「ユルネバ!」から転載。
話が漠然としているように見えるかもしれないが、実は現在の日本の根本病理がここに書かれている。そういう意味では今日の「徽宗皇帝のブログ」記事の補完内容だとも言える。
私の言葉も漠然としているかもしれないが、要するに
「つまりここには耳をふさぎたくなるような無作為や欺瞞が放置されている。
こんなクソ社会で金だけ儲けたら幸せになれると信じられる方が狂ってるよね。
お父さんサラリーマンで会社の業績伸び悩んで給料も横ばいだとしましょうよ。で母親痴呆で奥さんアル中で息子引きこもり。そこで
「よぉしバリバリ仕事がんばって出世したら問題解決~」
と思ってたらそいつが一番病気です。」
ということである。
この「お父さん」は日本人全員であり、男だけ、大人だけ、という話ではない。まあ、日本では特にキチガイが先頭に立って拝金思想(金が得られれば他人の命などどうでもいい)の旗振りをしている、ということなのだが。
ではどうするか。
まずは、これまで放置されてきた「無作為と欺瞞」を直視し、国民が声を上げ行動するしかないはずである。
(以下引用)
2013年02月24日
2/23
・ビデオニュース・ドットコムは
「経済成長」という呪縛からの解放
ゲスト:水野和夫氏(埼玉大学大学院経済科学研究科客員教授)
http://www.videonews.com/on-demand/611620/002675.php
すごい大きな話。
要は収奪できるところが無くなったからもはや「成長」というのは世界的・歴史的に見てありえない、と。
僕もやっぱり名目GDPがどったらって話はもう終わった話のような気がします。「じゃ何か物差しあんのか!」とか言われると「物差しで計るって考え方が古い!」と逆ギレ。
で、Nコメと福島報告(どちらも無料)
・遠隔操作ウィルス事件続報
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002676.php
・新たに2人の子どもに甲状腺がん見つかる
県民の健康情報は誰のものなのか
http://www.videonews.com/fukushima/0001_5/002681.php
を観ると、つまりここには耳をふさぎたくなるような無作為や欺瞞が放置されている。
こんなクソ社会で金だけ儲けたら幸せになれると信じられる方が狂ってるよね。
お父さんサラリーマンで会社の業績伸び悩んで給料も横ばいだとしましょうよ。で母親痴呆で奥さんアル中で息子引きこもり。そこで
「よぉしバリバリ仕事がんばって出世したら問題解決~」
と思ってたらそいつが一番病気です。
・ドイツが金魚の餌も世界一だというのに驚きました。
あそこ珈琲のペーパーとかも強いんですよ。なんか日本はどこかでボタンを掛け違えた気がする。
「効率化」の名の元に「選択と集中」をやりましたでしょう、あれがたぶん合成の誤謬を産んでて、個々の事象については合理的であっても、国全体で見ると多様性と選択肢を失わせて極めて脆弱なお金稼ぎシステムにしてしまった、のかもしれません。
(追記)某ブログから転載。
「有用な」文化のもたらす荒廃
私が好まず、信用しないのは、「有用な」発明品だけなのである。このような有用な業績は、つねに何らかの忌まわしい沈殿物を併せ持っている。それらはひどくけち臭く、ひじょうに狭量で、とても息の短いものである。それらが生まれた動機、すなわち、虚栄心や所有欲を私たちはすぐさま見抜くことができる。そしてこれら有用な文化現象は、いたるところに、不道徳という、戦争という、死という、隠された悲惨という、一本の長い尻尾を引きずっている。文明の通過したあと、地球には廃棄物とゴミの山があふれる。有用な発明の結果として、すてきな世界博覧会とエレガントな自動車ショーが催されるだけでなく、それらのあとに続いて、青ざめた顔をしたひどい低賃金で働く鉱山労働者がやってくる。それらのあとに病気と荒廃がやってくる。そして人類は、蒸気機関車とタービンをもつ代わりに、地球の景観と人間の心に加える際限のない破壊でその支払いをするのである。
ヘルマン・ヘッセ「花火」より
2011/02/11 (Fri) 備忘的記録 Trackback(0) Comment(0)
話が漠然としているように見えるかもしれないが、実は現在の日本の根本病理がここに書かれている。そういう意味では今日の「徽宗皇帝のブログ」記事の補完内容だとも言える。
私の言葉も漠然としているかもしれないが、要するに
「つまりここには耳をふさぎたくなるような無作為や欺瞞が放置されている。
こんなクソ社会で金だけ儲けたら幸せになれると信じられる方が狂ってるよね。
お父さんサラリーマンで会社の業績伸び悩んで給料も横ばいだとしましょうよ。で母親痴呆で奥さんアル中で息子引きこもり。そこで
「よぉしバリバリ仕事がんばって出世したら問題解決~」
と思ってたらそいつが一番病気です。」
ということである。
この「お父さん」は日本人全員であり、男だけ、大人だけ、という話ではない。まあ、日本では特にキチガイが先頭に立って拝金思想(金が得られれば他人の命などどうでもいい)の旗振りをしている、ということなのだが。
ではどうするか。
まずは、これまで放置されてきた「無作為と欺瞞」を直視し、国民が声を上げ行動するしかないはずである。
(以下引用)
2013年02月24日
2/23
・ビデオニュース・ドットコムは
「経済成長」という呪縛からの解放
ゲスト:水野和夫氏(埼玉大学大学院経済科学研究科客員教授)
http://www.videonews.com/on-demand/611620/002675.php
すごい大きな話。
要は収奪できるところが無くなったからもはや「成長」というのは世界的・歴史的に見てありえない、と。
僕もやっぱり名目GDPがどったらって話はもう終わった話のような気がします。「じゃ何か物差しあんのか!」とか言われると「物差しで計るって考え方が古い!」と逆ギレ。
で、Nコメと福島報告(どちらも無料)
・遠隔操作ウィルス事件続報
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002676.php
・新たに2人の子どもに甲状腺がん見つかる
県民の健康情報は誰のものなのか
http://www.videonews.com/fukushima/0001_5/002681.php
を観ると、つまりここには耳をふさぎたくなるような無作為や欺瞞が放置されている。
こんなクソ社会で金だけ儲けたら幸せになれると信じられる方が狂ってるよね。
お父さんサラリーマンで会社の業績伸び悩んで給料も横ばいだとしましょうよ。で母親痴呆で奥さんアル中で息子引きこもり。そこで
「よぉしバリバリ仕事がんばって出世したら問題解決~」
と思ってたらそいつが一番病気です。
・ドイツが金魚の餌も世界一だというのに驚きました。
あそこ珈琲のペーパーとかも強いんですよ。なんか日本はどこかでボタンを掛け違えた気がする。
「効率化」の名の元に「選択と集中」をやりましたでしょう、あれがたぶん合成の誤謬を産んでて、個々の事象については合理的であっても、国全体で見ると多様性と選択肢を失わせて極めて脆弱なお金稼ぎシステムにしてしまった、のかもしれません。
(追記)某ブログから転載。
「有用な」文化のもたらす荒廃
私が好まず、信用しないのは、「有用な」発明品だけなのである。このような有用な業績は、つねに何らかの忌まわしい沈殿物を併せ持っている。それらはひどくけち臭く、ひじょうに狭量で、とても息の短いものである。それらが生まれた動機、すなわち、虚栄心や所有欲を私たちはすぐさま見抜くことができる。そしてこれら有用な文化現象は、いたるところに、不道徳という、戦争という、死という、隠された悲惨という、一本の長い尻尾を引きずっている。文明の通過したあと、地球には廃棄物とゴミの山があふれる。有用な発明の結果として、すてきな世界博覧会とエレガントな自動車ショーが催されるだけでなく、それらのあとに続いて、青ざめた顔をしたひどい低賃金で働く鉱山労働者がやってくる。それらのあとに病気と荒廃がやってくる。そして人類は、蒸気機関車とタービンをもつ代わりに、地球の景観と人間の心に加える際限のない破壊でその支払いをするのである。
ヘルマン・ヘッセ「花火」より
2011/02/11 (Fri) 備忘的記録 Trackback(0) Comment(0)
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