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原発作業員の死

「毎日JP」から転載。
福島原発事故現場では、今も過酷な作業現場で修復作業が行われている。密封された作業服を着て、高温の現場で作業しているわけだ。60代の人間なら当然血圧も高いはずだし、そういう人間に原発修復作業をさせるのは、人殺しに近い。これまで3人の人間が亡くなっているとすれば、これは大量殺人だろう。
それを平気でさせているのがこの国であり、東電という企業である。もちろん、「本人が希望してやっていることだ」ですべては終わりであり、法的には問題は無いだろう。だが、死の危険があることが明らかでありながら、それを看過することを法的には「未必の故意」と言い、立派な犯罪に当たるのではないか? 
私はこの原発修復作業の現場で人間が人間として扱われているか、知りたいと思う。東電の会長が自ら志願してこの作業をやるなら、拍手を送りたいものである。


(以下引用)


福島第1原発:60代男性が作業中、心肺停止状態に
 東京電力は9日、福島第1原発で作業をしていた協力企業社員の60代男性が作業中に倒れて意識を失い、心肺停止状態になったと発表した。この日の被ばく線量は52マイクロシーベルトだった。原発での作業に携わった期間や、これまでの累積被ばく線量は確認中という。
 男性は同日朝から、原子炉冷却によって生じる汚染水処理で出た放射性物質の貯蔵タンク製造のため、コンクリートを流し込む作業をしていた。午後2時20分ごろ体調不良を訴え、同原発内の医療室で医師の治療を受けたが、回復しないため同4時半ごろ福島県いわき市内の病院へ搬送された。同原発ではこれまでに3人の作業員が病気などで亡くなっている。【野田武】

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