EU各国首脳が(たしか、50人ほどか。凄い数だった。)、あの反テロデモに集結したのは、出来すぎという感がある。そんなに彼らは暇なのか。いきなり、そんなに簡単にスケジュールを調整できるのか。さらに、そこにイスラエルのネタニエフ大統領だか首相だかも参加している。どうもあらかじめシナリオが出来ていた臭い。
そこで、下の記事を載せた私の意図だが、あのシャルリー・エブドへの襲撃・12人虐殺は対ロシア経済制裁(もしくは、軍事行動の可能性も)に腰が引け気味のEU首脳陣に対する「松尾山で西軍裏切りをためらっている小早川秀秋に対する、家康の脅しの銃撃」だったのではないか、という推理である。もちろん、この事件は彼らに対してあらかじめ予告されており、これでEU首脳陣はビビッてこれからは米国(イスラエル、ユダ金)の命令にすべて従うことを、あのデモに参加することで示してみせたわけである。(笑)
もちろん、もう一つの狙いは、世界全体に「反イスラム」気運を醸成し、西側にとっていろいろと便利な「テロとの戦争」をさらに推進することだろう。まあ、その結果、欧州が火の海になる可能性を私はここ数日指摘しているのだが。
(以下引用)
関ヶ原の戦い[編集]
秀秋は慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは当初、西軍として伏見城の戦いに参加した後、本戦では1万5,000[9]の軍勢を率い、関ヶ原の南西にある松尾山に陣を敷いていた伊藤盛正を追い出してそこに布陣した。
関ヶ原本戦が始まったのは午前8時ごろであり、午前中は西軍有利に戦況が進展する中、傍観していた。度々使者を送ったにも関わらず傍観し続ける秀秋に家康は苛立っていた[10]といい、秀秋の陣へ鉄砲を撃ち掛けたとも言う。ただし、この点について現代の実地調査では、地理的条件や当時使用されていた銃の銃声の大きさや、現場は合戦中であり騒々しいことから推測すると、秀秋の本陣まで銃声は聞こえなかった、もしくは家康からの銃撃であるとは識別できなかった可能性が高いことも指摘されている[11]。
(追記)別に大手新聞みたいにありもしない中立公正を気取る気は無いが、私の「陰謀実在論」を少し中和するために、私と対極的な「白人国家は民主主義先進国」氏の意見を次に載せておく。
一見紳士的な論説で、逆にそこが「植民地文化人」的で私は虫唾が走るのだが、こちらの西洋エスノセントリズムが好みだ、という人も多いだろう。(私から見れば、西洋もエスニックの一つにすぎない。)
フランス 1月11日 反テロ・共和政擁護の大示威行動 france2 のニュースから
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/774.html
デモの様子は、日本でも断片的に伝えられています。ただ、この事件に対する日本での理解は、フランスでの受け止め方とやや(かなり?)異なるように思えます。
日本では、この示威行動が単にテロの犠牲者の追悼デモとしか伝えられていない場合があります。
「表現の自由」とはいっても、イスラムを冒涜した風刺新聞の方も悪いのではないのか、イスラム教をもっと尊重する態度を取るべきではないか、という意見も散見します。
結論から言えば、今回の事件を起こしたのはイスラム教徒ではありません。本来のイスラムとは何の関係もない過激主義テロリストの犯行です。
ついでに言えば、今回のテロの事件の犯人は3人とも既存のフランス社会の中で、非常にマージナルな存在でした。クアシ兄弟は両親の死後、少年期に施設で育っています。パリ南郊で警官を射殺した後、ユダヤ系の食料品店に立てこもり4人のユダヤ人を殺した犯人は、未成年の頃から強盗などで10年の禁固刑を科されるという犯罪歴がありました。
これは宗教や信仰の問題ではなく、社会的病理と社会の統合性の次元の問題でしょう。イスラミスム過激主義はこうしたマージナルな層に働きかけて戦闘員をリクルートしていると思われます。
デモ行進も、日本で言われるような単なる「追悼」ではなく、共和政と共和政の諸価値(自由・平等・友愛、人権、民主主義)を擁護することを目的とする示威行動です。フランスのメディアは「共和派の大行進」「共和派の大集合」という表現を使っています。そして(フランス共和国にとって)「歴史的な日」「歴史的なデモ」だと評しています。
「表現の自由」とは、作家や芸術家が文章や作品を表す際の自由だけを言うのではありません。全ての人間がもつ、自分の考えを表明する自由のことです。今回のようなデモに参加することも表現の自由の一形態です。
今回のデモの参加者は、仏全土で370万人に上ったと報じられています。家族連れの子供の参加が多いことも特徴です。大人は、子供たちの将来にとって大事なことだから子供を連れてきた、と語っています。参加した子供は、参加の理由(自由という価値の擁護)を明確に述べています。これが自分のデモ初参加、日本ふうに言えば「デモ行進デビュー」だ、という子供もいます。表現の自由を象徴する鉛筆を手にした参加者も多いですが、白紙の紙が配られたりもしました。白紙の紙に、自由に自分の考えや思いを書くように、という意図です。
イスラムを冒涜ないし嘲笑することは表現の自由とは違うだろうという、日本人に多い意見については、デモに参加したイスラム教徒とユダヤ教徒が路上で連帯しあう様、そして「私はシャルリ」(シャルリエブドを支持する、表現の自由を支持する) 、我々は共にフランス人であり、共和国の一員なのだ、と語っている事実に注目して下さい。「シャルリエブド」には風刺と笑いはあっても、憎しみはない、と言われています。(と、伝聞形で書くのは、私が直接雑誌を検査したわけではないからです。)
表現の自由とは、思想信条の自由とも重なります。今回のデモには、イスラムやユダヤ教も含む、フランスの全ての合法的宗教団体も参加しています。(フランスでは、統一教会や創価学会のように理性を狂わせ人々を蒙昧の状態に置く宗教はカルトであるとして、非合法です。イスラム原理主義・過激主義も宗教的蒙昧の最たるものです。)
イスラムやユダヤ教の関係者にとって、表現の自由とは、自分たちの信仰を守ることと矛盾なく重なるものです。表現の自由があるから信仰の自由もある、という立場です。
もちろん「私はシャルリではない」(シャルリエブドは支持しない)と言うフランス人もいます。宗教や権威を風刺(嘲笑)することには賛成しないという人は、日本人には多いのではないでしょうか。
フランスで、その代表格は、極右政党FN(フロン・ナシヨナル、国民戦線)の創設者であるジャンマリー・ルペンです。ジャンマリー・ルペンは、シャルリエブドを「アナルコ・トロツキズム」だと評しています。日本人の感覚は、これに近いかもしれません。
FNの二代目党首、娘のマリーヌ・ルペンは、FNが今回の統一行動に参加することを望みましたが、オランド政権は参加を許可しませんでした。日頃、移民排撃を唱えているFNを参加させれば、イスラム系住民への差別と排撃を認めることになるからです。FNはパリでは排除されましたが、地方での参加は認められました。ただし、FNが市政を握る自治体では、積極的な参加はなかったようです。
FNは、党の綱領では共和政(君主制の反対概念)の価値を支持する、守ると明言していますから、フランスの共和主義(議会制民主主義)の伝統から逸脱しているとは言えないでしょう。しかし、移民への憎しみや過激な移民排除の主張は、左翼のみならず、他の保守政党とも異質であり、オランド政権は認めることができなかったのです。
イスラム教徒だけが中世的蒙昧の中で生きているのではありません。
日本の場合は、天皇制(国家神道)は自由な議論が行われないタブーのままです。批判や攻撃を受けることを恐れて、自由な言論を抑制する人が多いのではないでしょうか。
表現の自由は、日本に存在するのでしょうか。
ここ阿修羅でも、反ユダヤ主義の言辞を平気で吐く人、歴史修正主義の立場を取る人、天皇制へのおもねりを表す人が沢山います。安倍内閣を批判したり、小沢一郎氏を擁護する人の中にも、そういう人は普通にいます。
日本が民主的で自由な国家・社会になることを望むのであれば、民主主義の先進国に学ぶ姿勢も大切でしょう。
以下は、france2 のサイトとのリンクです。数日間は視聴可能だと思います。
1月11日(日)夜20時のニュース
番組【全部】
http://www.francetvinfo.fr/replay-jt/france-2/20-heures/jt-de-20h-du-dimanche-11-janvier-2015_788115.html
番組の【部分】
ニュース冒頭部(統一行動の一日のまとめ)。
「私はユダヤ教徒、私はイスラム教徒、私はキリスト教徒、私は無神論者、私はシャルリ」というスローガンが、デモ参加者の精神を表しています。この異なるものを包摂するのが「共和国」(自由と民主主義)です。
「テロリズムに対する国民の団結」がこの日の統一行動の目的です。
http://www.francetvinfo.fr/economie/medias/charlie-hebdo/video-les-images-marquantes-de-la-marche-republicaine-sans-precedent-a-paris_794513.html
50ヶ国近くの各国代表も、デモに参加しました。その中にはイスラエルとパレスティナの元首もいます。今後のテロ対策に向けて、各国の連携が強められる予定です。
http://www.francetvinfo.fr/faits-divers/terrorisme/video-rassemblement-historique-de-dirigeants-internationaux-a-paris-autour-de-hollande_794539.html
デモの後も、会場を去らない人々。
http://www.francetvinfo.fr/faits-divers/tueries/video-marche-republicaine-le-rassemblement-se-poursuit-place-de-la-republique_794537.html
デモの先頭に、テロの犠牲者の遺族たち。
http://www.francetvinfo.fr/faits-divers/terrorisme/video-rassemblement-francois-hollande-retrouve-les-familles-des-victimes_794545.html
デモに生まれて初めて参加した人々、特に子供たち。
http://www.francetvinfo.fr/faits-divers/terrorisme/video-marche-republicaine-a-paris-beaucoup-manifestent-pour-la-premiere-fois_794541.html
日頃住民から煙たがれていた警官も、あらためて住民から感謝を受ける。
「私はシャルリ、私はユダヤ人、私は警官」というスローガン。
犠牲者を出した警官の同僚(労働組合)もデモに隊列を組んで参加。
http://www.francetvinfo.fr/economie/medias/charlie-hebdo/video-merci-la-police-la-gendarmerie-aussi-scande-dans-la-marche-de-paris_794523.html
全ての宗教・宗派(非合法カルトは除く)の代表もデモに参加し、互いに連帯する。
ユダヤ教徒の男性が「表現の自由=信仰の自由」と語る。治安当局にも感謝の言葉。
今回の事件後にイスラム教徒への偏見の強まりを警戒する声も。
http://www.francetvinfo.fr/faits-divers/terrorisme/video-marche-republicaine-toutes-les-confessions-unies-dans-la-rue_794543.html
テロの犠牲者の遺族(今回亡くなったユダヤ人の若者の父親と、別の事件で特殊部隊員だった息子を殺されたイスラム教徒の母親)。
http://www.francetvinfo.fr/faits-divers/terrorisme/video-merah-coulibaly-deux-parents-de-victimes-endeuilles_794547.html
右翼(日本で言う保守派)から左翼まで、諸政党も共和国をテロから守るために結集する。(極右政党FNは除く)
保守派からは、前大統領サルコジのほか、フィヨン、ジュペ、ラファラン、バラデュールら。
左翼からは、ジョスパン、ロカール、クレソン、エローら。元首相たちがオランドの招きに応じて大統領府に入る。
街路では、右翼~左翼の各政党の指導者たちがデモの隊列を組む。「国民統一」(過激原理主義のテロに対する国民の団結)の重要性を喚起。
現首相ヴァルスは一市民としてデモに参加。
労働組合だけでなく、経営者団体もデモに参加。
http://www.francetvinfo.fr/faits-divers/terrorisme/video-marche-republicaine-la-classe-politique-unie_794549.html
解説委員の話(略)。
デモの裏側。治安部隊と警備(略)。
オランドは、ユダヤ教のシナゴーグを訪問(弔問)。
食料品スーパーで殺された4人は皆ユダヤ人。
http://www.francetvinfo.fr/economie/medias/charlie-hebdo/video-hommage-a-la-grande-synagogue-de-paris_794563.html
リヨンでも30万人以上がデモに参加。子供連れの家族が多い。
http://www.francetvinfo.fr/economie/medias/charlie-hebdo/video-plus-de-300-000-personnes-dans-les-rues-de-lyon_794571.html
その他の地方都市や海外での動き(略)。
番組ゲストのコメント。今回の統一示威行動は歴史に残るだろう。
歌手のアブダル・マリクの話が印象的。
http://www.francetvinfo.fr/faits-divers/tueries/video-cette-journee-restera-dans-l-histoire_794577.html
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