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キューバについてはナリチュウ(成り行きに注目)也

「ロシアの声」から転載。
国際政治の話題はこのブログではあまり扱わないことにしているのだが、「ロシアの声」の記事は時々刻々と他の記事に代わっていくので、とりあえず転載しておく。
ダウニング街での猫の「ネズミ捕り担当」の地位をめぐる権力闘争の記事も面白かったのだが、「ロシアの声」はなかなか記事の幅が広くて、勉強にもなるし、記事の選択のセンスが良くて面白い。世界の面白い記事、ロシアの面白い記事を載せているだけで、プロパガンダ性はほとんど無いのである。
今ではロシアは共産主義国家というよりは資本主義国家で、その根底に社会主義的な「人民愛護思想」の精神的遺産があるだけに、欧米諸国よりもよほど考え方が健全なのだ。(もともと「共産主義(コミュニズム)」は実現不可能な社会体制であり、ソ連が共産主義国家であったことはない。あれは社会主義国家の一つである。)
さて、下の記事はキューバの「開放政策」が進みつつあることを示している。
この「開放政策」によってキューバという国が「悪しきグローバリズム」に毒されるのではないか、という懸念はあるが、今後「最後の社会主義国家」キューバがどうなっていくか見守りたい。(などと、まるで大手マスコミの記者でも書きそうな八方美人的文章だな。)


(以下引用)


キューバ、「鉄のカーテン」除幕か:市民に出国の自由
タグ: 北米・中南米, 国際, キューバ, 記事一覧, 政治
17.10.2012, 07:47

© Photo: SXC.hu

キューバ政府は出国ビザの完全解禁を宣言した。間もなくキューバ市民は2年までの期間であれば障害なしに外国に出かけることが出来るようになる。BBCが伝えた。もはや出国者に必要なのは有効なパスポートと受け入れ国のビザだけだ。
これまでは、キューバ出国者の大部分は、有効期限の短い、かつ高価な出国ビザしか手に入れることが出来なかった。ビザの期限は最大11か月であった。さらに外国に出かけるためには、受入国からの書類を提出しなければならなかった。それというのも全て、これまで出国を試みた人は、キューバ政府にとって裏切り者であり、革命の敵とみなされたからである。しかし現在、キューバを離れる人々は経済的な目的を持っており、資本と知識を故国に持ち帰ってくれる、との理解が生じている。
しかしながら、新しい仕組みは、全員に適用されるわけではない。政府はキューバの「人的資本」を守ることに汲々としており、そのため高度な専門的知識・職能を有する人たち、たとえば医者などは、従来通り出国に障害がある。

BBCは、今回の改革がキューバ危機50年という年に行われることに注意を促している。キューバ危機では世界は核戦争の瀬戸際にかつてないほど接近した。現在もキューバと米国は敵対的な関係であり、米国に対するキューバの経済的ブロックも存続している。

NEWSru.com


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