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小沢橋下連合案消滅万歳!

本音を言えば、橋下という汚らわしい名前をタイプするのもうんざりである。あの詐欺師が詐欺師であることを自らの言動で証明し、彼の正体が世間に知れるようになってきたから、もう書かなくてもいいかな、とも思うのだが、彼の背後にいる黒幕(ユダ金)はそれほどたやすい存在ではないから、もうしばらくは書いていくしかないだろう。
橋下が自ら墓穴を掘ったかに見られる野田総理へのエールは単純な戦略ミスなのか、あるいはそろそろ正体を明らかにしても大丈夫だという判断なのか、どちらかは分からない。
まあ、9.11のような粗雑極まりない「自作自演テロ」でさえ今でも世間で通用しているくらいだから、橋下の市長就任という既成事実ができた以上、大衆に真実が分かっても大衆の力など大したことはない、と世界支配層は考えているのだろう。
野田にエールを送るということは、橋下は《消費税増税賛成、原発賛成、TPP賛成》、ということである。その三要件にノーを言っている小沢と橋下が組めるわけがない。この連合だけが私は心配だったのだが、橋下が正体を顕してくれたことで、実は安心した。
小沢は老練な政治家だから、理想は理想として、現実の政治手順はまず「政治は数である」という所から始めるだろう。とすれば、マスコミの寵児として大衆的人気(はっきり言えばB層人気だ)を作ってきた橋下との連携をしたいという気持ちもあったと思う。だから、小沢と橋下が手を組むというのが、私の最大の懸念、いや、悪夢だったのである。
これで小沢が橋下と手を組むなら、「国民の生活が第一」の党綱領と正反対の行動になるのであり、もはや私は小沢支持をやめるしかないだろう。そうならないことを祈る。

(以下引用)

2012年07月11日
本澤二郎の「日本の風景」(1096)
<正体をさらけ出した極右・大阪市長>

 あえて記述する価値もないが、橋下大阪市長の昨日の言動には驚いた。それをNHKまでが報道したものだから、その影響は少なくない。極右知事と連携して新党を立ち上げようとしている、との報道もある。既に自民党を離反した「立ち上がれ日本」という極右政党が、永田町に存在している。背後に宗教右派が付いている。石原にも宗教団体がテコ入れしているが、国政での成果は出ていない。ワシントン右派と橋下と一緒になって、隣国との対立抗争に輪をかけようと言うのか。



<野垂れ死・野田を絶賛>
 橋下の言動についての前大阪市長の平松の評価を思い出させる。「マスコミはただ発言を検証もせずに垂れ流しているだけ。それでいいのか」との指摘である。健全なジャーナリズム不在の日本を指摘している深刻な事態を、多くの市民はまだ十分に理解していない。
 騙される市民も悪いが、騙すほうはもっと悪い。メディアと政治家の2人3脚というと、その典型は中曽根とナベツネに見ることが出来る。同じことを橋下とマスコミが共演している。
 これまでは地方自治や役人の腐敗を取り上げて、真っ向から切り捨てた。快刀乱麻の橋下に感動した大阪の府民と市民だった。ことほど自らの自制・抑制に無頓着な地方自治体だった。しかも、経済が右上がりから、右下がり、財政が悪化する中で、こんなことが許されるわけがない。
 そこに橋下は切り込んで、見事に喝さいを浴びた。当たり前のことをしただけである。しかし、その後に、彼の正体が徐々に露わになってきた。「中立の教育」に介入し始めたのだ。石原との連携だ。教育委員会に、おかしな人物が入り込んできている。東京都や神奈川県・横浜市だけではない。埼玉県もそうだ。皇国史観論者がはびこり出している。それが松下政経塾首長の下で推進されていることが、いまや韓国のマスコミでも報道されている。
 政治的には小僧レベルの人気者を、石原はうまく取り込んでしまったのである。東京都・大阪都への構想も、いうなれば黒幕が誰なのかが判明しよう。

 橋下は、昨日とうとう自らの正体をさらけ出した。国民の怒りを買っている野田に、エールを送ったのだ。松下政経塾の軍門に下った大阪市長を、天下に公表したことになる。おわかりだろうか。
 野田沈没目前に手を差し伸べた、と本人は理解しているのだろうが、野田の悪政にいらだつ庶民が、素直に受け入れてくれるだろうか。存外、野田の後釜に座り、野田政策を継続させる、といいたいのだろうか。こんな小僧に大事な国政を任せるお人よしが、この日本にいるのだろうか。
<10%大増税・原発再稼働を評価>
 彼は10%大増税に決着をつけようとする野田に塩を送った。その結果、大量離党へと発展、本日小沢新党が旗揚げすることになっている。小沢と連携している鳩山は昨日、仲間との会合で「党を分断させた者が、国を統治出来るだろうか」と最大級の皮肉のボールを投げつけた。

 橋下は、毎週金曜日の夜に押しかける官邸包囲の平和市民の怒りのデモにも反撃したのである。原発再稼働にも評価してみせたのだから。悪政の実績に100点をくれたのだ。
 原発再稼働に反対して人気を上げた人物だ。いざという場面で方向転換した。そして、遂に野田の原発再稼働を絶賛したのである。君子豹変も際立つ。むろん、君子などではないが。
<TPP強行にも期待>
 野田悪政のもう一つのTPPにも「やれ」とハッパをかけた。
 日本社会にとてつもない悪影響が指摘されているTPPだ。日本のアメリカ化を推進する、という橋下である。これで彼の胸の内が読めた。彼の資金的裏付けのことでもある。
 原発再稼働・10%大増税・TPPの推進勢力は、いうまでもなく財閥と官閥とワシントン・CIAである。なんのことはない、野田も橋下・石原も同じ穴の狢なのだ。
<民意不在の橋下露呈>
 原発再稼働を期待している国民は少数派である。大半が強く反発している。10%消費税に感謝する国民などいないだろう。富裕層と役人だけであろう。
TPPを受け入れることに狂奔しているのは、愚かな官僚と財界人だけである。
 民意は、反原発・反増税・反TPPである。民意は官僚利権のための税制・予算の一大改革によって、大幅な歳出を削減することに期待を寄せている。つまり、バケツの穴を放置して、いくら水を入れてもすぐに漏れてしまう。バケツの穴を閉じよ、それが先決だと訴えている。
 そもそも、民主党はそのことを約束して政権を手にしたものだ。野田は奇代のペテン師・詐欺師なのである。それを絶賛する橋下も同様なのだ。
<発言は見せかけ・人気取り>
 橋下に信念があるだろうか。
 言えることは、庶民感覚でモノを言える。ただそれだけのことであろう。しかも、それは平松がいうように人気取りでしかない。その場限りの放言であろう。信念などひとかけらもない。
 だから簡単に悪に染まるという弱点を抱えている。彼を石原に結びつけた人物を知らないが、極右に取りつかれると言う弱点は、経験不足と周囲に良い人物がいなかったことだろう。「朱に交われば赤くなる」のである。多くの若者の弱点なのだが、本人が気付く時が来るのであろうか。
<黒幕は松下政経塾・元経済官僚>
 ある程度は、予想されてきたことである。というのも、戦前の歴史観に取りつかれている松下政経塾の元首長が、橋下の周囲を取り巻いている。橋下の教育行政への強い関与と無関係ではないはずだ。金と票のPANASONICに魅力を感じる無節操な政治家予備軍は、かなりいるであろう。
 橋下もそんな一人かもしれない。あるいは、松下幸之助との不思議な縁も潜んでいるのかもしれない。
 側近に元経済官僚がいる。財閥・官閥とは深い関係がある。彼も松下幸之助ファンだったのか。
 松下の政治的野望は、自ら70億円を用意して立ち上げた政経塾から、それは容易に推測される。持てる資金で多くの出版物を公表させて、見事に虚像を作り上げ、人々に信じ込ませることに成功した。
 いち早く中国に進出したが、同時並行して幸之助本を数多く翻訳出版させて、誤れる虚像を中国人に押し付けることにも成功した。莫大な広告費でマスコミの幸之助批判・政経塾批判を封じ込めてきた。
 いま本当の幸之助の野望が実現しているのである。この70億円は脱税資金と筆者に断言した元閣僚がいる。国税当局者は真実を語る責任があるだろう。
<ジャーナリストの罪>
 それにしても幸之助の真実を取材出来なかった日本人ジャーナリストについて、筆者を含めて反省するばかりである。
 広告費でもって、ただそれだけで報道しないメディアが、大手の新聞テレビというのも、悲劇である。金に屈するマスコミの日本でいいのであろうか。宇都宮徳馬は「国民に奉仕するジャーナリズム」を叫び続けていた。読売新聞が中曽根内閣に屈した時点で、彼の怒りは頂点に達した。
 彼は戦前の読売で、軍部に楯突く記事を書いていた勇気ある言論人だった。命を守るために仕方なくペンネームを用いたのだが。
 この平和な日本で、多くがペンネームを使っている。実名を出せないのだ。後ろめたいのか、それとも勇気がないのか。自信がないのか。そういえば、表札のないマンション住宅も目立つ。不思議な日本を、今後も続けるのか。
 ジャーナリズムが健全性を取り戻せば、怪しげな人物が地方自治や国政を壟断することなど出来ない。ジャーナリストの奮起を訴えるしかないのか。
2012年7月11日9時10分記

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