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夢の高校




8月27日(木)


 


今朝の半覚醒時の夢。


 


俺はどうやらどこかの高校の新入生らしい。その高校はFラン高校らしく校舎は雑然とした感じだ。というより、古い大学のような感じで、荒廃はしていないし、汚れてもいないが、「未整理で合理化されていない」と言う感じ。(これは後での分析。)俺はどこか別の高校を中退するか卒業して、そこに入り直したらしい。しかも、無試験入学のようだ。名目は推薦入学のような感じ。今日は入学式のようだが、その入学式に父兄の姿が多いが、教師は見当たらない。俺は入学式など興味が無いのでぱっくれて自分の教室を探すが見当たらない。級友の一人(青木と言ったと思う)も同様に入学式(だと思うが、それ以前に生徒の顔合わせ(クラス決めか)は済んでいて、生徒の一部とは顔見知りになっていたようだ。)をぱっくれてどこか学校の外に行くとか言う。何か言ったが、俺には聞こえなかったので、そいつは放っておいて自分の教室を探す。(俺は、夢の中で迷子になることが多い。何か心理的な問題を持っているのかもしれない。)この高校の教室配置は分かりにくい。何年何組という表示が見当たらないのだ。俺は一年二組だったと思う。あるいは三組か。とにかく、三つ並びの教室の真ん中だったかと思うので(このあたりはよく覚えていないので適当に書いている。)そうした配置の教室を探していると、女生徒たちが手芸か何かをしている教室に入った。彼女たちがどうも、少し見覚えのある顔なので、そこでぼうっと立っていると、女生徒の一人(デブでメガネだが、人の良さそうな顔の生徒だ。)が、「○○くん、教室を探してるの? ここだよ」と言う。俺はほっとした。「青木くんからメールがあって、沖国大(なぜか、ここで実在の大学名が出てきた。)で待っているって」そう言われても、俺は沖国大がどこにあるか知らないので(現実ではよく知っている。以前住んでいた場所に近いのだ。)「俺、沖国大がどこにあるかも知らねえよ」と言って憮然としていると、その女生徒が言う。「ねえ、○○くん、この学校にはピアノで推薦入学したんだって?」俺は困ってしまった。ピアノで推薦入学というのは、母親が勝手にでっちあげた名目なのだ。この学校は、何か名目さえあれば、誰でも入れるのではないかと思う。そういう学校のようだ。しかも、その名目は嘘でもかまわないらしい。そういうことだとカス生徒が集まりそうだが、ここにいる女生徒たちは、あまり美人こそいないものの、みんな真面目な感じだ。「あれは名目だよ。俺、猫踏んじゃったも弾けねえよ」女生徒の目が輝いた。「なら、私が教えようか。応援させて。それが私のためにもなるの」聞くと、この高校では、他の生徒の応援(勉強や実技など)をすることで単位がもらえるようになっているらしい。要するに、生徒同士のボランティア活動を奨励しているということのようだ。


 


夢はだいたいそこまでだったが、起きた後で考えると、この「夢の中の高校」は、あるいは現代の「できない生徒たち」にとっての「夢の高校」かもしれない、という気がした。まず、教師がいない。いるかもしれないが、ほとんど影のような存在であり、高校は「生徒中心」である。まあ、父兄が熱烈に支援している雰囲気は入学式(だったと思う)で感じられたが。そして、生徒たちはお互いに助けあうことで学習や技能を習得していくようになっている。誰が上とか下とかいう雰囲気も無いようだ。ただ、同じ場所で助け合って生きている「仲間」という感じである。(言っておくが、私自身は、こういう「仲間」コミュニティからはむしろ孤立しがちな人間である。)


この高校は上に系列大学があるようで、この高校を卒業したらそこに行けるようだ。どうせFラン大学だろうが、夢の中で見た女生徒たち(繰り返し言うが、美人はほとんどいない。)のような生徒が系列大学に行くならば、そう悪い大学にはならないだろう。「青木」はそこに行きたくないらしいが、私ができない生徒なら、あのデブでメガネの女生徒にピアノを習って、ピアノで大学まで推薦で進むのも悪くはない。私は現実にもピアノはまったくできないが、何か楽器を一つマスターするのは、人生を豊かにする一つの大きな方法だと思う。(最近、「のだめカンタービレ」のアニメをHULUで見たばかりなので、ピアノの話が夢に出てきたのかもしれない。)


追記しておくと、この「夢の高校」では、授業は一斉授業ではなく、大学的な講座制というか、ほとんどが選択制のようだ。つまり、同じ時間に複数の授業があるので、生徒はそれを選んで出席する。だから、アジトとしての「一年二組」の教室にいつでも生徒がいるわけではない、ということのようだ。たとえば、男子が自動車運転を習っている間に女生徒が手芸をやっている、とか。あの教室で女生徒たち数人が手芸をやっていたのはそういう事情のようだ。これも悪くないシステムだと思う。講座ごとにメンバーが違うから、顔見知りが増える。それに、教室という閉鎖空間で、同じメンバーが固定されることから来る「人間関係の異常な濃縮」が無くなるのではないか。つまり、人間関係の濃縮から来るいじめなども起こりにくくなるのではないだろうか。その証拠に、大学では運動部やサークル活動などの「閉鎖空間」以外ではいじめはほとんど起こらないはずだ。それは、いやなメンバーなら、すぐに「別の場所」に移れるからだろう。


 


さらに追記。これを小説化するなら、題は「応援させて」か「夢の高校」あるいは「俺たちはカスじゃねえ」。主人公は、そういう高校を作ろうとする校長、あるいは理事長。脇役は生徒たち。悪役は他校の学歴至上主義のエリート生徒。


 


 




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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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