ブログってのは基本的に童話の「王様の耳はロバの耳」のあの床屋が穴に向かって叫ぶ「王様の耳はロバの耳~!」である。
つまり、「徒然草」にある「思ふこと言はざるは腹ふくるるわざなれば」ということで、言いたいことを腹の中に溜めておくと精神衛生に悪い。だが、身近な人間に政治談議や社会批判発言をすると親類絶縁、親友絶交になりかねない。王様の耳がロバの耳であるなどと「真実」を言えば死刑である。(昔のソ連のアネクドート、つまり冗談に「フルシチョフは馬鹿だ」と公然と言った男がKGBに逮捕されたので、罪状は何だ、国家反逆罪か、と聞くと、「いや、国家機密漏洩罪だ」と答えた、というのがある。この話のどこが面白いの、などと言わないように。)
そこであの床屋は自分で穴を掘ってその中に「王様の耳はロバの耳だ~!」と叫んだのだが、現代ではネットというものがあり、ブログというものがあるから、わざわざ穴を掘らなくてもいい。そしてあの童話と同じように、その穴を埋めた後から生えてきた木が風にそよぐと「王様の耳はロバの耳だ~!」と音を立て、それが世間に拡散していく。まさしくネットを象徴する話ではないか。
というわけで、まずは思うことをしゃべりまくってスッキリできるというのがブログの第一の効用である。「きのこ姐さん」のブログはその典型だろう。で、その悪口やら暴言やらの中にある真実が世間を啓蒙してくれるという効用もあるわけだ。
であるから、誰も読まなくても、実はブログを書く意義はある。まあ、正体がばれたらどうする、という危険性もあるわけだが、それはそれでいいんじゃね? 沈香も焚かず屁もひらず、というだけの生き方をしていても面白くはないでしょう。
つまり、「徒然草」にある「思ふこと言はざるは腹ふくるるわざなれば」ということで、言いたいことを腹の中に溜めておくと精神衛生に悪い。だが、身近な人間に政治談議や社会批判発言をすると親類絶縁、親友絶交になりかねない。王様の耳がロバの耳であるなどと「真実」を言えば死刑である。(昔のソ連のアネクドート、つまり冗談に「フルシチョフは馬鹿だ」と公然と言った男がKGBに逮捕されたので、罪状は何だ、国家反逆罪か、と聞くと、「いや、国家機密漏洩罪だ」と答えた、というのがある。この話のどこが面白いの、などと言わないように。)
そこであの床屋は自分で穴を掘ってその中に「王様の耳はロバの耳だ~!」と叫んだのだが、現代ではネットというものがあり、ブログというものがあるから、わざわざ穴を掘らなくてもいい。そしてあの童話と同じように、その穴を埋めた後から生えてきた木が風にそよぐと「王様の耳はロバの耳だ~!」と音を立て、それが世間に拡散していく。まさしくネットを象徴する話ではないか。
というわけで、まずは思うことをしゃべりまくってスッキリできるというのがブログの第一の効用である。「きのこ姐さん」のブログはその典型だろう。で、その悪口やら暴言やらの中にある真実が世間を啓蒙してくれるという効用もあるわけだ。
であるから、誰も読まなくても、実はブログを書く意義はある。まあ、正体がばれたらどうする、という危険性もあるわけだが、それはそれでいいんじゃね? 沈香も焚かず屁もひらず、というだけの生き方をしていても面白くはないでしょう。
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