一番上の写真は前にも載せたが、他の写真に埋没していた感もあるので再掲載。
一般論としてだが、文章(読むもの)には批判的な精神が働く人でも、自分が「見たもの」を人は頭から信じ込みやすい。写真だから真実だ、と慌てて判断しないこと。
(それにしても、なぜ女性政治家だけをカットしたのだろう。)
テレビ映像にしても、作る側がどの角度から撮るかで、「事実」が捻じ曲げられる。
宋 文洲さんがリツイート
“@KazuhiroSoda: 仏デモの「先頭」で各国首脳が腕を組む映像、撮影用のフェイク!警備上の理由で庶民には混じれないのだろうが、混じったフリをすることが彼らの偽善性を象徴している。pic.twitter.com/X0zQdVS8pw” @sohbunshu
イスラエルの極右ユダイ新聞が世界注目の写真も改ざん。女性のドイツ首相、デンマーク首相とパリ市長を削除。デンマーク首相の手だけが残っている! pic.twitter.com/LNJ9HQYr9g
(追記)久しぶりに「ロシアの声」を見ると、あの「偽善者たちの行進」写真の真実が記事になっていたので、これも転載しておく。「隠すより顕るるは無し」、といういい言葉が日本にはある。しかし、最近は、上の人間の詐欺がばれるのが実に早い。そのわりに、世間の大半の人間はひたすら騙されている。騙される方にも罪はある、と言いたい。もっとも、権力者たちは自分たちの嘘がばれても痛くも痒くもないのだろう。
パリのテロ犠牲者哀悼行進、政治家の行進姿は捏造
政治家らが行進する姿を捉えた一枚は全世界を駆け巡った。パリでは11日、100万人を越える市民が行進に加わり、テロ事件での犠牲者への連帯を示した。ニュースに踊った文句は、その行進の先頭列には欧州の首脳らがし、追悼行進で市民と政治家らが一体感を示したというものだった。
ところが、実際はこの写真は作られたものであった事が発覚した。政治家らは行進の先頭を歩かず、レオン・ブリュム広場へと続く封鎖された横丁を歩いており、政治家の後に続いていたのは「人民」ではなく、治安維持機関の職員らだった。政治家らの小さな団体の後ろは空白だった。DWNによれば、ル・モンド紙は撮影が行われたのは地下鉄のVoltaire駅付近だと確証づけた。
Photo: Deutsche Wirtschafts Nachrichten