかったのか、それとも、その枠はもっと「重要な人々」つまり、官僚の家系のためにあるのか、と邪推したりするわけである。
まあ、これは妄想の類だが、日本では政治家よりも官僚が実際に国を動かしているわけで、親子代々官僚という一族もけっこういるだろう。そういう家系にとっては「東大卒」という肩書を得るかどうかは家の興亡に関わる大問題だ。ならば、「官僚一族のための枠」が最初からある、と推理しても不自然ではないだろう。
(以下引用)
2013年10月12日18:59
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選択を間違わなければ、日本はあらゆる分野で世界一になる。
「日本は、3分野の内、「読解力」と「数的思考力」の平均得点が、参加24ヶ国・地域中トップ、「ITを活用した問題解決能力」においては10位を記録した。各国の結果としては、フィンランドは3分野いずれも2位を獲得し、オランダ、スウェーデン、ノルウェイがそれに続く。一方、順位が低かったのは、スペイン、イタリア、フランスで、「IT活用」には参加せず、「読解力」と「数的思考」が最下位に近かった。」
日本人は世界レベルからみても学力はトップクラスなんだろう。多分、平均的米国人レベルよりも高いし、英国人やフランス人よりもかなり高いハズだ。だが、大学ランキングでは日本勢は米国勢に比べ圧倒的に劣勢だ。デフォルト寸前の米国債が世界最高の信用力であるAAAであるように、実際の学力水準は体たらくであっても、米国の一流大学は世界トップの研究教育水準を維持していることになっている。ノーベル賞の受賞者数もどういうワケだか大したことのない英米系学者で圧倒しているのを見ても、実際の研究成果なんていうよりも、政治的な力学のようなものが常に支配している世界なんだろう。実際の舞台裏は嘘っぱちだらけなんだろう。
この間も、みのもんたの息子の逮捕問題が問題になっているが、要するに「就職のコネ」問題だ。例えば、慶応大学が就職に強いというイメージがある。とりわけ、慶応大学卒の学生が他大学卒業者に比較し平均的に突出しているかといえば決してそうではないだろう。むしろ、全体的な学力水準は低いのではないのか。学部にもよるんだろうが慶応大卒業者の60%以上が無試験組であって受験勉強などしていない。しかも、一般入試でさえ2教科+小論文であって、小論文の点数なんて何を基準に付けられているのやらサッパリわからない。AO入試なんていうのもあって、実態は無試験入試なんだろう。しかも何を基準に合否を判定しているのかさえサッパリわかんないというシロモノだ。
例えば、慶応大学法学部法律学科の今年の入試結果は、英語200点、日本史又は世界史100点、小論文100点の合計400点満点で、合格最低点が246点(62%)だった。ところが、代々木ゼミの最新偏差値を参照すると私学で一番高い「68」になっている。つまり、100点満点中62点しかとれなくても偏差値68ってワケなのか。ホントなのか。実態は全く別物なのではないのか。私にはどうにも信じられない。
しかも、慶応大学の学生の60%が内部進学か無試験のコネ推薦入学だとしたら、実際のレベルはどの程度なのかは想像はつく。ほとんどがコネで入学した学生が就職時にまた親のコネで一流企業に入社する。しかも、政府による規制業種の給料最高水準のマスコミなどで独占されるとなると・・。就職の実態は異常事態だなって思う。
Q 幼稚園、保育園に通っていないことが受験・合否に影響しますか。
A 幼稚園、保育園に通っている、通っていないことによる影響はありません。
Q 入学試験において保護者の面接はありますか。
A ありません。
Q 入学試験に関して、部長及び教職員との面会はできますか。
A 一切できません。
Q 受験に当たって寄付金、入学予約金を払うことがありますか。
A 一切ありません。
Q 受験に当たって紹介状や推薦状の必要はありますか。
A 必要ありません。
これは最近開校した慶応横浜初等部にあったんだが・・。
「入学試験において保護者の面接はありますか。」
→ 「保護者のコネは効きますか」 ってことなんだろう。
「入学試験に関して、部長及び教職員との面会はできますか。」
→ 「部長や教職員の口利きは効きますか」 ってことなんだろう。
「受験に当たって寄付金、入学予約金を払うことがありますか」
→ 「袖の下は効きますか」 ってことなんだろう。
一般的によくある質問なんだろうが、エゲツない。しかし、それが実態なんだろう。
かの石原裕次郎が、兄の慎太郎は秀才で一橋大卒だったが、自分は不良でバカだったから慶応だったといっていたが、慎太郎の息子も揃いも揃ってバカだったので、慎太郎は息子たちを慶応幼稚舎から入れて大学までエスカレーターで卒業させた。しかも、余程のバカだったらしく卒業もままならなかったみたいだ。だから、慎太郎は「息子にはカネで学歴をつけさせた」と堂々公表しているんだろう。みのもんたの窃盗逮捕息子も付属高校時に退学処分をカネで解決したということだった。
要は、世間は不平等であって、実態とイメージはぜんぜん違うということ。
しかし、コネがすべて悪なのかどうかは判断しかねるね。コネも親の功徳ということがいえるワケだし、誰かの努力だということもいえる。但し、現在の米国でも問題になっているのが格差問題であって、一部の利権者とその他大衆との格差が圧倒的になってる。教育問題は明白であって、実際は本人の実際の学力とは関係なく、親の財力とコネで学歴は買えるようだ。あのアホだったブッシュ息子でもエール大学だし、偏差値45以下の小泉息子も米国ではコロンビア大学大学院だった。漫画ばっかり読んでたアホ学生だった麻生太郎も学習院大卒だ。戦前の皇族貴族学校で学習院は今よりも上級レベルであって東大と並んでいたという話もあるが、麻生太郎は付属から持ち上がり。「吉田茂の孫」と「寄付します」とか答案用紙に書きさえすればすべての試験は合格だったんだろう。
最初に戻るが、日本人の学力の平均レベルが世界一なのは公的教育制度がしっかり効いているからだ。米国や英国、フランスの平均学力が最悪なのは、実質的な格差社会だからなんだろう。貴族や富豪階級の子弟は財力で最高の教育を受けさせるが、その他一般大衆庶民は蚊帳の外・・。教育格差でますます格差拡大ってワケなんだろう。確かに、日本でも欧米型になりつつある。
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