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アマちゃん

私は日本文化の伝統と日本の歴史の中核に天皇の存在がある、という考えの持ち主で、したがって「天皇を尊重すべきである」という「尊皇論者」だが、かといって天皇を現人神とする天皇崇拝者ではないし、昭和天皇の政治責任(戦争責任)は歴史的に免罪できない、と思っている。まあ、簡単な話、「天皇(制)は貴重な文化遺産だから大事にしましょう」ということだ。2000年近い伝統を持つ存在を、一つの世代の軽率な判断でデリート(消去)してはいけない、ということである。
天皇論議は百家争鳴の議論になりがちだが、議論の前提は「事実」である。その事実に推定が混同してしまうから面倒なことになる。私のような無名人がいい加減な思いつきを垂れ流すブログなら支離滅裂な内容でも世間には害を与えないが、天木直人のような有名人の発言だと、いい加減な内容の論説が世間に流布し、悪影響を与えることになることもある。下記記事は「阿修羅」からの転載だが、天木の言葉よりもコメント欄の無名人の言葉の方がはるかにレベルが高い、と私は思う。
まあ、もともと私は天木は「甘木」の甘ちゃんだ、と言っているのだが。
NHK朝ドラの「アマちゃん」の能年玲奈なら脳天気の甘ちゃんでもいいが、元外交官ともあろう人が甘ちゃんではマズイだろう。
というより、この程度の雑誌記事を「驚くべき特集記事」と驚いている無知さに、こちらが驚いてしまう。外交官というのはほとんどがこのレベルなのだろうか。いや、彼はマシな方なのかもしれない。少なくとも真面目な人間ではあることは確かである。しかし、もう少し「世間(ネット)の常識」を身につけてから発言してもらいたいものである。



(以下引用)


昭和史最大のタブーを書いた週刊朝日の真意 (天木直人のブログ) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/247.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 5 月 24 日 14:15:26: EaaOcpw/cGfrA


http://www.amakiblog.com/archives/2013/05/24/
2013年05月24日 天木直人のブログ

 発売中の週刊朝日5月31日号に驚くべき特集記事が掲載されている。

 それは昭和史最大のタブーと言って過言でない昭和天皇と日米安全保障条約成立のかかわり合いである。

 すなわち一言で言えばこういう事だ。

 日本の占領を成功させるには、「神の子孫」である天皇を活用することが必要と判断したマッカーサーは、東條英機らA級戦犯に戦争責任をかぶせ昭和天皇を免責するとともに、戦争放棄(武装解除)と象徴天皇制を新憲法に盛り込むことによって戦後の日本を他の同盟国に認めさせた。それはのことは自分自身の生命はもとより天皇制存続という最大の危機に直面していた昭和天皇の利害と見事に一致した。
 しかし昭和天皇にはもう一つ脅威があった。それは共産主義との冷戦である。日本が共産化されるという脅威はそのまま天皇と天皇制の脅威でもあった。昭和天皇は自分を戦争責任から救ってくれたマッカーサーを見限って、冷戦思考のジョン・フォスター・ダレス(後の米国務長官)と直取引し米軍駐留を受け入れを吉田茂首相に日米安保条約を急がせた。ダレスと昭和天皇の考えは一致し、吉田には選択の余地はなかった。日米安保条約の結末に必ずしも満足していなかった吉田茂は、講和条約締結(同時に日米安保条約を締結することになる)の全権代表として渡米することを拒んだが、嫌がる吉田を最後に翻意させたのもまた昭和天皇であった。

 以上の戦後史は、戦後史の中でも最大のタブーあり、知る人は知っているが一般国民からは遠ざけられてきた。

 その史実を週刊朝日という一般国民向けの週刊誌が、このタイミングでここまで書いたのだ。

 その真意はわからない。しかし一つだけはっきりしていることがある。

 それは、いま日本は戦後70年を前にして大きな曲がり角に直面しているということである。

 それに対して、右翼も左翼もどう対応していけばいいかわからない如くだ。

 すなわちこの国の指導者も、有識者も、メディアも、国民も、わからないまま、意見の一致を見ないまま、対立だけが増幅されて、漂流しているということである・・・

 

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コメント


07. 2013年5月24日 15:22:01 : CaqW7AB4xQ

> 講和条約締結(同時に日米安保条約を締結することになる)の全権代表として渡米することを拒んだが、嫌がる吉田を最後に翻意させたのもまた昭和天皇であった。

「嫌がる吉田を最後に翻意させたのもまた昭和天皇であった」の出所は、豊下教授が
「安保条約の成立ー吉田外交と天皇外交」(岩波新書)に書いた推論のようである[註]。
一学者の推論を週刊朝日はあたかも真実のように歪曲した。
朝日新聞社は歪曲の天才であることは衆知のことであり、自然な成り行きだろう。
推論でよいのならば、どのような歴史も書ける。

(以下略)

15. 2013年5月24日 22:28:25 : G8VvBbJeTK

ああ、ていうか天木という人か。
この人はアホ認定したので、もういらんわ。

退去


16. 冷徹な人 2013年5月25日 02:32:02 : tcgFDe61JhAvA : mRpHeuRoog

どこがタブーの話なのか?
前半は周知のことだし、後半は妄想・推論の域を出ていないし、事実がどうかの材料は私にはないが、本質的な話ではないことは間違いない。
 日本国憲法は、1947年5月3日に既に発布され、天皇は既に象徴となり、日本国は軍隊を放棄させられ、米国の占領下(米軍は駐留している)にあった。
 日米安保はその後の1951年9月8日締結で、憲法、日米安保条約、サンフランシスコ講和条約は3点セットで、米軍が日本に駐留する(米国が日本を前進基地として使用する)ことを前提としているのは明らか。
 天皇がどうのこうのなどは全く関係ないと思う。



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