私は未だに株の取引というものがよく分からない。株と証券の違いさえ知らない。まあ、調べればいいだけだが、調べるほどの熱意も無い。だが、株取引というものには根本的な欺瞞があるような気がしてならない。誰かそこをうまく説明してくれないだろうか。
そもそも、株の取引は「時価」でされていると思うのだが、そこにまず疑問がある。なぜ「額面通り」の金額で売買しないのだろう。時価で売買するということは、誰かがその時価を決めている、ということで、会社や株主ではなく、その時価を決める人間に株取引の「主権」が存在するということになるのではないか。
株式を持つ利益が、ただ会社の業績如何による配当金だけであるならば、「株はバクチだ」と言われることもないだろう。「株は投資だ」であり、先行き有望な会社を見抜き、それに投資することは経済発展上も意義のある行為で、「バクチ」と悪口を言われることもないはずだ。
ところが、額面100円で買った株に1000円の時価がつけられると、それを所有して配当金を貰うよりも、売って利益を得たほうが手っ取り早いわけで、こうしてすべての株が時価取引されることで株はバクチ化したと思われる。
はたしてこれはまともな経済行為なのだろうか。社会的に意義のある行為なのだろうか。それどころか、経済をバクチ化する有害極まるものだろう。実際、証券取引によるバブル経済は実体経済の数十倍、あるいは数百倍の規模だろうと思われる。つまり、株取引(か証券取引か知らないが)というバクチ行為で、一国の国家予算相当の金がたった一日で消える(株価が上昇することもあるのだから、もちろん「消える」だけではないが、株で儲ける人間よりは損する人間が圧倒的に多いのは、他のバクチと同様だろう。バクチとはそういうものだ。常に得するのは胴元だけである。)というキチガイ沙汰が平然と行われているのである。
ところで、その時価の株価数字はどこで誰が決めているか、知れたものではない。(不正選挙の票数と同じことで、どこか元締めで数字を決めれば、それで通用するわけだ。)そんな胡散臭いものに国家の金、つまり国民の税金を注ぎ込むことは、それだけで「政府による汚職行為」だ、と断言していいのではないか。
(以下引用)
日本株(76兆円が消滅) (NEVADAブログ)
http://www.asyura2.com/15/hasan100/msg/121.html
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4927324.html
2015年08月25日 NEVADAブログ
東証の下落(8月10日から昨日まで)で76兆円の時価総額が吹き飛んだと報じられています。
日経平均は2320円下落してこの損失ですから、1000円下落するごとに32兆円消滅することになっています。
個人投資家は今や右往左往しているはずですが、一般マスコミや証券会社担当者に聞きましても明確な返答など得られるものではなく、結果更にお金を突っ込み、損を拡大させることになります。
◇
〔東京株式〕6日続落、1万8000円割れ=切り返し後に再び下落(25日)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150825-00000083-jijnb_st-nb
時事通信 2015/8/25 15:09
【第1部】日経平均株価は前日比733円98銭安の1万7806円70銭、東証株価指数(TOPIX)は48.22ポイント安の1432.65と、ともに6営業日続落した。急落後に切り返す場面があったが、取引終了にかけて再び売られた。下値模索の展開が続き、日経平均は2月17日以来半年ぶりに1万8000円を下回った。出来高は47億4004万株。
【第2部】軟調。ラオックス、アサヒインテックが売られ、東邦金属は大幅安。Jトラスト、鳥貴族が値を上げた。出来高2億5899万株。
【外国株】安い。出来高24万9500株。
▽激しい値動き繰り返す
日経平均株価は25日の取引では激しい値動きを繰り返し、不安定な投資家心理を浮き彫りにした。取引開始直後は株安連鎖の流れにのみ込まれ、下げ幅は前日比800円に迫った。その後、中国人民銀行が公開市場操作で資金供給を実施したと伝わり、急速に値を戻した。日経平均の上げ幅は300円に迫り、「株安連鎖はひとまず一服した」(中堅証券)との見方が広がった。
しかし、午後の取引で再びマイナス圏に沈み、じりじりと下落。世界同時株安に歯止めがかかったとは言えないのは確かだ。中国では資金供給実施にもかかわらず、上海株の戻りは鈍い。欧米市場の動向も気掛かりとあって、「投資意欲が急回復したわけではない」(大手証券)という。海外市場の動向から目が離せない状況は、しばらく続きそうな雰囲気だ。(了)
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