「参院選の争点は、端的に言えば「優先順位は金なのか?命なのか?」「損得なのか?善悪なのか?」と集約可能」
TPP/WTO/グローバリズム笹田 惣介氏のツイートより。
参院選の争点は、端的に言えば「優先順位は金なのか?命なのか?」「損得なのか?善悪なのか?」と集約可能だろう。
今日本を動かしている「大人たちが生きている間の損得」などと言う目先の利害ではなく「全ての大人が死んだ後、どんな形の日本を次世代に残すべきか」を考えて投票所に足を運ぶべきだ。
日本人は「改革」という言葉に弱い。
改革は善であり改革派は正義の味方、改革に反対する輩は既得権益にしがみつく守旧派・抵抗勢力だというステレオタイプの発想が未だにまかり通っている。
小泉純一郎の「改革なくして成長なし」という言葉に、自らの頭で考えず改革の意味も知らない有権者は飛びついた日本…この国には、目に見えない情報の壁が存在する。
それを「閉ざされた言語空間」と江藤淳は呼んだ。
マスメディアが官僚と結託して情報を操作し、真実を国民の目から覆い隠している。
一般の国民はもちろん、国民が選挙で選んだ代表である国会議員、時には与党の議員でさえ蔑にされているほどだ。
リーマンショックで米国モデルの破綻が歴然と露呈した。
改革派の経済学者の中には「懺悔の書」を出す者まで現れた。
鳩山政権が年次改革要望書を廃止し「米国主導の日本改造」に死刑宣告が下されたと思った矢先、「平成の開国」と菅直人が突如としてTPPを持ち出し、安倍晋三は参加表明を断行した。
昨年の総選挙、民主党はTPP参加を掲げる一方、自民党は「交渉に参加するための6条件に違反する場合はTPP参加反対」を掲げて圧勝し政権復帰。
しかし、皮肉にもTPP交渉への参加表明は「勝った途端、手のひらを返し有権者を騙した自民党政権」により断行される結果となったのは、記憶に新しい。
「平成の開国」と、突如TPPを持ち出した菅直人。
「不退転の覚悟で」と、参加に突き進もうとした野田佳彦。
「総選挙公約を放棄」してまで、TPPに参入表明した安倍晋三。
最初は、小悪党がうろちょろしたが、一番の悪人は最後に控えていた。
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